上智大学 - 増田塾

2016 増田塾
入試解答速報
上智大学(2/4)総合人間科・経済・外国語・神学部
― 上智大学 ―
2月4日
総合人間科・経済・外国語・神学部
国語
解 答
一
問一 = d
問六 = d
問二 = c
問七 = b
問三 = d
問八 = b
問四 = b
問九 = d
問五 = c
問十 = b
二
問一 = c
問六 = d
問二 = c
問七 = c
問三 = c
問八 = b
問四 = a
問九 = b
問五 = a
問十 = d
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増田塾は早慶上智・GMARCH・関関同立などをはじめとした難関大学の解答解説を随時公開していきます。
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解 説
一
解説の際の基本ルールとして、①「できるだけ選択肢を見る前に本文中の根拠を探し確認
すること」、その上で最終決定するために②「選択肢を種類分けして判断すること」という
2 点を説明しておく。
①は、本文傍線部とそのイコール部分、同内容を言い換えた部分より「正解の選択肢はこ
の内容を踏まえたものであるはず」と、選択肢を見る前に答えの根拠を本文から確定する、
ということである。
②について、選択肢の種類は「◎=本文と完全に一致」
「○=本文とほぼ一致」
「×=本文と矛
盾する」
「ナシ=本文中に書かれていない」
「ズレ=本文中に書かれてはいるが、視点や論理関
係がズレている」「△=曖昧でどちらとも取れる(間違ってはいないが部分的な説明しかして
いない、明記していないが論理関係上内容は正しい)ので他の選択肢との相対比較が必要」
という 6 種類で検討する。
「◎」
「○」は正解、
「△」は相対比較で正解になるときもある(例え
ば、選択肢が四本あって、◎○が無く、△が 1 つ、×が三つなら△が正解になる、ということ)。
「×」「ナシ」「ズレ」は不正解である。また傍線問題も空欄問題も、基本は「傍線、空欄
のある文→前後の文→その段落全体→前後の段落→論理構成上イコールになる段落」という
順番で根拠となるイコール部分を探していく。
本文は全 11 段落からなる。本解説では該当箇所を「○段落○行目」、という言い方で説明
していく。
問一
2 段落冒頭に「この一例」という指示語があるので 1 段落を見る。
また傍線部に「反証」という言葉があるので、1 段落 4、5 行目前後を中心に判断する。
すると傍線部「反証の積み重ねによる理論の~進歩」が「絵空事」な理由は、「反証のがれ
の術を~体得しているから」である。
この内容を明記しているのは d のみであり、これが正解。d 後半の内容も 1 段落 4 行目に書
かれている。
a は選択肢半ばの「影響され」が×。本文 1 段落 3 行目には「とどまっており」とあり意味
が異なる。また後半も「反証可能な形で提示されることがないから」ではなく、本文 1 段落
5 行目より「反証のがれの術を~体得しているから」でありやはり理由が異なる。
b は「自然科学と異なり」が 1 段落 1 行目「いざ知らず」と異なり×、また「イデオロギー
的な反証のがれ」とあるが「反証のがれ」が「イデオロギー的」とはどこにも書かれていな
いのでやはり×。c は文末の「採用していない」が×。
問二
傍線部 2 の問いに対する直接的な答えは、同段落 2 行目「鍵を握るのは~生活感覚の変
遷」であるが、設問で問われているのは「マルクス経済学が~主流の座を占めた」理由なの
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で 4 段落 2 行目「戦後の窮状~リアリティーを付与した」の部分をヒントにする。
これと最も近い内容なのは c でありこれが正解。a は 4 段落 4、5 行目に書かれている内容
で、「マルクスの言説のリアリティーを色あせさせた」のだから×。
b の「ポパーの反証主義」は 4 段落 2 行目にあるとおり「とうてい考えがたい」のだから即
