善衆会病院との協力体制について当施設は善衆会病院と協力関係にあり，内科の相澤智弘医師が嘱託医となり定期的な往診をしています。当施設と善衆会病院との距離は約 3 ㎞と近く，車での移動時間は 10 分とかかりません。診察時に血液検査をすることができるため，施設にいながらにして外来通院に近い対応が可能です。通常の往診では検査の結果が出るまでには日単位の時間を要しますが，善衆会病院の検査科を利用すると約１時間で結果を知ることができます（緊急性のある場合のみ依頼します）。これにより，体調に問題のある入居者様に対して必要な投薬や処置の判断を迅速に行えます。嘱託医の往診は定期的に対応することを基本としておりますが，日中の善衆会病院への緊急受診にも対応してもらっているため，必要があれば速やかに善衆会病院へ入院することができます（対応困難な場合には他の病院での対応を依頼します）。これまでは，入居者様の体調の善し悪しは介護職員の判断に委ねることが多く，心ならずも必要以上の医療機関への受診や入院があると実感していました。医師の診察の比重を大きくしたことで，より精度の高い病状判断が可能となり，結果として不必要な入院を防げると期待しております。これは，ご家族様の精神的・肉体的・経済的負担を減らすことにもつながります。通常の病院への緊急受診は医療連携室という部署を介して医師に連絡をとり，受け入れを判断しますが，当施設の場合は直接相澤医師に連絡をとるため，診察までの時間短縮が可能です。体調が悪いときの長い待ち時間は入居者様にとってかなりの負担になりますが，それを減らすことができます（病院不在日や夜間の場合には直接診察できないこともありますが，このような場合は電話を介して対応や指示をお願いできることになっております）。夜間や休日等で嘱託医が不在,もしくは対応不可であっても，善衆会病院では可能な範囲で当直医師や急患対応医師にご協力頂けることになっております（重篤な疾患等により対応困難な場合は他の病院で対応して頂くことになっております）。これらは病院の常勤医が嘱託医となることで初めて可能なことであり，これからは入居者様により安心して生活して頂けると自負しております。ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。ご意見も喜んで頂戴致します。入居様およびご家族様に御満足して頂ける施設を目指し，職員一同邁進する所存です。平成 28 年 2 月 23 日有料老人ホーム美そら施設長相澤光雄