ISDA JAPAN MONTHLY UPDATE ® 2016年1月 コミッティ活動 REGULATORY:担当 森田([email protected]) / 洞口 ([email protected]) 1月12日、ISDAは金融庁に、12月11日付で金融庁より公表された「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部 を改正する内閣府令」等(案)及び「主要行等向けの総合的な監督指針」等の一部改正(案)の見直し後の2 次案、及び「潜在的損失等見積額の算出告示」等(案)に対する意見書を提出した。意見書はISDA Japanの ページで閲覧可能(改正案、意見書は日本語のみ) 。なお、メンバーは金融庁の改正案と主要なコメントの英 語訳についてISDA東京事務所にて入手可能。 1月7日、ISDAは金融庁と、投資家保護、商品のガバナンス、費用等に関する開示要件、SI(Systematic Internaliser)の評価と透明性、第三国における取引基盤と取引義務の同等性といった観点からのMiFID II/MiFIR の影響について意見交換を行った。 COLLATERAL:担当 森田([email protected]) / 洞口 ([email protected]) IMの分別管理・倒産隔離に関する検討会 1月21日、IMの分別管理・倒産隔離に関する検討会の会合が開催され、以下の点について検討を行った。 1) メンバーの代表は、いわゆるT+1問題の提起と問題意識の共有を行うため、香港とシンガポールの当局及 び金融機関のメンバーとの会合を行った。検討会では、本会合の内容について報告が行われた。また、メ ンバーはその後、T+1 問題を解決し得る、米国最終規制に対する効果的な対抗案に焦点をあてた話し合い を行った。 2) オペレーション分科会からは、今後、共通プロセスの検証により多くの時間を割くこととした上、IMの分 別管理・倒産隔離について、各カストディアン銀行から提案されたサービス内容の詳細部分の検証の予定 に関する説明があった。各銀行との説明会がそれぞれ2か月以内に行われる。 オペレーションプロセスに関するワークスケジュールに関し、証拠金規制に関する最終版が金融庁および 欧州規制当局より昨年 12 月末までに公表されなかったことを受け、計画時期を先延ばす必要のある項目 が出ている。 3) 信託契約書のテンプレートについては、昨年12月11日に公表された中央清算されないデリバティブ取引 の証拠金規制に関する金融庁の第2次ドラフトへのメンバーのコメントを反映させ、最終版の完成に近づ いてはいるものの、数項目について専門家の意見を確認した上で修正等を行う必要があることから、信託 契約書最終版の完成は今春にずれこむ可能性がある。 1月27日、アジア地域の銀行メンバーが参加して、1)に関する現在の提案について電話会議が行われた。 コミッティ並びに作業部会会合/コンファレンスの予定 IM Segregation Working Group – Legal Users Sub-Working Group (日本語による会議) 2 月 10 日 IM Segregation Working Group (日本語による会議) 2 月 21 日 第 31 回 ISDA 年次総会 - 東京 ANA InterContinental Hotel ®ISDA is a registered trademark of the International Swaps and Derivatives Association, Inc. 4 月 12 日-14 日 1
© Copyright 2024 ExpyDoc