公募要領(PDF形式:299KB) - 資源エネルギー庁

平成28年度
中小水力・地熱発電開発費等補助金
(中小水力発電開発事業及び地熱発電開発事業)
公募要領
※本事業は、平成28年度予算に係る事業であることから、予算の成立以前に
おいては、採択予定者の決定となり、予算の成立等をもって採択者とすること
とする。
平成28年2月
経済産業省
資源エネルギー庁
電力・ガス事業部
電力基盤整備課
1
中小水力・地熱発電開発費等補助金(中小水力発電開発事業及び
地熱発電開発事業)に係る補助事業者の公募について
平成28年2月8日
経済産業省資源エネルギー庁
電 力 基 盤 整 備 課
平成28年度中小水力・地熱発電開発費等補助金(中小水力発電開発事業及
び地熱発電開発事業)に係る補助事業者を公募します。
※本事業は、平成28年度予算に係る事業であることから、予算の成立以前
においては、採択予定者の決定となり、予算の成立等をもって採択者とするこ
ととする。
1.通則
本事業については、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和
30年法律第179号)、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律施行
令(昭和30年政令第255号)及びその他の法令、補助金交付要綱の定めに
より、実施されるものです。
2.目的
この補助金は、中小水力発電開発事業及び地熱発電開発事業(以下「間接補
助事業」という。)に要する経費に対して、民間団体等(以下「補助事業者」と
いう。)が当該経費を助成する事業(以下「補助事業」という。)に要する経費
を補助することにより、内外の経済的社会的環境に応じた安定的かつ適切なエ
ネルギー需給構造の構築を図ることを目的とします。
3.事業内容
(1)中小水力発電開発事業
水力発電施設の設置等又は水力発電施設の設置等に係る新技術の導入を行う
者(以下「間接補助事業者」という。)に対して、補助金を交付する事業(以下
「間接補助事業」という。)です。(別紙参照)
(2)地熱発電開発事業
地熱を利用する発電施設等の設置又は改造に係る事業を行う者(以下「間接
2
補助事業者」という。)に対して、補助金を交付する事業(以下「間接補助事業」
という。)です。(別紙参照)
4.事業スキーム
経
済
(申請)↑
産
業
省
↓(補助)
補助率:定額
民間団体等(補助事業者)
(申請)↑
↓(補助)
民間事業者等(間接補助事業者)
補助率:水力
地熱
2/10,3/10,5/10 以内
2/10,5/10 以内
5.応募資格
次の(1)~(4)までの全ての条件を満たすことのできる民間団体等とし
ます。
(1)当該補助事業の遂行に必要な能力、知識、経験を有していること。
(2)当該補助事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資
金等について十分な管理能力を有していること。
(3)国が当該補助事業を推進する上で必要とする措置を、適切に遂行できる
体制を有していること。
(4)当該補助事業に係る普及促進を行い得る能力を有すること。
6.応募に必要な書類
以下の資料又はこれに準ずるもの(様式自由)を下記提出先まで持参又は郵
送にて提出してください。
(1)団体概要、直近の決算報告書等(経営基盤が判断できるもの)
(2)実施体制及び事業・技術に関する事業部等の組織に関する説明書
(3)当該事業に関連した実績
(4)補助事業の要件(補助対象設備、補助対象経費等)及びその審査に関す
る説明書
(5)間接補助事業者の募集方法、申請方法及び採択方法に関する説明書
(6)事業の効果の把握及び評価に関する説明書
(7)本事業を実施するに当たっての計画書及び財政計画書
*応募書類は、A4サイズとし、4部提出するものとする。
7.公募期間
平成28年2月8日(月)~平成28年3月4日(金)12:00(郵送の
場合は必着)
3
8.審査について
(1)審査
審査は原則として応募書類に基づいて行いますが、必要に応じてヒアリン
グを実施するほか、追加資料の提出を求める場合があります。
