Ⅴ 推進体制 子どもの読書活動の推進を図るためには、家庭や各関係機関がそれぞれ単独の取り組みに とどまっていたのでは、自ずと限界があります。より実効性のある計画とするために様々な 立場や機関の特性を生かしながら、連携・協力体制を強化していく必要があります。 1 推進体制の整備 子どもの発達段階に応じてかかわりのある諸機関は、それぞれの状況や段階に応じて 子どもの読書活動の推進にかかわる様々な取り組みを行っていくとともに、計画の進捗 状況の把握、分析、公開を行っていくことが求められています。 その上で、さらに子どもの読書活動の推進体制を強化するために、関係機関や団体相 互のネットワーク化を進めることにより、各機関等の特性を生かしながらより効果的な 取り組みを進める必要があります。 関係機関等のネットワーク化は、相互の理解を深めながら、より質の高い読書活動を 生み出すことができると考えられ、各家庭での読書活動も巻き込む大きな流れとなるこ とが期待されます。そのためにも各機関・団体等は、広く市内外の子どもの読書活動に 関する情報を収集、提供する役割を担うことも期待されます。 2 関係機関とのネットワークづくり 子どもの読書活動をより効果的に推進していくためには、関係機関等がネットワーク 化を進めるだけでなく、子どもとかかわりのある関係諸機関をも交えて、相互に連携・ 協力していくことが重要です。 そのために、子どもの読書活動推進に関する図書や情報の共有化、人材の活用、事業 の共同実施など連携・協力した取り組みを進め、より広範に子どもが読書に親しむ機会 を提供できるネットワークを形成していくことが期待されます。 家庭 子ども 地域 学校 22
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