教育基本方針案

平成 28年 度
日南市教育基本方針
写真
日南市教育委員会
目
次
Ⅰ
日 南 市 教 育 基 本 方 針・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ ・
1
Ⅱ
基
方・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ ・
1
Ⅲ
日 南 市 人 権 教 育 基 本 方 針・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ ・
2
Ⅳ
日 南 市 学 校 教 育 基 本 構 想・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ ・
3
Ⅴ
教 育 施策 の概 要
本
的
な
考
え
1
学 校 教 育 の 充 実・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ ・・
4
2
生 涯学 習の 充 実と 振興 ・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・・ ・
12
Ⅰ
日南市教育基本方針
本市の教育は、あらゆる教育の場を通じ、教育基本法にうたわれている人間尊
重 の 精 神 を基 調 と し て、
たくま しい 体
豊か な心
すぐ れた知 性
をそなえ、郷土の自然や歴史、文化を愛し、新しい時代を積極的に切り拓く心身
と も に 調 和の と れ た 人間 の 育 成 を 期し て 行 う 。
よ っ て 、 市 民 一 人 一 人 が 生 涯 に わ た っ て 自 己 実 現 を 図 り 、「 人 づ く り こ そ ま ち づ
くり」を担う次世代を育成するために、学校教育、社会教育、家庭教育の充実と
推 進 と そ の有 機 的 連 携を 図 り な が ら、 教 育 施 策の 振 興 に 努め る 。
Ⅱ
1
基本的な考え方
強い意志と豊かな感性を身に付け、自らの在り方や生き方を自覚し、たくま
し く 生 きる 児 童 生 徒を 育 成 す る ため に 、義 務 教育 の 果 た すべ き 役 割 を 明確 に し 、
教 育 内 容の 充 実 を 図る 。
2
共感的で協調的な人々の営みは、互いの人格を尊重し、助け合い励まし合う
豊かな人づくり、まちづくりを支えるものであり、道徳教育や人権教育は全て
の 活 動 の根 底 に 位 置付 け る
3
文化的な行事やレクリェーション等、積極的に参加できる環境を整え、心豊
か で 明 るく 健 康 的 に生 活 で き る 地域 社 会 づ くり に 努 め る。
-1-
Ⅲ
日南市人権教育基本方針
すべての人はいかなる事由による差別も受けることなく、生命、自由及び身体
の 安 全 を 確保 し 、 そ れぞ れ の 幸 福 を追 求 す る 権利 を 有 し てい る 。
本市の人権教育は、教育基本法の理念のもとに、宮崎県人権教育基本方針を踏
ま え 、市 民 一 人 一人 が 人 権 につ い て 正 しい 理 解 を 深 め、人権 を 相 互 に 尊重 し 合 い、
共 に 生 き る社 会 の 実 現を 目 指 す も ので あ る 。
1
学校教育においては、児童生徒の発達段階及び学校や地域の実情を踏まえ、
幼 稚 園 ( 保 育 所 、 認 定 こ ど も 園 )、 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 、 特 別 支 援 学 校 等
が相互に連携を図り、全教育活動をとおして人権と平和についての正しい知識
を 身 に 付 け 、尊 重 す る 意識 や 態 度 を育 成 し 、 実 践力 を 養 う こと に 努 め る。
2
社会教育においては、各種学級・講座等の機会において、基本的人権の尊重
を基調とする学習を充実し、人権が一人一人の身近な問題であるとの認識を深
め、日常生活において人権への配慮が態度や行動に現れるような人権感覚の高
揚に努める。
3
家庭教育に関しては、保護者に対する学習機会等を提供し、幼児期から豊か
な情操や思いやり、生命を大切にする心、社会的ルールの尊重、善悪の判断等
子 ど も の 健 全な 人 間 形 成の 基 礎 を 育む こ と が で きる よ う な 支援 を 行 う とと も に 、
大 人 も 子 ど もも 共 に 人 権感 覚 が 身 に付 く よ う に 努め る 。
4
人権教育を積極的に推進するため、同和問題をはじめとする様々な人権問題
