法政大学 - 増田塾

2016 増田塾
入試解答速報
法政大学(2/16)法・国際文化・キャリアデザイン学部
― 法政大学 ―
2 月 16 日
法・国際文化・キャリアデザイン学部
英語
解 答
〔Ⅰ〕
1. c
2. b
3. d
4. a
5. b
6. c
7. d
2. c
3. a
4. d
5. b
6. c
7. a
8. c
2. a
b-F
3. c
c-F
4. b
d-F
5. d
e-T
6. a
7. (2) e
(4) c
2. d
b-T
3. b
c-F
4. a
d-T
5. a
e-F
6. a
f-F
7. c
g-F
h-T
〔Ⅱ〕
1. d
9. c
〔Ⅲ〕
1. d
8. a - T
〔Ⅳ〕
1. d
8. a - T
9. b
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解 説
Ⅰ 人の能力を数字化することについての文章。いわゆる「資格社会」を生きる現代人には
イメージしやすい文章である。
2. ここの behind は「〜を支えて」の意味でやや盲点。
4. 「チェスに例えると役に立つ(=わかりやすい)」といったうえで、直後にチェスの選手が
ランク化されていることから判断すればよい。チェスは日本においては「将棋」だが、
今の若い人たちは「テニス」の国際ランキングをイメージするとわかりやすいかもしれ
ない。
5. 「目に太陽の光が入って、というのは、ハイレベルのチェスの試合においては有効な言
い訳ではないだろう」というのが下線部の意味。直後の文には、チェスのランキングが
有効だという内容があり、体調不良などの例外を除いて、そのランキングは信頼できる
と読めるので、そこから正解を選べばいい。
Ⅱ 昨今もてはやされているマルチタスキングに関する文章。本文では、それに対して否定
的な立場にあることをつかめれば、流れに沿って一気に読み通せたはずだ。
3. 主語に代名詞が使用されている場合は、とりあえず近くの主語をチェックするのが基本
(もちろん、他の部分を指す場合もあるが…)。法政大学は例年このパターンを重視する
作問をしてくるので、過去問を丁寧にやった受験生にはお馴染みだっただろう。
8. exhausting「疲れさせる」とあるので、選択肢の c / d に絞れる。Staying on task の意
味は、ここでは「マルチタスクをしていること」というのはつかめるはずだ。そして、
この作業中は distractions(=気が散ること)に悩まされるという部分は読み取れるので、
それに対応するものとしては c の方が近いだろう。d は他人と仕事をすることが問題な
のではなく、何かの作業中に他人によって邪魔されることが問題なので意味的にもずれ
ている。
Ⅲ 他の大問に比べると、文法的な出題が多い。単独で文法問題を出していないからといっ
て、文法の学習を疎かにするべきではないことを示す好例だろう。
4. 外国語は子供の頃のほうが身につきやすいという内容を受けて、「第 2 外国語を初等教
育に導入するのは(
)だ」と発言していることをつかみたい。その文脈さ追えれ
ば、選択肢の中から b の「当然だ」というものが最も適切だとわかるだろう。
7. (Creating the right) environment to learn during the right time (to learn is ~)
空所だけではなく前後をチェックし文構造を理解した上で取り組むこと。
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8.
a: T
第 2 段落の前半の内容と一致
b: F
c: F
第 3 段落の第 2 文と矛盾
第 4 段落の第 3 文と矛盾、理由の説明が異なっている
d: F
e: T
第 4 段落の第 7 文と矛盾
第 4 段落の第 8 文と一致
Ⅳ 内容自体は特に難しいことを述べてはいないが、内容一致問題の順番が本文の順番とず
れているものがあり、やや手間がかかる。
3・7.
ともに figure という単語を聞いているが、figure は多義語で「図、数字、人間」の意味
のいずれかになるのが基本。
5. 「世界の鉄鋼(=鋼の原材料)の大部分を生み出している一部の会社にとって、そのような
議論を受け入れるのは難しい」というのが下線部の意味。such argument は直前の「中
国の鋼の生産はすでにピークに達した」を指していることがわかれば、問題ないだろ
う。
6. 「産業相は問題のある工場を倒産させやすくすることによって、中国の鉄鋼産業を再編
することを準備している」というのが下線部の大意。政府側は鉄鋼産業を「縮小」させ
ようとしているのに、現場の人間がそれに対立しているという流れをつかみたい。
8.
a: T
b: T
c: F
d:
e:
f:
g:
h:
T
F
F
F
T
第 1 段落の最終文と一致。almost half は「もう少しで半分」の意味なので、
「半分以下」と言い換えて問題はない
選択肢が was なので「過去の話」、よって第 2 段落の 2 文とは矛盾しないと
考える
第 2 段落の最終文に矛盾、property market「不動産市場」、
real estate「不動産」
第 6 段落と一致
第 5 段落の後半の記述と矛盾
第 8 段落の第 2 文と矛盾
第 5 段落の第 2 文と矛盾
第 7 段落の第 3 文と一致
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<概評>
読解 4 題という構成で、その中で受験生の語彙力、文法力、さらには文脈把握力をしっか
りと試そうという出題だった。
取り立てて難しい英文はなかったが、90 分で 4 本読み切るには、相当程度の読解練習を積
んでおく必要があり、平均的な法政大学受験生にとっては骨が折れる構成だっただろう。
大問ⅢとⅣの内容一致が前半のものに比べて時間がかかるので、そちらの問題にうまく時
間を回せたかどうかがポイントになった。
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