自分の思いや考えを表現できる子の育成 研究発表会トピックス

研究発表会トピックス
10/21(水)
宝達小
羽咋郡教育委員会・
「学びの組織的実践推進事業」指定
羽咋郡教育研究会・宝達志水町教育研究会指定
[研究主題]
自分の思いや考えを表現できる子の育成
「付けたい力を明確にした言語活動を設定した国語科の授業展開」について,
学力向上ロードマップに基づきながら,共通理解・共通実践を行うことにより,
教師の授業力向上・児童の学力向上に取り組んでいます。
1 基本構想
研究3部会のさらなる機能化を図る。教務主任中心の学力対策部,研究主
任中心の授業推進部,言語環境整備を行う環境整備部で研究を推進する。
2 研究の内容(一部抜粋)
重点1授業力づくり
①ゴール意識をもって学び,
重点2
向
基盤づくり
上
・学力対策カレンダー
付けたい力を明確にした
単元計画
2
年
生
以
上
②学年の系統性を
踏まえた単元末評価テスト
帯タイムを通して
組織的・計画的に,
学力調査の課題と
なる力の育成を図
る。
・「連絡ファイル」
③ゴールイメージを
もたせる教師のモデリング
家庭との連携を通し
て,
継続的に言語力の育成
を目指す。
重点3 体制づくり
「学力向上ロードマップ」の作成と活用
安定的な学力向上システムの確立
・組織・体制づくり(共有・分業) ・学力調査に基づいた PDCA サイクル
※3部会の機能化・分業体制の確立
学力対策部・・・学力調査の採点・分析・検証,学力対策カレンダーの作成・修正
授業推進部・・・学校研究,研究授業推進,若手熟練教師相互参観授業
環境整備部・・・言語環境整備,校内掲示(参加型掲示物)
成果○と課題▲
○学力向上ロードマップに基づいた分業体制の確立による,PDCAサイクル
が機能する体制づくり
〇単元のゴールの明確化→教師・児童相互による付けたい力を意識した学習
〇言語活動の工夫→国語科の学習意欲向上・長い文章の記述への抵抗感の減少
○連携校との授業づくり→要請訪問時の授業整理会参加(研究主任や同学年担当教諭)
▲組織的取組が数値的向上につながる更なる工夫・改善
▲単元末評価テストの精度の向上連携校との授業整理会
▲連携校と学力向上ロードマップを通したシステムの共有化
10/21(水)
「学びの組織的実践推進事業」指定
羽咋市教育委員会・羽咋市教育研究会指定
邑知小
[研究主題]
学力向上システムの確立
教務主任・研究主任が連携を図りながら,国語科を中心に「付けたい力の明確
化・最適な言語活動の設定・具体的な評価」を一体的に捉え,教師の授業力向
上・児童の学力向上に取り組んでいます。実際の授業では,積極的に挙手し自
分の考えを述べたり,反応しながら共感的に話し合ったりする姿が,どの学級
においても見られました。
1 基本構想
教務主任と研究主任のさらなる機能化を図る。教務主任中心の指導力向上
部会では,他校との連携を含めた研究を推進する。研究主任中心の学力向上
部会では,学力の3要素を確実に身に付けていくための研究を推進する。
2 研究の内容(一部抜粋)
柱1
指導力向上
・計画的な授業研究の実施
・OJT研修
・フリー授業参観:
毎週第3週→週案に記録
・日常的研修:今週の重点
→週案に自己評価
柱2 学 力 向 上
・付けたい力の絞り込みと単元テス
ト及び成果物による評価
・体験的,問題解決的学習の推進
→学習計画作り,
単元のゴールの設定
・計画的な帯タイムの取組
(1ヶ月ごとに予定を立てる)
・家庭学習の充実
「はっぴ~貯金」(目標が達成で
きたらポイントが加算)の実施
柱3
<週案の一部>
組織的体制
・「学力向上ロードマップ」の作成と
活用
成果○と課題▲
○計画的なOJT研修と参観授業で授業力・指導力がアップ
○単元・本時における付けたい力の意識化
○家庭と連携した家庭学習の習慣化による基礎的知識・技能の習得
○「学力向上ロードマップ」による役割の取組の明確化
▲OJTの内容と参観授業の方法の吟味
▲狙いと言語活動,評価の整合性
▲自学の内容の検討
▲役割の再検討
10/30(金)
「学びの組織的実践推進事業」指定
高浜小
[研究主題]
