行 財 政 運 営 戦 略 を 踏 ま え た 平成28年度の行財政改革の取組

行財政運営戦略を踏まえた
平成28 年度 の 行 財 政 改 革 の 取 組
鹿
児
島
県
目
次
行 財 政運 営 戦 略 を 踏 まえ た 平 成 2 8 年度 の 行 財 政 改革 の 取 組
Ⅰ
・ ・・ ・ ・ ・
1
・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
3
・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
3
歳出 削 減 の 取 組
1
2
3
4
5
Ⅱ
人件費
職 員 数 の 縮 減 及び 職 員 給 の 見 直し
扶助費
公債費
(1) 県 債 発 行 の 抑制
(2) 適 正 な 公 債 管理
・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
3
4
普 通 建 設 事 業 費等
(1) メ リ ハ リ を つけ た 社 会 資 本 の整 備 等 ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
(2) 県 内 企 業 へ の優 先 的 発 注 や 受注 機 会 の 確 保, 建 設 業 者 の 他業 種 へ の
進 出 支 援 , 担 い手 の 確 保 ・ 育 成等 ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
5
一般政策経費
(1) 県 有 施 設 の 管理 運 営 等 の 見 直し ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
(2) 民 間 委 託 の 推進 ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
(3) メ リ ハ リ を つけ た 一 般 政 策 経費 の 見 直 し ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
5
5
6
4
歳入 確 保 の 取 組
1
県 税 収 入 等 の 確保
2
地 方 交 付 税 等 の確 保 に 向 け た 取組
・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
7
3
国 庫 支 出 金 の 確保 に 向 け た 取 組
・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
8
その他
(1) 未 利 用 財 産 の有 効 活 用 ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
(2) ネ ー ミ ン グ ライ ツ の 導 入 ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
(3) 使 用 料 ・ 手 数料 の 見 直 し ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
(4) 特 定 目 的 基 金の 有 効 活 用 ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
8
8
8
9
4
・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・
行 財 政改 革 の 着 実 な 推進 ・ 継 続 に つ いて
7
・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ 1 0
行財政運営戦略を踏まえた平成28年度の行財政改革の取組
時代の大きな変革期を迎える中,これまでの諸プロジェクトに加え,地方創生を積
極的に推進するとともに,県民一人ひとりが安全な県土のもとで,生涯安心して働き,
安定した生活を送ることができる地域社会の実現に向けて取り組む必要
一方で,国は,「経済・財政再生計画」に基づき,平成30年度までを集中改革期
間として財政健全化に取り組むとしており,厳しい財政運営が予想される中,国の制
度改革にも的確に対応し,持続可能な行財政構造を構築する必要
行財政運営戦略に基づき,引き続き歳入・歳出両面にわたる行財政改革の取組を実施
臨時財政対策債等を除く県債残高を1.1兆円程度に抑制することを目標
◆ 平成27年度当初予算との比較
(一般財源ベース)
人件費
32億円の削減
(→職員数の縮減等)
歳
出
面
で
の
取
組
扶助費
39億円の増加
(→社会保障の充実等に適切に対応)
