発行：杏林大学医学部付属病院栄養部発行日：平成 28 年 2 月 1 日 NO.16‐02 血圧をはかってみよう！血圧は病院や診療所で測ると緊張しているため自宅で測るより高くなりやすいことがわかっています。数か月に 1 回の診察の時に測る「診療室血圧」よりも、毎日自宅で測る「家庭血圧」の方が血圧の変化を知るのに役立つと言われています。高血圧状態が長く続くと動脈硬化を招き、脳卒中や心臓病・腎臓病など多くの病気の原因となるため治療が必要です。家庭血圧の正しい測り方血圧計手首や指先よりも、上腕で測る血圧計の方が正確に測定できます。測る時は… トイレを済ませ、1～2 分椅子に座ってから測定します。原則 2 回測定し、その平均をとります。【家庭血圧に基づく血圧の分類】収縮期 135 血圧 125 朝起きてから 1 時間以内、そして朝食を食べる前・朝の薬を飲む前に測定します。 (mmHg) 高血圧正常高値血圧正常血圧夜就寝直前に測ります。 80 85(mmHg) 拡張期血圧日本高血圧学会ホームページ・高血圧治療ガイドラインより薄味でおいしく食べよう！高血圧の治療には減塩が重要です。日本高血圧学会では食塩摂取量を 1 日 6g 未満にすることを推奨しています。スパイス・香辛料・薬味など香りを上手に使うことでおいしく減塩できます。胡麻酢和え病院食でも工夫してます！ (食塩 0.3g) ・もやし 50g ・きゅうり 10g ・しょうゆ 1.５g ・砂糖 1g ・塩 0.１g ・白炒胡麻 1g ・穀物酢３g （1 人分の分量を紹介します）香味和え (食塩 0.4g) ・白菜 60g ・しょうゆ 3g ・ねぎ 5g ・しそ葉 1g ・おろし生姜 0.5g おかか和え (食塩 0.3g) ・ブロッコリー60g ・しょうゆ 2g ・おかか 0.3g 監修：糖尿病・内分泌・代謝内科石田均