盤谷会議所(JCC) 経済調査会 JCC 2015 年下期 日系企業景気動向調査(概要) JCC 会員企業を対象に年 2 回、景況や財務状況(売上、損益、設備投資)、時々の関心事項な どについて実施。1971 年以来 45 年続いている調査で、タイで事業を展開する日系企業の動向 を包括的に把握することのできる唯一の調査 調査期間(調査票発送日:2015 年 11 月 24 日 提出期限:2015 年 12 月 23 日) 調査票回収状況(発送数:JCC 会員企業 1,669 社 回答企業数:513 社 回収率:30.7%) 2016 年 2 月 3 日(水)午後 2 時 記者発表 1. 業 況 感 DI(Diffusion Index) DI とは? 業況が「上向いた」、「悪化した」は前期との比較であり、両者を差し引いたDIがプラスの場合は、前 期に比べ業況が改善している企業が多いことを示している。 一方、DIがマイナスの場合は、前期に比べ業況が悪化している企業が多いことを示している。 【計算例】ある業種 50 社回答のうち 「上向く」 回答企業数 35 社(35/50=70%)、「横ばい」5 社、「悪化する」 10 社(10/50=20%)の場 合、70-20=+50 がDIとなる。 2015 年上期の業況感は、2014 年下期に比べ、悪化幅を拡大した(▲1→▲9)。業況感は 2015 年下期には悪化幅をわずかに拡大するものの(▲9→▲11)、2016 年上期には改善に転じる見 通しとなった(▲11→8)。 DI の推移(2006 年以降) 業 種 食料品 製 繊維 化学 鉄鋼・非鉄 造 一般機械 電気・電子機械 輸送用機械 業 その他 製造業全体 非 商社 小売 製 金融・保険・証券 建設・土木 造 運輸・通信 その他 業 非製造業全体 全 体 今回の調査 回答数 実績 見通し 15上 15下 16上 38 50 75 8 ▲ 40 0 13 15 2 0 4 44 ▲9 ▲3 7 30 ▲ 31 ▲ 31 ▲ 19 26 4 ▲ 23 ▲8 56 ▲ 18 ▲ 12 11 65 ▲ 12 ▲7 10 40 ▲ 10 ▲ 10 4 284 ▲8 ▲5 21 72 25 0 0 13 ▲ 6 ▲ 10 17 20 ▲ 54 ▲ 53 ▲ 20 30 ▲ 18 ▲7 11 37 19 1 27 57 ▲ 7 ▲ 10 14 229 ▲ 9 ▲ 11 8 513 2016 年上期 「上向く」(33%),「横ばい」(42%)、 「悪化する」(25%) 33% - 25% =DI8 2. 設 備 投 資 (製 造 業 ) 2016 年度については、設備投資の「投資増」を見込む企業は 25%となった。また「横ばい」を見 込む企業は 31%、「投資減」を見込む企業は 36%となった。 業 種 食料品 繊維 化学 鉄鋼・非鉄 一般機械 電気・電子機械 輸送用機械 その他 製造業全体 単位:件数、( )は構成比(%) 回答企業数 横ばい 投資減 未定 合計 3 (38) 1 (13) 1 (13) 8 3 (20) 4 (27) 2 (13) 15 17 (40) 10 (24) 5 (12) 42 7 (25) 13 (46) 0 (0) 28 9 (36) 5 (20) 6 (24) 25 17 (31) 21 (38) 4 (7) 55 16 (25) 34 (53) 3 (5) 64 13 (33) 11 (28) 3 (8) 39 85 (31) 99 (36) 24 (9) 276 投資増 3 (38) 6 (40) 10 (24) 8 (29) 5 (20) 13 (24) 11 (17) 12 (31) 68 (25) 3. 輸 出 3.1 2016 年上期(1~6 月)の輸出動向 2016 年 上 期 については、輸 出 の「増 加 」を見 込 む企 業 は 39%となった。また「横 ば い」を見 込 む企 業 は 46%、「減 少 」を見 込 む企 業 は 15%となった。 