に関する深い認識に基づいた、真に差別をなくしていく意志と実践力とをもっ
た 指 導 者 の 養成 や 研 修 の充 実 に 努 める 。
-2-
Ⅳ
日南市学校教育基本構想
(別 紙参 照)
-3-
Ⅴ
1
教育施策の概要
学校 教育の充 実
日 南 市 教育 委 員 会 では 、こ れ か ら の時 代 を た くま し く 生 き抜 く た め に 必要 な「 誠
の力」すなわち「正直に生きること」や「人のために尽くすこと」等「人として
の生き方」をしっかりと身に付けさせていくことを基本理念とし、それを「人権
文 化 の 4 領 域 」 や 「 道 徳 教 育 の 4 つ の 視 点 」 に 位 置 づ け 、「 新 時 代 を 生 き 抜 く 『 4
つの学ぶ力』を育てる日南教育」を推進している。平成26年度からはじめたこ
の取組は、平成27年度の深化・拡充を経て今年度は本教育のさらなる浸透を図
る。
「 4 つ の学 ぶ 力 」 とは 、
○ 他者に対して謙虚な姿勢で接し、自らを振り返ろうとする『他者から学ぶ力』
○ 生活する環境の中で的確に情報を読み取り、自らの行動を判断しようとする『自ら学ぶ力』
○ ふるさとの自然や文化に親しみ、よさを誇ることができる『自然から学ぶ 力』
○ 周りの事象に対して興味・関心をもち、積極的に課題を解決しようとする『社会から学ぶ力』
である。
各学校においては、これら「4つの学ぶ力」を育むことを教育の拠り所とし、
学校の教育的課題を解決する過程をとおして、それぞれの特色を生かした教育を
実 践 し て いく 必 要 が ある 。 そ の 際 、あ る べ き 学校 の 姿 は 、
□ コミ ュ ニ ケー シ ョ ン 能力 を は ぐ く む 場と し て の 学校
□ 基礎 か ら 応用 ま で 個 に応 じ た 力 が 身 に付 く 場 と して の 学 校
□ 体験 活 動 等を と お し て、 自 然 や 社 会 など か ら 学 ぶ場 と し ての 学 校
で あ り 、 それ は 児 童 生徒 が 学 校 で 何を 学 ぶ か を意 図 し た もの で あ る 。
日 南 市 教育 委 員 会 は、日 南市 教 育 大 綱に 沿 っ て 、教 育 的課 題 を 踏 ま えた 上 で「 新
時代を生き抜く『4つの学ぶ力』を育てる日南教育」を推進していくために、以
下 の 重 点 施策 に よ っ て、 各 小 ・ 中 学校 の 教 育 活動 等 を 支 援す る 。
-4-
(1) 学 力向上
学力の向上を目的として、児童生徒への支援及び教職員への支援を充実さ
せ るた め に 、 以下 の こ とを 推 進 す る 。
○
一人一人の確実な学びが保障される教育体制の充実を図るために、特別
な配慮が必要な児童生徒を含め、児童生徒一人一人に対するきめ細かな指
導を充実させるための市雇用臨時的任用講師(以下学習支援員とよぶ)を
配 置す る 。
(「 教 育 環 境 サ ポ ー ト 事 業 」)
○
小・中学生を対象に、算数・数学及び理科、国語への興味・関心を高め
るとともに、個に応じた学力を伸ばすために、外部講師をはじめ市内小・
中学校等の教職員や学習支援員等を指導者とした学ぶ意欲を高めるための
塾 を開 設 す る。
(「 小 ・ 中 学 生 学 力 向 上 支 援 事 業『 処 平 塾 』」)
○
小学生を対象に、創作意欲を高めるため、外部講師をはじめ、市内小・
中学校等の教職員や学習支援員等を指導者として、作品制作活動を支援す
る。
(「 小 学 生 作 品 制 作 支 援 事 業 『 南 浦 塾 』」)
○
「日南市子ども読書活動推進計画」の具現化のために、家読をはじめと
する読書活動の普及推進を図り、学校図書館司書との連携、学校図書館の
計 画 的 な 活 用 、「 日 南 市 子 ど も 読 書 の 日 」( 毎 月 2 3 日 ) の 設 定 等 に よ り 、
学校における読書活動の充実に努めるとともに、市立図書館との連携によ
る 「旅 す る 読 書」 活 動 を 全 小・ 中 学 校 にお い て 推 進す る 。
○
児童生徒一人一人の学力向上を図るために、研究推進校を中心とした実
践をとおして、すべての教職員の授業力や専門性及び資質向上に努めると
ともに、検証をとおした指導方法の工夫改善を推進する。
(「 基 礎 学 力 ア ッ プ 推 進 事 業 」)
そのほか、児童生徒の確かな学力を育むために、以下のことに配慮する。
○ 全教育活動をとおして、発達段階に応じたキャリア教育の推進・充実に
