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平成27年度都道府県研修演習参考資料
サービス管理責任者等研修テキスト
分野別演習
「サービス提供プロセスの管理に関する演習」
<介護(生活介護・療養介護) >
1
都道府県研修・介護系分野演習の展開イメージ
・各演習では、事例を用いながらサービス提供プロセス全般を扱う。
・各演習では、プロセスのどこにウェイトを置くか、演習課題の難易度の設定、事例を検
証する際の視点など、事例を取り扱うことをとおして知識や技術を学ぶ。
一連のサービス提供プロセス
2日目午後
演習1
演習用事例1
個別支援計画作成のアセスメントや到達目標の設定などに重点
4時間
重点部分
3日目午前
演習2
演習用事例2
サービス開始後のモニタリングによる計画の変更・修正に重点
3時間
※今回の国指導者研修では、この部分は行わない
3日目午後
演習3
3時間
重点部分
演習用事例2
模擬支援会議により、サービス管理責任者の役割を理解
サービス管理責任者の観点から支援内容を検証
2
演 習(1日目)
「サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究」
(アセスメント及び個別支援計画の作成)
3
都道府県研修演習1日目
「サービス提供プロセスの管理の実際事例研究①」
(アセスメント及び個別支援計画の作成)
《獲得目標》
①利用者状況の把握及び整理した情報を複数の目でアセスメント(診立)方法と技術の
習得する。
②「アセスメント(診立て)」を具体的な「個別支援計画を作成する知識と技術(手立て)」を
習得する。
《内 容》
受講者には、事前課題として、事例の概要を読み込んだ上で、「支援のための課題整
理」を課す(指定様式)。グループ内でその共有を図るとともに、個別支援計画の作成の
ための演習を行う。
《研修企画運営のポイント》
□ 演習がスムーズに進行できるよう、アイスブレイク(話し合いや研修、ワークショップ
などの冒頭などで、場が進むよう雰囲気作り)も疎かにしない
□ 事前課題の事例選定等、十分な準備を行い実施する。
□ 演習の目的・手順を明確にして演習に入る。
□ 本人の状態やニーズの把握というアセスメントと支援の課題整理に演習の力点を
置く。
□ 個別支援計画の作成には、十分なアセスメントと支援の課題整理が必要であるこ
とを明確にする。
4
都道府県研修演習1日目時間割り例
「サービス提供プロセスの管理の実際事例研究①」
(アセスメント及び個別支援計画の作成)
・提供された情報から初期状態の把握(アセスメント)や課題の整理方法
を学ぶ。
・アセスメントから到達すべき目標や支援内容など個別支援計画の作成
方法を学ぶ。
事例研究 ①
13:30
13:45
ガイダンス
(13:45~14:15)
・支援方針の
確認
16:30
16:00
演習②
・ロールプレ
イ準備
・ロールプレ
イ
・意見交換
演習③
・個別支援計
画案の作成
17:15 17:30
演習④
・支援計画の発
表(5グループ)
・意見交換・コメ
ント
コメント・
総括
演習①
・アセスメント・
本人状況・相
談内容の確認
15:05 15:15
休憩
事例概
要・進め
方説明、
質疑
4時間
事例1を使用
(14:15~15:05)
5
演習1日目の基本的な進め方の共通理解
1.演習進行に関するガイダンス
↓
2.アセスメント項目の検討と正確な状態把握
↓
3.グループごとのロールプレイ(支援会議)
↓
4.個別支援計画の作成・発表
↓
5.演習スタッフからの総括
6
演 習 (2日目)
「 サービス提供プロセスの管理の実際 と
サービス内容のチェックとマネジメントの実際」
7
都道府県研修演習2日目
「サービス提供プロセスの管理の実際 :演習2」
(モニタリング及び個別支援計画の修正)
《獲得目標》
追加情報に基づく個別支援計画の中間評価(モニタリング)を行い、個
別支援計画の修正に関する知識と技術を習得する。
《内 容》
事例2を使用して、グループ毎に変更要因を検討し、本人や環境の変
化等に対応した個別支援計画の修正のポイントを明確にする。あわせて、
サービス提供職員への指導助言のポイントを明示する。
《研修企画運営のポイント》
□ 事例選定、必要な参考資料等、十分な準備を行い実施する。
