県立高等学校への統合型統一教務支援システムの導入について 1 概 要 (1) 現行システムの現状及び課題 現在、県立学校の教務支援システムは単位制の高校 29 校のみ、学科改編等の時期にあわ せて整備、各校での独自のシステムを導入している。 そのため、①経費面で割高となっていること、②人事異動のたびに異動先のシステムの 習熟に時間を要すること、③担当者の人事異動が困難となること、④システムの運用・保 守に多大な時間を要し、本来の教員としての時間の確保が困難という課題があった。 (2) 導入の趣旨 ①教職員の事務負担の軽減、②教務事務の標準化による業務の効率化、③教務事務にか かるセキュリティの確保、④災害等からの情報資産保護、⑤コスト縮減等のため、各校独 自に契約している教務支援システムの機能、利用環境等の仕様を統一し、クラウド方式の 教務支援システムを導入する。 なお、現行システムにかかる各校の契約更新時期が異なるため、契約期間が満了する学 校から年度末に揃え、段階的に導入を進める。 2 導入予定校 29 校 総合学科(14 校)、単位制(10 校) 、通信制(2校) 、多部制(3校) 年度 H28 H29 H30 H31 H32 新規導入校 8校 10 校 1校 7校 3校 導入校(累計) 8校 18 校 19 校 26 校 29 校 3 導入にかかる検討経緯及び今後の予定 時 期 4月~5月 6月 経 緯 7月~8月 9月~11 月 12 月 今後の予定 1月~3月 4月~ 内 容 ・プロジェクトチームの設置(財務課、教育企画課、高校教育課で構成) ・該当校への現地調査・現状把握、校長会理事会における説明 ・新システムにかかる仕様、運用、保守、入札、契約方法等の検討 ・導入校 29 校対象説明会 ・仕様書策定検討委員会の開催(2回) ※メンバー:導入校担当者 10 名、研修所・3課の事務局職員 ・仕様書案の作成 ・サーバ、システム(ソフト)の調達にかかる公示 ・サーバ及びシステム(ソフト)にかかる業者選定 ・導入校説明会、担当者研修会(新システムによる試行開始) ・システム移行、データ移行の開始 ・新システムによる本格運用開始(8校) 4 今後の展開 (1) 単位制等高校 29 校 今後導入を予定している高校に対し、順次・データ移行等にかかる説明会、研修会を実 施し、円滑な移行を図る。 (2) (1)以外の県立高校 全県立高校への導入に向けた仕様書の検討を進めることとし、導入にあたっては、既定経 費の見直し等による必要な経費の確保、システム導入校の稼働状況を踏まえ、(1)以外のモ デル校での導入・検証を行い、円滑な導入を図る。
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