努め、児童生徒の望ましい勤労観や職業観の育成に努める。また、吾田中
校 区の 小 ・ 中 学校 を モ デ ル 校と し た キ ャリ ア 教 育 を展 開 す る 。
(「 次 代 を 担 う 子 ど も を 育 む キ ャ リ ア 教 育 推 進 事 業 」)
○
個性を生かす進路指導の推進・充実を図るために、進路に関する学習や
職 場体 験 等 の 充実 を 支 援 す る。
○
学校の教育目標具現化のために、デジタル教科書や教育機器の利活用を
通 した 分 か り やす い 授 業 づ くり を 支 援 する 。
○
児童の平面及び空間図形等への興味・関心を高めるとともに、児童の行
動や学び方の傾向を把握し、個に応じた指導を充実させるため、各小学校
において1年生から3年生までのプログラムで飫肥杉積み木「日南キュー
ブ 」を 活 用 し た活 動 を 支 援 する 。
-5-
○
市内高等学校を対象に、将来への目的意識の高揚を図る機会となる講座
を多くの生徒が受講できるようにするために、学校が行う進学指導講座の
う ち、 外 部 講 師等 を 招 聘 す る場 合 の 報 償費 を 支 援 する 。
(「 民 間 講 師 等 招 聘 事 業 」)
○
市内高等学校に在籍する生徒を対象に、学習意欲や進学意識を高め、将
来への目的意識の高揚を図るために、進学のための講座を開設している教
育関係機関に派遣する支援を行う。
(「 教 育 関 係 機 関 派 遣 事 業 」)
(2) 生 徒指導の 充実
いじめ、不登校、非行等問題行動に適切に対応し、児童生徒の安全を確保
す るこ と を 目 的と し て、学 校 と 家 庭、地 域 社 会、関 係 機 関等 と の 連 携 を図 り 、
積 極的 な 生 徒 指導 を 支 援す る た め に 、 以下 の こ と を推 進 す る。
○
日南市教育支援センター(以下支援センターとよぶ)を充実させ、不登
校の児童生徒への適切な指導と、学校、教育相談関係者及び関係機関等と
の連携体制のさらなる強化に努める。また、いじめ不登校問題に関する問
題 解決 の た め の研 修 体 制 の 充実 を 図 る 。
(「 支 援 セ ン タ ー 運 営 事 業 」) (「 い じ め ・ 不 登 校 問 題 担 当 者 会 」)
○
いじめや学校不適応等の児童生徒対応のために、支援センターでは、適
応指導アドバイザー、適応指導教室指導員、巡回相談員等による教育相談
体 制 の 確 立 を 図 る と と も に 、 「親 と 子 の 教 育 相 談 セ ン タ ー 」活 用 の 促 進 等 、
カ ウン セ リ ン グ及 び 保 護 者 や教 職 員 へ の啓 発 活 動 に努 め る 。
(支援センター運営事業)
○
市内小・中学校の生徒会役員等を対象に、児童会活動や生徒会活動の活
性化及び児童生徒自らが学校内の問題を自分のこととして捉え、解決しよ
う と す る 問 題 解 決 能 力 の 育 成 を 図 る た め に 、「 わ か す ぎ 塾 」「 子 ど も 議 会 」
を実施する。
(「 わ か す ぎ 塾 」「 子 ど も 議 会 」 事 業 の 実 施 )
○
声かけ事案、通信機器、薬物等による犯罪等から児童生徒の安全を確保
するために、情報の積極的な収集や発信に努めるとともに、防犯ブザーの
携帯や情報モラル教育の徹底等、学校と家庭、地域社会、関係機関等との
一 層の 連 携 を 図る 。
○
命の尊厳や人権尊重についての意識の高揚を図るために、人権と平和に
関 する 学 習 を 深め る 支 援 を する 。
-6-
( 3) 地 域 へ の 愛 着 と 豊 か な 国 際 感 覚 を 身 に 付 け た 人 材 育 成
「 日 南 ふ る さと 学 」に お け る 意図 的 ・ 計 画 的な 体 験 活 動は 、
「 4つ の 学 ぶ 力」
を 意識できる絶好の機会であり、その力を確かめる場でもある。同時に、こ れ か
らの時代を豊かに生きていくためには、幅広い知識と教養をもち、多様な文
化 や 習慣 に 寛 容 であ る こ と が 求め ら れ て いる 。
日南市は、今後の人づくり、まちづくりの基本計画となる「重点戦略プラ
ン」のコンセプトとして「創客創人」を掲げ、地域の発展に貢献できる人材
の育成を目指している。学校教育で培われる「地域への愛着と豊かな国際感
覚」は、この「創客創人」のコンセプトを具現化する上でも、その基礎とな
る 力 を育 む も の であ る と 言 え る。
