蓄電池を用いた補助モータ付パ 蓄電池を用いた補助モータ付パ ワーアシストレスキューシステム 発明名称:補助モータ付きチェーンブロック 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 減災実験研究領域 / 兵庫耐震工学研究 兵庫耐震工学研究センター領域長 耐震工学研究センター領域長 兼 センター長 センター長 梶原浩一 梶原浩一 1 従来技術とその問題点 揚重用の救助ツールはバールやジャッキなどの 簡便なものが中心であるが、 • 確実に対象物を持ち上げることができない • 速やかな救助ができないと二次災害の危険 がある 等の問題があり、揚重方法のバリエーションが求 められていた。 2 従来技術とその問題点 吊上げ式で簡単に操作するには? 吊点は? 重い? 電源は? ②電動チェーンブロック 微細に操作 できるかな? ①バール どうやって 吊ろうか? 持ち上げられない… 持ち上げられない 【吊上装置】 ・電源 ⇒ 蓄電池 ・重い ⇒手動式 ・微細操作 パワーアシスト化 【周辺装置】 ・吊点⇒組立式 ・吊具⇒瓦礫把持型 3 新技術の特徴・従来技術との比較 普通のモーター付きチェーンブロックでは ありません。 蓄電池を用いたアシスト式です。 • 瓦礫等の重量物を移動することが可能となる。 • 本技術の適用により、災害救助の揚重方法に バリエーションができるため、最適な救助方法を 選択できるメリットが期待される。 4 想定される用途 • 緊急時の災害時救助支援治具 :比較的力の少ない中高年者や女性にも使用可。 • 被災後の撤去作業 :利用者を限定せず、迅速化に効果が得られる。 • 一般産業分野( 一般産業分野(工場等)や医療現場の省力化 分野(工場等)や医療現場の省力化 :僅かな力で微細な吊り上げ調整が可能。 5 想定される用途 6 実用化に向けた課題 • 小型・軽量化、低コスト化、量産が未解決 :市販の巻上装置(チェーンブロック)を改造しているため、 一品製作の加工部品が高価。 :日立グループでは巻上装置の生産システムが無いため、 小型・軽量化、低コスト化、量産が困難。また、売上予想 が立てにくく、販売ルートも不得手。 :マーケティングによる販売見通しから投資額を決定。 • 広く一般に働きかける必要性 :本システムの実用化と普及に向けて、災害救助に用途 を固定しない。 7 企業への期待 • 小型・軽量化、低コスト化、量産が未解決 (僅かな力で微細に吊り操作できるところまで開発済) • 導入初期は少量を低コストで製品を提供でき ること。また量産化技術に長 ること。また量産化技術に長け、販売 け、販売ルートを 販売ルートを 持つ企業との連携研究 企業との連携研究を 連携研究を希望。 希望。 • 防災倉庫など、 倉庫など、拠 など、拠点整備 点整備に関わる企業・ 関わる企業・機関 る企業・機関 との連携研究 との連携研究を 連携研究を希望。 希望。 8 本技術に関 本技術に関する知 する知的財産権 • • • • 発明の名称 :補助モータ付きチェーンブロック 出願番号 :特願2006-88897 出願人 :防災科研、日立製作所 発明者 :梶原浩一ほか2名 9 産学連携の 学連携の経歴 • 2004年-2005年 日立プラント建設(現:日立製作所) と共同研究実施 • 2006年-2007年 特許取得 • 2005年製品化 • 現在、将来の自然災害における現場対応と少子高齢 化社会での活用にむけて検討中 10 お問い合わ 問い合わせ 合わせ先 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 総務部研究支援グループ研究支援チーム TEL 029-863-7523 FAX 029-863-7825 e-mail [email protected] 11
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