業 増 加 種 20%超増 食料品 繊維 化学 鉄鋼・非鉄 一般機械 電気・電子機械 輸送用機械 その他 製造業全体 商社 小売 その他 非製造業全体 全 体 5 8 16 10 9 14 25 14 101 27 3 5 35 136 10~20%増 10%未満増 (63) 1 (13) 3 (38) (53) 0 (0) 2 (13) (37) 3 (7) 6 (14) (37) 2 (7) 2 (7) (36) 0 (0) 4 (16) (27) 3 (6) 2 (4) (43) 5 (9) 6 (10) (40) 0 (0) 3 (9) (39) 14 (5) 28 (11) (39) 4 (6) 6 (9) (43) 2 (29) 1 (14) (50) 2 (20) 2 (20) (40) 8 (9) 9 (10) (39) 22 (6) 37 (11) 1 6 7 6 5 9 14 11 59 17 0 1 18 77 (13) (40) (16) (22) (20) (18) (24) (31) (23) (25) (0) (10) (20) (22) 単位:件数、( )は構成比% 横ばい 減 少 合計 10%未満減 10~20%減 20%超減 (不変) 2 (25) 1 (13) 1 (13) 0 (0) 0 (0) 8 6 (40) 1 (7) 1 (7) 0 (0) 0 (0) 15 21 (49) 6 (14) 5 (12) 1 (2) 0 (0) 43 13 (48) 4 (15) 1 (4) 1 (4) 2 (7) 27 12 (48) 4 (16) 3 (12) 1 (4) 0 (0) 25 27 (53) 10 (20) 5 (10) 3 (6) 2 (4) 51 23 (40) 10 (17) 6 (10) 3 (5) 1 (2) 58 14 (40) 7 (20) 5 (14) 1 (3) 1 (3) 35 118 (45) 43 (16) 27 (10) 10 (4) 6 (2) 262 34 (49) 8 (12) 3 (4) 2 (3) 3 (4) 69 4 (57) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 7 5 (50) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 10 44 (50) 9 (10) 3 (3) 3 (3) 3 (3) 88 162 (46) 52 (15) 30 (9) 13 (4) 9 (3) 350 3.2 今後の有望輸出市場 今後の有望輸出市場(複数回答)は、「ベトナム」が 41%と 1 位になった。次いで「インドネシア」 (38%)、「インド」(28%)、「ミャンマー」(28%)、日本(18%)の順となった。 単位:件数、( )は回答企業数割合(%) 業 種 製造業 非製造業 全 体 今回順位 前回順位 前々回順位 ベトナ インド インド ム ネシア 100 (39) 105 (41) ミャン マー 日本 カンボ フィリ マレー ラオス ジア ピン シア 1 2 2 2 1 1 中国 中南 米 欧州 バング 回答 中近東 ラディ 合計 企業数 シュ 74 (29) 64 (25) 41 (16) 38 (15) 44 (17) 32 (12) 27 (11) 30 (12) 29 (11) 24 (9) 21 (8) 20 (8) 13 (5) 705 257 5 (5) 243 91 98 (28) 97 (28) 62 (18) 61 (18) 53 (15) 41 (12) 38 (11) 38 (11) 36 (10) 26 (7) 24 (7) 24 (7) 18 (5) 948 348 44 (48) 28 (31) 24 (26) 33 (36) 21 (23) 23 (25) 144 (41) 133 (38) 米国 3 3 3 4 4 4 5 7 6 6 5 5 9 (10) 7 9 7 (注)上位15位 2 9 (10) 11 (12) 8 8 7 9 6 9 8 (9) 9 11 11 7 (8) 11 10 9 2 (2) 12 13 14 3 (3) 13 14 12 4 (4) 13 12 13 15 17 16 4. 経 営 上 の問 題 点 経営上の問題点(複数回答)は、「他社との競争激化」が 74%と最も多かった。次いで、「総人件 費の上昇」(45%)、「エンジニアの人材不足」(29%)などとなった。 業種別では、製造業では「為替変動への対応」(35%)、非製造業では「製品・利用者ニーズの 変化への対応」(30%)なども多かった。 前回順位 今回順位 経営上の問題点 1 1 他社との競争激化 3 2 総人件費の上昇 3 エンジニアの人材不足 5 3 為替変動への対応 6 5 製品・利用者ニーズの変化への対応 合 計 回答企業数 (注) 上位5位 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) 製造業 非製造業 全体 213 (75) 166 (73) 379 (74) 139 (49) 89 (39) 228 (45) 113 (40) 34 (15) 147 (29) 99 (35) 48 (21) 147 (29) 76 (27) 69 (30) 145 (28) 1026 677 1,703 283 227 510 (100) 5. タイ政 府 への要 望 事 項 タイ政府への要望事項(複数回答)は、「景気対策(公共インフラ整備など)の推進」が 57%と最 も多かった。