Ⅳ. 予 算 の 重 点 1 交流拠点都市をめざした活力あるまちづくり 元気な地域づくりに向けて、金沢版総合戦略や石川中央都市圏ビジョンの具現化に努める とともに、商業の振興やものづくり基盤の強化、TPP対策など、地域経済の活性化策に全 力で取り組みます。また、移住・定住の促進や海外からの誘客に努めるほか、新しい交通シ ステムの導入や都市機能の集積など、都市の発展基盤の整備に努め、交流拠点都市の実現を めざします。 (1)元気な地域づくり ①金沢版総合戦略の実践 ・金沢版総合戦略の着実な実践に努めるとともに、国の交付金を活用し、金沢版DMO の構築や海外誘客の推進、ITビジネスプラザ武蔵の交流・創造機能の強化策等を 最終補正に前倒し ②連携中枢都市圏の形成 ・白山市、かほく市、野々市市、津幡町、内灘町と連携協約を締結 ・石川中央都市圏ビジョンの推進に向けて、首長会議を開催 (2)経済の活性化 ①公共事業規模の確保 ・最終補正と合わせ、一般会計で230億円の公共事業規模を確保 ②商業の振興 ・中心商店街における外国人旅行者受入れのための環境整備に対し、支援制度を創設 ・5タウンズインバウンド戦略の策定を支援 ・中心商業地三地区合同販促イベントの開催を支援(片町・香林坊、武蔵、金沢駅前) ・近江町市場における複合商業施設の整備に向けた実施設計を支援 ・近江町市場の利便性向上・利用促進策を検討 ・中央卸売市場開設50周年記念事業を支援 ③ものづくり基盤の強化 ・中小企業者の地域内受注に対する支援制度を創設 ・本社機能を移転・拡充する企業に対し、固定資産税の特例措置を導入 ・ウェブサイト等を活用し、起業家のロールモデルを発信(最終補正) ・金沢かがやきブランド認定企業の電子商取引を支援 ・中高校生向け実践的プログラマーの育成講座を開催 ・中小企業制度融資の時限緩和措置を1年延長 ④雇用の安定 ・若者の就労や職場定着に向けたセミナーを開催 ・再就職を希望する女性と企業をつなぐマッチング交流会を開催 (3)農林水産業の振興 ・TPP対策の推進 集落営農組織等の経営複合化・多角化を支援 農地の区画拡大を支援 生産性を向上させるための機械・施設等の導入を支援(最終補正) ・中山間地域において外部人材を活用した活性化モデル事業を実施 ・全国伝統野菜サミットを開催 ・近江町交流プラザちびっこ広場に、金沢産材を使用した「金沢の森育広場」を設置 (4)価値創造拠点の形成 ・ITビジネスプラザ武蔵の交流・創造機能を強化(最終補正)[再掲] ・卯辰山工芸工房のリニューアルに向けた基本計画を策定 (5)定住・交流人口の拡大 ①移住・定住の促進 ・定住人口の更なる拡大をめざし、定住促進に関する条例を改正 ・郊外における移住者向けの支援制度を創設 住宅取得、マンション購入、空き家及び中古分譲マンションの改修を支援 ・まちなかの住宅建築やマンション購入等に対する支援制度を拡充 UJIターン世帯加算や、勤務地要件の拡大など ・空き家対策の推進 地域主体の空き家活用等に対する支援制度を創設 危険性の高い空き家の解体に対する支援制度を創設 ②誘客の強化 ・欧州からの観光誘客の促進 イタリア、スペイン、フランスの旅行博への出展及び海外メディアの招聘 イタリア・ミラノで「金沢学講座」を開催(平成28年10月予定)(最終補正) ・外国人旅行者向け体験型観光プログラムを作成 ・特例通訳案内士を養成 ・旅行業者等とタイアップし、三大都市圏及び東北集中観光PRキャンペーンを実施 ・公衆無線LAN「KANAZAWA FREE Wi-Fi」のエリアをまちなかの文化施設等に拡大 ・県観光連盟創設の「ほっと石川観光プラン推進ファンド(仮称)」に貸し付け ③海外交流の拡大 ・地域や教育機関等との連携事業を担うコーディネーターを国際交流財団に配置 ・ポルトアレグレ市などの金沢サポーターズクラブの活動を支援 (6)都市の発展基盤の整備 ①新しい交通システムの導入 ・機種及びル-トの選定に向けて、有識者等からなる検討委員会を設置 ②交通ネットワークの構築 ・金沢外環状道路海側幹線4期区間の整備を推進 