「外国人雇用状況」の届出状況【沖縄労働局版】 (平成 27 年 10 月末

【別添1】
「外国人雇用状況」の届出状況【沖縄労働局版】
(平成 27 年 10 月末現在)
Ⅰ 趣旨
外国人雇用状況の届出制度は、雇用対策法に基づき、外国人労働者の雇用管理の改善や
再就職支援を図ることを目的として創設されたものであり、すべての事業主に対し、外国
人労働者(特別永住者、在留資格「外交」
・
「公用」の者を除く。以下同じ。
)の雇入れ又
は離職の際に、当該外国人労働者の氏名、在留資格、在留期間等について確認し、厚生労
働大臣(ハローワーク)へ届け出ることを義務付けるものである。
Ⅱ 本県における届出状況のまとめ
次の 1~4 は外国人雇用状況届出をもとに、平成 27 年 10 月末現在の状況を集計したも
のである。
1 外国人を雇用している事業所及び外国人労働者の状況
平成 27 年 10 月末現在、外国人労働者を雇用している事業所数は 1,057 か所(全国比
0.7%)であり、外国人労働者数は 4,898 人(全国比 0.5%)であった。これは平成 26 年
10 月末現在の 899 か所、3,388 人に対し、158 か所(17.6%)
、1,510 人(44.6%)増とな
っている。
2 外国人労働者の属性
(1) 国籍別にみると、ネパールが外国人労働者数全体の 29.9%で最も多く、次いで中
国(香港等含む。以下同じ。
)が同 16.0%、フィリピンが同 13.7%の順となっている。
国籍別外国人労働者の割合
その他
618人
12.6%
中国
(香港等を含む)
783人
16.0%
G7/8
+オーストラリア
+ニュージーランド
786人
16.0%
韓国
203人
4.1%
うちアメリカ:489人 10.0%
うちイギリス: 91人
ペルー
71人
1.4%
1.9%
ブラジル
44人
0.9%
外国人労働者数
4,898人
フィリピン
673人
13.7%
ベトナム
256人
5.2%
ネパール
1,464人
29.9%
-1-
(2) 在留資格別にみると、
「資格外活動分野の在留資格※2」が同 39.6%(うち「留学」
は同 38.3%)を占め、次いで「身分に基づく在留資格※1」が外国人労働者全体の
29.8%、
「専門的・技術的分野の在留資格※3」が同 22.7%の順となっている。
在留資格別外国人労働者の割合
身分に基づく
在留資格
1,458人
29.8%
不明
19人
0.4%
専門的・技術的
分野の在留資格
1,110人
22.7%
特定活動
111人
2.3%
外国人労働者数
4,898人
技能実習
258人
5.3%
資格外活動
1,942人
39.6%
うち留学:1,875 人 38.3%
(3) 国籍別・在留資格別にみると、中国については、
「専門的・技術的分野の在留資
格」が 41.8%、
「資格外活動分野の在留資格」が 24.5%(うち「留学」は 21.3%)
、
「身分に基づく在留資格」が 23.4%となっている。
ネパールについては、
「資格外活動の在留資格」のうち「留学」が 97.5%を占め
ている。フィリピン及びアメリカについては、
「身分に基づく在留資格」がそれぞ
れ 75.2%、62.2%、
「専門的・技術的分野の在留資格」がそれぞれ 17.8%、32.5%
となっている。
3 産業別・事業所規模別にみた外国人雇用事業所の特性
(1) 産業別にみると、
「宿泊業、飲食サービス業」が事業所全体の 16.5%を占め、次
いで「卸売業、小売業」が同 14.1%、
「教育、学習支援業」が同 9.2%となっている。
産業別外国人雇用事業所の割合
建設業
85所
8.0%
その他
276所
26.1%
製造業
63所
6.0%
情報通信業
55所
5.2%
サービス【他に分
類されないもの】
83所
7.9%
医療、福祉
75所
7.1%
全事業所数
1,057所
教育・学習支援業
97所
9.2%
-2-
卸売業・小売業
149所
14.1%
宿泊業・
飲食サービス業
174所
16.5%
(2) 産業別に、労働者派遣・請負事業を行っている事業所の傾向をみると、