次いで、「政情の安定」(57%)、「関税や通関にかかわる制度や運用の改善」 (41%)、「治安・安全の確保」(40%)、「バンコク首都園の交通インフラ整備」(40%)などとなっ た。 業種別では、製造業で「為替の安定化」(29%)、非製造業で「外国人事業法の緩和」(41%)、 「ワークパーミット、ビザ発給に関する問題の改善」(29%)なども多かった。 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) 前回 今回 順位 順位 2 3 4 5 6 7 9 8 タイ政府への要望事項 1 2 3 4 5 6 7 8 景気対策(公共インフラ整備など)の推進 政情の安定 関税や通関にかかわる制度や運用の改善 治安・安全の確保 バンコク首都圏の交通インフラ整備 外国人事業法の緩和 為替の安定化 法人税など税制の運用の改善 ワークパーミット、ビザの発給に関する問題 9 の改善 10 教育・人材開発の向上 10 タイと近隣国(CLMVやインドなど)を結ぶ物流輸送イ 11 ンフラの整備 13 12 13 10 16 15 17 - 12 13 14 15 16 17 18 19 - FTA、EPA等経済連携の推進 通信インフラの整備 労働紛争の防止 洪水対策の着実な実施 渇水対策の実施 地域統括機能の立地促進(IHQ、ITC等) 外国人労働者の活用促進 知的財産権の保護 その他 合 計 回答企業数 3 製造業 非製造業 全 体 163 161 124 109 106 55 82 60 (58) (57) (44) (39) (38) (20) (29) (21) 128 129 84 96 97 92 39 47 (56) (57) (37) (42) (43) (41) (17) (21) 291 290 208 205 203 147 121 107 (57) (57) (41) (40) (40) (29) (24) (21) 35 (12) 65 (29) 100 (20) 62 (22) 35 (15) 97 (19) 36 (13) 49 (22) 85 (17) 51 40 60 40 34 17 20 6 3 1264 281 (18) (14) (21) (14) (12) (6) (7) (2) (1) 32 37 10 23 14 27 21 6 3 1034 227 (14) (16) (4) (10) (6) (12) (9) (3) (1) 83 77 70 63 48 44 41 12 6 2,298 508 (16) (15) (14) (12) (9) (9) (8) (2) (1) (100) 6. バーツ安 (対 ドル)の影 響 について 6.1 バーツ安(対ドル)が業績に与える影響 バーツ安(対ドル)が業績に与える影響は、「悪影響」が 35%、「好影響」が 23%となった。「特に 影響なし」との回答も 43%あった。 業 種 製造業 非製造業 全 体 単位:件数、( )は回答企業数割合(%) 回答 悪影響 好影響 特に影響なし 企業数 94 (33) 92 (33) 97 (34) 283 83 (37) 23 (10) 119 (53) 225 177 (35) 115 (23) 216 (43) 508 6.2 バーツ安(対ドル)が経営に及ぼす影響 バーツ安(対ドル)が経営に及ぼす影響(複数回答)は、悪影響では「仕入れ等のコストの上昇」 が 49%と最も多かった。好影響では「為替差益の発生」が 26%と最も多かった。 