講義名 経営管理特殊講義Ⅺ (ビジネスアカウンティング基礎) 単位数 開講曜日 2 単位 木曜日 担当教員 時限 登録日 初回授業 多賀 寿史 (たが ひさし) 期間 4/14 前学期 7 時限目(19 時 40 分~21 時 10 分) ■授業内容と方法 本講義は、簿記原理1(または初級簿記)を履修済みの学生を対象に、企業社会における会計の役割を 考えてもらう講義である。簿記は、端的にいえば企業活動を数値化して記録し、集計し、企業の成績表 である財務諸表を作成するシステムである。会計は、経済活動を貨幣額を記録して計算し、その結果を 報告するシステムである。簿記と会計の大きな違いは、報告(公開)である。そこで、本講義において、 受講生はなぜ会計情報を公開しなければならないのか、この会計情報がどのような役割を演じているの か、を理解してもらい、合わせて会計情報の読み方を学ぶことになる。授業方法は、講義形式による理 論解説を踏まえ、Q&A や実習およびグループワークを交えた参加型授業を実施する。詳細は最初の講 義でお話しする。 ■授業計画 第 1 回 オリエンテーション:アカウンティングサーフィン 第 2 回 会計の種類と役割:なぜ会計を学ぶ必要があるのかを考えよう! 第 3 回 財務会計のシステムと基本原則:計算システムの復習と理論的基盤を学ぼう! 第 4 回 会計と税法(仮題:招聘講師による講演) 第 5 回 企業の設立と資金調達:必要な資金をどう調達するか、財務諸表での表示 第 6 回 仕入・生産活動:営業活動のスタートは仕入と生産!、財務諸表での表示 第 7 回 販売活動:売上の測定方法と代金回収、財務諸表での表示 第 8 回 設備投資と研究開発:有形固定資産と無形固定資産の活用、財務諸表での表示 第 9 回 資金の管理と運用:本業をサポートする資金運用活動、財務諸表での表示 第 10 回 国際活動:外貨表示額を日本円で換算する、財務諸表での表示 第 11 回 税金と配当:確定決算主義と剰余金の配当、財務諸表での表示 第 12 回 財務諸表の作成と公開:会計情報の内容と意味 第 13 回 企業集団の財務報告:グループを総合した情報、財務諸表での表示 第 14 回 財務諸表による経営分析(その1):会計情報の利用法 第 15 回 財務諸表による経営分析(その2):会計情報の利用法 ■教科書 財務会計・入門 : 企業活動を描き出す会計情報とその活用法/桜井久 勝, 須田一幸著 -- 有斐閣, 2014 -- (有斐閣アルマ ; Basic) ■参考書 特に指定しない ■注意事項 テキストに沿って講義を行うためテキストを購入のうえ講義に参加すること。会計学原理未履修の学生 は、本講義で会計に関心を持ったのであれば来年度会計学原理を履修することを強く推奨する。 ■メールアドレス [email protected]
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