×。d は 4 段落 5、6 行目にあるとおり 70 年代の話であって、マルクスが主流を占めた話で
はないから×。
問三
傍線部冒頭に「これ」という指示語があるので直前の一文をヒントにする。
すると傍線部は「自己の日常を拠り所として、出発点である仮説群から導いた理論のもっと
もらしさをたえず評価しながら理論の構築をおこなう」(5 段落 2、3 行目)ことだとわかる。
この内容とほぼ同じなのが d で、これが正解。a は末尾の「理論が常識によって反証されな
いか」が×。
今見たとおり「理論の構築をおこなう」のである。b は「理論の意外性に依拠して」が×。
5 段落 4~6 行目を見ると、
「理論の意外性」と「広範囲に受容されうるかどうか」は「また」
(5 段落 5 行目)とあるように「並列関係」であり「依拠」のような因果関係ではない。
むしろ「依拠」「拠り所」としているのは「自己の日常的知」(5 段落 2 行目)である。
c は末尾の「常識とは異なるように」が×。
意外性も必要だが、「日常的知のレベルにおいても~納得されないかぎり~広範囲に受容さ
れることは望めない」(5 段落 4、5 行目)のだから「常識と異なる」と言い切ってしまっては
ダメ。
問四
傍線部「もっともらしさ」「意外性」の説明は前の段落に書かれている。
問三でも確認したが、社会科学の理論は 5 段落の 4~6 行目にあるとおり、日常的知のレベ
ルにおいて「もっともらしい」と納得されなければならないのと同時に、常識的でありすぎ
ずそれ相応の「意外性」も必要、といっているのである。
この内容をほぼそのまま説明しているのが b であり、これが正解。a は「前提となる仮説群
に意外性が必要」が×。
「仮説と結論との対応関係」に「意外性」が必要(5 段落 5、6 行目)なのである。
c は「現実性を要求するのはどだい間違い」が×。5 段落 4 行目には「日常的知のレベルにお
いてももっともらしい」と納得されなければならないのだから、「どだい間違い」と全否定
してしまうのは間違い。
d は「意外性」と「もっともらしさ」が「その結果」という因果関係で結ばれてしまってい
る点が×。本文では両者は「また」(5 段落 5 行目)で「並列」である。
問五
まず 6 段落 3 行目に「こうした流儀」という指示語があるので前を見てその中身を確認
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すると、「導かれた帰結とデータと丹念に照合」、「演繹の過程は疑いをはさむべからざる形
式論理の世界」とある。
これはブレの無い、現代文的な言葉に言い換えれば「客観的」な内容である。
また 7 段落 1、2 行目の「だがしかし」以降が空欄 X と対比的内容になっているが、4 行目
に「われわれが感得するもっともらしさ」という「主観的」な言葉がある。
つまり空欄には「客観」とイコールで「主観」と反対になる言葉を入れればよい。ここから
は語彙力が必要であるが、上智を狙う受験生ならば「客観」と「科学」は同じグループの言
葉だと気が付かなければならない。
正解は c である。ちなみに a「倫理性」はナシ、b「現実性」は「=日常生活=人によって異
なる」という意味に取れるので×、d「意外性」は真逆で×。
問六
傍線部「六〇年代」の具体例は近くにはないが、先ほど問二で確認した 3、4 段落がヒン
トになる。
「六〇年代に特有」とは、3 段落 2 行目にある通り「高度経済成長期」なのだから、「減速
経済下」といっている b、「生活の窮乏化」といっている c はともに×。
a・d はともに「環境汚染」に触れており、本文 4 段落 6 行目にも書かれているが、これは
「七〇年代」に入ってからの話で直接「六〇年代」にあてはまる話ではない。
しかし d の方には「環境汚染~につながる」と書かれており、「つながる」のだから「環境
汚染」は先の話と受け取れる。
よって「六〇年代」にあてはまる話としてはdのほうが正しい。a は「福祉の立ち遅れ」も
