= 普 及 情 報 東部農林振興センター 標題 = No.24 平成28年2月4日 雲南事務所 農業普及部 伝承農産加工+新技術習得研修会~農産加工の温故知新~ 麹の基礎知識・麹の力開催 全6回終了 (ダイジェスト) 雲南事務所農業普及部では、6次産業化を推進するため今年度6回の研修会を企 画し、この度最後の研修会を1月26日に吉田交流センターで(有)職彩工房たく み 代表取締役 尾崎正利氏を講師に招き「麹の基礎知識・麹の力」をテーマに研修 会を開催しました。当日は、管内の加工グループ、集落営農法人等20名が受講し、 伝承されている麹を使った加工品を再確認すると共に、調味料としての麹の使い方 を習得しました。 また、1年間の研修の成果として販売予定の商品の紹介やレシピ を 情 報 交 換 し 、情 報 ・ 技 術 の 共 有 が よ り よ い 商 品 作 り に 資 す る こ と を 再 確 認 し ま し た 。 麹の研修会は、前週に麹を作るところから始めました。直売所でも麹の人 気 は 高 く 、「 寒 」 の 時 季 に 限 ら ず 販 売 さ れ て い ま す が 、 そ の 活 用 は 甘 酒 、 味 噌、塩麹等と飲料や調味料にとどまっており今回の研修で作った麹のドレッ シングは、直売所の試食品提供時に素材の味を引き立たせるものとなりまし た。 麹 ドレッシング 午後からの意見交換の場では、①ジャムの離水が課題だったが尾崎講師のアドバイスに より完成度の高いジャムができ早速販売できた。②山菜のコシアブラを原料提供するので 研修会で習った山菜ご飯の素を委託製造してくれるところはないか。③ジャムの作り方は 目からウロコだった。ブルーベリージャムを活用して大福を作った。④米粉を使ってグル テンフリーのクッキーを商品化した。浅漬けは直売所でずいぶん売った。⑤自家栽培のう るち米で味醂を作った等の意見が出されました。 尾 崎 講 師 か ら は 、「 最 近 バ イ ヤ ー さ ん が 温 故 知 新 と いう言葉を使う。素材を大切にする先人の知恵の上に 安全・安心な新技術を重ねる。新商品を作ることはな かなか難しいが、農産加工が盛んだった地域では故き を温ねて新しきを知る事ができるのではないか」とア ドバイスがありました。 研 修 会 の 雰 囲 気 が 良 か っ た と ・・・・・講 師 総 括 基礎編4回と応用編2回の計6回を通してネットワー ク が 形 成 さ れ 、「 技 術 を 囲 わ な い 」「 情 報 を 共 有 」 す る 意 識 が 醸 成 さ れ つ つ あ り ま す 。今 後 と も 農 業 普 及 部 で は 、 商品化の支援を進めていきます。 米 粉 クッキー 170 担当者 雲南地域振興課 中島法子 饅頭 キュウリ漬 TEL 0854-42-9574
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