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第 41 号
平成 28 年 2 月 1 日発刊
編集
広報委員会
医療法人社団聖仁会 我孫子聖仁会病院
TEL04-7181-1100
〒270-1177 千葉県我孫子市柴崎 1300 番 FAX04-7181-2255
URL http://seijinkai-abiko.jp
E-mail [email protected]
医療法人社団聖仁会 理念
「患者様一人一人のかけがえのない人生の支えとなれるように人にやさしい医療・
看護・介護を実践します。」
我孫子聖仁会病院基本方針
1. 安全で質の高い医療の実践
2. 患者さまの権利と尊厳を最優先にした医療の実践
3. 地域に貢献する医療の実践
患者さまの権利
私たちは「患者さまの権利」を保障し、パートナーシップを結びながら、人権を尊重する医療を実践します。
1 患者さまは、人として尊厳を保障される権利があります。
2 患者さまは、人道的にかつ平等に最善の医療を受ける権利があります。
3 患者さまは、プライバシーおよび秘密を守られる権利があります。
4 患者さまは、自分の状態および治療の内容について情報を受ける権利があります。
5 患者さまは、治療方針について十分な説明を受け、自己決定する権利があります。
6 患者さまは、待遇、治療に対する不服や退院請求を申し立てる権利があります。
7 患者さまは、通信、面会および行動を不適切に制限されない権利があります。
患者さまの責務
1
2
3
4
5
患者さまは、自分の健康や病気の情報を医師へ正確に伝える義務があります。
患者さまは、自分の医療の説明を受けた時、良く分からない場合は質問するか、分からない事を伝える
義務があります。
患者さまは、治療方針を守り、治療効果が上がるように努める責務があります。
患者さまは、他の患者さまの治療に支障がないように配慮する必要があります。
患者さまは、安全で快適な入院生活を送るために、病院の規則・注意を守り、互いに協力する責務があり
ます。
我孫子聖仁会病院の医療活動( 平成 27年 10 月 ・ 11 月
10 月
11 月
1 日平均外来患者数
278
298
1 日平均入院患者数
144
141
月間手術件数
18
18
月間救急患者数
39
66
放射線画像検査
一般撮影
1,870
1,776
CT
260
245
MRI
112
109
マンモグラフィ
277
247
・
12 月 )
12 月
291
146
14
50
1,662
243
110
214
~ 市民公開講座 ~
当院では、市民の皆様に向けた公開講座を、1階ラウンジにて定期的に開催しております。
参加は無料となっておりますので、是非ご参加ください。講演後に質疑応答の時間を設け
ております。講演の内容について疑問点などございましたら遠慮なく質問してください。
講演についてのアンケート調査も行っております。今後聞いてみたい内容などございまし
たら、ご記入頂くようお願い致します。
=
= 1
11
1月
月2
28
8日
日 市
市民
民公
公開
開講
講座
座開
開催
催の
の様
様子
子 =
=
今回の公開講座は、当院の歯科衛生士を講師として「守ろう お口の健康」という
テーマで講演を行いました。口腔外科の星野先生もご参加くださり、質疑応答を
行い、有意義な講演となりました。26名の市民の皆様にご参加を頂き、ありがと
うございました。
~
ご意見、ご感想アンケート結果
~
・歯の健康が身体全体に影響することが理解できました。ありがとうございました。
=
= 1
1月
月2
23
3日
日 市
市民
民公
公開
開講
講座
座開
開催
催の
の様
様子
子 =
=
今回の公開講座は、当院婦人科の津堅医師を講師として「子宮のがんについて」と
いうテーマで講演を行いました。23名の市民の皆様にご参加を頂きました。