□ 演習2の目的・手順を明確にして演習に入る。
□ 新たな事例2を使用して各グループで検討する変更要因を予め想定して、必要な
指導ポイントを確認しておく。
8
都道府県研修演習2日目時間割り例
「サービス提供プロセスの管理の実際 :演習2」
(モニタリング及び個別支援計画の修正)
○ モニタリングや中間評価の方法と個別支援計画の修正・変更方法等を学ぶ。
演習2
9:30
事例2を使用
9:40
9:55
10:05
11:20
ガイダンス
モニタリング
事例ケー
スの確認
と追加情
報の提示
支援目標の
見直しの検討
個別支援計画の見
直しと再作成
課題の整理表
作成
9
都道府県研修演習2日目
「サービス提供プロセスの管理の実際 演習3」
(モニタリング及び個別支援計画の修正)
【獲得目標】
・ 模擬支援会議を通じて、会議運営の視点、あり方について学ぶ。
・ これまでの演習を通じて、サービス提供プロセスの管理、サービスの質の確保、関係機関との
連携((自立支援)協議会への参画)等、サービス管理責任者の業務と役割について再確認する。
【内 容】
・個別支援計画の作成・評価に係る支援会議の場面を想定し、各グループにおいて模擬支援会議
を実施し、チーム支援の重要性を確認する。
・サービス管理責任者としてのサービス内容チェック、マネジメント方法について検討する。
・アセスメントから終了時評価までの支援全体を振り返り評価する
・関係機関との連携等について討議する
・今回の事例を通じて、サービス管理責任者としての役割と業務の総括
【研修企画のポイント】
□ 演習に必要な参考資料等、十分な準備を行い実施する。
□ 演習の目的・手順を明確にして演習に入る。
□ 業務と役割の検証に際して、「実施出来た業務や役割」、「課題となった業務や役割」と
いった視点から実施出来るよう、例示資料を明示する。
10
都道府県研修演習2日目時間割り例
「サービス提供プロセスの管理の実際 演習3」
(モニタリング及び個別支援計画の修正)
○演習2の支援計画について、模擬支援会議をとおして、サービス管
理責任者の役割を確認する。
演習3
11:40
13:40 14:00
12:40
支援会議の確認
演習ガイダンス
ロールプレイ
模擬支援会議
昼食休憩
個別支援計画修正
11:20
14:40
・支援計画の発表
・意見交換・コメント
11
都道府県研修演習2日目時間割り例
「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」演習4
・サービス管理責任者としての基本姿勢やサービス提供プロセスの
検証、さらにスタッフ及び関係機関との連携のあり方、支援内容
の変更のタイミングなどを含めて総括的に学ぶ。
演習4
14:40
休憩
サービス管理責任
者の役割、サービ
ス内容の確認、マ
ネジメント業務等
についてのグルー
プ討議とまとめ
15:20 15:30
15:50
グループ
発表と全
体確認
16:50
ファシリテーター
講評
全体総括
12
都道府県サービス管理責任者研修
演習企画・運営のポイント
13
連携するためには
・施設・事業所の靴のサイズが25Cm(提供できる器)がだったと
しよう・・・。
・利用者の履きたい靴のサイズが27Cm(やりたいこと)だった場
合・・・。どうしますか?
・施設の靴を無理に履いてもらう?
・本人のサイズにあった、靴を作る?
・本人がはきやすい状況を地域でつくる?
⇒自己完結からの脱却・・・が大事かも。
そのためには、自分の地域にどんな資源があるか、資源の使
い勝手はどうか知っておくこととが大事。
14
サービス管理責任者と相談支援専門員の役割
(1)サビ管と相談支援専門員の役割の類似点
○個別的な計画作成が業務の基本
・インテーク・相談・聞き取り・アセスメント等
・個別支援計画・サービス計画作成・ケアプラン等
○ケアマネジメントの手法を使った業務
・利用者⇔社会資源の調整・開発など・・・
(2)サビ管と相談支援専門員の業務の相違点
①サービス管理責任者⇒サービス提供事業所
②相談支援専門員⇒直接的な提供サービスを持ってない。関係機関との
連携が必須業務。
15
改めて・・・研修の目的・ねらい
(研修を通じて考えてみたいこと・・・)
•
•
•
個別支援計画って・・・何のためにあるの?