大浦・千木町線の地盤改良工事を実施(最終補正で一部前倒し) ・新道路基本計画の策定に着手 ・金沢港の防波堤西の改良工事及び航路泊地の浚渫を実施 ・公共レンタサイクル「まちのり」の寺町ポートを新設 ③都市機能の向上 ・インターナショナルブランドホテルの誘致に向けて、公募型プロポーザルを実施 ・コンベンション施設の立地検討調査を実施 ・集約都市形成計画を策定 ・中心市街地のまちなみ形成事業を推進(柿木畠ゾーン、広坂ゾーン、袋町ゾーン) ④都心軸の再整備 ・片町A地区市街地再開発ビルの施設整備を支援(平成28年5月グランドオープン) ・片町周辺地区において、エリアマネジメント手法による民間再整備を促進 ・金沢駅武蔵南地区法定再開発事業の事業計画策定を支援 2 個性が際立つ魅力あふれるまちづくり アフター新幹線を踏まえ、金沢の個性を磨き高めるため、伝統に裏打ちされた本物の文化 を担う人材の育成や、クラフトの振興に全力で取り組むとともに、ユネスコ創造都市との交 流を進めます。また、新たな個性となるスポーツ文化の振興に取り組むほか、美しい景観の 保全や金沢らしい夜間景観の創出を図り、魅力と品格のある都市景観の形成をめざします。 (1)伝統文化の継承・発展 ①文化・芸術を担う人材の育成 ・「文化スポーツ局」を新設 ・「金沢市における文化の人づくりの推進に関する条例」を制定 ・技と芸の人づくり基金を改編し、「文化の人づくり基金」を創設 ・伝統芸能・伝統産業の指導者の育成に向けて、支援制度を創設 ・伝統文化親子体験講座(いけばな、きもの、日本舞踊、箏曲)を開催 ・高校生や大学生を対象とした文化体験プログラム「金沢人づくり学生塾」を開講 ・文化施設や人的な資産を活用し、地域や学校と連携した人材育成事業を展開 ・文化を大切にする金沢らしい「ふるさと納税制度」を導入 文化の人づくり基金に積み立て、活用するとともに、寄附者への謝礼として若手 工芸作家等の作品を贈呈 ②歴史文化資産の保全・活用 ・石垣の景観保全に向けた検討調査に着手 ・西外惣構跡(升形)の復元整備に向けた実施計画を策定 ・本多町歴史文化ゾーンの整備 国登録有形文化財・旧本多家住宅長屋門を移転整備 ・金澤町家情報館の整備を本格化(平成28年11月開館予定) ・金沢くらしの博物館をリニューアルオープン(平成28年10月予定) ③金沢クラフトと食文化の振興 ・「KOGEIかなざわ2016」の開催 「かなざわ工芸フェスタ」を開催(平成28年10月) 「金沢21世紀工芸祭」を開催(平成28年10月~平成29年3月予定) ・「第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ」を開催(平成29年1月下旬~2月上旬) ・ファッション産業の人材育成に向けたフォーラムを開催 ・金沢の食文化フォーラムの開催に併せ、「ごちそうオノマトペProject」を実施 ④新たな文化の創造と発信 ・建築文化拠点施設の実施設計に着手(寺町5丁目地内) ・金沢21世紀美術館に新たなランドマークとなるオブジェ「まる」を設置 ・旧俵小学校を音楽等の創造活動支援施設として整備するための実施設計に着手 ・文化ホールのリニューアルに向けた実施設計に着手 ⑤芸術文化イベントを通した賑わいの創出 ・「ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭2016」を開催(平成28年4月28日~5月5日) ・「第65回金沢百万石まつり」を開催(平成28年6月3~5日) ・「金沢アカペラ・タウン2016」を開催(平成28年8月27~28日) ・「金沢JAZZ STREET2016」を開催(平成28年9月17~19日) ・「湯涌ぼんぼり祭り」を開催(平成28年10月) ・「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2016」を開催(平成28年11月) (2)創造都市の推進 ・フランス・パリのユネスコ本部で、国内創造都市連携による日本文化国際プロモー