第6章 推進体制と進捗管理等

第6章
推進体制と進捗管理等
1.推進体制
2.進捗管理及び継続的な改善
3.戦略の見直し等
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1.推進体制
推進体制
経営戦略で策定した具体的な施策は、各関係課で立案・実施・改善を行うほ
か、部内横断的な内容は、弾力的に組織の枠を越えたワーキンググループを設
置し、職員一丸となって取り組みます。
なお、ワーキンググループの中に、近年頻発する局地的な大雨や地震などの
災害に対して、迅速かつ的確に対応していくため、「リスクマネジメント *」の
ワーキンググループを設置し、被害の発生防止や軽減を図ります。
図表 64 推進体制
下水道事業経営審議会
組
織
運
営
広
報
戦
略
民
間
の
資
金
及
び
ノ
ウ
ハ
ウ
広
域
化
・
共
同
化
・
最
適
化
ス
ト
ッ
ク
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
コ
ス
ト
削
減
資
産
活
用
リ
ス
ク
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
2.進捗管理及び継続的な改善
進捗管理及び継続的な改善
毎年度の決算時に経営戦略の目標達成状況等を評価し、その評価結果を翌年
度の事業運営に反映させる PDCA サイクル*を実践します。なお、当該年度の決
算見込が出た時点でも、目標達成状況等の見通しを確認します。
こうした取組により、本戦略で目指す目標の達成に向け、常に改善しながら
施策を推進するとともに、進捗状況を「下水道事業経営審議会」等に報告し、意
見をいただきながら継続的に改善を行います。
図表 65 進捗管理における PDCA サイクル
下
水
道
事
業
経
営
審
議
会
等
Act
(改善)
Plan
(計画)
意見
報告
Check
(評価)
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Do
(実行)
また、常に目標自体の妥当性等をチェックすることも重要になります。その
ため、規模や経営環境が近い類似中核市*(H27.3.31 現在で地方公営企業法を適
用している都市)18団体(本市含む)や比較対象都市(一宮市・宮崎市・岐阜
市など)などのうち賛同する都市と意見交換会を実施し、主要指標について定
期的に比較を行い、数値目標の妥当性の確認を行うとともに、参考になる取組
などがあれば市の施策にも反映し機動的な対応を取っていきます。
図表 66 他市とのベンチマーク
類似中核市や比較対象都市などのうち賛同する都市
松山市
意
見
交
換
に
よ
り
設
定
A市
B市
・・・
【類似中核市】(18団体)
函館市、盛岡市、秋田市、郡山市、
宇都宮市、横須賀市、金沢市、
豊橋市、岡崎市、大津市、奈良市、
高松市、松山市、高知市、
久留米市、長崎市、大分市、鹿児島市
投資金額
企業債残高
汚水処理原価
・・・
・・・
3.戦略の見直し等
戦略の見直し等
10年間の計画を前期・後期に分け、中間年の平成33年度に前期5年間の
取組や投資計画を検証し、後期の5年間の施策や目標等の見直しと後期の計画
の詳細化を行います。
なお、各施策には、今回立ち上げ、今後の取組を研究していくものも含まれて
おり、現時点では効果や目標数値が明らかにならない施策もありますが、これ
らの施策は、実施が可能と判断できる段階で、施策内容を具体化し、順次、目標
数値の設定を行います。
図表 67 戦略の見直しスケジュール
1年目
2年目
3年目
4年目
5年目
6年目
7年目
8年目
9年目
10年目
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
H38
松山市下水道事業経営戦略(H29~H38)
前期(5年)
後期(5年)
官民連携等研究する施策については行動計画を目
標として設定する。
具体的な実行内容が明確になった後は、コスト削
減額などの目標設定を行う。
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おわりに
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