•
ツールを使っての会議のやり方、進め方の工夫。
個別支援計画って・・・誰のもの?
ツール(書式=ニーズ整理・個別支援計画書など)
を使う意味って・・・。道具に使い方。
16
利用者にとって目標なき支援とは
・目標に向った支援の組み立てを実践することは、
利用者が生きる上での動機付けになることを自覚
すること。
⇒我々だって、生きていく上で叶えたい夢や、なり
たいこと等の目標があるから、今を生きていける
んだと思う。
・利用者にとって、分かりにくい目標や、叶わない目
標を支援計画で設定して、毎年同じことを繰り返し
ていくことって・・・無期懲役刑を科していることと同
じだと思う。
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(モニタリング・・・のポイント)
①評価軸・・・支援計画の進捗状況の確認の目安
※達成できなかった⇒もともとの目標設定に無理が
なかったのか?を検証する。
※達成できた場合の支援のあり方は・・・。
②長期目標の設定
・利用者の暮らし方の今後・・・に目標を置くのが良い
かも。(別紙参照)
③支援目標・・・1年間で実施する目標は多くて5個項目
くらいが適当かも・・・人が一年で達成できる目標は
そんなに多くないはず。
18
1.演習事例の選定について
○都道府県研修の演習では2事例を選定する。
・使用する事例のねらいを確認・明確にすることが大事。
・サービス等利用計画との連携に意識した事例を選定。⇒サービス事業所
の役割が、あまりにも明確な計画だと、演習が狭義で、相談の下請け的
な演習になるので十分留意する。
○事例にタイトルつけると、事例のイメージがつきやすい。
○選定事例の大まかな傾向
①介護者の高齢化に伴う、生活状況の変化のケース。
・・・通所系では今後増える。
②入所から、または、在宅からGH/CH等に地域移行する事例・・・今後増
える。
③支援に困難を要するケース。⇒施設内のケース検討になりがちにある
かも・・・。
④在宅で医療的ケアの度合いが高いケース。
⑤相談支援専門員から事業所に依頼があったケース。⇒特別支援学校
等からの新卒者のケース・サービス内容の変更のケース。在宅生活に
課題があるケース。・・・などなど
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☆書式は、国研修等を含めたものの活用・各事業所の活用。
2.演習の運営について
(1).個別支援計画の演習・研修企画運営のポイント
□演習がスムースに進行できるよう、アイスブレイク(話し合い
や研修、ワークショップなどの冒頭などで、場が進むよう雰囲
気作り)も疎かにしない
□事前課題の事例選定等、十分な準備を行い実施する。
□演習の目的・手順を明確にして演習に入る。
□ツールの有効活用
⇒?さん・ニーズ整理表・個別支援計画書など
⇒ツールの使い方に慣れない受講生がいるかも。記入例の
提示。ツールの関連性の説明。
(2).グループ演習・討議の運営の工夫
□適切なGrの人員は、6~8名程度が理想。
□ホワイトボード・模造紙の活用。議論の内容がはっきり分か
るようにする。(話し合いの空中戦を防ぐ)
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グループワークを実施するにあたって
(演習のグランドルール:神奈川県サビ管研修参考例)
●参加者が守るべきガイドライン
• 周りの人に関心を持って、積極的に参加しましょう
• 他の方の発言に敬意をはらいましょう
• 自分と意見が違ったとしても、相手の良いところに着目しましょう
• 他の方に自分の意見を押し付けないようにしましょう
• 他の方の発言に共感を示し、耳を傾け理解しようとすることを伝えましょ
う
• 一人一人の発言を大切に、一人で話し続ける事のないようにしましょう
• 発言の意味が良く分からない時は、そのままにせずにわかりやすく説明
してもらいましょう
• 専門用語や地域性、自分の経験のみでの発言は十分に配慮しましょう
• 自分の意見にこだわり、議論が同じ所で繰り返されないように配慮しま
しょう
• ユーモアを忘れずに
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グループワークを実施するにあたって
(演習のグランドルール:神奈川県サビ管研修参考例)
●グループ討議の進め方
• 一人一人が発言できるグループ運営を心がけてください
• 一人の人が話し続けることのないよう、1回の発言は1分以内が適当で
す
• 自分の持論や経験からくるこだわった発言、また目的・テーマと異なっ
た発言は他の方の学習の妨げになります
• 目的に基づいて、真摯な研修態度を保ってください
• 議論が行き詰ったり、疲れたり集中出来なくなった時には適宜休憩をと
ってください
• 結論の違いを無理に合わせようとはせず、この違いがどうして生まれた
のかを確認して理解しあえればよいことです
• 作業をしていく経過を大事にしてください
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ツールを使ってニーズを整理する。本人を知るための地図
①私は、今までこんな生活をしてきました。生
き方をしてきました。
事例を読んで、事前にポ
イントを記入してくださ
い。
③私の不安や気にしていることは?