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) バーツ安(対ドル)が経営に及ぼす影響 仕入れ等のコストの上昇 悪 為替差損の発生 影 取引先からの価格引き下げ圧力が強まった 響 自社製品・サービスの価格競争力の低下に伴う 出荷・輸出数量の減少 為替差益の発生 好 自社製品・サービスの価格競争力の上昇に伴う 影 出荷・輸出数量の増加 響 仕入れ等のコストの低下 取引先からの価格引き下げ圧力が弱まった その他 合 計 回答企業数 製造業 非製造業 全 体 132 72 34 (50) (27) (13) 72 66 18 (48) (44) (12) 204 138 52 (49) (33) (13) 23 (9) 18 (12) 41 (10) 84 (32) 22 (15) 106 (26) 47 (18) 11 (7) 58 (14) 17 3 12 424 263 (6) (1) 14 1 17 239 150 (9) (1) 31 (8) 4 (1) 29 (7) 663 413 (100) 6.3 中長期的なバーツ安(対ドル)への対応策 中長期的なバーツ安(対ドル)への対応策(複数回答)については、「特に対応をとらない」が 49%と最も多かった。次いで、「輸入調達先の変更・多角化」(18%)、「為替予約枠もしくは期間 を拡大する」(18%)などとなった。 業種別では、製造業で「輸出仕向地の変更・多角化」(15%)なども多かった。 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) 順位 中長期的なバーツ安(対ドル)への対応策 1 2 3 4 5 特に対応はとらない 輸入調達先の変更・多角化 為替予約枠もしくは期間を拡大する 輸出仕向地の変更・多角化 タイの稼働率を引き上げる タイでの事業規模(設備投資・人員など)を 6 縮小する タイでの事業規模(設備投資・人員など)を 7 拡大する 8 タイの稼働率を引き下げる - その他 合 計 回答企業数 4 製造業 非製造業 全 体 121 57 50 41 37 (43) (20) (18) (15) (13) 120 34 40 17 5 (56) (16) (19) (8) (2) 241 91 90 58 42 (49) (18) (18) (12) (8) 19 (7) 16 (7) 35 (7) 21 (8) 10 (5) 31 (6) 9 7 362 280 (3) (3) 4 7 253 215 (2) (3) 13 14 615 495 (3) (3) (100) 7. 周 辺 国 への事 業 展 開 7.1 タイを中 心 とした周 辺 国 への進 出 タイを中心とした周辺国への進出については、「既に進出している」が 15%、「予定あり」が 9% となった。「未定」との回答も 23%に及んだ。 業 種 製造業 非製造業 全 体 既に進出して いる 39 (14) 35 (15) 74 (15) 予定あり 13 32 45 (5) (14) (9) 単位:件数、( )は回答企業割合(%) 回答 予定なし 未定 企業数 181 (64) 51 (18) 284 95 (42) 64 (28) 226 276 (54) 115 (23) 510 7.2 進 出 国 について 既に進出しているまたは進出を予定している周辺国について(複数回答)は、「インドネシア」が 43%と最も多かった。次いで「ミャンマー」(39%)、「ベトナム」(36%)、「カンボジア」(24%)など となった。 注)設問7-1で「既に進出している」、「予定あり」と回答した企業のみの回答 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) 前回 順位 1 2 3 4 8 6 7 9 5 10 - - 今回 順位 1 2 3 4 5 5 7 8 8 8 - - 進出済または進出を予定している国 インドネシア ミャンマー ベトナム カンボジア ラオス 中国 マレーシア シンガポール インド フィリピン その他 未定 合 計 回答企業数 製造業 非製造業 25 7 18 3 8 11 7 3 6 7 0 5 100 52 26 39 25 25 17 14 15 15 12 11 1 5 205 66 (48) (13) (35) (6) (15) (21) (13) (6) (12) (13) (0) (10) (39) (59) (38) (38) (26) (21) (23) (23) (18) (17) (2) (8) 全 体 51 (43) 46 (39) 43 (36) 28 (24) 25 (21) 25 (21) 22 (19) 18 (15) 18 (15) 18 (15) 1 (1) 10 (8) 305 118 (100) (注)前回順位は2014年下期調査(2014年11~12月実施)結果による。 7.3 周 辺 国 への進 出 理 由 周辺国への進出理由について(複数回答)は、タイ側の理由では、「人件費の上昇」(21%)が最 も多かった。