(2)審査の観点
提案書の審査は、下記の観点で相対的に評価します。
・当庁の方針に合致した事業目的・事業内容となっているか。
・本補助事業を遂行するために必要な知見、実施体制及び管理体制を有し
ているか。
・補助事業の実施体制、実施スケジュール、予算額等は明確となっており、
かつ効率的なものか。
・提案内容は、補助事業の要件を踏まえた具体性のあるものか。
・補助事業に係る経理等の事務について的確な管理体制及び処理能力を有
しているか。
・本事業の広報、普及促進を図る能力があるか。
9.その他
下記事項についてあらかじめご了承ください。
(1)受理した申請書等は返却しないこと。
(2)採択については、後日、資源エネルギー庁ホームページ等で公表するこ
ととし、個別の問い合わせについては応じないこと。
(3)契約の際に、事業内容、積算等について協議する場合があること。
10.提出書類の送付先及び問い合わせ先
〒100-8931 東京都千代田区霞が関一丁目3番1号
経済産業省 資源エネルギー庁 電力基盤整備課
担当:柳澤、兼行
電話: 03-3501-2503
FAX 03-3580-8591
4
(別紙)
補助事業要件
1.補助事業
(1)事業予定額
①中小水力発電開発事業費 325,065千円(注)
(上記の額のうち管理費19,669千円を含む)
本事業は後年度負担分のみであり、間接補助先は6件を予定しています。
(注)今後、平成28年度予算の成立等を前提とするもので、現時点での予
定額である。
②地熱発電開発事業費 612,953千円(注)
(上記の額のうち管理費20,351千円を含む)
本事業は後年度負担分のみであり、間接補助先は6件を予定しています。
(注)今後、平成28年度予算の成立等を前提とするもので、現時点での予
定額である。
(2)補助対象経費の区分
①中小水力発電開発事業費
中小水力発電施設の設置等事業費及び水力発電施設の設置等に係る新
技術の導入事業費に係る間接補助事業に要する経費
管理費(労務費、調査旅費、資料作成費等、その他業務管理に必要な経
費)
②地熱発電開発事業費
調査井掘削事業費及び地熱発電施設設置事業費(ただし、バイナリー発
電については補助対象外とする)に係る間接補助事業に要する経費
管理費(労務費、調査旅費、資料作成費等、その他業務管理に必要な経
費)
(3)補助率
定額(間接補助事業に係る補助率については下記参照)
(4)事業実施期間
交付決定日~平成29年3月31日
2.間接補助事業(予定)
(1) 中小水力発電開発事業
①補助対象
a.水力発電施設の設置等事業
5
イ)出力が 1,000kW を超え 30,000kW 以下の水力発電施設の設置を行う
事業
ロ)出力が 1,000kW を超え 30,000kW 以下の水力発電施設の改造を行う
事業
・ダムの改造であって、貯水池又は調整池の有効容量の変更を伴い、
出力又は発電電力量を増加させるもの。
・取水設備、導水路、水圧管路又は放水路の改造であって、通水容量
の変更を伴い、出力又は発電電力量を増加させるもの。
・水車又は発電機の改造であって、20%以上の出力の変更を伴うもの
又は施設の所有者若しくは管理者その他の責に帰すことができない
事由による損壊(以下、「天災事由による損壊」という。)の復旧に
伴い、100kW 以上の増出力を伴うもの。
・貯水池又は調整池の改造であって、有効容量の変更を伴い、出力又
は発電電力量を増加させるもの。
b.水力発電施設の設置等に係る新技術の導入事業
・出力が 1,000kW を超え 30,000kW 以下の水力発電施設の設置又は改造
に当たり新技術の導入を行う事業。
②補助対象事業者
水力発電施設等の設置又は改造に係る事業であって、水力発電施設の設
置等又は水力発電施設の設置等に係る新技術の導入を行う者。但し、本事
業は後年度負担分のみであり、補助対象事業者となる間接補助先は6件を
予定しています。
③補助対象経費
補助対象経費は、「水力発電施設の設置等事業」と「水力発電施設の設
置等に係る新技術の導入事業」に要する費用のうち、下記に示す補助対象
経費の範囲内で適当と認められるものとします。