②私は今このような環境で生活をし
てます。してきました。
④私自身が持っている力、得意な
こと
⑤私は、○○で暮らしたいです。私の今の願い、希
望は○○です。今、私は○○をやりたいです。
⑥☆私の将来の夢、希望は○○で
す。私は○年後こんな暮らしをした
いです。
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ツールを使ってニーズを整理する。本人を知るための地図(参考資料)
(1)現在状況の整理(アセスメン情報を整理)
③私の不安や気にしていることは? 障
①私は、今までこんな生活をしてきました。生
き方をしてきました。
害・病気・環境などが原因で起きている
困りごとなどはないか。何に困っている
か(阻害要因)
生育歴・職歴から事実を記載
②私は今このような環境で生活をし
てます。してきました。
家族歴・本人を取り巻く環境から事
実を記載
④私自身が持っている力、得意なこ
と
私の強み(ストレングス)・可能性、
(2)今、必要と思われる支援
(3)将来の暮らしに向けた支援
⑤私は、○○で暮らしたいです。私の今の願い、希
望は○○です。今、私は○○をやりたいです。本人
の言動等ら確認・・・本人の言葉。発語が十分でな
い人は、願いや希望が読み取れそうな行動を記載。
⑥☆私の将来の夢、希望は○○で
す。私は○年後こんな暮らしをした
いです。
今の暮らしと希望する暮らしに
ギャップはないか中長期的な暮らし
の目標
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記入様式1
ニーズ整理表
T.Tさんの願い・希望など
(現在困っていること、現在やりたいこと、将来やりたいこと・・など)
本人の
願い・希望
現在状況の確認
(本人のストレングス)
(Aの内容を項目に分
け、番号を付ける))
(Bの内容からAに関連
することのみを抽出)
利用者名
T.T さん
T.Tさんのストレングス
(強み、得意なこと、可能性)
願い・希望に応えるために
必要なこと
(整理されたニーズ)
※ 左の2つの欄について、事前に記入しておいてください
願い・希望を満たすための目標
(当面のゴール)
25
記入例:演習事例と
は関係ありません
ニーズ整理表(参考資料)
記入様式1
利用者名
○○さんの願い・希望など
○○さんのストレングス
・私は、働く訓練をして、一般企業で仕事
をしたい。
本人の
願い・希望
①働く訓練をし
たい
②企業で仕事を
したい
現在状況の確認
(本人のストレングス)
さん
・働く意欲はある。
・就労に向けた力もある。
・自宅に住んでいる。
・家族の理解もある。
願い・希望に応えるために
必要なこと
(整理されたニーズ)
・働くことの力は
①生活リズム(規則正し
い生活が継続)を作ろ
十分ある。
・本人の意欲もある。 う。
②通所先を含め、どん
な仕事を希望している
か支援スタッフと考え
る。
願い・希望を満たすための目標
(当面のゴール)
①仕事につくため、毎日通所が
出来るようになろう。
②どのような仕事が適している
かを探る。
26
26
アセスメントは、
「支援の方向性・計画を作るため
の根拠として重要である。」
27
記入様式 2
グループ
個別支援計画
利用者名
作成年月日:
年
月
日
本人(家族)の希望
長期目標(内容、期間等)
短期目標(内容、期間等)
○支援目標及び支援計画等
支援内容
(内容・留意点等)
支援目標
平成
年
月
日
利用者氏名
支援期間
(頻度・時間・期間等)
印
サービス管理責任者
サービス提供機関
(提供者・担当者等)
優先
順位
印
28
〇計画を作り、利用者支援とし