公債費
33億円の削減
(→県債発行の抑制,利子の減等)
普通建設事業費等
6億円の削減
(→メリハリをつけた社会資本の整備,財源確保等)
一般政策経費
3億円の削減
(→地方創生の推進,社会保障の充実等に適切に対応等)
歳
入
面
で
の
取
組
県税収入の確保 (滞納縮減特別対策等による県税徴収体制の強化等)
一般財源総額確保,国庫支出金確保の取組,県有財産の売却
等
地方創生に積極的に取り組む一方で,財源不足の生じない予算編成を実現
財政調整に活用可能な基金残高を250億円確保
臨時財政対策債等を除く県債残高は236億円減の1兆1,318億円
1
歳出面での取組
(三位一体の影響を除いた通常分)
億円
(一般財源ベース)
歳入合計
4,977
4,873
4,811
4,750
4,802
4,779
4,881
4,880
4,855
4,806
4,902
5,143
5,161
収支差
▲451
▲381
▲305
▲293
▲157
▲148
▲48
0
0
▲51
0
0
0
県政刷新大綱で示した,あるべき歳出構造については,人件費 1,769∼1,880(▲8∼13%),扶助費 477(現状維持),公債費 1,371
∼1,457(増加しないよう管理),普通建設事業費 239∼333(▲30∼50%),税等交付金 403(税収連動のため削減不可能),一般政
策経費 488(▲20%)(単位は百万円。減率については,平成16年度との比較)となっている。
※ 平成25年度当初予算における▲51億円は,国が要請する地方公務員給与削減措置の反映による地方交付税の減少等によるもの
であるが,平成25年7月から職員給与を減額したことから,平成25年度において財源不足は生じていない。
2
Ⅰ
※
歳出削減の取組
内 容 欄 に は 原 則 と し て 平 成 2 8 年 度 の 取 組 に よ る 平 成 2 7 年 度 と 比 較 し た 金 額 (一 般 財
源 ベ ー ス )を 記 載 。 な お , 事 業 費 の 変 動 等 に よ る 歳 出 減 も あ る こ と か ら , 各 項 目 毎 の 合
計は 一 致し ない 。
項
1
目
内
容
人件費
職 員数 の 縮 減 及 び 職員
給 の見 直 し
3 2億 円 の 削 減
●職 員 数 の 縮 減
●給 与 構 造 改 革 に伴 う 経 過 措 置の 段 階 的 廃 止
●退 職 手 当 の 増 に対 応 し た 退 職手 当 債 の 発 行 等
2
扶 助費
39億円の増加
●地 方 消 費 税 率 の引 上 げ に よ る増 収 分 を 活 用 し , 社 会 保 障
の 充 実 に 適 切 に対 応
・ 子 ど も ・ 子 育て 支 援 新 制 度( 施 設 型 給 付 )へ 移 行 し た
幼 稚 園 , 保 育所 , 認 定 こ ども 園 が 教 育 ・ 保育 に 要 す る
費 用 の 一 部 を負 担
・ 難 病 対 策 事 業及 び 小 児 慢 性特 定 疾 病 医 療 費助 成 事 業 に
お い て 拡 充 され た 対 象 疾 病に 係 る 医 療 費 助成
・ 低 所 得 高 齢 者の 介 護 保 険 第1 号 保 険 料 の 軽減 強 化
●医 療 や 介 護 分 野の 適 正 な 制 度運 営 に 向 け た 取 組 を 実 施
(事 業 費 ベ ー ス )
・ 高 齢者 元 気 度 ア ップ 地 域 活 性 化 事業
150百 万 円
・ 地 域ケ ア ・ 介 護 予防 推 進 支 援 事 業
757百 万 円
・ 特 定健 康 診 査 ・ 特定 保 健 指 導 事 業
284百 万 円
3百 万 円
・ 青壮年期ロコモ予防プログラム推進事業
3
公 債費
(1) 県 債 発 行の 抑 制
33億円の削減
●県 債 残 高 の 減 少を 図 る た め ,メ リ ハ リ を つ け た 社 会 資 本
整 備 を 推 進 す るこ と な ど に より , 新 規 の 県 債発 行 額 が 元
金 償 還 額 を 上 回ら な い よ う に抑 制 ( 県 債 発 行額 の 抑 制 基
調を維持)
(億円)
区
分
元 金償 還 額 A 県 債 発 行 額 B 差 額 (B− A)
28当初
1,145
1,072
▲ 73
うち臨時財政対策債等
227
390
+ 163
臨時財政対策債等除き
918
682
▲ 236
※臨時財政対策債等とは,臨時財政対策債と平成19年度
以 降 発 行し た 減収 補 債
3
※ 平 成 28年 度 地 方 財 政対 策 に お け る 臨時 財 政 対 策 債 の大
