リズム学園 - 安平町はどうなるの?

「監査委員会報告検討(Ⅳ)」
の検討
「通園バス」の受け取りを拒否した「リズム学園」の計算
「通園バス」に係る費用の全面負担を
安平町民に押しつけるリズム学園の「経営」と、
リズム学園言いなりの安平町
「通園バス」の町負担問題は、「公募の公平性」を損なった問題の1つです。
力関係が、安平町より「上」と感じさせる「リズム学園」の発言。
(監査委員会での教育委員会の説明)
当初は議会の全員協議会でも説明していたとおり、備品として
バスも含んでいた。
(この意味は「バスもタダでリズム学園に渡す予定だった」と言
うこと)
しかし、協議を進める中で、「通園バスを走らせるということは、
元々、安平保育園と遠浅保育園を閉鎖した時点で、町の都合で運
行させたものであり、これは学園の運営ではないのでは」といった
ことから、その部分については、町の方で対応していくことで変
更している。
(「監査結果通知書」より)
上記のアンダーラインの部分は、「リズム学園の高圧的な印象」を受けます。
背景にどんな理由があるのか、わかりませんが、少なくとも、対等な関係という印象は
受けません。リズム学園が上で、安平町が下という力関係を感じさせます。
教育委員会とリズム学園との「やりとり」は、議事録がありませんので、一言一句、正確
に再現できませんが、リズム学園の発言部分を「紙背に徹して」読めば、次のように読み
取ることが出来ます。
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「紙背に徹して」読んだリズム学園の主張
推測される「リズム学園」の主張。
現在、町が子ども達の通園用として使っているバスは、いりません。
もし、バスを頂く事になれば、維持費がかかり過ぎます。
まず、ガソリン代、車の任意保険料、修理費、それに毎年の車検代、
それに車の買い換えによる新車の代金。運転手の給与、そして事故
の際の保証金等々、莫大なお金がかかります。
1200万円~1300万円くらいのバスをタダで頂いたところで、
バスの維持費の負担の方が遙かに大きくなります。
ですから、せっかくですが、バスはいりません。
そもそも、通園バスは、安平町が安平保育園と遠浅保育園を閉鎖し
た時点で、町の都合で運行させたものでしょう?
リズム学園には責任も関係もありません。
リズム学園としては、通園バスを購入する予算もありませんし、
必要性もないと考えています。子ども達は、保護者が責任を持って
通園させてもらえば良いのです。
「リズム園」としては、バスの運行は、全く考えていません。
しかし、今まで安平町が通園バスで子ども達を運んでいたのですか
ら、通園バスがなくなると、保護者から、民営化になったら状況が
悪くなったと、リズム園に対してよりも、民営化を進めた町や
教育委員会が批判されるでしょうね。
それは避けた方が良いでしょう。
リズム学園としては、町が責任を持って、通園バスを運行して頂け
れば、大変有り難く思います。その方向で宜しくお願い致します。
おおよそ、こんなところでしょうか。
実際、正式な協定(「基本協定」)では、バス事故の時の管理責任を示す条文は、
次のようになっています。
「通園は甲(安平町)の所有するバスで安平、遠浅、富岡各地区の園児を
甲(安平町)の管理のもとに運行する。運行には、保護者への申し送りや
園児の安全管理のため乙(リズム学園)の職員を添乗させる。添乗経費は、
甲(安平町)の負担とする。」
(基本協定第6条の2)
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(1)「甲(安平町)の管理のもとに運行する」という意味は、わかりますよね。
事故があった時の保証と責任は、管理責任のある安平町が負うということで
す。つまり、死亡やケガの保証は、安平町がするという意味です。
(2)「園児の安全管理のため乙(リズム学園)の職員を添乗させる。
添乗経費は、甲(安平町)の負担とする。」
上の条文の意味もわかりますね。
要するに、リズム学園の添乗者の「経費」も安平町が支払う、という意味です。
リズム園は、かなり図々しいですね。
運転手の経費は誰が払うのか?
・・・・当然、安平町は払います。
なぜなら、バスの所有者は安平町です。
「通園は、町の所有するバスで」協定に盛り込まれているからです。
運行管理の責任は安平町です。
一緒に添乗しているリズム学園の職員にすら安平町が「経費」を支払うことが、
明記されています。
運転手の経費が直接書かれていないのは、運転手の賃金は、安平町が支払う
のが当然と考えられているからです。
私は、住民監査請求理由に上げた「不当な契約の締結」の理由に、
①「町長の虚偽答弁が起因」
②リズム学園に対する過剰な優遇措置による「公募の公平性」が損なわれた。
この2点を指摘しました。
安平町のリズム学園に対する法外のサービスは、他の幼稚園では知らないことです。
募集要項を遙かに超える法外な優遇措置は、リズム学園しか知らないのです。
ですから、こんなおいしい話に載ることが出来なかったのです。
運行バスの無償受け取りを拒否した「リズム学園」の「計算高い意図」が、露骨に
現れたのが、この「通園バス問題」です。
だから、「公平な公募が行われていなかった」と指摘してるのです。
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