多治見都市計画都市再開発の方針 都市再開発法(昭和44年法律第38号)第2条の3第2項による都市再開発の方針を次のとお り定める。 1.都市再開発の方針 多治見市は、自然豊かな緑に囲まれた住宅都市として、また陶磁器産業を中心とした産業都 市として発展してきましたが、人口の伸びが停滞し、近年では人口減少に転じるなど、都市の 活力の低下が懸念されています。 そのため、多くの市民が集まる多治見駅の周辺では、まちの拠点にふさわしい商業や業務な どの都市機能の更新や集積を図ることで、魅力的で活力あるまちづくりを進めていく必要があ り、今までに駅北地区において市街地整備を進めるとともに、駅南北を結ぶ自由通路の整備な どを進めてきました。 しかしながら、駅南地区周辺においては、商店街の賑わいの喪失と商業機能の低下、防災の 視点から見た狭隘道路の問題及び生活道路への通過交通の流入など、解決しなければなら ない課題を抱えており、引き続き市街地整備の取組みが必要となっています。 このため、駅南地区では、多治見駅周辺での交流と定住による賑わいの創出をめざして、新 たな商業・業務機能の集積をはじめ、良好で魅力的な居住環境の創出や道路・広場などの交 通環境の改善を図っていきます。 2.一体的かつ総合的に市街地の再開発を促進すべき相当規模の地区(2項地区) 多治見市の市街地の中で、多治見市総合計画及び多治見市都市計画マスタープランの市 の将来像に照らし、特に一体的かつ総合的に市街地の再開発を促進すべき地区(2項地区) について、下表及び付図のとおり整備又は開発の計画の概要を定めます。 <下表>再開発を促進すべき地区(2項)の整備又は開発の方針の概要 地区名 多治見駅南地区 地区面積 約2.0ヘクタール a 地区の再開発、整備 等の主たる目標 市街地の再整備が進む駅北地区と連携し、コンパクトシティ の顔として、交流人口と定住人口の増加に向けた賑わいのある まちの形成を図る。 また、自動車交通が錯綜する交通広場の改善や安全な歩行 者・自転車空間を創出することにより快適な交通環境を確保す る。 b 用途、密度に関する基 商業・業務機能の集積及び都市型住宅の誘導を図り、土地 本的事項、その他の土 利用の高度化を促進する。 地利用計画の概要 C 建築物の更新の方針 市街地再開発事業により、老朽化した建物の更新を促進し、 都市の防災性の向上を図る。 1 駅南交通広場の改善、自動車駐車場の立体化、自転車駐車 d 都市施設及び地区施 場の更新、駅南北連絡線とつながる歩行者専用デッキの整備 設の整備の方針 などにより、多治見駅へのアクセス機能の強化と駅北地区との 連携強化を図る。 e 再開発の推進のため 都市計画道路、広場等の公共施設は、公共団体が積極的に に必要な公共及び民間 関与し整備改善を図る。 の役割や条件整備等の 一般宅地は、民間活力を積極的に導入し整備する。 措置 f 概ね5年以内に実施 予定の事業 ・市街地再開発事業 ・街路事業 ・高度利用地区の決定 g 概ね5年以内に予定さ ・市街地再開発事業の決定 れている都市計画決定 ・都市計画道路の変更 又は変更 ・都市計画自由通路の変更 ・防火地域及び準防火地域の変更 h その他再開発の推進 のために特記すべき事 ー 項 ◇ 付 図(都市再開発法第2条の3第2項地区) 2
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