幅 抑 制に 伴 い , 臨 時財 政 対 策 債 等 を含 む 県 債 残 高 に つ
い て も減 と な る 見 込み
(参考)
平 成 28年 度 末 県 債 残高 見 込 み 1兆 6,398億 円 (▲ 73億 円 )
う ち 臨時 財 政 対 策 債等 除 き
1兆 1,318億 円 (▲ 236億 円 )
(2) 適 正 な 公債 管 理
●公 的 資 金 の 減 等に 柔 軟 に 対 応す る た め , 市 場 公 募 債 を 積
極的に活用
《市 場 公 募 債 の 発行 額 》
(億円)
区 分 個 別発 行 共 同 発 行 住 民 参 加 型
合
計
28計 画
100
700
20
820
4 普 通 建設 事業 費 等
(1) メ リ ハ リ を つ け た 社
会 資 本 の 整備 等
①公共事業の見直しと
重点化
6 億円 の 削 減
●前 年 度 と 同 額 の事 業 費 を 確 保
( 国 の 公 共 事 業関 係 費 :+ 0.0% )
●交 通 ネ ッ ト ワ ーク の 早 期 構 築, 基 幹 的 な 継 続 事 業 の 早 期
完 成 等 を 念 頭 に置 き つ つ , メリ ハ リ を つ け た社 会 資 本 の
整 備 等 を 行 う とと も に , 長 寿命 化 対 策 や 災 害防 止 施 設 等
の整備を推進
(百万円)
区
分
27当 初 A
28当 初 B (B-A)/A (%)
公
共
事
業
103,044
103,044
0.0
交通ネットワークの構築
16,516
15,209
▲ 7.9
農林水産業の更なる振興
12,558
12,192
▲ 2.9
安 全 な 郷 土 づ く り
20,367
22,953
+ 12.7
そ
の
他
53,603
52,690
▲ 1.7
② 県 単 公 共事 業 の 見 直
し と 重 点化
●災 害 関 連 や 施 設の 長 寿 命 化 に対 応 す る こ と と し , 前 年 度
と 同 額 の 事 業 費を 確 保
(百万円)
区
分
27当 初 A
28当 初 B (B-A)/A (%)
県単公共事業
16,432
16,432
0.0
うち 道
路
11,132
10,941
▲ 1.7
河
川
2,021
1,945
▲ 3.8
災害関連
1,037
1,190
+ 14.8
農業農村
207
207
0.0
魅 力ある
観 光地づく り
そ の 他
4
1,000
1,035
1,000
1,149
0.0
+ 11.0
③その他普通建設事業
の 見 直 しと 重 点 化
(2) 県 内 企 業 へ の 優 先 的
発注や受注機会の確
保,建設業者の他業種
への進出支援,担い手
の 確 保 ・ 育成 等
●「 力 み な ぎ る ・か ご し ま 」 の実 現 に 向 け , 各 種 施 策 に 予
算を重点配分
( 事 業 費 ベー ス )
・ 大隅陸上競技トレーニング拠点施設整備事業 1,251百 万 円
・ 佐 多 岬 観 光 整備 事 業
674百 万 円
●分 離 ・ 分 割 発 注等 に よ り , 引き 続 き 県 内 企 業 に 対 す る 優
先 的 発 注 へ の 配慮 や 受 注 機 会の 確 保 に 努 め ると と も に ,
国 の 直 轄 事 業 につ い て も , 地元 企 業 へ の 優 先発 注 を 要 請
〔具体例〕
下 請 工 事 に おけ る 県 内 建 設業 者 の 優 先 活 用を 特 記 仕 様
書に明記
●事 業 転 換 等 を 支援 す る 県 中 小企 業 融 資 制 度 や 国 の 支 援 措
置 な ど の 活 用 によ り , 引 き 続き 建 設 業 者 の 他業 種 へ の 進
出を支援
〔具体例〕
事 業 転 換 に 取り 組 む 中 小 企業 等 に 対 す る 資金 の 確 保 等
●建 設 業 の 新 分 野進 出 な ど 経 営基 盤 強 化 の 取 組 へ の 支 援
〔具体例〕
建 設 業 経 営 戦略 ア ド バ イ ザー 等 に よ る セ ミナ ー の 開 催
●建 設 業 の 担 い 手の 確 保 ・ 育 成, 技 術 力 向 上 等 に 対 す る 支
援
〔具体例〕
新 規 雇 用 者 の確 保 ・ 育 成 や建 設 業 従 事 者 の技 術 力 向 上
等 へ の 支 援 ,建 設 業 の 魅 力を 発 信 す る 取 組等
5 一 般 政策 経費
(1) 県 有 施 設 の 管 理 運 営
等の見直し
3 億 円 の削 減
●ふ れ あ い プ ラ ザな の は な 館 につ い て , 一 部 を 指 宿 市 に 譲
渡 し , 譲 渡 施 設以 外 の 施 設 を解 体 す る