このような認識のもと、各学校における「日南ふるさと学」及び「国際理
解 教 育」 を 積 極 的に 支 援 す る ため に 、 以 下の こ と を 推進 す る 。
○
日南に愛着と誇りをもち、積極的に「ふるさと日南」に貢献しようとす
る児童生徒の育成を目指すとともに、郷土や日本文化の理解を深め、異文
化理解を中心とした国際理解教育につなげるために、郷土や郷土の偉人に
関 する 学 習 「 日南 ふ る さ と 学」 の 充 実 を図 る 。
(「 心 豊 か な 学 校 づ く り 推 進 事 業 」)
○
地域住民に対する感謝の気持ちと郷土に対する愛着の念を育むために、
学校支援地域本部をとおした地域人材の積極的な活用を促す。
(「 学 校 支 援 地 域 本 部 事 業 」)
○
学校における外国語活動・外国語学習及び国際理解教育の推進を図るた
めに、ALTを市内すべての小・中学校に計画的に派遣する。
(「 外 国 語 指 導 助 手 ( ALT) 活 用 事 業 」)
○
豊かな国際感覚を身に付けた児童の育成を目指すために、小学5,6年
生を対象に、国際理解のための塾を開設し、国際理解や英語に慣れ親しむ
活 動 や 研 修 等 を 中 心 と し た 講 座 を 年 間 を と お し て実 施 す る 。
(「 め ざ せ 小 村 寿 太 郎 国 際 塾 事 業 」)
○
中学生を対象に、豊かな国際感覚を身に付けた生徒の育成を目指すため
に、英語科教諭やALTを指導者として、英会話や英語活動を中心とした
講 座を 実 施 す る。
(「 中 学 生 英 語 力 育 成 事 業『 定 平 塾 』」)
-7-
(4) 人 権教育の 充実
人権教育は「日南市人権教育基本方針」に則り、人権に関する正しい知識
と鋭い人権感覚に裏付けられた「互いの人権を大切にする行為」がごく自然
な振る舞いとして行えるよう、あらゆる機会を通じた啓発と教育が推進され
な け れば な ら な い。
そのような認識のもと、恒久平和を目ざす取組の中で、命の尊厳や人権尊
重についての意識の高揚を図り、全教育活動を通じた積極的な取組にするた
め に、 以 下 の こと を 推 進す る 。
○
人権に関する視野を広げ、人権教育に係る指導力の向上を図るために、
学校ごとに実施する校内研修会に加えて、各中学校区ごとに授業研究会や
講 演等 の 「 人 権教 育 研 修 会 」を 開 催 す る。
○
児童生徒の発達段階に応じた実践力を育成するために、市内小・中学校
が各学校の「人権教育全体計画」に基づき、人権と平和について重点的に
深 く学 ぶ 期 間 を1 2 月 に 設 定す る 。
(「 人 権 と 平 和 に つ い て 考 え る 週 間」)
(5) 健 康・安全 及び環境 教育の推 進
児童 生 徒 及 び教 職 員 の安 全 確 保 の た め、 以 下 の こと を 推 進す る 。
○
学校における安全教育と安全管理・健康増進の充実を図る。特に、地震
や津波に係る防災教育の充実、防災体制の確立及び児童生徒、教職員等の
安 全確 保 に 関 する 環 境 整 備 に努 め る 。
○
(「 防 災 教 育 担 当 者 会 」の 実 施 )
運動に親しむ意欲や態度を育成するために、教科体育や学校の教育活動全体を
とおして行う体育に関する指導の充実を図り、体力向上プランに沿った基礎体力
の向上を推進する。
○
心身の健康の保持増進に努めるために、関係機関等との連携を図り、学校保健に
関する啓発及び指導の充実に努めるとともに、教職員の健康診断や健康相談の充実
を図る。
○
児童生徒の肥満及びむし歯を予防するために、保健指導の充実を促すと
と もに 、 保 護 者へ の 啓 発 に も努 め る 。
○
豊かな環境の中で生活できる嬉びを理解し、身近にある環境問題に積極
的 に係 り 、 ボ ラン テ ィ ア 等 に参 加 す る 意識 を 高 め る。
-8-
(6) 特 別支援教 育の充実
幼・保及び小・中学校における特別支援教育の体制を整備し、障がいのあ
る幼児・児童・生徒を支援するために、以下のことを推進する。
(「 特 別 支 援 教 育 推 進 事 業 」)
○
幼児・児童・生徒の障がいの程度に応じた適正な就学指導を展開するた
め に、 就 学 指 導委 員 会 に お ける 検 査 や 教育 相 談 活 動の 充 実 に 努 める 。
○
特別支援学級や通級指導教室における指導を充実させるために、障がい
についての正しい知識や理解を基に、障がいに応じた指導の工夫改善を支
援 する 。
○