ションを実施(平成28年10月予定) ・ユネスコ創造都市間の作家等人材の相互交流を推進(景徳鎮、アンギャンレバン市) (3)スポーツの振興 ・金沢スポーツコミッション(仮称)基本構想を策定 ・第2回金沢マラソンを開催(平成28年10月23日) ・「金沢ウォーク2016」のリニューアル開催を支援 ・オリンピック・パラリンピックムーブメントの推進 事前キャンプ地の誘致に向けたプロモーションビデオを作成 パラリンピック競技の体験教室を開催 ・地域密着型プロスポーツ3球団合同による初観戦者拡大事業を実施 ・城北市民運動公園の整備推進 屋内プール(金沢プール)の整備を本格化(平成29年春供用開始) 屋内広場の実施設計に着手 ・安原ボールパーク(仮称)の整備基本計画を策定 (4)品格ある都市景観の形成 ①美しい景観の保全 ・川筋景観保全条例(仮称)の制定に向けた基準等を整備 ・新たな眺望景観の保全区域及び眺望点を選定 ②金沢らしい夜間景観の創出 ・浅野川の橋りょう照明整備を推進 天神橋、梅ノ橋の照明整備工事に着手 浅野川大橋、中の橋の実施設計に着手 ・あかり坂(主計町)の照明を整備 ③無電柱化の推進 ・重要伝統的建造物群保存地区等で、金沢方式による無電柱化を推進 東山ひがし地区 旧一番丁通りの基本設計に着手 卯辰山麓地区 旧観音町通りの基本設計に着手 寺町台地区 旧鶴来街道(六斗の広見)の詳細設計に着手 ・下新町の詳細設計に着手 ・旧北国街道(ふくろう通り)及び大野庄用水沿いの整備を推進 ・お堀通り(裁判所前)及び尾山神社参道の整備を完了 ④潤いある緑環境の創出 ・卯辰山公園開園100年の再整備を推進 眺望の丘(仮称)の整備に向けた実施設計に着手 四百年の森の拡張整備に向けた実施設計に着手 ・末町公園(仮称)を整備 (5)金沢美術工芸大学の振興 ・金沢大学工学部跡地への移転整備に向けた基本構想を策定 ・開学70周年記念事業を実施 ・美術工芸大学施設整備積立基金を積み増し(最終補正) 3 支えあう安心のまちづくり 認知症初期集中支援チームや基幹相談支援センターを設置するなど、お年寄りや障害のあ る方への支援を強化するとともに、市民の健康増進や食の安全・安心の確保に努めます。ま た、防災体制や消防・救急体制を強化するほか、地球温暖化を防止するため、ごみの減量・ 資源化を推進し、環境負荷の少ないまちをめざします。 (1)安心できる市民生活の実現 ①認知症対策の強化 ・すべての日常生活圏域(19圏域)に認知症地域支援推進員を配置し、医療・介護の 専門職からなる認知症初期集中支援チームを設置 ・認知症の方やその家族に対して支援を行うサポートリーダーを養成 ②お年寄りへの支援 ・地域安心生活支え合い事業を本格実施(8地区) ・介護保険総合事業の実施に向けた準備を本格化 通所型の口腔機能向上モデル事業を実施 ・地域密着型特別養護老人ホーム及びグループホームの建設を支援(5施設) ・地域密着型特別養護老人ホームの開設準備を支援(4施設) ・ケアハウスの建設を支援(1施設) ・単身高齢者等の振り込め詐欺被害の未然防止に向けて、通話録音装置を無償貸与 ③障害のある方への支援 ・相談支援の中核的役割を担う基幹相談支援センターを設置(平成28年10月開設予定) ・障害のある方の地域生活支援拠点等の整備に向けて、専門部会を設置 ・障害者差別解消法に基づく合理的配慮等について、職員研修を実施 ・グループホームの建設及び防災設備の設置を支援(7施設)(最終補正) ④市民の健康増進 ・金沢総合健康センターに「在宅医療・介護連携支援センター準備室」を設置 ・在宅医療等推進計画を策定 ・夜間急病診療所の駅西福祉健康センターへの移転整備に着手 石川中央都市圏による夜間急病診療所小児科診療の広域運営を検討 ・特定年齢乳がん検診の対象年齢を拡大 ・小児がんの治療を受けた子供に対するワクチンの再接種を支援 ・特定不妊治療助成制度を拡充 ・第3次食育推進計画を策定 ・生活習慣病予防に向けた「健・食・楽(学)」プロジェクトを推進 ・受動喫煙防止普及イベントを開催 ・国民健康保険料の料率を引き下げるとともに、低所得者に対する軽減制度を拡充 ⑤食の安全の確保 ・食の安全・安心行動計画を策定 ・HACCP(食品製造工程の衛生管理システム)の普及・促進に向けた講座を開催 ・食中毒対策の強化に向けて、ノロウイルス等の検査機器を導入 ⑥医療体制の充実(市立病院) ・新病院改革プランを策定 ・在宅医療との連携強化をめざし、ソーシャルワーカーを増員 ・最新の術式に対応できる手術室システムを整備 (2)暮らしの安全確保 ①防災体制の強化 ・危機管理センターの整備に向けて、防災情報システム基本計画を策定 ・災害時受援マニュアルを作成 ・震災対策として、ため池緊急整備計画を策定 ・防災まちづくりの推進 防災道路の整備を完了(横山町地区) 防災広場の防火水槽を設置(森山地区) 防災道路を整備(金石西地区) ・総合治水対策の強化 新河川整備5カ年計画を推進(弓取川、木曳川、大宮川、柳瀬川、馬渡川) 水防活動実施マニュアルを作成 鞍月小学校地下貯留施設の整備を本格化 公共下水道雨水幹線の築造工事を実施(最終補正) ②耐震化の推進 ・民間既存建築物の耐震改修に対する支援制度を拡充 ・総合体育館第3競技場の天井耐震補強工事を実施 ・大徳児童館の耐震化に向けた実施設計等に着手 ・兼六中学校の体育館の耐震補強工事を実施(最終補正) ・小学校9校、中学校4校で外壁の改良工事を実施(最終補正) ③消防・救急体制の強化 ・高機能消防指令システムの整備に着手(平成30年10月運用開始予定) ・金石消防署臨港出張所の移転整備を本格化(平成29年3月竣工予定) ・消防団消防ポンプ自動車等の補助基準額を引き上げ ・消防指令センターに配置する救急救命士を計画的に養成 ・救急搬送時のICT救急画像伝送システムを高機能化 (3)環境負荷の少ないまちづくり ①エネルギーの自立と地球環境の保全 ・節電エコポイントモデル事業を実施 ・エネルギー使用効率化設備の導入等に対する支援制度を拡充 ・産学官連携による再生可能エネルギー導入調査を実施 ・「全国小水力発電大会in金沢」を開催(平成28年12月予定) ・市有施設に再生可能エネルギーを導入 泉小学校の整備に併せ、太陽光発電設備を整備 城東市民体育館に太陽光発電設備・LED照明を整備 ・生物多様性ネットワークを構築し、市民ウォッチャー制度を導入 ②ごみの減量・資源化の推進 ・導入を検討している家庭ごみ有料化制度について、理解を深めてもらうため、まち づくりミーティングや全町会等を対象とした説明会を開催 ・生ごみリサイクルの普及に向けて、ダンボールコンポスト堆肥回収協力店舗を拡大 ③環境施設等の整備 ・次期廃棄物埋立場の本体工事を本格化 ・内川墓地公園の第2期造成墓地区画の貸付けを開始(444区画) 4 未来を担う心豊かな人づくり 心豊かで逞しい子供を育むため、金沢型学習プログラムや金沢型学習スタイルの実践に取 り組むとともに、特別支援学級の充実や教育環境の整備に努めます。また、家庭教育や生涯 学習の推進を図るほか、子ども・子育て支援新制度の推進や放課後児童クラブの充実に努め るなど、子育てしやすい環境づくりに取り組みます。 (1)心豊かな子供の育成 ①金沢型学校教育モデルの実践 ・学校指導課内に「学力向上対策係」を設置 ・金沢型学習プログラムの実践 まちに愛着と誇りを持つ児童生徒を育成するため、金沢ふるさと学習を推進 金沢「絆」会議及び「絆」プロジェクトの実施 金沢ユネスコスクールこどもサミットを開催(平成29年2月予定) ・金沢型学習スタイルの実践 学校における金沢型学習プログラムの実践等を支援 教科別の指導方法を研究し、実践事例集を作成 金沢型学習スタイルに沿った授業映像資料を作成 ・コミュニティ・スクールのモデル校を設置 ・中学校部活動の充実 文化・スポーツ部活動の大型備品を計画的に購入 全国大会出場に対する支援制度を拡充 運動部活動地域指導者の派遣を拡充 ②支援が必要な子供への対応 ・こども総合相談センターの相談支援体制を強化 統合保育担当保育士を増員 情緒障害児の親子をサポートする専門相談員を配置 ・特別支援教育の充実 特別支援学級にタブレット端末を導入し、効果的な指導を実施 