未来変革日本株ファンド(愛称:挑戦者たち)

<ファンド通信>
未来変革日本株ファンド (愛称:挑戦者たち)
販売用資料
追加型投信/国内/株式
2016年2月1日
国を挙げたイノベーション創出の動きと株価との関係について
 少子高齢化が進み、労働人口が減少している日本は、アベノミクス「新3本の矢」の第1の矢で掲げた
国内総生産(GDP)600兆円達成のために、イノベーションによる生産性の向上が求められています。
 昨年閣議決定された「日本再興戦略改訂2015」や「IoT推進コンソーシアム」設立など、国を挙げた
イノベーション創出の動きはますます積極化しています。
 年初来国内の株式市場は軟調な展開となっていますが、当ファンドにとっては銘柄選択の妙味のある
状況であるとみています。国の政策支援の追い風を受ける、イノベーティブな企業に投資を行ってい
く予定です。
「イノベーションの創出」3つのキーワード
1.「日本再興戦略改訂2015」
2015年6月に閣議決定された「日本再興戦略改訂2015」は、「イノベーションの創出」による
「付加価値の向上」を徹底的に後押しすると謳っています。※
未来投資による
生産性革命
新時代への
挑戦を加速する
人員削減や単なる能力増強で
はない、「投資の拡大」と
「イノベーションの創出」に
よる「付加価値の向上」を徹
底的に後押し
IoT※、AI※、ビッグデータに
よる産業構造、就業構造変革
の検討
⇒民間投資と政策対応を加速
化する官民共有の羅針盤策定
※ IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、
AI(Artificial Intelligence:人工知能)
2.「IoT推進コンソーシアム」
2015年10月、経済産業省と総務省は産官学連携でIoTに関する技術開発や新規ビジネス創出を
推進するための組織「IoT推進コンソーシアム」を設立するなど政策的支援を強化しています。
3.「攻めのIT経営銘柄」
2015年5月、経済産業省と東京証券取引所が共同で、東京証券取引所の上場会社の中から、IT
活用に戦略的に取り組む企業を平成26年度「攻めのIT経営銘柄」として選定しました(上場18
社)。今後、インデックスを算出する見込みです。
(出所:日本政府発表資料、経済産業省資料をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※ 当資料では「日本再興戦略改訂2015」の主要3施策のうちの「未来投資による生産性革命」についてのみ記載。
「新3本の矢」で掲げた国内総生産(GDP)600兆円達成のために、イノベーションの創出は欠かせません。
国も目標達成のためにさまざまな施策を打ち出しており、イノベーティブな企業に追い風が吹いています。
※P.5の「投資信託ご購入の注意」をご確認ください。
商号等/DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
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財政政策による追い風
2016年1月、約4,000億円にものぼる平成27年度補正予算等が発表になりました。「新3本の矢」
の柱のひとつとしてIoTやAIなどを生かした産業構造の改革を促す目的で、イノベーション、企業
間・産業間連携による生産性向上促進のための予算が組み込まれました。
IoT/オープンイノベーション等によるイノベーション促進
IoT推進のための新ビジネス創出基盤事業 … 16.2億円
健康情報の活用、無人航空機による物流等のIoTを活用した新ビジネス創出を支援
人工知能・IoTの研究開発加速のための環境整備事業 …
9.0億円
産業構造革新の基盤技術となるAI・IoT技術に係る研究環境の強化等を通じて研究開発を加速
研究開発型ベンチャー支援事業 … 13.9億円
認定したVC※等から出資を受ける研究開発型ベンチャーの事業化を支援
※ ベンチャー・キャピタル
(出所:経済産業省資料をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
金融政策による下支え
イノベーションに取り組む企業を金融市場からも支援する試みが実施されます。2015年12月に発
表された日銀による量的緩和補完措置では、ETF買入れ枠の設定において、「設備・人材投資に積
極的に取り組んでいる企業」を対象とするETFを買入れの対象とするとされています。
量的・質的金融緩和を補完する諸措置
設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業に対するサポート
新たなETF買入れ枠の設定
新たに年間約3,000億円の枠を設け、「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を対
象とするETFを買入れ