通常の学級に在籍し、学校生活や学習に困難を抱いている児童生徒に対
し 、障 が い の 程度 に 応 じ た 適切 な 教 育 的支 援 を 行 う。
○
学校生活におけるきめ細かな指導や学習意欲の向上及び安全確保に努めるた
めに、学習支援員の配置と油津小、油津中学校には生活支援員を配置する。
(7) 学 校給食の 充実と食 育の推進
児 童 生 徒 の 食 に 関する知識や自己管理能力を身につけるために、以下のこと
を推進する。
○
日南市の給食関連業務を円滑に進めるために、日南市学校給食会を運営
す る。
○
安心・安全な給食を提供するために、衛生管理の徹底を図り、異物混入
や 食 中 毒 の 防 止 に 努 め る と と も に 、 食物アレルギー対策に万全を期し、そのた
めの職員研修の充実を図る。
○
郷土愛を育む等、給食献立を「生きた教材」とするために、日南市食育
・地産地消推進計画に則り、郷土食や地場産物を積極的に給食に取り入れ
る。
○
児童生徒が健全な食生活を自ら進んで実践できるようにするために「弁
当 の日 」や地 元 生 産 者と の 交 流 給食 の 取 組 等、食 に関 す る 指 導 を推 進 す る。
-9-
(8) 教 職員のさ らなる 資質向 上
児童生徒一人一人に、確かな「生きる力」を育み、市民に信頼される学校教
育を推進するには、現職教育の充実や教職員の意識改革、資質向上を図ること
が必要であり、そのために、以下のことを推進する。
○
市内の各小・中・高等学校の教職員を対象に、教職員の資質向上を図る
ため、外部講師の招聘または外部教育関係機関への派遣による研修の機会
を設定する。
○
(「 授 業 力 向 上 支 援 事 業 」)
市内各小・中学校の教職員を対象に、教職員の指導力及び資質の向上を
図 るた め に 、 年1 回 教 育 講 演会 を 実 施 する 。
(「 将 来 を 担 う 次 世 代 育 成 事 業 」に よ る 教 育 講 演 会 の 実 施 )
○
本市の教育的課題の解決に向けた研究を行い、その研究成果を各学校へ
広 め る た め に 、「 日 南 市 教 育 研 究 所 」 を 開 設 し 、 研 究 員 を 委 嘱 す る 。
(「 日 南 市 教 育 研 究 所
○
研 究 員 制 度 」)
実践意欲の高揚を図り、研究成果を各学校に広めるために、教育研究論
文を募集し、優れた教育実践を表彰する。
(「 日 南 市 教 育 論 文 募 集 事 業 」)
○
教職員の授業力や専門性の向上を図るために、校内研修がより実践的な
も のと し て 効 果的 に 機 能 す るよ う 支 援 する 。
○
教職員の望ましい人間関係の醸成や同僚性が発揮しやすい環境整備を図
るために、チームとして課題解決を図る学校の組織力強化及び学校におけ
る OJ T の 推 進を 積 極 的 に 支援 す る 。
○
教科指導における実践的な指導力の向上を図るため、教科等研究会が教
科 指導 に お い て効 果 的 に 機 能す る よ う 校長 会 と 連 携す る 。
- 10 -
(9) 学 校管理運 営の適正 化
学校の教育目標の実現を目指し、適正かつ円滑な学校管理運営を支援し、
効率的に教育機能が発揮されるようにするために、以下のことを推進する。
○
「日 南 市 立 学 校 管 理 運 営 規 則 」に 基 づ き 、 適 正 な 学 校 管 理 運 営 、 組 織 の 確
立、事務処理の効率化及び個人情報の適正管理に努めるとともに、学校適
正 配 置 化 基準 に 基 づ き 、学 校 の 活性 化 を 推 進 する 。
○
教職員相互の協力体制が構築され、一層学校運営が充実するために、働
き やす い 職 場 環境 づ く り を 積極 的 に 支 援す る 。
○
学校の自主性、自律性の確立及び特色ある学校づくりへの環境を整備す
るために、学校予算の裁量権の拡大及び余裕教室やワークスペース等の効
果 的な 活 用 促 進を 図 る 。
○
災害発生時に備えた安全管理や発生時の対応及び発生後の対応が適切に
行 われ る よ う にす る た め に 、危 機 管 理 体制 の 確 立 に努 め る 。
(10) 学 校施設・ 設備の充 実
学校施設・設備の充実に努め、児童生徒が安心して安全に学校生活を送
る こと が で き るよ う に す る ため に 、 以 下の こ と を 推進 す る 。
○
老朽化した学校施設の長寿命化を図るために、教育施設保全計画に基づ
き 計画 的 な 改 修を 推 進 す る 。
○