「七〇年代」の話(4 段落 6 行目)である点からも×であり、d は「高度成長」という明確なこ
とばが入っている点からも正解と判断できるはず。
問七
「骨太」の辞書的な意味は「基本や根幹がしっかりしていること」「荒削りだががっしり
していること」であるが、設問に「ここでは」どういう意味か、とあるので本文中の根拠を
最優先する。まず傍線部の直後に「また」(並列・イコール)があるので後ろを見ると「怪し
げ」というマイナス方向の言葉があるので「骨太」もマイナス的に使われているはず。
次に「骨太」が使われているほかの箇所をみると、7 段落 6、7 行目「ある時代には精緻~
であろうし、また時代が変われば、より骨太~」と「精緻」と「骨太」が対比的に使われて
いる。また 8 段落 2、3 行目にも「骨太~の方が~思える。実際、~近年とみに精緻化の度
合いを薄めつつある」と書かれている。
つまり本文における「骨太」は「精緻の反対、逆」の意味である。よって正解は b である。
辞書的な意味だけを根拠にして a や d を選ばないように気をつけよう。
問八
まず傍線部のある 10 段落からヒントを探す。
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10 段落 5、6 行目に「~データの整合性ゆえにではなく、~政策基調との共鳴、そしてその
結論のセンセーションのゆえに」とある。
つまり「保守派の経済理論」が「科学にあるまじき展開を遂げてきた」と筆者が考える理由
は、
「データの整合性」がどうかという点ではなく「政策との共鳴、結論がセンセーション」
だから世論に受け入れられた、という点にある。
筆者の考える「科学」とは本文の 10 段落までで説明されているように、客観的データだけ
ではない「直覚」(9 段落 2 行目、7 段落 5、6 行目)によっても判定がくだされるものであ
る。
しかし「政策と共鳴しているから」「結論がセンセーショナルだから」世論に受け入れられ
たということになってしまっては、筆者の考える「データの整合性だけでなく直覚で判定が
くだされるから科学は世論に受け入れられる」という主張と食い違ってしまう。
だから筆者は「私(=筆者)の考える科学の受け入れられ方と異なる」という意味を込めて「科
学にあるまじき展開」と言っているのである。
この内容を正しく説明しているのは b であり、これが正解。b 書き出しの「結論の意外性」
が本文の「結論のセンセーションのゆえ」とイコール、「時の政府の政策基調」は本文その
ままでイコール、末尾の「科学としての意外性が得られたとは言えない」も、筆者の考える
「科学」には、先述したように「直覚」による意外性も含まれており、「意外性」が含まれ
ないと筆者の考える「科学」とは別のものになってしまうのでこの言い方も正しい。
a は「科学」を単に「データ照合による」ものとしか捉えていない点で×(「直覚」
「意外性」
を意味する言葉がない)であり、筆者の「科学」には「データの整合性」による部分もあるの
だから、末尾の「全く無視」という全否定もおかしい。
c も「日常的知に訴え」
「骨太に行う」、という「直覚」の面だけが肯定され、科学の客観的
な面を「~全く行っていない」と全否定しているので×、d も同じく筆者の考える「科学」
の「直覚」の面に触れていないから×。
問九
11 段落空欄 Y の前後を見ると「理論の現実的妥当性は、人々の(Y)により~判定される」
「理論のもっともらしさを判定する(Y)の拠り所になるのは日常的知」とあり、
「理論のもっ
ともらしさ」を「判定する」のが(Y)である、ということになる。
11 段落冒頭には「以上を要約すれば」とあるので、この「判定」という言葉を頼りに前にも
どってヒントを探していく。
すると 9 段落に「その(=導かれた帰結の)もっともらしさについてわたしたちの直覚がなに
がしかの判定を下してくれる」とあり、ここが 11 段落 1、2 行目と非常に近い内容になって
いる。
したがって空欄に入るべき言葉は「直覚」であり正解は d である。他の選択肢 3 つは、いず