て計画を実行するためには、ど
んなプロセスがあり、何が重要
かを確認したい。
☆サービス等利用計画・個別支
援計画は一日にして成ら
ず!!作ってからの実行と実行
状況の確認が大事。
29
(3)会議法の活用
□事前の説明・資料が必要かも。
□ブレインストーミング・KJ法の活用
・参加者全員の意見がポストイット上に反映される。大人数でファシリ
テーターが少ない場合は効果。
□ロールプレイの活用
・受講生の気づきに機会になる。指示書・役をはずす儀式は大事。
□発表の形式
・発表は大事だが、全Grが発表すると時間が掛かる。これを解消するた
めに、Grを分ける(今回演習)ポスターセッション方式が良い。
(都道府県研修で想定されるグループ発表の場面)
・演習1日目の事例演習後の個別支援計画
・演習2日目のモニタリング後の個別支援計画
・演習2日目のサービス内容のチェックとマネジメントの実際
□時間配分・・・臨機応変な対応が必要。
□国のpptに演習資料はあるが、コンパクトな進行表があればファシリ
テーター間で共有しやすい。
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(4) ファシリテーター
☆どの都道府県も苦戦している。
□国研修受講者が、その年度の県研修のすべてをコーディ
ネートするには、困難である。過去の国研修受講者との協
力体制が重要と思われる。
□確保にあたっては、過去のファシリテーター経験者や受講生
で適当と思われる人に早急に声を掛ける。
□行政の協力は不可欠。
□各サービス事業所の団体に協力要請する方法もある。(例:
各県知的障害者福祉協会・身障施設協会・精神関係連絡
会・セルプ協など)
□演習当日まで、最低一回の演習の打ち合わせが必要。
□研修の質を担保するには、演習グループに一人が配置が
望ましい。
31
3.ファシリテーターの基本知識:グループ運営のポイント
ファシリテーションとは・・・。
• 会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理
したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形
成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協
働を促進させる手法・技術・行為の総称
• コミュニケーションスキル以外にも、グランドルールが必要な場合の内
容設定や補助、プロセスデザイン、ミーティング自体の進め方や、さら
に会議の場所や参加者の選択、日程のデザインなど、オーガナイザー
(まとめ役)やリーダーの役割を含む場合もある
• 会議の場に限定せずとも、日常での組織コミュニケーション全般におい
て、ファシリテーション技術は活用することができる。また、会議の場な
どでコンテンツ(議論の内容)に対して公平な立場にたち、話し合いの
プロセス(流れ)に介入してファシリテーションを行う者のことをファシリ
テーター(Facilitator)という。
32
・ファシリテーターにはファシリテーション技術もさることながら、
参加者または組織に対して良心に基づいた、達成イメージへ
の情熱と信念も合わせて必要とされる。
・ファシリテーションの現場では次のものを使うことが多い。
・模造紙 ・マーカー ・フェルトペン ・ポストイット ・ホワイトボー
ド ・ホワイトボードマーカー ・セロハンテープ ・キッチンタイ
マー・どこでもシートなど・・・話し合いが視覚的に確認できるよ
う(空中戦を防く)上記の道具を有効に使う。
33
演習1:~情報・診立ての共有~
〇演習プロセスの見える化が
重要!!
