記 者 発 表 資 料 平成28年2月15日 報 道 機 関 各 位 建 築 住 宅 課 県有施設のくい施工データの流用等の調査及び安全性の確認について 県では、過去10年間にくい施工が行われた県有施設における建築工事について調査 し、安全性が確認されました。 1.調査の実施 県では、旭化成建材㈱以外のくい施工業者においても施工データの流用等が発覚したこ とを受け、県有施設について過去10年間にくい施工を行った建築工事54件を対象に、 元請の建設会社に対し独自調査を実施した結果、3件について電流値の施工データに流用 があったことが判明した。 施設名 (場 所) 工事名 (工 期) くい工法 田名部高等学校 田名部高等学校校舎(管理棟)改築工事 (むつ市) (平成21年8月~平成22年6月) 野辺地警察署 (野辺地町) プレボーリング 拡大根固め工法 データ流用※ 流用のあ 全杭数 った杭数 78本 野辺地警察署庁舎新築工事 プレボーリング 116本 (平成16年7月~平成17年6月) 拡大根固め工法 青森浪岡線交通連携推進(立体駐車場等 青森空港 プレボーリング 整備)工事 297本 (青森市) セメントミルク工法 (平成17年3月~平成18年12月) ※すべて電流計データについての流用。セメントミルク注入量についての流用はない。 1本 4本 4本 2.安全性の確認 県において、これらの施工データの流用の事実が確認されたため、これらの施設につい て国土交通省が示した方法により安全性を確認した。 (1)現地確認 県の技術職員による目視点検及び元請の施工会社による計測調査により、傾斜、ひび 割れ等の不具合がないことを確認 (2)安全性確認 施工記録等により基礎ぐいの支持層への到達状況を確認 3.主な経緯 平成27年11月26日、12月8日 12月17日 12月21日以降 国土交通省が安全性の確認方法を都道府県に通知 県が元請の建設会社に対し独自調査照会 調査報告書の提出、報告内容の事実確認と安全性の検証 4.くい工事の適正化 今後、県有施設のくい工事においては、施工者及び工事監理者に対し、国土交通省が整 備するくい工事の適正化に向けた諸規定等に準拠するよう周知徹底し、より確実な施工及 び監理が行われるよう努めることとする。 報道機関用提供資料 担当課 県土整備部建築住宅課 担当者 営繕指導グループ 石戸谷総括主幹 電話番号 直通:017-734-9702 内線:6809 報道監 櫻庭県土整備部次長
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