次いで「リスクの分散(政情)」(10%)、「労働力の不足」(7%)などとなった。 注)設問7-1で「既に進出している」、「予定あり」と回答した企業のみの回答 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) 前回 順位 1 2 4 3 7 - 今回 順位 1 2 3 4 5 - 周辺国への進出 タイ側の理由 製造業 16 9 6 5 0 3 39 50 人件費の上昇 リスクの分散(政情) 労働力の不足 リスクの分散(洪水) エネルギーコストの上昇 その他 合 計 回答企業数 (注)前回順位は2014年下期調査(2014年11~12月実施)結果による。 5 (32) (18) (12) (10) (0) (6) 非製造業 8 3 2 2 1 6 22 66 (12) (5) (3) (3) (2) (9) 全 体 24 (21) 12 (10) 8 (7) 7 (6) 1 (1) 9 (8) 61 116 (100) 周辺国側の理由では「国内マーケット(中間層・富裕層)の成長」(47%)が最も多かった。次いで 「取引先の存在(進出)」(45%)、「安価な人件費」(26%)などとなった。 注)設問7-1で「既に進出している」、「予定あり」と回答した企業のみの回答 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) 前回 順位 1 2 3 4 5 6 8 9 - 今回 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 - 周辺国への進出 周辺国側の理由 製造業 国内マーケット(中間層・富裕層)の成長 取引先の存在(進出) 安価な人件費 タイからのアクセスの良さ 豊富な労働力 物流上の利便・効率性 資本規制の自由化などの投資優遇策の充実 インフラの充実(電力など) その他 合 計 回答企業数 19 25 18 16 7 1 2 0 5 93 50 (38) (50) (36) (32) (14) (2) (4) (0) (10) 非製造業 35 27 12 12 3 3 0 1 8 101 66 (53) (41) (18) (18) (5) (5) (0) (2) (12) 全 体 54 (47) 52 (45) 30 (26) 28 (24) (9) 10 4 (3) 2 (2) 1 (1) 13 (11) 194 116 (100) (注)前回順位は2014年下期調査(2014年11~12月実施)結果による。 8. 研 究 開 発 拠 点 ・テクニカルセンター 8.1 研 究 開 発 拠 点 ・テクニカルセンターの設 立 タイでの研究開発拠点・テクニカルセンターの設立については、「既に設立済み」が 11%、「検 討中」が 6%となった。 業 種 製造業 非製造業 全 体 既に設立済み 48 5 53 (17) (2) (11) 単位:件数、( )は回答企業割合(%) 回答 検討していない 検討中 その他 企業数 19 (7) 214 (76) 0 (0) 281 9 (4) 192 (93) 1 (0) 207 28 (6) 406 (83) 1 (0) 488 設立の目的(複数回答)は、「ASEAN市場に対応した製品開発」が 68%と最も多かった。次い で「タイ市場に対応した製品開発」(53%)、「技術者の養成」(38%)などとなった。 業種別では、製造業で「生産技術(効率)の向上」(41%)なども多かった。 注)設問8-1で「既に設立済み」、「検討中」と回答した企業のみの回答 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 8 10 - 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) 製造業 非製造業 全 体 45 (71) 7 (54) 52 (68) 36 (57) 4 (31) 40 (53) 23 (37) 6 (46) 29 (38) 26 (41) 1 (8) 27 (36) 15 (24) 3 (23) 18 (24) 13 (21) 2 (15) 15 (20) 7 (11) 1 (8) 8 (11) 5 (8) 1 (8) 6 (8) 5 (8) 1 (8) 6 (8) 3 (5) 1 (8) 4 (5) 5 (8) 0 (0) 5 (7) 183 0 27 210 63 13 76 (100) 設立の目的 ASEAN市場に対応した製品開発 タイ市場に対応した製品開発 技術者の養成 生産技術(効率)の向上 技術の移転 情報収集 取引先との共同開発 革新的な製品開発 応用研究 基礎研究 その他 合 計 回答企業数 6 8.2 研 究 開 発 拠 点 ・テクニカルセンターの設 立 ・運 営 に関 して重 要 と考 える事 項 研究開発拠点・テクニカルセンターの設立・運営に関して重要と考える事項(複数回答)は、「企 業による研究・開発を促すための税制措置の充実(試験用設備の輸入免税等)」が 44%と最も 多かった。