児童生徒をはじめ、地域住民にとっても利用しやすい環境を整備するために、学
校施設の安全性の確保・維持に努める。
○
油津小と油津中において、障がいのある児童生徒に配慮した環境を整備
するために、エレベーターや障がい者用トイレの設置をはじめ、バリアフ
リ ーの 維 持 、 改善 に 努 め る 。
- 11 -
2 生涯学 習の充実 と振興
近年における少子高齢化、情報化及び国際化の急速な進展により、市民の価
値 観 は 多 様 化し 、以 前 にも 増 し て 生涯 を 通 し た 学習 の 必 要 性が 求 め ら れて い る 。
本市においても、日南市教育大綱に基づき市民の学習ニーズに可能な限り応え
るため、生涯学習推進体制を整備する。また、本市の恵まれた自然や文化財等
の風土を生かした文化活動や地域の課題に応じた公民館活動等を推進するため
に、学習機会を拡充し、いつでも、どこでも、誰でも学習できる生涯学習の推
進に努める。
(1) 生 涯学習の 推進
市民が、学びたいときに、学びたい方法で、学ぶことができるように、生
涯学習事業推進体制を整備し、公立公民館を中心に指導・支援体制を強化
する。
○
(「 生 涯 学 習 推 進 事 業 」)
生涯学習推進体制の整備・充実を図るため、生涯学習講座を開設すると
と もに 、 地 域 や家 庭 、 関 係 機関 と の 連 携強 化 に 努 める 。
○
学習成果とその知識・技術を適切に評価し活用を図るために、人材バン
ク の充 実 に 努 める 。
○
多様化する学習ニーズに応えるために、「日南市役所出前講座」 及 び 「 人 材
バ ンク 」等 の 活用 を 図 り学 習 機 会 の 拡 充に 努 め る 。
○
生涯学習を支援するために、学習情報の収集・提供に努め、学習相談体
制 の充 実 に 努 める 。
(2) 社 会教育の 振興
○
社会教育基盤の整備充実
市民の多様化・高度化する学習ニーズに応えるために、人材の育成や制
度整備を図り、地域の課題に根ざした社会教育活動を推進していくため
の体 制 づ く りに 努 め る。
・
(「 社 会 教 育 振 興 事 業 」)
地域に根ざした社会教育を推進するために、自治公民館・関係機関
と の 連 携を 強 化 し、 地 域 の 特色 を 生 か し た 活動 を 支 援す る 。
・
社会教育関係団体の一層の活性化のため、各団体の育成強化及び支
援 に 努 める 。
・
学習活動等の啓発や情報提供を行い、住民の積極的な参加と意識の
高 揚 に 努め る 。
- 12 -
○
社 会 教 育の 充 実
社会教育関係団体を育成するとともに、各 世代の学習ニーズを的確に把握
することで、情報環境の急速な発展に対応した情報の提供や学習環境の整備
を行い、市民が自ら学ぶ体制づくりを推進する。
(「 生 涯 学 習 推 進 事 業 」
「 社 会 教 育 振 興 事 業 」)
・
新しい教育メディアの活用を図り、自主サークル等の学習等を支援
す る と と もに 、 視 聴 覚 機器 等 の 有 効な 活 用 に 努め る 。
・
男女共同参画社会を推進するために、各種学級・教養講座等を開設
し 、 成 人 教育 の 充 実 に 務め る 。
・
市立図書館と連携し、インターネットによる図書の予約や公立公民
館 で の 貸 し出 し の 普 及 に努 め る 。
・
○
高齢者の社会参加、生きがいづくり等のために、高齢者教室の充実を図る。
青 少 年 の健 全 な 育 成
心豊かで、たくましい青少年の育成を図るために、青少年団体の育成す
るとともに、学校教育との連携を推進し、各種学習機会の提供及び支援体
制 の 強化 に 努 め る 。
(「 青 少 年 健 全 育 成 事 業 」
「学校支援地域本部事業」
「 放 課 後 子 ど も 教 室 」)
・
各 種 青 少 年団 体 の 組 織拡 充 を 図 り 、青 少 年 教 育の 充 実 に 努め る 。
・
青 少 年 の 各種 研 修 会 を実 施 し 、 学 習機 会 の 充 実に 努 め る 。
・
青 少 年 の 体験 活 動 の 推進 を 図 り 、異年 齢 交 流 の機 会 の 拡 充に 努 め る 。
・
学校、家庭、地域が一体となった「日南あいさつプラス運動」の推
進 に 努 め る。
○
公 民 館 活動 の 支 援
関係団体、関係機関との連携を図り、地域住民の学習ニーズに総合的に
応えるために、指導体制の確立を図り、生涯学習推進の拠点として支援し
てい く 。
・
(「 生 涯 学 習 推 進 事 業 」)
地域住民の学習ニーズに応えるために、各種講座・学級を開設し事業