a.水力発電施設の設置等事業
費
目
内
容
土地
発電所、水路、貯水池又は調整池等
建物
水路
発電所等
え ん 堤 、取 水 口 、導 水 路 、沈 砂 池 、水 槽 、水 圧 管
路、放水路、雑工事等
貯水池
えん堤、雑工事等
6
調整池
機械装置
諸装置
送変電設備
備品
えん堤、雑工事等
水 車 、発 電 機 、主 要 変 圧 器 、配 電 盤 開 閉 装 置 、自
動制御装置、屋外鉄構、諸機械装置、基礎等
通信電燈電力装置、雑装置等
土地、建物、架空電線路、地中電線路、保安開閉装置、
保安通信装置、機械装置、諸装置等
但し、送配電系統への連系に必要なものに限る。
耐 用 年 数 1 年 以 上 で 、か つ 取 得 価 格 が 1 万 円 以 上
の物品
無形固定
資産
ダム使用権、水利権等
共有設備
総係費
共同事業費負担金等
仮 設 備 、工 事 用 電 力 費 、測 量 及 び 調 査 費 、仮 設 備
費 、補 償 費 、建 設 中 利 子 、建 設 分 担 関 連 費 、雑 係
費等
b.水力発電施設の設置等に係る新技術の導入事業
費
目
水路
機械装置
諸装置
備品
総係費
導入試験に
係わる費用
内
容
え ん 堤 、取 水 口 、導 水 路 、沈 砂 池 、水 槽 、水 圧 管
路、放水路、雑工事等
水 車 、発 電 機 、主 要 変 圧 器 、配 電 盤 開 閉 装 置 、自
動制御装置、屋外鉄構、諸機械装置、基礎等
通信電燈電力装置、雑装置等
耐 用 年 数 1 年 以 上 で 、か つ 取 得 価 格 が 1 万 円 以 上
の物品
仮 設 備 、工 事 用 電 力 費 、測 量 及 び 調 査 費 、仮 設 備
費 、補 償 費 、建 設 中 利 子 、建 設 分 担 関 連 費 、雑 係
費等
導入試験に係わる費用等
④補助率
出力規模等
①水力発電施設の設置等事業
a.5,000kW 以下
b.5,000kW 超 30,000kW 以下
7
補助率
20%を限度とする
10%を限度とする
ただし、天災事由による損壊の復旧に伴う、
水車又は発電機の改造であって、100kW 以上の
増出力の場合は以下による
c.増加後の出力が 5,000kW 以下
・出力増加割合 20%以上
・出力増加割合 20%未満
20%を限度とする
*出力増加割合を限
度とする
d.増加後の出力が 5,000kW 超 30,000kW 以
下
・出力増加割合 20%以上
10%を限度とする
・出力増加割合 20%未満
*出力増加割合の1
/2を限度とする
②水力発電施設の設置等に係る新技術の導入事
業
50%を限度とする
・新技術を導入した部分
採択された時点の補
③平成 10 年度迄に採択された事業
助率を限度とする
(注)*:出力増加割合とは、増出力(改造後出力-改造前出
力)を元の出力(改造前出力)で除した値をいう。
⑤募集方法
公募により受付け
(2)地熱発電開発事業
①補助対象
地熱を利用する発電施設等の設置又は改造に係る事業であって、調査井
掘削事業費若しくは地熱発電施設設置事業費(バイナリーサイクル発電施
設設置は除く)に該当する地熱発電開発事業
②補助対象事業者
地熱を利用する発電施設等の設置又は改造に係る事業であって、調査井
掘削又は地熱発電施設の設置を行おうとする者。但し、本事業は後年度負
担分のみであり、間接補助先は6件を予定しています。
8
③補助対象経費
補助対象経費は、地熱を利用する発電施設等の設置又は改造に係る事業
であって、調査井掘削事業費若しくは地熱発電施設設置事業費(バイナリ
ーサイクル発電施設設置は除く)に要する費用のうち、下記に示す補助対
象経費の範囲内で適当と認められるものとします。
対 象 事 業
調査井掘削事業
地熱発電施設設置事業
内
容
調査井掘削、坑井内調査、附帯工事等
坑井掘削(生産井及び還元井に限る。)
、蒸気
配管等敷設、発電機等設置、熱水供給施設等
設置、送変電設備設置費(送配電系統への連
携に必要なものに限る)、附帯工事等
④補助率
対象事業
調査井掘削事業
地熱発電施設設置事業
補助率
1/2以内
1/5以内
⑤募集方法
公募により受付け
9