ご来場ありがとうございました。
~
ご意見、ご感想アンケート結果
~
・参考になりました。資料の字が大きく読みやすかったです。
・聖仁会病院に婦人科があることを初めて知ることができました。
・質問することもでき、検診の必要性がわかりました。
・分類のクラス分けを知ることができたのがよかったです。
・大変勉強になりました。いつも楽しみにしています。
=
= 今
今後
後の
の開
開催
催の
の予
予定
定 =
=
日 程
時 間
講師
2/27(土)
14:00~15:00
中村 仁
(医 師)
眼
科
黄斑変性症について
3/26(土)
14:00~15:00
加藤
(院
外
科
治せる認知症
一良
長)
診療科
内
容
~イベント開催報告~
■我孫子聖仁会病院
クリスマス会■
12月19日(土)に緩和ケア病棟にて、12月26日(土)には病院全体で
クリスマス会を開催しました。
☆12 月 26 日の様子☆
☆12 月 19 日の様子☆
■第3回
我孫子聖仁会病院もちつき大会■
12月20日(日)に当院駐車場にて『第3回
もちつき大会』を開催しました。
天候にも恵まれ、大盛況となり900名を超える市民の方の参加がありました。
ご来場ありがとうございました。また、ご協力いただいた高田川部屋力士の方々・
和太鼓龍翔の方々・警察の方々・チーバくんにうな吉さん、みなさんありがとう
ございました。怪我もなく無事に終えることができました。
今年も開催致しますので、是非ともご参加ください。
夜間訓練の様子
12月15日(火)に、消防訓練を行いました。職員に事前通知はせず、
夜間の緊急連絡体制と緊急召集の訓練でした。我孫子聖仁会病院の防災
委員会は、整形外科の石山委員長のもと、非常事態に備えて活動を行っ
ております。
平 成 27 年 度 入 院 患 者 満 足 度 調 査 結 果
平成 27 年 11 月 2 日~11 月 30 日に実施しましたアンケート
結果になります。本年度もご協力いただき有難うございました。
感謝・お褒めの言葉も多くいただきましたが、一方では接遇面で至ら
ないことなど多くのご指摘もいただきました。
アンケート結果をもとに、医療人として職員のプロ意識・職員個々の
意識の向上を図って参りたいと思います。
今後とも、我孫子聖仁会病院をよろしくお願い致します。
我孫子聖仁会病院
患者サービス委員会
◇アンケートの集計
◇医師からの説明はわかりやすかったですか?
◇治療・検査の内容はいかがですか?
◇入院・転棟時の説明は分かりやすく、丁寧でしたか?
◇病棟・病室の設備はいかがですか?
◇病院食についてはいかがですか?
◇病院職員の身だしなみや言葉使いは適切ですか?
◇入院中の身の回りのケアはいかがですか?
水頭症 Hydrocephalus
どんな病気か
のうせきずいえき
頭蓋内に脳脊髄液が過量にたまることにより、 脳そのものが圧迫を受けたり、
頭蓋内の圧が高くなったりすることを水頭症といいます。
原因はなにか
脳脊髄液が過量にたまる原因として
(1)脳脊髄液が過量に作られる、または吸収が悪い
(2)脳脊髄液の流れが損なわれる
があります。
(1)は脳そのものや脳を取り巻く血管の奇形などによることが
多く、
(2)は感染、脳出血などによる炎症が引き起こします。
症状の現れ方
乳児期に最も多い症状は頭囲(頭のサイズ)の異常な増加です。母子手帳の
後ろに書いてある頭囲成長曲線の正常範囲を大きく外れていることで見つかる
だいせんもん
ことがあります。頭蓋骨の継ぎ目が開いたり、大泉門(前頭部にある頭蓋骨の
すきま)の皮膚がパンとはって外に張り出したりすることもあります。不機嫌
が続く、うとうとと眠ってばかりいる、両方の黒目が急に下方にくるりと引っ
らくよう
張られる(落陽現象という)などの症状もあります。
幼児期になると、頭痛、嘔吐が続く、けいれん発作が現れる、歩行がおかしい
などで見つかることもあります。
検査と診断