の 充 実 に 努め る 。
・
公民館の機能を活用し地域の学習支援の拠点づくりや、関係団体との
連 携 に よ る情 報 提 供 を行 な い 、 生 涯学 習 ・ 社 会教 育 の 推 進に 努 め る 。
・
生涯学習推進のために、家庭教育支援や奉仕活動、体験活動の推進に
努 め 、 地 域の 教 育 力の 活 用 を 図 る 。
・
公民館を利用した地域づくりを推進し、地域の連帯意識を向上させる。
- 13 -
(3) 読 書環境の 充実
図書館は、市民が必要とする情報を提供するとともに、生涯学習の拠点施
設 とし て 、心の 豊 か さ や生 き が い を 得よ う と す るこ と を 支 援す る 施 設 で ある 。
そのため、市民の学習ニーズに応えるとともに、だれもが利用しやすい図
書館サービスを提供できるように、図書資料の充実や各種事業の積極的な展
開 を図 る 。
○
読 書 普 及活 動 の 推 進
図 書 館 は、地 域 や 市 民 に とっ て 役 に 立つ 情 報 拠 点及 び 学 習 拠 点で あ り 、
広 く市 民 の 利 用 に供 す る 施 設で あ る 。
・
市内の4図書館が連携し、乳幼児から高齢者に至るまであらゆる市民 へ
の サ ー ビ ス向 上 に 努 め る。
・
職 員の 資 質 の 向上 に 努 め 、図 書 館 サ ー ビス の 充 実 を図 る 。
・
図書管理システムの導入で、市民が利用しやすい環境を整備する。
・
支 所 ・出 張 所 等 を 活 用 し た 図 書 の 貸 出 や 返 却 、 移 動 図 書 館 車 「 た い よ
う 号 」 の 運行 に よ り 、 市民 が 利 用 しや す い 環 境を 整 え る 。
・
学校と連携して児童図書の充実等に努め「旅する読書」を中心とし
た 子 ど も 読書 活 動 の 推 進に 努 め る 。
・
子 ど も の 読 書 活 動 推 進 の た め 、「 日南 市 子 ど も 読 書 活 動 推 進 計 画 」 を
進める。
・
市 民の 読 書 活 動推 進 の た め広 報 活 動 を より 積 極 的 に進 め る 。
・
図書館まつりに児童生徒の参加を促すことにより図書館への興味関
心 を 高 め る。
○
図書 館 ネ ッ トワ ー ク 化 の推 進
図書館を身近に感じ利用できるようにするために、市内の4図書館どこで
も貸出・返却が可能で蔵書検索ができる等地域に密着したネットワークの充実
に努める。
・
図書館インターネット検索システムを活用して、市内の4図書館及
び 支 所 等での図書の受取り・返却や図書の検索・予約ができることで、市民
の図書館利用を促進する。。
・
ネットワークを生かして、県立図書館を始めとする他の公共図書館
と の 相 互 貸借 等 を 進 め 、市 民 が 必 要と す る 資 料の 提 供 に 努 める 。
○
資 料 の 整備 充 実 と 適正 管 理
市民の高度化、多様化する学習ニーズに応えるために、必要な資料の収
集 を 行 う とと も に 、適 正 な 管 理 に 努め る 。
・ 市 内 4 館の 地 域 特性 に 応 じ た 資 料の 収 集 を 図る 。
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(4) 家 庭教育の 充実
家庭は、子どもが安心、安全な生活をして、社会生活に必要な生活習慣を
身に付け、豊かな人間性を培い、社会性を習得する等、人格形成の基礎をつ
く る 場 で あ る 。「 教 育 の 原 点 は 家 庭 に あ る 」 こ と を 再 認 識 し 、 家 庭 教 育 の 充 実
を 図 る。
また、家族の少人数化に伴い家庭の教育力が低下している昨今、それを補
うために地域社会での教育力の向上に努め、学校を含めた、地域ぐるみの家
庭 教 育の 体 制 づ くり に 努 め る。
○
(「 社 会 教 育 振 興 事 業 」)
保護者の学習機会の充実と保護者間の親睦を図るために、家庭教育学
級の 開 設 に 努め 、 学 校 と 連係 し て 、 学級 員 の 拡 充を 図 る 。
○
家庭の教育力の向上を図るために、地域・保護者同士のネットワーク
形成 に 努 め る。
○
育児不安や子どもへの接し方がわからない親の増加に対応するために、子
育て 支 援 と して 、 講 座 等 の学 習 機 会 の充 実 に 努 める 。
(5) 人 権・平 和学習の 推進
人権と平和に関する教育及び啓発の充実に努めるために、基本的人権の尊