自ら学びを追求できる子をめざして
~算数科の授業づくりを通して~
算数科の授業づくりに絞り,学力向上ロードマップに基づきながら,共通理
解・共通実践を行うことで,安定した学力向上を目指しています。低・中・高
学年ブロックで事前・事後の研修会を充実させることで,「つけたい力」を明
確にかつ系統的に押さえ,授業改善をすすめています。
1 基本構想
3部会のさらなる機能化を図る。教務主任中心の学力調査部会,研究主任
中心の研究推進部会,授業実践や基盤づくりを行う学習・基盤部会で研究を
推進する。
2 研究の内容(一部抜粋)
柱2 基盤部会
柱1 学習部会
 はまっこタイム
①課題解決に向けた学習わざ
 家庭学習・自学のすすめ
表現わざの活用
 学習ルールばっちり週間
②学び合い学習の充実
③ねらいに即した
ジャンプ問題の工夫

高小共育プログラムによる
人間関係づくり
・見通しをもつために
・ねらいを達成するために
・学びを深めるために
柱3 連携校との取組
・連絡協議会(学期2回)
・情報交流(ロードマップ作成等)
~学び合いの
土台として~
・共通実践(家庭学習)
・相互訪問(授業参観・整理会参加)
成果○と課題▲
○「算数の授業で問題の解き方や考え方を分かるようにノートに書いている」
と,肯定的な回答をする児童の正答率が高い傾向
○「友達との間で話し合う活動をよく行っていたと思う」と答える児童が多く,
学び合いの継続的な取組の成果が見える
▲「題意を読み取る力」
▲「関連・比較をして数量関係を捉える力」
▲「条件に合わせて説明する力」
次のステップに向けて
◇ジャンプ問題に,学力調査問題や誤答提示等を取り入れる。
◇はまっこタイムで新聞を活用し,題意を読み取る力をつける。
◇週案を活用し,確実な取組を進める。
11/25(水)
七尾東部中
[研究主題]
「学びの組織的実践推進事業」指定
互いに高め合う、活用力のある生徒の育成
~課題設定の工夫と学び合いの活性化~
安定的な学力向上のシステムの確立を目指して,総括チーム(学校長・教頭・主幹・研究
主任・研究主任補佐・学力向上主任)が,学校としての目標を明確に示し,学力向上対策
を具体的に指示する取組を進めています。目標達成のためのスモールステップとしての取組
を可視化した「学力向上ロードマップ」に基づいた分業体制の構築を試みています。
1 重点目標と努力事項
学校評価計画に基づくPDCAサイクルを明確にした目標管理型の学校経営の推進
<スローガン>「さわやかな挨拶で,元気を与える七尾東部中学校」~仲間に・地域に~
2 研究の内容(一部抜粋)
PA 指導研究チームの取組
D 指導力改善チームの取組
前期学力向上プランの提案
○基礎基本の定着→帯タイムをド
リル学習に特化,小テストの実
施・提示物の工夫
○活用力向上→定期考査に 20%程
度の活用力育成問題を出題等
○意欲・学習規律の構築→七尾東部
スタンダード(定期的にコンクール実施)
課題設定の工夫
○課題のDHC(D:ドキドキワクワク
H:必要感 C:知的好奇心をくすぐる)
学び合いの活性化
○活動ゴールの明確化,作業手順の
明確化,自分の意見を持たせてか
らGWに,役割を分担
学習スタイル:全教科で共通実践
C 検証・研修支援チームの取組
体制づくりの3本柱
○学習指導部通信の発行 ○授業互見週間の設定 ○「飛翔塾」の開講
連携校との取組
○拠点校・連携校連絡協議会(学期2回)○研究授業・整理会への参加
○小中指導案検討会→小学校との差異の明確化,小中の繋がりを意識
成果○と課題▲
○生徒の学習に対する関心が高まってきた。
○学習スタイルが確立されてきた。
○系統を意識した授業設計をするようになった。
▲付けたい力につながる課題を設定する。
→事実・方法・理由を問う疑問詞を入れた課題設定
▲適用題を位置付けた授業実践をする。 →週案に自己評価シートの添付
▲連携校との共通実践を構築する。→全員参加型の帯タイム(連携校との共通実践)
11/26(木)
「学びの組織的実践推進事業」指定
鹿島小
[研究主題]
確かな学力の育成
~学ぶ楽しさが実感できる授業づくり~
開校1年目。安定した学力向上システムの確立に向け,学力向上ロードマップ