次いで「ものづくり・科学技術の重要性に関する一般認識の向上」(43%)、「中等・高 等教育の充実」(29%)、「大学、研究機関と企業の間での共同研究等連携の強化」(29%)、と なった。 順位 1 2 3 3 5 6 7 8 9 10 11 12 13 - 重要と考える事項 企業による研究・開発を促すための税制措 置の充実(試験用設備の輸入免税等) ものづくり・科学技術の重要性に関する一 般認識の向上 中等・高等教育の充実 大学、研究機関と企業の間での共同研究 等連携の強化 研究者育成のための修士・博士課程教育 の充実 企業による研究・開発を可能とするための 規制の緩和(自動車等の研究開発等) 知的財産権に対する権利侵害に対する厳 格かつ迅速な法執行 職業訓練校の拡充 大学、研究機関による基礎研究の充実 (研究費対GDP比率の改善) 海外の大学との共同研究、研究者間の人 的交流、海外の大学の誘致 初等教育の充実 特許申請案件の審査の迅速化 海外の大学留学に対する奨学金の拡充 その他 合 計 回答企業数 7 製造業 単位:件数、( )内は回答企業数割合(%) 非製造業 全 体 83 (46) 36 (38) 119 (44) 79 (44) 38 (40) 117 (43) 54 (30) 25 (27) 79 (29) 45 (25) 34 (36) 79 (29) 47 (26) 22 (23) 69 (25) 35 (20) 26 (28) 61 (22) 29 (16) 23 (24) 52 (19) 32 (18) (18) (19) 50 (18) 22 (12) (16) (17) 38 (14) 15 (8) (19) (20) 34 (12) 18 10 9 2 480 179 (10) (6) (5) (1) (14) (10) (5) (2) 288 94 (15) (11) (5) (2) 32 20 14 4 768 273 (12) (7) (5) (1) (100) 9. 環 太 平 洋 経 済 連 携 協 定 (TPP) 9.1 環太平洋経済連携協定(TPP)が輸出に与える影響 環太平洋経済連携協定(TPP)の発効がタイ法人の輸出に与える影響については、「影響なし」 が 43%と最も多かった。輸出が「やや増加する」は 11%、「増加する」が6%となった。一方、「や や減少する」は6%、「減少する」は1%となった。「わからない」との回答も 34%に及んだ。 業 種 製造業 非製造業 全 体 わからない やや増加する 86 (35) 34 (33) 120 (34) 28 (11) 11 (11) 39 (11) 単位:件数、( )は回答企業割合(%) 回答 増加する やや減少する 減少する 影響なし 企業数 9 (4) 15 (6) 3 (1) 108 (43) 249 11 (11) 3 (3) 2 (2) 43 (41) 104 20 (6) 18 (5) 5 (1) 151 (43) 353 9.2 環太平洋経済連携協定(TPP)が事業活動(投資を含む)に与える影響 環太平洋経済連携協定(TPP)の発効がタイでの事業活動(投資を含む)に与える影響について は、「影響なし」が 42%と最も多かった。投資が「やや拡大する」は 11%、「拡大する」が6%とな った。一方、「やや縮小する」は4%、「縮小する」は1%となった。「わからない」との回答も 37% に及んだ。 業 種 製造業 非製造業 全 体 わからない やや拡大する 98 (38) 60 (36) 158 (37) 26 (10) 19 (11) 45 (11) 単位:件数、( )は回答企業割合(%) 回答 拡大する やや縮小する 縮小する 影響なし 企業数 13 (5) 9 (3) 3 258 (1) 109 (42) 6 (4) 11 (7) 0 (0) 70 (42) 166 24 (6) 15 (4) 3 (1) 179 (42) 424 8
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