妊娠期からの切れ目のない支援事業(産前産後ケアの充実

資料5
記 者 会 見 資 料
平成 28 年2月 22 日
西東京市
健康応援都市
西東京市
妊娠期からの切れ目のない支援事業(産前産後ケアの充実)
~出産前後を共に乗り切るために~
妊娠期後半から出産後 3 か月くらいまでの間は、親にとって、体調や環境の変化が
大きく、わからないことも多いため、特に支援が必要とされる時期です。
この時期の生活や子育てについて、親となる方々の気持ちに寄り添う「ウェルカムベ
ビー準備プラン(仮称)」を一緒に作成しながら、相談や訪問を中心とした産前産後の
サービスを提供してまいります。
また、妊娠届出時から出産後までを見守る「母子保健コーディネーター」を平成
28 年度から配置し、地域で子育てを応援できる仕組みづくりを進めます。
1 産前産後ケアサービスの内容
(1) 対象
ア 家族等からの支援を得られない者
イ 妊産婦の体調不良による養育困難が予測される者
ウ 育児不安感・困難感が強い者
(2) 内容 <概算予算額 7,271 千円>
母子保健コーディネーターによる相談・面接の結果、上記対象に該当する者に対し、
「訪問支援」を提供します。
頻度・回数については、「(仮称)ウェルカムベビー準備プラン」により対象者と相
談の上決定します。
ア 助産師等による訪問支援
乳児ケア・母乳・栄養指導・沐浴に関する保健指導及び技術支援 等
イ 保育職・介護職による訪問支援
母体の休息、上の子を含めた育児支援、家事支援 等
2
「母子保健コーディネーター」の役割 <概算予算額 3,602 千円>
母子保健コーディネーターは、助産師の有資格者及び母子保健担当保健師(市の常
勤職員)で、保谷保健福祉総合センター4階の健康課内に常駐します。
主な役割は、以下のとおりです。
・ 産前産後の相談業務
・ 家事、育児又は生活等に関する支援プラン(仮称 ウェルカムベビー準備プラン)
の作成
・ 支援に関する関係機関との連絡調整 等
3 「(仮称) ウェルカムベビー準備プラン」の内容
(1) 子育て支援やケアが必要な対象者について、母子保健コーディネーターが相談・面
接を行い作成します。
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(対象者の例)
・産後の母体トラブル(腰痛等)や持病の悪化により一時的に育児が困難にある状態
にある
・初産や多胎等で子育てに対する負担感、困難感がある。
・若年の妊産婦
・未入籍で支援者がいない
・産後うつのリスクが高い
等
(2) 当市で行っている母子保健サービスや子育て支援サービス等をコーディネートし、
作成します。
●母子保健サービス
妊産婦訪問、ファミリー学級、こんにちは赤ちゃん訪問、育児相談
ぱくぱく相談(母乳・栄養相談:予約制)、子ども相談(予約制)
ほっとサロン(育児不安がある母のサロン)、産前・産後ケアサービス(新規)
●子育て支援サービス
広場事業(地域子育て支援センター事業)、一時保育、緊急一時保育、保育園入所
児童館事業・公民館保育付事業
ファミリーサポート(市委託事業:社会福祉協議会)
ショートステイ(市委託事業:ヨゼフホーム)
●民間団体サービス
ホームスタート
ヘルパー派遣・ベビーシッター派遣紹介
●その他
ほっとネットステーションによる子育てサロン など
【問い合わせ先】
健康福祉部 健康課(TEL:042-438-4037)
資料5のポイント
●産前・産後にケアが必要と思われる妊産婦の割合 全体の約 15%程度
●医療機関との連携が必要な産婦 全体の約 10%程度
※平成 27 年4月~12 月 117 件
●本事業により期待できる効果
☞ 適切な育児技術の獲得
☞ 育児負担感・不安感・孤立感の軽減
☞ 産後うつ等の重症化予防
☞ 虐待予防
☞ 母子ともに健やかに育児をスタートすることができる