重 を 基調 と す る 学習 を 積 極 的 に取 り 入 れ る。
○
各 種 学 級 ・講 座 等 の 機 会を 通 じ 人 権教 育 の 充 実に 努 め る 。
○
基 本 的 人 権を 守 る た め の啓 発 の 推 進に 努 め る 。
○
平 和 を テ ー マ と し た 映 画 上 映 等 、様 々 な 機 会 を 通 じ た 平 和 学 習 の 推 進 に
に努 め る 。
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(6) 子 ども支援 活動の充 実
地域全体で子どもの一日を通した教育活動を支えるために、地域住民等の
ボランティアによる登下校の安全確保や学習支援活動を推進するとともに、
放課後において、小学校の余裕教室等を活用した居場所づくり等の体制づく
りに努める。
○
(「 学 校 支 援 地 域 本 部 事 業 」「 放 課 後 子 ど も 教 室 事 業 」)
学 校 支 援 地域 本 部 事 業
平成27年度より、全小中学校を対象として本事業を展開している。学校
とボランティアとの連絡調整を行う地域コーディネーターのもとに、学 習 支
援活動等、学校が求める支援活動を行い、教員が子どもと向き合う時間
の拡 充 や 地 域の 教 育 力 の 更な る 活 性 化を 図 る 。
○
放 課 後 子 ども 教 室 事 業
すべての児童を対象に、安全で安心して活動できる場所として、学校
施設等を開放し、地域の方々の参画を得ながら、子ども達と共に、学習
やス ポ ー ツ ・文 化 活 動 、 地域 住 民 と の交 流 活 動 等の 取 組 を 行 う。
(7) 文 化・芸術 活動の推 進
豊かな人間形成を目指す各種文化活動の推進を図るとともに、新しい文化
の創造を目指し、市民の主体的かつ知的、創造的な活動等幅広い文化・芸術
活動を支援する。
(「 文 化 芸 術 振 興 事 業 」)
○
市 民 文 化 の向 上 と 意 識 の高 揚 に 努 める 。
○
文 化 ・ 芸 術活 動 の 育 成 や支 援 を 行 う。
○
市内3館(南郷ハートハートフルセンター・日南市文化センター・北
郷ふ れ あ い 交流 セ ン タ ー )で の 自 主 文化 事 業 を 推進 す る 。
○
小 中 学 校 にお け る 鑑 賞 教室 を 支 援 する 。
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(8) 文 化遺産( 文化財) の保護活 用
文化財の保存と活用のためのマスタープランである「歴史文化基本構想」
と「文化財保存活用計画」に基づき、日南市の文化遺産の保護・調査・継承
に 努め 、 本 市 の歴 史 や 文 化、 伝 統 を 生 かし た 、 ま ちづ く り に 努め る 。
また、地域の伝統芸能を伝承するため、後継者の育成と記録保存に努める
と とも に 、 市 民の 見 学 機会 を 設 け て 、 普及 啓 発 を 図る 。
○
歴 史 や 文 化 、 伝 統 等 を 示 す 文 化 遺 産 (文 化 財 )を 収 集 、 整 理 し 、調 査 研 究 に
努める。
(「 文 化 財 保 護 事 業 」)
○
消滅や破壊等危機にある文化遺産について、可能な限り必要な措置を行う。
○
伝統的建造物群保存地区を中心とした飫肥城下町の歴史的風致は、「歴史的風
致維持向上計画」に基づき、保存及び活用を図る 。
(「 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 事 業 」「 歴 史 的 風 致 維 持 向 上 計 画 推 進 事 業 」)
○
油津の町並みと堀川運河は、歴史を活かしたまちづくりの推進を図る。
○
「酒谷の坂元棚田及び農山村景観」の重要文化的景観の保存と活用を図る。
(「 文 化 的 景 観 保 護 推 進 事 業 」)
○
鵜戸神宮・榎原神社と日南海岸は、自然と歴史の調和を大切にしてその価値を
再評価する。
○
飫肥街道の保存整備と活用を図る。 (「 歴 史 の 道 を 歩 く 事 業 」「 文 化 財 保 存 事 業 」)
○
未指定文化財について、必要な物件は指定して保存と活用を図る。
○
伝 統 芸 能 の保 存 ・ 継 承の 支 援 及 び 対策 の 充 実 を図 る 。
(「 伝 統 文 化 伝 承 事 業 」)
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