結核・感染症発生動向調査の解析評価(3月分)(PDF:226KB)

栃木県結核・感染症発生動向調査情報
(サーベイランス
サーベイランス)
平成 27 年 3 月(週報第 10 週~第 13 週(3/2~3/29))集計の感染症発生動向調査情報に関する
)集計の感染症発生動向調査情報に関する
「栃木県結核・感染症サーベイランス委員会」の解析評価結果は次のとおりです。
1 感染症解析情報 {3 月は 4 週間、2 月は
月 4 週間での比較となります。}
(1)概況
ア.3 月の報告数は次のとおりです。
の報告数は次のとおりです。全数(1~5 類)把握疾病は 29 件(2 月は 33 件)でした。
定点把握疾病のうち週報疾病(インフルエンザ定点、小児科定点、眼科定点、基幹定点の週報)
定点把握疾病のうち週報疾病(インフルエンザ定点、小児科定点、眼科定点、基幹定点の週報)は
2,296 件(定点あたり 11.35 件/週)であり、2 月の 4,927 件(定点あたり 20.23 件/週)と比較し、
週あたり 0.56 倍とかなり低い
かなり低い水準で推移しています。
イ.栃木県において報告が多かった
栃木県において報告が多かった主な疾病は次のとおりです。
主な疾病は次のとおりです。
(定点把握週報疾病)
疾病名
報告数
A 群溶血性レンサ
球菌咽頭炎
感染性胃腸炎
インフルエンザ
前月との比較(週あたり比)
前年同期との比較(週あたり比)
との比較(週あたり比)
330 件
(1.03 倍)
(1.72 倍)
(週あたり平均
82.50 件)
前月は 319 件
*前年同月は 192 件
(週あたり平均 79.75 件)
(週あたり平均 48.00 件)
748 件
(0.80 倍)
(1.74 倍)
(週あたり平均
187.00 件)
前月は 939 件
*前年同月は 429 件
(週あたり平均 234.75 件)
(週あたり平均 107.25 件)
784 件
(0.24 倍)
(0.14 倍)
(週あたり平均
196.00 件)
前月は 3,296 件
*前年同月は 5,422 件
(週あたり平均 824.00 件)
(週あたり平均 1355.50 件)
① A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、前月に比べ報告数が
群溶血性レンサ球菌咽頭炎
1.03 倍とほぼ同様の水準で推移しています。前年
同期と比べると、報告数で 1.72 倍と大幅に高い水準で推移しています。全国的には、過去 5 年間の同時期
と比較して、かなり高い水準で推移しています。
② 感染性胃腸炎は、前月に比べ報告数が
は、前月に比べ報告数が 0.80 倍とやや低い水準で推移しています。前年同期に比べると、
低い水準で推移しています。前年同期に比べると、
報告数で 1.74 倍と大幅に高い
高い水準で推移しています。全国的には、過去 5 年間の同時期と比較して、ほぼ
同様の水準で推移しています。
③ インフルエンザは、前月に比べ報告数が
は、前月に比べ報告数が 0.24 倍と大幅に低い水準で推移してい
水準で推移しています。前年同期と比べる
と、報告数で 0.14 倍と大幅に低い
低い水準で推移しています。全国的には、過去 5 年間の同時期と比較して、
やや低い水準で推移しています。
水準で推移しています。
(2)全数(1~5 類)把握疾病情報(全国)
ア. 1 類、2 類及び 3 類疾病
結核 1,618 件(2 月 1,882 件)、コレラ
件
1 件(2 月 1 件)、細菌性赤痢 11 件(2 月 13 件)、
腸管出血性大腸菌感染症 59 件(2 月 98 件)、腸チフス 8 件(2 月 4 件)、パラチフス
、パラチフス 4 件(2 月 4 件)の報
告がありました。他の疾病の報告はありませんでした。
他の疾病の報告はありませんでした。
イ. 4 類・5 類(上位 6 疾病)
疾患名
件数
前月件数
順位
1
侵襲性肺炎球菌感染症
166
176
2
梅毒
130
132
3
後天性免疫不全症候群
96
100
4
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症
81
100
5
アメーバ赤痢
68
84
6
レジオネラ症
65
73
ウ. 栃木県では次の報告がありました。(計 29 件)
結核 19 件、細菌性赤痢 1 件、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 1 件、急性脳炎
件、
1 件、
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1 件、後天性免疫不全症候群 1 件、侵襲性肺炎球菌感染症 2 件、
梅毒 1 件、播種性クリプトコックス症
、播種性クリプトコックス症 1 件、風しん 1 件