6月5日授業のための事前課題 まつおしん 大切なお知らせ • 6月5日の事前課題『クラスメイトは外国人』は、 延期します。 • 6月12日の授業で、「11話から14話」を取り上げ ます。この点、変更になります。 来週の課題 • 来週のテーマは、 • 『日本語教育の現場2』です。 • TAの前田朝子さんがロシアのカザンという町に ある大学で教えた経験を発表してくれます。 • 楽しみにしていてください。 • 以下に、課題が載っていますが、まずは最後 のページまで全部目を通した上で、一つ一つ の課題に取り組んでください。 • おそらく3時間は掛かると思いますので、しっ かり時間を確保してください。 来週の課題 • HPにアップしてある「 ブラジルにおける日本語教育 の現状」という松尾が大学院の学生時代に書いたレ ポートを必ず読んできてください。しっかり読めば、 日系社会における日本語教育の状況が理解できま す。 読んでくるという前提での授業とします。 • それと松尾の赴任先の様子がわかる以下も必ず読 んでください。 http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/13707/cat/105 (「続きを読む」もクリックして最後まで記事を読んでください) • 授業では、「講義」は原則的にしません。 • 松尾のレポートを読んだ上で、以下の問いに 関し、考え、『学びのノート』に自分自身の考 えを書いてきてください。 • それに基いて、授業内で「対話」をします。課 題をしていないと授業では何もできなくなりま す。必ず課題を遂行してきてください。 • こうした授業スタイルを一般的に「反転授業」 と呼びます。これからの授業はこのようになっ ていくと予想されています。 問1(状況説明) • あなたは東京女子大学を卒業後、オーストラリ アに留学しました。そこで非日系のブラジル人 と知り合いました。二人は結婚することになり、 住まいをパートナーの出身地であるサンパウ ロに定めました。基本的には、ずっとサンパウ ロで暮らしていくつもりです。二人の共通語は 英語です。パートナーの両親とは別居していま すが、その家族と話すため、生活のためにあ なたはポルトガル語を学んでいきました。 問1(状況説明) • あなた自身は、ブラジルに進出している日系企 業(例えば、パナソニックとか三菱商事とか)で 現地採用職員として働いています。 • サンパウロに住んで3年目にあなたたちは子ど もを授かりました。 • そこで質問です。 • 以下に、いくつかの問いがありますが、総合的 に答えてください。 問1 • Q1.あなたは何語で子どもを育てますか。いろ いろと想定してみてください。 問1 • Q2.子どもの日本語能力に関する期待は? そしてその理由は • • • • 日常会話OK・書くのはできなくてもいい 会話OK・漢字は小学生程度はOK 日本語能力試験N1・N2合格程度 東女で普通に学べる程度の日本語力 問1 • Q3. 子どもに伝えたい「日本」は何ですか? • 例 – 日本語 – 日本文化(って何だろう??) – 日本人的な考え方(??) – 日本料理の作り方 – 特に何も伝えたいとは思わない 問1と2の間に • 以下、youtubeにわたしが1998年にある日系ブラジ ル人2世に対して行ったインタビューの模様が載って います(音声のみ)。4分間です。 • その2世の思いを、聴いてください。「問」を考える参 考になるかもしれません。 • インタビューで「ブラジル語」と言っているのは、ブラ ジルのポルトガル語のことです。 • https://www.youtube.com/watch?v=0uCYRkOGKc4&feature 問2 • 松尾のレポートをしっかり読みましたか? • ブラジルにおける日本語教師の待遇があまり よくないことがわかったと思います。 問2 • 松尾は、JICAの「 日系社会青年ボランティア」 で3年間、ブラジルに派遣されていました。 • まず、「JICAの日系社会青年ボランティア」を 検索ワードにして、どのような制度か簡単に 調べてください(10分程度でいいです)。 • 調べましたね? 問2 • JICAの日系社会青年ボランティアは、現地生活費の 他に、日本国内積立金その他が(原則的に)派遣期 間×約8.5万円(つまり、2年間で約200万円)もらえ ます。その他に、派遣前研修期間(約2ヶ月)も手当 をもらいます。赴任費用もJICA持ちです。その他様 々な経費が掛かっていますが、その費用は税金に よって賄われます。 • 当然、一人のボランティアを派遣するための費用は 安くありません。 問2 • 「ボランティアを派遣するなら、ブラジルの日本 語教師の待遇改善のためにその費用を投入 するべき。ボランティアは2年で帰るが、現地 教師は長く続けられる人材だから、そちらを大 切にするべき」という意見が出されたと仮定し ます。 • そこで質問です。 • 「質問です」と書きましたが、JICAや関係機関も 現地の教師のために様々な取り組みはしてい ます。誤解のないように以下の記事を必ず読ん でください。読んでから次のページへどうぞ。 • • http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/19941/cat/105 (「続きを読む」もクリックして最後まで記事を読んでください) • 以下も参考までに。 • http://www.jadesas.or.jp/kenshu/jicanikkei.html 問2 • 「ボランティア派遣より、現地教師の待遇改善 が優先」との意見に対し、あなたはどう考えま すか。 • また、あなたがもしボランティアとして派遣され たとしたら、こうした意見を乗り越えるために、 どのような活動をしたいですか。さらには、任 期終了後、どのようにその経験を社会に還元 し、生きていきたいですか。それをじっくり考え て書いてください。 • ちょっと今回は、ハードな授業外学習となると 思いますが、その分、得るものが大きいと思 います。応援していますから頑張って! • まつおしん
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