〇グラフィック・ファシリテーショ
ン
34
ファシリテーターの立ち位置
35
ファシリテーション・グラフィック
36
4.会議法グラフィック・ファシリテーション:BS法とKJ法
・ブレインストーミングは、新たなアイディアを生み出すための
方法の一つ。
・KJ法は、ブレインストーミングなどによって得られた発想を
整序し、問題解決に結びつけていくための方法です。KJ法と
いう呼び名は、これを考案した文化人類学者、川喜田二郎氏
のアルファベット頭文字からとられています。
以下の説明は、主として氏の著作(『発想法』中公新書、1967
年;『続・発想法』中公新書、1970年)によっています。
37
○ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって、相互交錯の連鎖反
応や発想の誘発を期待する技法である。
人数に制限はないが5~7名、場合によっては10名程度が好ましく、議題は予め周知して
おくべきである。
○ブレインストーミングの過程では、次の4原則(ルール)を守ることとされている[1]ブレイ
ンストーミングの4原則 [編集]
(1)批評・批判をしない(批判厳禁)
各人のアイデアに対して、批評・批判することは慎む。個々のメリット・デメリットなどの評
価は、ブレインストーミングの次の段階で行う。批評・批判については、各自メモをとる
などしておく。
(2)粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
誰もが思いつきそうなアイデアよりも、奇抜な考え方や、ユニークで斬新なアイデアを重
視する。新規性のある発明は、たいてい最初は笑いものにされる事が多く、そういっ
た提案こそを重視すること。
(3)量を重視する(質より量)
様々な角度から、多くのアイデアを出す。一般的な考え方・アイデアはもちろん、一般的
でなく新規性のある考え方・アイデアまで、あらゆる提案を歓迎する。
(4)アイディアを結合し発展させる(結合改善)
別々のアイデアをくっつけたり、一部を変化させたりすることで、新たなアイデアを生み出
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していく。他人の意見に便乗することが推奨される。
○KJ法(-ほう)は、文化人類学者川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)がデータをまと
めるために考案した手法である。データをカードに記述し、カードをグループごとにま
とめて、図解し、論文等にまとめてゆく。
○KJとは、考案者のイニシャルに因んでいる。共同での作業にもよく用いられ、「創造性
開発」(または創造的問題解決)に効果があるとされる。フィールドワークで多くの
データを集めた後、あるいはブレインストーミングにより様々なアイディア出しを行っ
た後の段階で、それらの雑多なデータやアイディアを統合し、新たな発想を生み出す
ためにKJ法が行われるのが一般的である。
○ KJ法は4ステップからなる。
1・カードの作成
2・1つのデータを1枚のカードに要約して記述する。
3・グループ編成
○数多くのカードの中から似通ったものをいくつかのグループにまとめ、それぞれ
のグループに見出しをつける。
4・図解化(KJ法A型)
叙述化(KJ法B型)
様々な用途に合わせて色々なサイズのカードが用意されている。
39
(例)
・課題についてのコメント。
・一つずつ、箇条書き。
・ケアマネジメント技法を
深める
・頑張る。青木・・・・
○話し合いにあたって
○話し合いにあたって
・一人一枚カードを出す。
・同じ内容のがあれば続いて
出す。
☆同じ内容ごとにカードをま
とめる。
☆まとめた分野ごとにタイト
ルをつける。
40
そしてKJ法でまとめて行きます!
例えば:お題「あなたの好きなものは?」
Aさんの答え:「テニスと読書」
この場合、1枚のカードに「テニス」、もう
1枚の紙に「読書」と書く。1枚の紙に複数
の答えを書かない。
答えがいくつもあれば、その答えの数だ
けカードに書く。
41
例えば:お題「あなたの好きなものは?」
シンキングタイムを数分とり、その後
グループでまとめて行きます。
1.まず一人が書かれたカードを口に出しながら中央に
置きます。1枚だけ!
2.他のメンバーは、その内容が同じなら上に重ね、似
通っているのなら近くに置きます。みんなで相談しなが
ら・・
3.そして次の方も同じように、1枚出し、2と同じような作
業を行います。
42
例えば:お題「あなたの好きなものは?」
置かれたカードがこんな風になりました!
テニス
テニス
テニス
コンビニの
スィーツめぐり
読書
読書
食べ歩き
ジョギング
水泳
映画鑑賞
お菓子作り
43
例えば:お題「あなたの好きなものは?」
それぞれのグループのタイトルを考えましょう
スポーツに関すること
テニス
テニス
テニス
食べ物に関すること
コンビニの
スィーツめぐり
教養に関すること
読書
読書
食べ歩き
ジョギング
水泳
映画鑑賞
お菓子作り
44
ちょっとアイデア!
参加者のカードの色を変えて行ってみる
Aさんは
テニス
読書
Bさんは
テニス
ジョギング
Cさんは
テニス
コンビニの
スィーツめぐり
Dさんは
水泳
読書
Eさんは
お菓子作り
食べ歩き
映画鑑賞
45
カテゴライズされた分野と
自分のカードの関わりを見てみましょう!
全ての分野に自分のカードが入っていたり、一つの所に集まっていたり、いろいろで
すよね?
この気づきを利用して、職場でも事例検討などに使ってみてください!
