衆議 院 議 員 山井 和 則 君 提出 消 費 税 増税 時 の社 会 保障の 充 実と 重点 化・ 効 率化 によ る差 し 引き で必 要 と な る所 要額 二 .八 兆円 に関 す る質 問に 対す る 答弁 書 一及 び二 に つい て お 尋 ねに つい ては 、 政党 間の やり 取 りに 関す るも の であ り、 政府 と して お答 えす る 立場 にな い。 三に つ いて 御 指 摘 の 「 社会 保 障 制 度改 革 推 進 法第 四 条の 規定 に基 づ く「 法制 上 の措 置」 の骨 子 につ いて 」( 平 成二 十 五 年八 月 二 十 一日 閣 議 決 定) に お い ては 、社 会保 障 の充 実の ため の 所要 額や 重点 化 ・効 率化 によ る 財源 の金 額に つい て は明 示さ れて い ない 。 四 につ いて 持 続可 能 な 社 会保 障 制 度 の確 立 を 図 るた めの 改 革の 推進 に関 す る法 律( 平成 二 十五 年法 律第 百 十二 号。 以 下 「 社 会保 障 改 革 プロ グ ラ ム 法」 と いう 。) 成 立時 点で は、 「 社会 保障 ・税 一 体改 革に よる 社 会保 障の 充 実」 ( 平 成 二 十五 年 十 月 公表 ) に ある とお り 、社 会保 障 の充 実に 、消 費 税財 源二 ・八 兆 円程度 及 び社 会 保 障 改 革 プロ グ ラ ム 法に 基 づ く 重点 化 ・効 率 化に よる 財源 を 充て るこ とと し てい たが 、こ の 重点 化・ 効率 化に よる 財 源の 金額 につ い ては 明示 され て いな い。 五 につ いて 社 会保 障 と 税 の一 体 改 革 にお け る 社 会保 障の 充 実の 財源 とし て は、 消費 税財 源 二・ 八兆 円 程度 及び 社会 保 障 改 革 プロ グ ラ ム 法に 基 づ く 重点 化 ・効 率化 に よる 財源 を 充て るこ とと し てい たと ころ 、 この 重点 化・ 効 率 化の 現 時 点 での 見 通 し は〇 ・ 四 兆円 程 度で あり 、両 者 を合 わせ れば 三 ・二 兆円 程度 と なる 。こ の財 源 の 中 か ら 、 「子 ど も ・ 子育 て 」 、 「医 療・ 介 護」 、「 年金 」 の分 野ご とに メ ニュ ーを 示し た 二・ 八兆 円程 度 の 社会 保 障 の 充実 の 実 施 に加 え 、 仮 に、 消費 税率 引 上げ に伴 う低 所 得者 対策 とし て 、総 合合 算制 度 を実 施す る場 合に は 、こ れに 充て る こと が想 定さ れ てい たと ころ で ある 。 軽 減 税 率制 度 を 導 入す る こ と と した こ とに 伴 い、 総合 合算 制 度は、 消 費税 率 引上げ に 伴う 低所 得 者対 策 とし て は 実 施し な い こ と とな っ た が 、現 時点 に おい て重 点化 ・ 効率 化に より 〇 ・四 兆円 程度 の財 源 を確 保 で き る 見 通し で あ る こと か ら 、 総合 合 算制 度相 当 額〇 ・四 兆円 程 度を 軽減 税率 制 度導 入の 財源 一 ・〇 兆円 程 度の 一 部 に 充 てた と し て も、 残 り の〇 ・六 兆 円程 度に つ いて 、安 定的 な 恒久 財源 を確 保 するこ と によ り 、 消 費税 率一 パー セ ント 分税 収に 相 当す る社 会保 障 の充 実二 ・八 兆円 程 度を 確保 でき る 見通 しで ある 。 六に つい て 総 合 合 算 制度 に つ い て は、 社 会 保 障の 安定 財 源の 確保 等を 図 る税 制の 抜本 的 な改 革を 行う ため の 消費 税 法 の一 部 を 改 正す る 等 の 法律 ( 平 成 二十 四年 法 律第 六十 八号 ) 第七 条第 一号 イ にお いて 、 行政手 続 にお け る 特 定 の 個人 を 識 別 する た め の 番号 の 利用 等に 関 する 法律 ( 平成 二十 五年 法 律第 二十 七号 ) に基 づく 番号 制 度 の本 格 的 な 稼動 及 び 定 着を 前 提 に、 関 連す る社 会保 障 制度 の見 直し 及 び所 得控 除の 抜 本的 な整 理と 併 せ て 、 総 合 合算 制 度 、 給付 付 き 税 額控 除等 の 施策 の導 入に つ いて 、所 得の 把 握、 資産 の把 握 の問 題、 執行 面 で の対 応 の 可 能性 等 を 含 め様 々 な 角 度か ら総 合的 に 検討 する 旨が 規 定さ れて いる こ とを 踏ま え、 厚 生労 働省 に お い て、 事 務 の 執 行の 在 り 方 を含 めた 制度 の 内容 につ いて 検討 を 行っ てき たと こ ろで ある が、 「 平 成 二 十 八年 度 税 制 改正 の 大 綱 」 (平 成 二十 七年 十二 月 二十 四日 閣議 決 定) にお いて 消 費税 の軽 減 税率 制度 を導 入 す る こと と し た こ とに 伴 い 、 消費 税率 引 上げ に伴 う低 所 得者 対策 とし て は実 施し ない こと と した と こ ろで あ る。
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