れも本文中に「理論のもっともらしさを判定するもの」とは書かれていない。
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問十
傍線部の無い設問だが、
「本文の趣旨」
「もっとも適切」なものを問うている以上、結論が
書かれている 11 段落の内容を踏まえて判断すべきである。
a は 10 段落に近い内容があり内容的には間違ってはいないが、否定的内容に終始しており
11 段落の結論を踏まえたものになっていないので「本文の趣旨」とは言えず、ズレている。
b はほぼ 11 段落の内容を踏まえており正しい。
11 段落の「日常的知」は b では「日常的な生活感覚」と言い換えられているが、4 段落 2、
3 行目で両者がイコールであることは確認済み。
b のラストも 11 段落ラストとほとんど同じで、これを正解候補とする。
c は b にはあった「感覚」(=「直覚」
「もっともらしさ」
「意外性」)にあたる言葉が無いので
×。d は 1、2 段落に書かれている内容に近いが、
「新古典派」
「ケインズ」といった具体例に
沿った説明であり、
「本文の趣旨」
「もっとも適切」とはいえない上、11 段落の結論に全く触
れていないのでズレている。
やはり正解は b である。
二
出典の『平中物語』が平安中期頃に成立した歌物語であることは受験文学史でも基礎知識の
範囲。ジャンルが歌物語なので、内容が恋物語である可能性が高いことも把握できる。
本文は登場人物が多く、会話文も多い。主語や発言者の把握が重要となる。
前書きがないので、注を頼って読み解くしかない。
その注には人物や主語に関するものが三つあり、有効に使えるようになっている。
問一
傍線部中の「雲居」の語は受験でも重要な基本単語であり、
① 雲
② 空
③ 宮中 の意味があることは必須知識。
③宮中の意味は「高いところ」
「遠いところ」を比喩的に用いたものと見当もつけられよう。
傍線部を直訳すれば「空よりもはるか遠くに見える人」となる。
本文 1 行目だけを読んでも当然正解は選べない。
本文を読み進めて、内容が「恋愛に関するもの」等把握できて初めて選べる。
選択肢を検討すれば、a・d は本文内容と一致しないので却下。
正解候補は「雲居」の比喩用法からみても b か c であり、「遠いところ」に合致する c が正
解。
問二
主語の把握設問。
本文の文頭に「この男」とあり、始めの主語は明示されており起点となる。
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波線部アの主語が「男」であることは「気色見せむ(私の気持ちを伝えよう)」からも明らか。
波線部ア以下は「男」が続いて主語である。
故に波線部イの上にある会話文(意味概略…手紙ではなく直接話したい)の発言者は内容上
からも「男」。波線部イの下には「を」が見え、主語が変わる。
ア・イが「男」で、ウで主語が変われば、「ウ」が正解。
傍線部ウの上に「いはむことをや聞かまし(言うことを聞いてみようかしら)」と見えるので、
主語は「男」が思いを寄せる女性。
「聞かまし」と見えるので、女性も「男」には関心があると読み取れる。
問三
読解設問。
傍線部 3「親族」は本文中の「この友だちの女」と同一人物と、三番目の注に見える。
このような人物に関する注を見落としてはいけない。また、傍線部 2 も同様の注である。
よって、二セットの会話文の読解だがそれぞれの発言者ははっきりしているので、あとは読
解力にかかる。
女房の発言
かかる人…女の親、わびしくさがなき朽媼。
雲居にてだにもえ…「え」は呼応の副詞「え~ず」が省略されたかたちになっている。
発言の意味概略…母親が止め立てしているので、あなたの希望は成就しないとあの男に伝え
てほしい
親族の発言
それにまぎれて、簾のもとに呼び寄せて、ものはいへ…私が琴を弾くのにまぎれて、男を呼
び寄せて話しなさい
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