【iCARE】衛生委員会資料(健康診断総論)

衛⽣生委員会資料料
-‐‑‒ 定期健康診断編 -‐‑‒
なぜ定期健康診断を受けないといけないのか?
働くひとの健康を創る
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本⽇日のテーマ:定期健康診断
健診
(健康診断)
健康であるかどうかを確かめる。
病気の発⽣生そのものを予防する「⼀一次予防」。
「健康であることを前提」に考える。
その⼈人の健康状態の確認をするために、「病気の危険因
⼦子」があるかを⾒見見る。
VS
検診
特定の病気を早期に発⾒見見し、早期に治療療することが⽬目的。
「⼆二次予防」にあたる。
「病気があることを前提」にその病気を探す。
「がん検診」などが、検診の代表例例として挙げられる。
働くひとの健康を創る
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定期健康診断 VS 特定健康診査
健診
(健康診断)
『事業者による健診』
労働安全衛⽣生法
・ 全労働者の健康評価、就業の適正判定
* 作業関連疾患の予防
* 労働者の安全と健康の確保が⽬目的
VS
健診
(健康診査)
『保険者による健診』
⾼高齢者医療療法
・ 40歳以上の保健指導対象者の抽出
* 保険財政の適正化
* メタボな⼈人に特定保健指導の実施が⽬目的
働くひとの健康を創る
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定期健康診断の種類
対象者
実施時期
雇入時の健康診断
常時使⽤用する労働者
雇い⼊入れの際
定期健康診断
常時使⽤用する労働者
1年年以内毎に1回
特定業務従事者の健康診断
安衛法に掲げる業務に常
時使⽤用する労働者
配置替えの際及び6⽉月以
内毎に1回
海外派遣労働者の健康診断
海外に6⽉月以上派遣する
労働者
海外に派遣する際及び帰
国後、国内における業務
に就かせる際
特定業務: 多量量の⾼高熱(低温)物体を取扱う業務、著しく暑熱(寒冷冷)な場所における業務
ラジウム放射線・X線にさらされる業務、⼟土⽯石・獣⽑毛など粉末を著しく⾶飛散する業務、異異常気圧下
⾝身体に著しい振動を与える、重量量物の取扱い等重激な業務、ボイラー製造等強烈烈な騒⾳音を発する
坑内、深夜業、有機溶剤・有害物ガス、病原体による汚染のおそれが著しい業務など
働くひとの健康を創る
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健康診断:労働安全衛⽣生法 第66条第1項
『事業者』は労働者に健康診断を受けさせる義務がある‼
『労働者』にも、事業者が⾏行行なう健康診断を受けなければならない義務がある‼
働くひとの健康を創る
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定期健康診断の流流れ:主語に注意!『事業主は…』
就業措置
結果通知
5年年保存
意⾒見見聴取
労基届出
働くひとの健康を創る
保健指導
6
医師等からの意⾒見見聴取(安衛法66条の4):就業区分
就業区分
内容
通常勤務
通常勤務で良良い
就業制限
要休業
※
就業上の措置の内容
制限を加える必要がある
勤務による負荷を軽減するため、
労働時間短縮、出張制限、時間外
労働制限、労働負荷制限、作業転
換、就業場所変更更、深夜業回数減
少、昼間勤務転換などの措置を講
じる
勤務を休む必要がある
療療養のため、休暇、休職等により
⼀一定期間勤務させない措置を講じ
る。
医師等=産業医はあくまでも意⾒見見を出すのであって、事業主が決定すること
働くひとの健康を創る
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まとめ
① 健康診断の目的
事業主(管理理職)が安全配慮義務を履履⾏行行するため
② 健康診断の種類
雇⼊入時、海外渡航時
③ 健康診断の流れ
結果に問題がなければ、呼び出しなし。問題あれば就業制限もあり。
働くひとの健康を創る
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