「サービ
※4
ス業(他に分類されないもの) 」では同産業の事業所全体の 45.8%を占め、
「情
※5
報通信業 」では同 16.4%、
「建設業」では同 12.9%となっている。
労働者派遣・請負事業をおこなっている事業所の産業別状況
450所
414所
400所
350所
事業所数
300所
(うち派遣)
250所
200所
174所
149所
150所
100所
83所
(38)
(10)
(2)
宿 泊 業 ・ 飲食サービス業
教育・学習支援業
(17)
その他
(7)
サ ー ビ ス 業 【 他 に 分類されないもの】
(9)
卸売業・小売業
(11)
建設業
0所
55所
情報通信業
50所
97所
85所
(3) 事業所規模別にみると、
「30 人未満」規模の事業所が最も多く、事業所全体の
58.0%を占めている。
事業所規模別外国人雇用事業所の割合
500人以上
43所
4.1%
不明
5所
0.5%
100~499人
187所
17.7%
全事業所数
1,057所
30人未満
613所
58.0%
30~99人
209所
19.8%
-3-
4 産業別・事業所規模別にみた外国人労働者の就労実態
(1) 産業別にみると、
「サービス業(他に分類されないもの)※4」が外国人労働者全
体の 18.7%を占め、次いで「宿泊業、飲食サービス業」が同 15.0%、
「教育、学習
支援業」同 13.7%、
「卸売業、小売業」が同 11.0%となっている。
産業別外国人労働者数
建設業
262人
5.3%
その他
1,102人
22.5%
製造業
383人
7.8%
情報通信業
138人
2.8%
外国人労働者数
4,898人
サービス業【他
に分類されない
もの】
915人
18.7%
医療、福祉
151人
3.1%
卸売業・小売業
540人
11.0%
宿泊業・飲食
サービス業
735人
15.0%
教育・学習支援
業
672人
13.7%
(2) 産業別に、労働者派遣・請負事業を行っている事業所に就労している外国人労働
者の傾向をみると、
「サービス業(他に分類されないもの)
」が同産業に雇用される
外国人労働者全体の 78.7%を占め、
「建設業」が同 23.3%、
「宿泊業・飲食サービス
業」が同 12.7%となっている。
労働者派遣・請負事業をおこなっている事業所に就労している
外国人労働者の産業別状況
1,636人
労働者数
(うち派遣)
915人
735人
(61)
672人
(720)
540人
262人
138人
(34)
(12)
(93)
その他
サービス業【他に
分類されないもの】
-4-
(151)
(2)
教育・学習支援業
宿泊業・
飲食サービス業
卸売業・小売業
情報通信業
建設業
1,800人
1,600人
1,400人
1,200人
1,000人
800人
600人
400人
200人
0人
(3) 事業所規模別にみると、
「30 人未満」規模の事業所が最も多く、外国人労働者全
体の 33.4%を占めている。
事業所規模別外国人労働者数
不明
6人
0.1%
500人以上
1,161人
23.7%
外国人労働者数
30人未満
1,634人
33.4%
4,898人
100~499人
1,295人
26.4%
30~99人
802人
16.4%
※1「身分に基づく在留資格」には、
「永住者」
、
「日本人の配偶者等」
、
「永住者の配偶者等」
、
「定住者」が該
当する。
※2「資格外活動分野の在留資格」には、資格外許可を受けていないと就労することができない「留学」
、
「研
修」
、
「家族滞在」
、
「文化活動」
、
「短期滞在」が該当する。
※3「専門的・技術的分野の在留資格」には、
「教授」
、
「芸術」
、
「宗教」
、
「報道」
、
「医療」
、
「研究」
、
「教育」
等が該当する。
※4「サービス業(他に分類されないもの)
」には、労働者派遣業、ビルメンテナンス業等が含まれる。
※5「情報通信業」には、
「通信業」
、
「放送業」
、
「情報サービス業」
、
「インターネット付随サービス業」
、
「映
像・音声・文字情報制作業」が該当する。
-5-