株式会社 東京設計事務所 エネルギー管理計画策定の提案 私たちは 「省エネルギー化に向けた維持管理計画策定」 を総合技術力で支援します。 1.はじめに 平成 13 年 6 月に取りまとめられた総合資源エネルギー調査会省エネルギー 部会報告において,省エネ対策強化の必要性が指摘されたのを受け平成 20 年 4 月に省エネ法が一部改正されました。 この改正により各団体(事業所単位)における処理場・ポンプ場等,事業所 の総エネルギー使用量が該当すれば特定事業者に指定され,将来的な省エネ計 画(中長期計画)の作成・提出が義務づけられるようになりました。しかし, 特定事業者に指定されていないからといって省エネルギーを推進しなくて良 いわけではありません。省エネルギー対策を実施することは,環境性の面だけ ではなく経済性の面から考えても重要です。 当社では,あらゆる規模の下水道施設の省エネ化に向けた維持管理計画策定 のお手伝いをいたします。 2.省エネルギー化に向けた維持管理計画を目指して 下水道施設の省エネルギー対策には様々なものが考えられますが,一般的 に下記の3種類に分類されます。 1) 運転方法の改善により得られるもの (例:ポンプの高水位運転、揚砂設備の間欠運転) 2) 修繕により得られるもの (例:省エネVベルト採用、脱臭ファンのプーリ交換) 3) 機器の更新時に得られるもの (例:高効率モータ採用、返送汚泥ポンプの回転数制御) 下水道施設の省エネルギー化を実現するためには,当該施設の運転実績や 年次別建設計画,更新計画を十分把握した上で,これら3種類の対策を総合 的な視点から立案する必要があります。 この中で,『1) 運転方法の改善』により得られる方法は,コストをかけず に省エネルギー効果を得ることができるというメリットがあるため,当社は 特に重要であると考えております。 Tokyo Engineering Consultants Co.,Ltd. http://www.tokyoengicon.co.jp 3. 省エネルギー化に向けた維持管理計画策定のための検討フロー 省エネルギー化に向けた維持管理計画策定のための検討は,以下の手順で 行います。 スタート 運転管理資料の収集・整理 更なる検討へ エネルギー使用特性・特徴の把握 省エネルギー対策の策定 効果の検証 対策効果、他設備に与える 影響の検討 費用対効果の評価 対策の実施 報告書の作成 4.おわりに 下水処理施設の省エネルギー化・省コスト化の需要は今後ますます高まって いくものと思われます。省エネルギー化・省コスト化を達成するために維持管 理計画を策定することは,非常に重要なことであると考えています。 これからの地球環境保全,エネルギー問題において,下水道施設が公共施設 である立場から,特にエネルギーを消費する施設については積極的に省エネル ギー化・省コスト化に取り組むことが重要であると考えております。
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