●農 業 開 発 総 合 セン タ ー 果 樹 部に つ い て , 吹 上 ・ 金 峰 地 区
へ集約移転する
(2) 民 間 委 託の 推 進
〔 見 直 し例 〕
業務の内容
道 路 維持 補 修 業 務
●平 成 1 6 年 度 に策 定 し た「 民間 委 託 推 進 指 針 」に 基 づ き,
事 務 事 業 の 民 間委 託 を 積 極 的に 推 進
委託等の内容
県 管理 道 路 維 持 補修 業 務 の 委 託
5
(3) メ リ ハ リ を つ け た 一
般 政 策 経 費の 見 直 し
●平 成 2 7 年 度 中に 策 定 予 定 の「 鹿 児 島 県 ま ち ・ ひ と ・ し
ご と 創 生 総 合 戦略 」 等 に 基 づく 各 種 施 策 に 予算 を 重 点 配
分
(事業費ベース)
・ 大 学 等 入 学 時奨 学 金 貸 付 事業
720百 万 円
200百 万 円
・ 大 学 在 学 時奨 学 金 返 還 支援 基 金 事 業
500百 万 円
・ 観 光 か ご しま 創 生 事 業
・ 高 齢 者 ま すま す 元 気 !!ふれ あ い 生 き が い
支 え 合 い 支 援事 業
8百 万 円
●地 方 消 費 税 率 の引 上 げ に よ る増 収 分 を 活 用 し , 社 会 保 障
の 充 実 に 適 切 に対 応
・ 市 町 村 が 行 う放 課 後 に お ける 児 童 の 健 全 育成 や 家 庭 に
お い て 保 育 を受 け る こ と が一 時 的 に 困 難 とな っ た 乳 幼
児 の 一 時 的 預か り な ど 地 域の 子 ど も ・ 子 育て に 関 す る
事業を支援
・ 病 床 の 機 能 分化 ・ 連 携 , 在宅 医 療 の 推 進 ,医 療 ・ 介 護
従 事 者 の 確 保, 介 護 施 設 の整 備 の た め , 地域 医 療 介 護
総 合 確 保 基 金を 造 成
6
Ⅱ
歳入確保の取組
※ 内容欄には平成28年度の取組による金額を記載している。
項
1
目
内
容
県 税 収 入等 の確 保
●個 人 住 民 税 ・ 自動 車 税 等 の 徴収 対 策 の 一 層 強 化
・ 特 別 滞 納 整 理班 に よ る 個 人住 民 税 の 徴 収 対策 の 強 化
( 県 税 徴 収 対策 官 の 集 中 配置 )
・ 個 人 住 民 税 の特 別 徴 収 の 完全 実 施 に 向 け た取 組
・ 自 動 車 税 の コン ビ ニ 納 付 やク レ ジ ッ ト 納 付な ど , 納 付
方 法 の 多 様 化に よ る 滞 納 の未 然 防 止 の 取 組
・ 自 動 車 税 納 税お 知 ら せ セ ンタ ー の 設 置 に よる 自 主 的 納
付の促進
・ 県 下 一 斉 給 与差 押 え 期 間 を設 定 し , 県 税 滞納 者 の 給 与
差 押 え を 集 中的 に 実 施
・ 県 営 住 宅 退 去者 の 滞 納 家 賃の 回 収 業 務 を 弁護 士 法 人 に
委託
●全 国 知 事 会
・「 地 方 税 財 源 の 確保 ・ 充 実 等 に関 す る 提 言 ( 7月 )」 及
び 「 平 成 28年度 税 財 政 等 に関 す る 提 案 ( 11月 )」 の 取
り ま と め と 要請 活 動
●県 開 発 促 進 協 議会 ( 平 成 27年7月 , 11月 )
・ 地 方 税 財 源 の充 実 ・ 確 保
・ 地 域 間 の 税 源偏 在 を 是 正 した 安 定 性 の 高 い地 方 税 体 系
の確立 等
2
地 方交 付税 等の 確 保に 向け た取 組
●全 国 知 事 会
・「 地 方 税 財 源 の 確保 ・ 充 実 等 に関 す る 提 言 ( 7月 )」 及
び 「 平 成 28年度 税 財 政 等 に関 す る 提 案 ( 11月 )」 の 取
り ま と め と 要請 活 動
7
●県 開 発 促 進 協 議会 ( 平 成 27年7月 , 11月 )
・地方交付税を含む地方一般財源総額の確保,地方にお
ける必要な歳出の地方財政計画への反映,歳出特別枠
の維持・確保
・ 基 準 財 政 需 要額 の 算 定 に 当た っ て の 条 件 不利 地 域 や 財
政 力 指 数 の 低い 地 域 な ど への 配 慮
・ 地 方 の 創 生 と人 口 減 少 の 克服 に 係 る 財 源 の確 保 等
3
国 庫支 出金 の確 保 に向 けた 取組
●県 開 発 促 進 協 議会 ( 平 成 27年7月 , 11月 )
・地方における社会資本整備の推進に必要な財源確保 等
●T P P 対 策 関 係事 業 に つ い て, 国 産 農 畜 産 物 ・ 食 農 連 携
