平成28年2月12日 (金) 照会先:保健福祉部保健予防課 健康危機管理対策室 担当者:室長補佐(総括) 深谷 均 資料提供 インフルエンザ警報発令および 学級閉鎖等措置・集団発生等の状況について ●インフルエンザ流行情報 本県における平成28年第5週(2月1日~2月7日)のインフルエンザ流行指数は37.61(第4週は 26.73)となり,2月4日に地域警報を発令したところですが,県全体として警報レベルの30.00を超 えたため,本日,県内全域に「インフルエンザ警報」を発令しました。今年は,昨シーズンより約1 か月遅い警報発令となります。[昨シーズン警報発令:平成27年第2週(平成26年1月5日~1月11日)] 保健所管内別では,潮来保健所管内(49.75)が最も高く,古河(47.25),ひたちなか(45.50),筑 西(45.20)の順に高い状況です。県民の皆様には「手洗いの励行」,「咳エチケットの実践」等の感 染予防対策をお願いいたします。 なお,茨城県衛生研究所において,平成27年8月31日から平成28年2月7日の期間にインフ ルエンザウイルスを検出した106検体の内訳は,AH3(A香港型)が18検体(17.0%),AH1pdm09 が42検体(39.6%)B型が46検体(43.4%)となっております。 [昨シーズン AH3(A香港型):86.9%,AH1pdm09:3.6%,B型:9.5%] また,インフルエンザ流行情報および学級閉鎖等措置・集団発生等の状況については,感染 症情報センターのホームページに掲載し,毎週木曜日に更新しています。 【茨城県感染症情報センターホームページURL】 http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/eiken/idwr/index.html 《各保健所管内のインフルエンザ流行状況》 保健所 定点数 調査期間: H28.2.1~H28.2.7(第5週) 患者数 水戸 流行指数 ※1 調査期間: H28.1.25~H28.1.31(第4週) 患者数 流行指数 ※1 17 491 28.88 311 18.29 ひたちなか 8 364 45.50 244 30.50 常陸大宮 8 196 24.50 198 24.75 日立 11 417 37.91 307 27.91 鉾田 5 145 29.00 98 19.60 潮来 8 398 49.75 255 31.88 竜ケ崎 14 598 42.71 410 29.29 土浦 13 438 33.69 224 17.23 つくば 10 318 31.80 232 23.20 筑西 10 452 45.20 341 34.10 常総 8 318 39.75 303 37.88 古河 8 378 47.25 285 35.63 120 4,513 37.61 3,208 26.73 県全体 警報レベル 注意報レベル ※1 インフルエンザ流行指数は1定点あたり1週間の平均患者数 インフルエンザ流行指数= インフルエンザ定点において1週間の間にインフルエンザと診断した患者数 インフルエンザ定点数 ・インフルエンザ定点数は県内に120医療機関(平成28年2月7日時点) 感染症発生動向調査(流行指数の推移) ※ 昨シーズンピーク 45 40 ( 1 定 点 当 た り の 報 告 数 ) 全国 39.51(H27年 第4週) 茨城 30.92(H27年 第3週) 35 全国 H26~H27 30 茨城 H26~H27 25 全国 H27~H28 20 茨城 H27~H28 15 10 5 0 45 46 47 48 49 50 51 52 53 1 2 3 平成27年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 平成28年 (週) インフルエンザの流行に関する警報・注意報について ① 流行指数が基準値(注意報:10 警報:30)を超えた保健所区域には「地域注意報」又は「地域警報」 を発令します。また,県全体において流行指数が基準値を超えた場合には,「県全域注意報」又は 「県全域警報」を発令します。 ② 注意報:流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があること, 流行発生後であればその流行がまだ終わっていない可能性があることを示します。 警 報:大きな流行の発生・継続が疑われることを示します。 なお,警報の解除は終息基準値(10)を下回ったときになります。 