成長基盤強化支援資金供給の拡充
成長基盤強化支援資金供給の投融資要件に「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」を追
加。手続きも簡素化するほか、貸出を増やした銀行に低利融資する貸出支援期間を延長
(出所:各種報道資料をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※P.5の「投資信託ご購入の注意」をご確認ください。
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この「未来変革日本株ファンド(愛称:挑戦者たち)」は、既存産業とIoTやAIに代表されるテクノロジー
との融合で、飛躍的な成長が期待できる4つの分野「自動運転」「医療・ヘルステック」「スマート農業」
「フィンテック」に着目します。
ファンド通信では4号にわたって、国の政策の追い風を受けて加速されるイノベーション例をご紹介してい
きます。今号では4分野のうち、医療・ヘルステック分野から「テルモ」を取り上げます。
【第一弾 医療・ヘルステック分野】
再生医療の発展や普及を促進する法律の施行(2013年、2014年)が、追い風に
体温計でおなじみのテルモは2007年、再生医療等製品である「細胞シート」の開発に着手。治験が完了し、
2014年10月に厚生労働省に承認申請、2015年9月に条件及び期限付きで販売承認が下り、約1年のスピード承
認となりました。これは政府が再生・細胞医療の開発促進に向けて再生医療新法等を制定した結果で、イノベー
ションとそれを後押しする国の政策によるシナジーを表す好例といえます。
テルモ(東証1部:4543、精密機器)
【ポイント】
【事業概要】
第一次世界大戦の影響で輸入が途絶えた体温計を国産
化するために、北里柴三郎博士をはじめとする医師ら
が発起人となり、1921年に設立。
北里博士のイノベーションと挑戦というスピリッツを
受け継ぎ、患者のために、優れたイノベーションを医
療現場に届けることが、テルモの企業活動の原点であ
る。
医療機器大手。カテーテルなど心臓血管領域に強み。
ヒト(自家)骨格筋由来細胞シート「ハートシート」の
国内製造販売承認を取得、再生医療にも強み。
未来に向けた取り組み
● 再生医療等製品として初、「テルモ骨格筋芽
細胞シート」がスピード承認
骨格筋芽細胞シートは、患者の大腿部より筋肉組織を
採取し、組織内に含まれる骨格筋芽細胞を培養して
シート状にする。それを傷んだ心筋の表面に移植する
ことで、重症心不全の病態改善が期待できる。この細
胞は患者自身から採取する自家細胞のため、拒絶反応
のないことが特徴。
心筋再生医療について、2007年より細胞シートの開
発に着手し、2012年から国内3医療機関で治験を開始、
2014年に完了。骨格筋芽細胞シートは、2014年10
月厚生労働省に承認申請、2015年9月、条件及び期
限付承認が下りた。これは再生医療新法が施行されて
初の承認であり、約1年のスピード承認となった。
(円)
【株価推移(2013年1月4日~2016年1月27日、日次)】
4,500
2013年5月10日施行
再生医療を国民が迅速かつ安全に
受けられるようにするための施策
の総合的な推進に関する法律
4,000
3,500
3,000
2,500
2014年11月25日施行
再生医療等安全性確保法
医薬品医療機器法
2,000
1,500
13/1
13/10
14/7
15/4
16/1(年/月)
(出所:Bloombergデータ、各種資料をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※ 上記の個別銘柄はあくまでも一例であり、当ファンドへの組入れを示唆・保証する
ものではありません。また掲載した個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
※P.5の「投資信託ご購入の注意」をご確認ください。
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当資料は、DIAMアセットマネジメント株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その内容の完全性、正確性につい
て、同社が保証するものではありません。また掲載データは過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
当資料における内容は作成時点(2016年2月1日)のものであり、今後予告なく変更される場合があります。
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※P.5の「投資信託ご購入の注意」をご確認ください。
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