【スペシャル・インタビュー】 高校時代には 年連続 冠という偉業を成し遂げ、 でプレーをした唯一の日本人、田臥勇太。 歳を向かえた彼に、現在の心境と目標を聞いた。 世界最高峰の 今年 できること を証明し、このチームで優勝 ﹁ で はスタ ー 選 手 で あ れ ば あ る ほ ど、地味な練習に時 間 をかけていたんで す。 あれほどのスタープレーヤーがですよ。 それに追いつくためには、 できる限りのこ とをやらなくちゃいけないし、 バスケット ボールというものを真伨に捉えなくては たとえ連勝中でも、 田臥に油断の色はな に繰り返し続けるしかない。 それでしか成 がうまくいかないんです。 それでも諦めず いけない。 でも、 練習したことってだいたい い。 それどころか、 勝ち続けているからこそ 功への道は切り開けないですからね﹂ 。 したいですね﹂ 。 の危機感すら感じている。 地 道なことの繰り返しでしか 成 功への道は切り開けない も 早 くコートに現 れ 、淡々とウォーミン ﹁勝ちが続くと、 どうしても これでいいん 練習がはじまる 時間前。 毎日、 誰より グアップをはじめる男 がいる。チーム最 プレーヤーとして、また 歳 日 本 代 表でのチャレンジも の舞 台に繋 がっている だ という雰囲気になってしまう。 でも優 勝するためには、 まだまだ必要なことがた 歳。 天才とい う 名 を 欲 しい ま ま に し た 生 け る 伝 説 年長のベテラン、田臥勇太 元 と い う 年 齢 的 に も 、田 臥 の 背 負 う 役 割 くさんあるんです。 優勝できるチームとい うのは、 苦しい時でもコンスタントに簡単 は年々変 化してきているという 。今 年の は、今 まで以上にバスケットボールにの なことをやり続けられる強さを持ってい めり込んでいる。 現在、 田臥が所属しているのは、 プロバ る。 ひとつのシュート、 ひとつのリバウン しぶりの日 本 代 表 に 復 帰 した。 リオオリンピックのアジア予 選では、久 で惜し したが、 その時は に挑戦することで ﹁ 年前にも日本代表の話しをいただきま ド、 その重みを一瞬たりとも忘れずに、 チー レックス﹂。昨シーズンは、 きなテーマです﹂ 。 ム全員で受け止めてやっていけるかが大 ス ケ ッ ト ボ ー ル チ ー ム﹁ リ ン ク 栃 木 ブ 勝4敗で首位︵昨年 月の く もセミファイナルで敗 退 、優 勝 を 狙 う 今シーズンは 勝っても負けても、 田臥の中には ﹁もっと も日本代表も両方やると思うん 余裕が無く、 辞退してしまった。 今だった ら、 です。 色々なチャンスに全力で取り組むほ 代の時からの大きな変化ですね。 への夢は繋がってい を目指し続けま て し ま う 。す る と 、は に か む よ う な 笑 顔 わ ず﹁ 辛 く な る こ と は な い の か ﹂と 聞 い す ぐ な 覚 悟が静 かにみなぎっている。思 近 道 は な い ﹂と い う 彼 の 言 葉 に は 、ま っ た り 前 の こ と を 繰 り 返 す こ と 。﹁ 成 功 に 薄 皮 を一枚 ずつ重ねていくように、当 していこうと思います﹂ 。 の場 所で、今できることにベストを尽く スがあるかわからない。だからこそ 今こ 見ているかもしれないし、どこにチャン す。 日本代表で活躍すれば、 それを誰かが ﹁選手である以上、 るという。 チャレンジと 田臥にとって、日本代 表という 新たな ピックに出たいですね﹂ 。 はできる限り伝えて、 なんとしてもオリン て臨んで欲しいし、 自分が伝えられること した。 若い選手にもそういう気持ちをもっ ありがたみ というものをすごく感じま 予選に出たんですが、 日本のために戦える 今回初めて日本代表としてオリンピック それが ベストを尽くし続 けること。 でこう答えてくれた。 油圧ポンプ組立場(兵庫県・西神戸工場にて) 02 Kawasaki News 181 →詳しくは「Special Feature」 ( 4∼8ページ)をご覧ください こうできたのでは?﹂ というイメージが湧い てくる。﹁まだ身についていないことがある﹂ うが、 プレーヤーとしても人間としても厚 [表紙] インタビュー時点︶ と快進撃を見せている。 くなってきます。 数年前にケガで苦しい思 という問題意識が常にあるのだ。 現状に満 14 HOT TOPICS ﹁年齢を重ねるごとに、 やるべきことは多 いをしているので、 今は自分の体としっか 田臥勇太 ﹁バスケが好きですから﹂ 。 琵琶湖から「冬」を追う 35 (プロバスケットボール 選 手) みが出ると考えられるようになったから。 田臥勇太(たぶせ ゆうた) での経験が大きいと彼は語る。 Contents 場・ 1980年10月5日生まれ。プロバスケットボー ルチーム 「リンク栃木ブレックス」 所属。173cm と小柄ながら、スピードとパスセンス、視野の 広さが武器。名門・秋田県立能代工業高等学 校時代には、3年連続で高校総体、国体、全国 高校選抜の3タイトルを制し、史上初の9冠を 達成。2004年9月にはNBAフェニックス・サン ズと契約し、日本人初のNBAプレーヤーとな る。2008年8月にJBLのリンク栃木ブレックス に入団し国内復帰。現在は日本代表に復帰し、 2016年のリオオリンピック出場を狙う。 田臥 勇太 【川に見る・日本の四季】 12 N B A 足しない姿勢。 これはバスケットボールの本 N B A Yuta Tabuse 川崎水冷媒 ターボ冷凍機 N B A N B A N B A 10 N B A 12 N B A 【 TechnoBox】 10 3 N B L N B A 修復&里帰りプロジェクト、進行中! N 3 B A 35 2 り向き合い、 選手としてコートに立ち続け 三式戦闘機 「飛燕」 の Interviews with Today’s Pioneers ることが一番 。 簡単なことではないけれど、 ©Link Sports Entertainment Inc. 19 この場 所で、この 一 瞬に、 新領域に挑む 100年目の油圧機器事業 ∼「時 代のパイオニア」たちに聞く∼ 35 20 時代を切り拓く【Epoch Maker】特別編 09 スペシャル・インタビュー 【先駆者たち】 02 Special Feature 04 Vol.08
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