スポーツに関すること
テニス
テニス
テニス
食べ物に関すること
コンビニの
スィーツめぐり
教養に関すること
読書
読書
食べ歩き
ジョギング
水泳
映画鑑賞
お菓子作り
46
5.ロールプレイ
役割演技(やくわりえんぎ)とは、現実に起こる
場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、
疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こった
ときに適切に対応できるようにする学習方法の
一つである。ロール・プレイング(英 role playing
または roleplaying、日本語では略称でロープレ
などとも言う)という。
47
ロールプレイについて(概要)
1.ロールプレイとは
・ 現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が
実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。
・ 学習者は、役割を演じなければならないが、演じ方はたいてい演者の自由である。
・ 対人関係や態度・行動を通して行われる学習に用いられる。
2.ロールプレイのメリット
・ 意志決定過程にみられるような物事のプロセスについて学ぶ可能性が高くなる。
3.ロールプレイの方法
1)事前準備
・ シナリオ:準備の段階でシナリオを作成するか、役割だけを決めて自由に行うか、目的 によって
決定する。
・ 時間:決まっているわけではない
・ オリエンテーション:実施する前に学習者にその目的を十分に説明する。
2)実施
・ 実施中にロールプレイをビデオに録画しておけば、後で見直すことができる。
3)フィードバック
・ ロールプレイ終了後、気づきや学びを話し合うことで、学習を深め、広げることが大切
48
ロールプレイ(ロールプレイイング)の目的
日常生活の中で、人は必ず様々な役割を背負って暮らしていることを考えますと、人生はまさにド
ラマと言えます。その中で、常に同じような役割ばかりをこなしていますと、新たな人間関係を作り出す
ことは大変難しくなります。
ロールプレイとは、参加者が自由な雰囲気の中で、あるテーマについて即興的に役割を演じ、協同
して、役割行動の変容を図るもので、日常生活におけるそれぞれの役割を見直し、新しい状況に応じ
られるようになることを目的としています。
(1) 日常生活における自分の役割を見直し、日常生活での課題を解決する手がかりを得る。
(2) 参加者全員が、感情の解放をします。
(3) 新しい、突発的な状況に応ずることができます。
したがって、ロールプレイは日常生活のリハーサルとも言えるでしょう。参加者はうまく演ずる必要
はありません。大切なのは、いかに自分なりに自発性を発揮して演ずるかです。
自発性が回復されれば、ロールプレイでの新鮮な役割体験は、新しい役割を日常生活に取り入れ
る原動力となります。
自発性とは、新しい状況においても、周囲と自分自身にとって、より適切な、望ましい対応ができる
ということです。一般に、人は、新しい状況に対しては、他人の意見や自分の既有の体験をよりどころ
として対応してしまいがちです。自発性は、そのような自分の外側から規制してしまうのではなく、自然
に自分の中から自分を動かしていくことです。
自発性は、まず役割をとること(役割取得)から、自発的に個性的に演ずること(役割演技)、さらに、
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新しい役割を創造すること(役割創造)へと段階的に高まっていきます。
ロールプレイを行う上での注意
1) ロールプレイを理解しているファシリテーターをグループごとに配置すること
2) 事前準備(オリエンテーション):参加者が主体的に関われるように情報や知識の整理
3) 役割別の準備:各役割ごとに自分たちの役作りを行い,場面設定を話し合う
4) 役割演技・討議:役になりきって演ずる。時間内で場面を変えて複数回実施しても良い
5) 誰か一人が時間を占領しないこと
6) 振り返り(フィードバック):必ず自分の役やほかの役について感じたこと、考えたこと
を振り返る時間をとり、ロールプレイの後,他の人へ感情・しこりが残らないよう配慮
〈時間配分の参考例〉
1) 知識の整理(5分)
2) ロールプレイの実施
①役割別の準備(5分)
②1回目の演技(15分):個別支援会議の準備の支援者だけの話し合い
振り返り(5分)
③2回目の演技(15分):本人や家族も含めた関係者が参加した個別支援会議
振り返り(5分)
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○ サービス管理責任者って
□事業所に配置されているから・・・やれって
いわれたけど・・・
・孤独だよね・・・・
・味方・見方・診方を増やせるといいよね。
☆この研修をきっかけに、サビ管同志の連
携を深めて下さい。!!!
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演習のねらい(本音)
○サビ(錆び)た管理者にならないための
演習!!
○炎のサビ管・魂のサビ管を目指そう!!
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