ともこ通信53号

第53号
と
も
こ
通
信
2016年1月24日号(1)
藤本ともこ事務所発行
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り高額です。下表のように、今でも所得の20%を超え
る国保料となっています。60歳未満の国保加入者は、
「国保」は国民健康保険の略称で、公的な医療保険の
一つです。
国民年金加入者でもあり、社会保険料が暮らしを脅かし
ています。
公的医療保険は、国保や「後期高齢者医療制度」とと
こうした中、払いたくても払えない状況が広がってい
もに、企業に勤める人が加入する組合健保、協会けんぽ、 ます。国保加入世帯45000世帯余りの中で約600
主に公務員や教職員が加入する共済組合などがありま 0世帯(13.2%)が払えない世帯となっています。そ
す。これら勤めている人が加入する保険は、「被用者保
のうち約2000世帯には、ペナルティとして期限付き
険」と言われ、保険料を労働者と事業主がおよそ折半で
保険証や資格証明書(医療機関窓口で全額負担)が発行
負担する仕組みとなっています。
されており、命と健康にかかわる深刻な状況が発生して
国保は、市町村が運営し、75 歳未満で「被用者保険」 います。
等に加入していない人は、すべて国保に加入することが
市は、「赤字だから、上げざるを得ない」と
義務付けられています。自営業者や年金生活者、非正規
の立場ですが、これ以上の負担は、市民の暮
労働者などが加入するのが国保であり、高齢者、所得の
らしを壊し、払えない世帯を増やすだけです。
低い人が多く加入しているという特徴があります。
津市の国保も、65 歳~74 歳の加入者が年々増え、
26 年度は加入者に占める割合が 43.5%です。所得
200 万円以下の世帯が80%を占めています。
国保の運営が厳しくなったことの大本は、国が補助金
を減らしてきたからです。以前は、医療費の 45%を負
担していたのに今では 30%余りです。それを補うた
め、全国的には、市の財政から補てんしていますが、津
市は基本的には行わずに運営してきました。それが、今
の深刻な国保会計となっています。
国保は、加入者からの保険料(=国保料)や国からの
補助金などをもとに独立した会計として運営します。被
用者保険のように事業主負担がないため、国保料はかな
市から財政支援を行うとともに、保健予防活動に力を
入れて医療費削減を図ることはとりくみが必要です。
2月20日(土)午後2時~三重県総合文化センタ
ーでシンポジウムを開催予定です。ご参加ください!
値
上
げ
案
試
算
モデルケース
現行保険料
値上げ案
増
減
70歳
国民年金 一人暮らし
18,150 円
20,640 円
2,490 円
45歳
所得なし 一人暮らし
22,290 円
26,190 円
3,900 円
30歳代親子 4 人世帯、所得 200 万円
346,000 円
405,600 円
59,000 円
50歳代親子4人世帯、所得 200 万円
405,200 円
494,600 円
89,400 円
第53号
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も
こ
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信
2016年1月24日号(2)
12月議会の一般質問を報告します。
津市では、平成 25 年度から小中一貫教育を進めてお
さに追われ、後回しとなっているなら本末転倒です。
り、5 年計画で市内20ある中学校区全てで取り組むこ
こうした課題を指摘し、27 年度は中間年度となって
とになっています。今年度で半数の10中学校区で取り
いることから、小中一貫教育の検証を求めました。
組みを行っています。
「小中一貫教育」といっても形態は様々です。一中学
校区一小学校のところもあれば、一つの中学校区に複数
の小学校があるところもあります。今、美里地域では、
平成 29 年度の開校をめざして施設を一体とした小中一
貫の学校を建設中です。
(美里中学校のところに、長野、
高宮、辰水の 3 小学校を統合して併設予定)
美里で進めようとしている小中一貫校は、小学校 6 年
間と中学校 3 年間を合わせた教育体系となりますので、
1 年生~9 年生として在籍することになります。小学校
6 年生は、最高学年として、運動会や生徒会、縦割り集
団でリーダーシップを発揮していますが、上に「7 年生」
が存在することになるため、リーダーシップを発揮する
小中一貫教育を進めるにあたって、「全国学力調査に
場をどう保障するのかは、大きな課題です。
おいて、すべての項目で全国平均を上回る」ことを目標
として掲げています。その一方で、学校が楽しいと感じ
る児童、生徒の率を高める、いじめの解消率を100%
にするという目標も設定しています。
小中一貫教育の方針では、保育所や幼稚園の連携、乳
幼児期からの連携を見据えた教育も掲げています。今、
学力向上は、誰しも願うことですが、テストの平均点
幼稚園でも支援が必要な子どもが増えています。公立幼
さえ上がればいいのか、点を取ることに追い込む教育で
稚園 37 園あり、29園に「支援員」が配置されていま
いいのか⁈とこれまでも指摘してきました。
すが、まだまだ足りません。幼稚園は、小学校のような
点数をとる競争をあおりながら、学校が楽しいと感じ
「就学判定委員会」もないため、入園してから支援の必
る生徒を増やすことやいじめ解消は矛盾しているので
要性がわかるケースが多々あります。保護者との連携を
はないでしょうか。
密にし、幼児期にしっかりかかわることが、就学後の学
小中一貫教育を進めるには、先生方の小中連携も不可
校生活にとっても大切なポイントとなります。3 歳児健
欠で、会議も増え、忙しさに拍車をかける状況が生まれ
診との連携を強化しながら、支援員の配置を手厚くする
ています。授業研究に時間をかけるべきところを忙し
よう求めました。
今、市では新年度の予算編成作業が行われています。その中で、昨年末から市長の定例記
者会見でいくつかの新しい事業の発表が行われています。それらは、市長の公約であるとと
もに、私たち党議員団も繰り返し実現を求めてきた問題がいくつか含まれています。
◎小中学校、普通教室へのエアコン設置 5年計画で実施予定(中学校、大規模改修校から順次)
◎保育所の育児休業中の強制退所見直し
これからも、みなさんの声を届け
◎子ども医療費、中学生の通院も無料に 9月実施予定
てがんばります。今年もよろしく
◎獣害対策 すべての農地を対象に防護柵の補助制度をスタート
お願いいたします。藤本ともこ