《備 考》 インフルエンザの予防について ~ひろげるなインフルエンザ!ひろげよう咳エチケット!~ インフルエンザにかからない,うつさないための対策 ☆帰宅時の手洗い 手にウイルスがついたままにしない ことが大切です ☆咳エチケット 咳やくしゃみをする時は 鼻や口をおさえましょう マスクをしましょう ☆予防接種 インフルエンザにかかった場合の対応 ・ 早めに医療機関を受診して治療を受けましょう。 ・ 安静にして,休養をとりましょう。特に,睡眠を十分にとることが大切です。 ・ 水分を十分に補給しましょう。お茶やスープなど飲みたいもので結構です。 ・ 一般的に,インフルエンザを発症してから 3~7 日間はウイルスを排出すると言われてい ますので,その間は外出を控えましょう。 【学級閉鎖等措置】 平成28年2月1日~平成28年2月7日(第5週)報告分 措置数(述べ) 施設区分 発生 8 23 269 55 7 16 0 378 保育所 幼稚園 小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 その他 計 累計 14 44 537 84 12 17 0 708 患者数 発生 35 191 2,438 628 58 86 0 3,436 措置内容 学年閉鎖 発生 累計 1 2 6 10 66 116 10 15 0 0 16 17 0 0 99 160 休校・閉鎖 発生 累計 0 0 1 2 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 4 5 累計 61 325 4,887 996 101 92 0 6,462 学級閉鎖 発生 累計 7 12 16 32 200 418 45 69 7 12 0 0 0 0 275 543 ※累計の欄は平成27年8月31日から平成28年2月7日の報告分までの合計。 ※本県教育委員会が定めるインフルエンザ様疾患発生時の学級閉鎖の基準は,学級等の欠席率が 20% に達するなど,感染拡大の恐れがある場合に,学校医と相談し措置を講ずることになっています。 【社会福祉施設等における集団発生状況】 平成28年2月1日~平成28年2月7日(第5週)報告分 施設数 患者数 施設区分 報告数 累計 報告数 累計 医療機関 4 5 92 112 介護老人福祉関係施設 2 3 24 37 児童関係施設 35 58 650 1,083 障害関係施設 2 4 32 73 その他 0 0 0 0 計 43 70 798 1,305 ※累計の欄は平成27年8月31日から平成28年2月7日の報告分までの合計。 ※各社会福祉施設内において,最初のインフルエンザ様症状の患者発生後7日以内に,その者を含め 10名以上の患者が集団発生した場合に,所管保健所に報告することになっています。 《関係課》 子ども家庭課 保育・母子福祉G 課長補佐 渡邉 輝夫 教育庁学校教育部保健体育課 健康教育推進室 室長補佐 岡野 洋一 総務部総務課 私学振興室 室長補佐 石徹白 厚生総務課 障害福祉課 自立支援担当G 課長補佐 古市 長寿福祉課 施設指導G 課長補佐 山本 医療指導監 江寺 隆広 重成 弘美 辰夫 長寿福祉課介護保健室 事業所指導・監査G 室長補佐 伊東 正憲 ●過去シーズンの警報発令時期 警報 発令週数 2010~2011 シーズン 2011~2012 シーズン 2012~2013 シーズン 発令なし 第5週 (2012/1/30 ~2/5) 第3週 (2013/1/14 ~1/20) 2013~2014 シーズン 2014~2015 シーズン 2015~2016 シーズン 発令なし 第2週 (2015/1/5~ 1/11) 第5週 (2016/2/1~ 2/7) ≪参考≫保健所管轄市町村 水戸保健所 :水戸市、笠間市、小美玉市、 竜ケ崎保健所:龍ケ崎市、取手市、牛久市、守谷市、 茨城町、大洗町、城里町 ひたちなか保健所:ひたちなか市、東海村 稲敷市、河内町、利根町 土浦保健所 :土浦市、石岡市、かすみがうら市、 常陸大宮保健所 :常陸太田市、常陸大宮市、 日立保健所 :日立市、高萩市、北茨城市 筑西保健所 鉾田保健所 :行方市、鉾田市 常総保健所 :下妻市、常総市、坂東市、八千代町 潮来保健所 :鹿嶋市、潮来市、神栖市 古河保健所 那珂市、大子町 竜ケ崎保健所:龍ケ崎市、取手市、牛 美浦村、阿見町 つくば保健所:つくば市、つくばみらい市 :結城市、筑西市、桜川市 :古河市、五霞町、境町
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