特別支援教育支援員の派遣を拡充 ③金沢型工業教育モデルの実践(市立工業高等学校) ・ものづくり情報発信コーナーを新設 ・難関国家資格等の取得を支援 (2)教育環境の整備 ・新学校規模適正化計画を策定 ・まちなか教育施設の再編整備についての検討を開始 ・泉小学校及び泉中学校の一体的整備に向けた建設工事を本格化 (中学校:平成29年1月供用開始予定、小学校:平成29年4月供用開始予定) ・森山町小学校の校舎改築に向けて、実施設計に着手 ・地域団体の通学バスの運行に対する支援制度を創設 ・学校施設の耐震化を推進 兼六中学校の体育館の耐震補強工事を実施(最終補正)[再掲] 小学校9校、中学校4校で外壁の改良工事を実施(最終補正)[再掲] ・学校施設の空調設備工事を実施(小学校6校、中学校1校)(最終補正) ・鞍月小学校の外構整備工事等を実施 ・緑共同調理場の改修工事に着手 ・複合アレルゲンに対応可能な学校給食調理場システムを導入 (3)子育てしやすい環境づくり ・子ども・子育て支援新制度の推進 保育料を18年連続で据置き 保育定員等を拡大(440人増) 多子世帯及びひとり親世帯等に対する保育料負担軽減制度を拡充 私立保育所等における保育支援システムの導入等を支援 ・多子世帯及びひとり親世帯等に対する私立幼稚園就園奨励金制度を拡充 ・子育て支援アプリを開発 ・中央地区で未就学児の一時預かりを開始(平成28年夏予定) ・市立八田保育所を新たに一時預かり拠点保育所に指定 ・妊娠から出産・育児までの切れ目のない支援体制(金沢版ネウボラ)を構築 助産師による育児相談「ベビースペースhug(ハグ)」を開設 妊娠期の働く女性を対象に「働くプレママお役立ち講座」を開催 ・大徳児童館の耐震化に向けた実施設計等に着手[再掲] ・児童館及び放課後児童クラブの充実 児童館厚生員及び児童クラブ職員の処遇を改善 ひとり親家庭の負担軽減に取り組む児童クラブに対し、支援制度を創設 放課後児童クラブを増設(84クラブ→89クラブ) 放課後児童クラブの施設整備を支援(第2浅野川ぴょんぴょんクラブ(仮称)) ・駅西地区における子育て支援機能の充実に向けた実施設計に着手 駅西福祉健康センターこども広場を拡充し、八日市保育所幼児相談室を移転整備 ・第3期ひとり親家庭等自立促進計画を策定 (4)家庭教育の振興 ・生涯学習課内に「家庭教育振興室」を設置 ・家庭教育推進プログラムの策定に向けて、検討懇話会を設置 ・家庭教育に関する保護者への意識調査を実施 ・家庭教育講演会を開催 ・就学前児童保護者を対象に、家庭教育に関する説明会を開催 (5)生涯学習の推進 ・キゴ山の3施設を「キゴ山ふれあい研修センター」として統合し、研修機能を強化 ・長土塀青少年交流センター(仮称)の整備に向けた実施設計に着手 ・大浦公民館の建設工事に着手(平成29年秋完成予定) ・旭日公民館を旧朝日小学校に移転整備 ・地区公民館図書館を活用したBookBankモデル事業を実施 ・蘇州図書館(蘇州市)及び完山図書館(全州市)との間でトライアングル交流を 推進(海みらい図書館) ・国連寄託図書館開館20周年事業を実施(泉野図書館) ・幼児向けおすすめ本リストを作成(玉川こども図書館) ・ジュニアかなざわ検定の表彰制度を拡充 5 交流と連携による市民協働のまちづくり 連携中枢都市圏を形成し、広域連携による活力ある地域づくりに取り組むとともに、市民 や学生、NPOなど多様な主体との協働による市政の推進に努めます。また、情報セキュリ ティ対策の強化や、市役所本庁舎及び周辺施設の整備を推進するとともに、中期財政計画の 実践に努めるなど、健全で質の高い市政運営に取り組みます。 (1)市民・地域との協働 ①市民・学生との協働 ・学都金沢アプリを開発 ・「学生のまち金沢・プロダクトデザイン会議」を開催 ・選挙権年齢の引き下げに併せ、学生等への選挙啓発活動を実施 ・協働のまちづくりパートナ-シップ・コンペに「課題発掘型」部門を新設 ・NPO等と協働し、結婚を希望する若者を支援 ・市民企画型観光モデルコースをまとめたパンフレットを作成 ・外国人観光客など来街者向けのマナー啓発リーフレットを作成 ②協働の担い手の育成 ・市民活動サポートセンターの開設に向けた検討調査に着手 ・かなざわコミュニティ・コーディネーター育成講座に「中級編」を新設 ③コミュニティの活性化 ・地域団体や学生等の交流活動に対する支援制度を創設 ・コミュニティセンターの整備を支援(新築1か所、修繕7か所) ・長土塀青少年交流センター(仮称)の整備に向けた実施設計に着手[再掲] ・大浦公民館の建設工事に着手(平成29年秋完成予定)[再掲] ・旭日公民館を旧朝日小学校に移転整備[再掲] ④女性の活躍促進 ・女性の活躍促進をめざし、業界団体等のニーズに対応したセミナーを開催 ・「日本女性会議2018in金沢(仮称)」の開催準備を支援 (2)広域連携の推進 ①石川中央都市圏の連携強化 ・白山市、かほく市、野々市市、津幡町、内灘町と連携協約を締結[再掲] ・石川中央都市圏ビジョンの推進に向けて、首長会議を開催[再掲] ・夜間急病診療所小児科診療の広域運営を検討[再掲] ・大学連携推進連絡会を設置し、高等教育機関との連携による共同研究を実施 ・広域交通ネットワークの構築に向けた検討調査を実施 ・歴史遺産の活用に向けた連絡会を設置し、史跡探訪会を共同開催 ・近隣市町と連携し、国際交流イベントを展開 ・上下水道の広域連携ビジョンを策定(企業局) ・防災連絡会議を設置 ・首都圏で移住フェアを共同開催 ・観光モデルツアーを実施 ・河北潟農産物ブランド化推進連絡会を設置(河北潟周辺2市2町) ②友好交流都市等の連携 ・北陸飛騨3つ星街道に松本市を加え、新たな旅行商品を開発 ・友好交流都市の板橋区内の商店街で、加賀野菜や海の幸の展示試食会を開催 (3)効率的で質の高い市政の推進 ①行政サービスの向上 ・妊娠から出産・育児までの切れ目のない支援体制(金沢版ネウボラ)を構築[再掲] ・市役所本庁舎及び周辺施設の再編整備 庁舎前広場の整備工事を完了(平成29年3月) 大型マルチビジョンの設置に併せ、映像コンテンツを制作 第二庁舎建設に向けた実施設計に着手 ・次期基幹情報システムの構築に向けた基本計画を策定 ・情報セキュリティ対策を強化(最終補正) ・社会保障・税番号制度の円滑な導入 情報連携開始に必要なシステムを整備し、総合運用テストを実施 ・コンビニエンスストアにおける証明書交付サービスを開始(平成28年5月) ・介護保険料のコンビニ収納に向けたシステム改修に着手(平成29年4月導入予定) ②金沢らしい「ふるさと納税制度」の導入 ・文化の人づくり基金に積み立て、活用するとともに、寄附者への謝礼として若手工 芸作家等の作品を贈呈[再掲] ・インターネットを利用したクレジットカード決済を導入 ③行政改革の実践 ・公共施設等総合管理計画を策定 ・本庁舎公用車の集中管理方式の導入に着手 ・企業局の経営効率化 官民連携の拡大に向けて、業務フロー・コスト分析を実施 施設ダウンサイジングとPFI導入を検討 ガス・水道施設に係る資産管理計画を策定 ・国民健康保険費特別会計の財政安定化に向けて、財政調整基金を創設(最終補正) ④中期財政計画の実践 ・実質公債費比率の健全性を堅持(安全とされる18%未満を堅持) 平成28年度 8.2% ・市債発行の抑制 市債依存度 平成28年度 9.1%(地財計画 10.3%) ・市債の計画的な繰上償還 15億円(最終補正で5億円前倒し) ・基金の有効活用に向けた計画的な積み立て 文化の人づくり基金の創設[再掲] 5.0億円 美術館美術品購入基金の積み増し 1.4億円 美術工芸大学施設整備積立基金の積み増し[再掲] 3.0億円(最終補正) まちづくり事業基金の積み増し 1.9億円(最終補正) 財政調整基金の積み増し 3.0億円(最終補正) 減債基金の積み増し 5.0億円(最終補正) ⑤中期人事計画の実践 ・人事評価制度の本格実施 ・女性職員の活躍推進やマネジメント強化のための研修を実施
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