動画のトランスクリプト IBM Software Services and Support IBM Bluemix: アプリケーション開発における革命 Rachel Reinitz IBM の新しいプロジェクト、Bluemix が大きな話題を呼んでいます。Bluemix は IBM が提供する Platform as a Service であり、複数のビルディング・ブロック、つまりサービスを柔軟に組み合わせて新しいアプリケーションを構築できるようになっています。なぜ、これほどまでの話題を呼んでいるのかと言うと、これが現実のことだからです。 Bluemix は、これまで実現できなかったような方法でアプリケーションを迅速に開発する手段となります。 Bluemix は、あらゆるインフラストラクチャーを準備する必要をなくすとともに、ミドルウェアをセットアップする必要も取り除きました。 Bluemix は、オープンソースの Cloud Foundry Platform as a Service をベースとしており、このような (これまで実現できなかったような方法で) アプリケーションを構築するために必要な、あらゆるビルディング・ブロックを提供しています。これが何を意味するかと言うと、Platform as a Service がランタイムを制御して、すべての構成要素をセットアップし、構築しているアプリケーションに対して開発者が選択するサービスをバインドするということであり、さらには開発者が要求するいくつものインスタンスを確保して、スケールアップすることもスケールダウンすることも可能にするということです。 Platform as a Service は、このすべてのヘルスを管理します。したがって、開発者はアプリケーションの構築に専念することができます。そして Bluemix ではさらに一連のサービスも提供しています。これらのサービスには、例えばデータベース、メッセージング、e-メール、ビジネス・ルール、モノのインターネット、アナリティクス処理、時系列データベース、ビッグ・データ、そしてプッシュ通知などのモバイル・ビルディング・ブロックなどがあります。このように Bluemix にはサービス全体の集まりがあり、IBM が提供するもの、サード・パーティーが提供するもの、そしてオープンソースといったようにすべてがここにあります。これは、サービスのエコシステムと言えます。したがって今、私がアプリケーションを構築しようとすると、例えば「それじゃあ、アナリティクス・データから始めることにして、コネクター・サービスを利用してこのデータを取得し、取得したデータを Cloudant などの NoSQL データベースに取り込み、そのデータに対してアナリティクスを行うアナリティクス・コンポーネントを選択し、さらには視覚化サービスを選択してそのサービスを利用することにしよう。」といったことになります。そして、「あ、やっぱりモバイル対応にしたいな。」となったら、JavaScript を作成することになり、さらにこのアナリティクスを行って興味深い結果が得られたので「プッシュ通知を追加したい。」となったら、プッシュ通知を追加するときのためにプッシュ通知サービスが用意されています。このプッシュ通知を可能にするために、こうしたインフラストラクチャーのすべてをセットアップする必要はありません。このように、サービスを利用して迅速にアプリケーションを組み立てることができます。もう 1 つ変わるのは、ビジネス・モデルです。私のインフラストラクチャーとミドルウェアはすべてセットアップされていて、組み立て可能なサービスがあり、私はこれをパブリック・クラウド上で利用していますが、料金が発生するのは使用した分だけです。つまりどういうことかと言うと、私が何かを短時間で、低コストつまり低い導入コストで行いたければ、無料のトライアル版があります。 Bluemix では、使用量やサービスを対象として、無料で利用できる範囲を設けることで、ユーザーがアプリケーションを実験できるようにします。そのアプリケーションを拡張する際には、クラウド・アーキテクチャーに対応した設計にしておけば、新しいインスタンスを要求してサービス・レベルのプランを変更するだけの実に簡単な作業で済むので、最初は小規模なデータベースから始めて、その後でデータベースの容量を追加し、さらに大きなサイズになった時点で、レプリケーションとバックアップを作成するようにします。選択するプランに従って Bluemix を利用し、使用した分だけ料金を支払うことになります。これは実に革命的なことであり、それはこのような革新的なアプリケーションをあらゆるレベルで構築できるという点、インフラストラクチャーとプラットフォームの点、サービスの点、ビジネス・モデルの点のどれからも言えることです。 Copyright © 2014 IBM Corp