に基づきながら,算数科を中心に教師の授業力向上・児童の学力向上に取り組
んでいます。
1 基本構想
学力向上ロードマップを活用しながら,3部会(調査・評価部会C,研究
推進部会P・A,設計部会D)で研究を推進する。
2 研究の内容
(一部抜粋)
調査・評価部会(C)
○学力調査等の集計・分析
○課題の明確化,目標と現状(結果)との差
○原因究明 ・検証
授業設計部会
学びの土台部会(D)
○学力向上プランの実施
○学校研究の推進
・考えの可視化の手立て
・授業設計シート
・鹿島小の5つの構え
・はなまるばっちりノートチェック
での家庭との連携
3
研究推進部会(P・A)
○課題解決にむけた学力向上プ
ランの(改善プラン)の提案
○校内OJT等による指導力改
善へのアシスト
・理解型・思考型授業の実践
・年1回以上の研究授業
連携校との取組
○拠点校・連携校連絡協議会(毎月1回)
・学力向上ロードマップの進捗状況の確認
・拠点校・連携校での取組・実践の交流
・拠点校・連携校での共通実践の周知
○授業参観交流 ○実践指導案交流
成果○と課題▲
○教師の学力向上への参加意識の向上(教師アンケート80%)
○難しい問題にチャレンジしようとする意欲向上
○学習規律の定着化(児童アンケート達成率90%)
▲学力向上ロードマップの効果的な活用の工夫
▲活用力のさらなる育成
▲タイムマネジメントを考慮した授業工夫
11/27(金)
羽咋小
「能動的学習推進事業」指定
[研究主題]
「学びの力をつけた児童の育成」
- 主体的・協働的に学び合う授業づくりを通して
-
羽咋小の学力の捉えである Action(主体性)Thinking(思考力)Team work(対話力)
を,活用力を高める授業づくりの柱とした3年国語(大山教諭)と6年理科(川崎教諭)
の公開授業が行われました。いずれの授業においても児童の主体的・協働的な学びの姿
やタブレット端末を中心とする ICT を自分の主張を補完するツールとして児童が積極的
に活用する能動的な姿が見られました。
研究仮説 習得と活用のある授業において,主体的・協働的に学び合う授業づくりを工夫
し,アクティブ・ラーニングの充実を図ることで,知識や技能に加え,学びの
力(学びの質の深まり)が向上するであろう。
【習得・活用場面のある授業】
アクティブ
ラーニング
【学びの土台】
実 践(一部抜粋)
今年度
学びの力の向上
全体構想図(一部抜粋)
の充実
の重点
【学び合い場面の充実】
主体的・協働的な学習
ICT の活用
【豊かな心・健やかな体】
【指導改善を進める体制づくり】
(1)活用力を高めるために ATT を授業の中で意識して実践
・Action(主体性) · · · · · · · · · · · · 進んで取り組む力
課題設定場面では,「身近・魅力的・見通し」の3つの「み」を意識して,子どもの
Action を促す手立てを考える。
・Thinking(思考力)· · · · · · · · · · 疑問を持ち,考え抜く力
学び合いにおける手立てによって,児童の「Thinking」の姿を促すことが出来るかど
うかを検討する。また,どんな姿を目指すかをより明確にもつ。
・Team work(対話力) · · · · · · · 友達とかかわり,協働して学ぶ力
ペアやグループによる学び合い学習を Team work の場として設定する。
(2)ICT の効果的な活用を図る
ICT 活用プロジェクトチーム(後に ICT 推進委員会に改編)を中心に活用法を研究した。
いつ(When)誰が何をどのように(How)活動の意図,効果(Why)を明確にして,指導
案に記載し,目的ではなく手段として活用するための方法を模索している。
成果○と課題▲
○友達と学び合う授業を楽しんでおり,ペアやグループ学習がスムーズになった。
○目指す姿を具体的に持つことで,教師の声かけが明確になった。
▲効果的な ICT の活用と授業のタイムマネジメントを図ること。
▲これまでの研究の成果(授業づくりの基盤)をいかしつつ,新しい取り組みを融合す
るために,取り組みの精選を行うこと。