強 化 対 策 事 業 費補 助 金 , 畜 産・ 酪 農 収 益 力 強化 総 合 対 策
事 業 補 助 金 等 を活 用
●地 域 医 療 介 護 総合 確 保 基 金 造成 事 業 に つ い て , 医 療 介 護
提 供 体 制 改 革 推進 交 付 金 を 活用
●食 品 関 連 産 業 振興 プ ロ ジ ェ クト に つ い て , 戦 略 産 業 雇 用
創 造 事 業 費 補 助金 を 活 用
4
そ の他
(1) 未 利 用 財 産 の 有 効 活
用
10億円
●民 間 ノ ウ ハ ウ の活 用 や 広 報 の充 実 等 に よ り , 引 き 続 き 積
極 的 な 売 却 等 を推 進
(2) ネ ー ミ ン グ ラ イ ツ の
導入
0. 5 億 円
●新たに以下の2施設で公募(導入期間:平成28年4月
から5年間)
・鴨池野球場
・ 県 民 交 流 セ ンタ ー
(3) 使 用 料 ・ 手 数 料 の 見
直し
0. 4 億 円
●受 益 者 負 担 の 適正 化 を 図 る 観点 か ら 見 直 し
18件
〔見 直 し 例 〕
・ 漁 港 施 設 使 用料
33百 万 円の 増 収
・ 漁 港 施 設 占 用料
3百 万 円の 増 収
8
(4) 特 定 目 的 基 金 の 有 効
活用
〔 活 用例 〕
基 金 名
地 域 雇用 創 出 推 進 基 金
地 域 医療 介 護 総 合 確 保
基金
安 心 こど も 基 金
3, 2 3 5
765
(百 万 円 )
活 用 内 容
食品関連産業新規求職者就職応援事
業,新規就農・就業総合支援事業 等
ふるさとの森再生事業,力強い木
材産 業 づ く り 事 業 等
地域 医 療 介 護 総 合確 保 事 業 , 地 域
介護 基 盤 整 備 事 業 等
安心 こ ど も 基 金 総合 対 策 事 業
医 療 施設 耐 震 化 臨 時 特
例基金
農 地 中間 管 理 事 業 支 援
等基金
安 心 ・安 全 ふ る さ と 創
生基金
かごしま応援寄附金
基金
317
医療 施 設 耐 震 化 整備 事 業
765
農地 中 間 管 理 機 構事 業 , 機 構 集 積
協力 金 交 付 事 業
高齢 者 元 気 度 ア ップ 地 域 活 性 化 事
業,私立学校耐震化促進補助事業 等
「人 材 育 成 」,「 医 療 ・ 福祉 」,「環
境」 の 3 分 野 の 事業
森 林 整備 推 進 等 基 金
取崩額
2, 3 3 7
187
1 3, 1 0 8
18
9
行財政改革の着実な推進・継続について
平成17年3月 「県政刷新大綱」策定
平成17∼23年度の取組により
○ 「あるべき歳出構造」に対し,人件費,普通建設事業費等,一般政策経費については目標達成
○ 大綱策定時にあった▲451億円の財源不足額を解消
○ 臨時財政対策債等を除く県債残高を1,885億円圧縮
平成24年3月 「行財政運営戦略」策定
【平成24∼28年度の取組状況】
人件費
(◆平成23年度当初予算との比較・一般財源ベース)
71億円の削減
→職員数の縮減,退職手当の見直し等
扶助費
137億円の増加
→社会保障の充実等に適切に対応,医療や介護分野の適正な制度運営に向けた取組の実施
公債費
81億円の削減
→県債残高の減少を図るため,新規の県債発行額が元金償還額を上回らないように抑制,
高利の公的資金の補償金なし繰上償還,利子の減等
歳
出
面
普通建設事業費
38億円の削減
→メリハリをつけた社会資本の整備,財源確保等
一般政策経費
23億円の削減
→県有施設の管理運営等の見直し・民間委託の推進,地方創生の推進,社会保障の充実等に
適切に対応等
(単 位:億 円)
改革の取組状況
H16
県政刷新大綱
行財政運営戦略
H23
H28
H16との比較
人件費
2,041
▲250
1,791
▲ 71
1,720
▲321
扶助費
477
+195
672
+137
809
+332
公債費
1,424
▲ 26
1,398
▲ 81
1,317
▲107
普通建設事業費等
474
▲235
※ 239
▲ 38
201
▲273
一般政策経費
609
▲133
476
▲ 23
453
▲156
※国の経済対策による基金活用等がなかった場合の所要額
歳
入
面
県税収入の確保(滞納縮減特別対策等による県税徴収体制の強化等)
地方交付税,国庫支出金等の財源確保の取組
県有財産の売却,使用料・手数料の見直し
など
財政調整に活用可能な基金残高:250億円
臨時財政対策債等を除く県債残高:1兆1,318億円(1,841億円の減)
※平成16年度との比較では 3,726億円の減
10