体を診察し、頭囲成長曲線を作ってみて、水頭症が強く疑われるかどうかが
検討されます。頭部CT、MRI検査などで診断されます。
治療の方法
水頭症を起こしている原因によって治療方は異なりますが、多くは外科的治
療が必要になります。脳腫瘍による場合は、腫瘍の摘出を含めて腫瘍そのもの
に対する治療を行います。その他の原因による場合は、水頭症の程度に応じて、
脳内と腹部などをつなぐカテーテル(管)を皮下に通し、たまった過量な髄液
たんらく
を腹部に流して脳への圧迫を除くという、シャント術(短絡手術)が多く行わ
れます。
シャント術は技術的に難しくありません。カテーテルそのものは体に悪
い影響はなく、半永久的に使うことができます。ただし、正常に機能して
いるかどうか定期的なチェックが必要です。
また最近では、神経内視鏡という機器を用いて、脳の深部に小さな穴を
だいさんのうしつていかいそうじゅつ
開けることによりシャントを作る手術(第三脳室底開 窓 術 )も行われるよ
うになりました。カテーテルを入れずにすむ治療法として、期待されてい
ます。
病気に気づいたらどうする
小児科、小児神経科の外来に受診して、水頭症が強く疑われるかどうか診察
を受けます。必要に応じて脳神経外科を受診し、原因や治療方針について十分
に検討してもらいます。体や心の発達に影響する病気ですから、発達について
の適切な援助が受けられる医療機関を選んでください。
[水頭症.jp]
http://www.xn--1rw47r102a.jp/about/index.html
[iNPH.jp]
http://www.inph.jp/index.asp
医療法人社団聖仁会
我孫子聖仁会病院
水頭症外来のご案内
☆担当医師
院 長
加藤 一良
〔 医学博士、日本外科学会専門医、日本プライマリ・ケア連合学会
認定指導医、労働衛生コンサルタント 〕
☆診察時間
土曜日午前
9:00~12:00(受付11:30まで)
~ インフルエンザワクチンについて ~
インフルエンザはインフルエンザウイルスによっておこる病気で、38度以上の急な発熱と頭痛、
喉の痛み、寒気、だるさなどの症状が出現します。これを季節性インフルエンザと呼び、ウイルス
が毎年変化をしながら流行を続けてきました。
インフルエンザウイルスには A 型と B 型の2種類存在し、さらに各々の型には数種類から数十
種類の亜種が存在します。毎年、数多くある組み合わせの中から流行しそうなものを予想してワク
チンが決定されます。
(これが、今年は“当たり”や“はずれ”と言われる所以です。
)
昨年度までは A 型が2種類、B 型が1種類の計3種類が入っていましたが今年度からは B 型が2
種類となり計4種類が入るようになりました。
インフルエンザウイルスは鼻や口から体内に入ってきます。外出時はマスクを着け、帰宅したら
手洗いとうがいをすることで予防することができます。今年は暖冬の影響からか流行が遅くなって
います。
マスク、手洗い、うがいをしっかり行い予防を心がけましょう。
Q1 インフルエンザワクチンを接種したらインフルエンザを完全に予防できるのでしょうか。
A1 インフルエンザワクチンは発症予防を目的としているものではなく、重症化予防を目的とし
ています。そのため接種を行ってもインフルエンザにかかることがあります。
Q2 インフルエンザワクチンはどれくらいの期間予防効果があるのでしょうか。
A2 ワクチンの予防効果が期待できるのは接種後2週間から5ヶ月程度と考えられています。
Q3 予防効果を高めるために2回接種したほうがいいのでしょうか。
A3 13歳以上では1回接種で十分な効果があるといわれています。ただし13歳未満の場合は
十分な免疫が得られないため、2回の接種が推奨されています。
Q4 2回接種をする場合の接種間隔はどれくらいがいいのでしょうか。
A4 原則的には1~4週間ですが、より免疫効果を高めるためには3~4週間の間隔が最適です。