空気砲は、ダンボールの箱で作るのが一般的ですが、キッチ ンペーパータオルの芯と風船で作ってみました。ハサミとのり だけを使いますので、小学校低学年でも作れます。狙って的 (まと)を倒すのは楽しいですよ。それでは作ってみましょ う。 的(まと)3つ キッチンペーパーの芯 前ぶた のり ハサミ セロテープ 風船 ひも ※写真にはありません 前ぶたは、後で印刷の元プリントを提供します。元プリントをコピーで印刷用紙に印刷 します。それを切り取って前ぶたとします。前ぶたのヘリを垂直に立てて、(a)少しのり を付けます。(b)芯の先端に前ぶたの丸い部分を押し当てます。前ぶたのヘリが芯の側面 にくっつくように手や指で押さえます。親指と人差し指で輪をつくり、それをヘリに沿っ て巻いて締め付けるとうまく抑えることができます。(c)浮き上がったときにはのりを加 えます。(d)数分抑えたままにしておくと接着します。 (a) (b) (c) (d) (a)風船の先端を切ります。(b)切り取ったところです。(c)ひもで息を吹き込む部 分をしばります。(d)風船加工の完成です。 (a) (b) 注意:大きく膨らませてはいけません。伸びきって役立ちません。 (c) (d) (a)風船の切り取った部分に指を入れて、 穴を 押し 広げます。芯の輪より 大きくし て、芯の後ろの端にかぶせます。このまま では風船を引っ張ると取れてしまいます。 (b)写真のようにテープを貼ります。 (a) (b) これで、キッチンペーパーの芯で作る空気砲の完成です。 的2種を作ってみました。どちらもA4サイズで す。これをプリンターで印刷します。子どもたちに は〔的小〕を横に5分割した3個を渡しています。 1年生がそれをもらって1個をハサミで切り取ろ うとしていました。すると、思い通りに切れず、次 の的にもハサミが入っていました。それを見て、ま ず、縦にハサミを入れて3個をバラバラにします。 それから一個一個を切り出すよう指導しました。 〔的小〕 〔的大〕 的の中央に縦線を引いてあります。これは切り取 ったあと、的を机の上に立てるときに、この線で折 り曲げると立てることができます。〔的大〕は遠く から的を狙うとき使います。 〔的の立て方〕 できあがった空気砲の風船のひもを摘んでグ~とひっぱりパッと放すと、前の穴から空 気が勢いよく飛び出します。ひも無しで風船をしばっておくと、放した後風船が芯の筒の 中に入っていってしまい、取り出すのが難しくなります。ひもが付いていると簡単です。 風船が下の図のように的(まと)を紙で作って、それに照準を合わせて撃ちます。うま く当たると、的が吹き飛んだり、端(はし)に当たると倒れたりします。当たると何とも うれしい気分になります。 これを使っていくといずれは壊れてしまいます。その時には、風船部分をはずして、チ ップスターのケース、サランラップの筒、ペットボトルの底を切ったものに同じようにし てかぶせると、空気砲になります。空気が飛び出す穴は自分で工夫して作ってください。 ペットボトルは呑み口がそのまま、空気の出口になりますね。
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