農 大 だ よ り

農
大
だ
よ
り
農学科の27年度卒論発表会を行いまし
た
1月8日(金)午後1時から今年度の農学
科卒業論文発表会を開催しました。
この会は、8専攻から代表で選ばれた農
学科2年生各1名が、校長をはじめとした
4名の審査員と1・2年生を前にして、懸
命に作成したスライドを用いて卒業論文と
して発表するものです。発表者以外の専攻
の学生は、他の専攻がどんなプロジェクト
研究を行っているかを知る機会であり、同
じ専攻の1年生は先輩のプロジェクトがど
んな形で発表されるのかを知る機会でもあ
ります。
この運営は学生会の1年生新役員によっ
て執り行われる初めての仕事でした。今年
は役員が10名と多く、それぞれの役割をし
っかり把握して進行してくれました。各専
攻代表者の発表はいずれも優秀で、2年間
取り組んできた自らのプロジェクト研究の
成果を、立派に発表していました。1年生
の学生も自らのプロジェクト研究を始めて
おり、真剣に発表を聞いてレポートを記入
していました。
審査については、4名の審査員が「発表
内容」、「発表方法及び態度」、「質疑に対す
る応答」の審査項目に基づいて行い、最優
秀賞1名、優秀賞2名を選出しました。審
査の結果、最優秀賞に果樹専攻 古田龍之
介君の「ブドウ「ゴルビー」における環状
剥皮と透明袋が果実品質に及ぼす影響」、
優秀賞に切花専攻 菱田羽惟さんの「バラ
「イエローミミ」の同化専用枝の本数が品
質と収量に及ぼす影響」と鉢物・緑花木
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平成28年1月号
No.34
編集発行:愛知県立農業大学校
専攻 森下竜悟君の「シンビジウムの段ボ
ール片を利用した栽培方法の検討」が選出
されました。
[発表会場での審査風景]
最優秀賞の古田君は1月19日(火)、20
日(水)に三重県で行われた今年度の「東
海・近畿ブロック農業大学校学生研究及び
意見発表会」で本校代表として発表しまし
た。オーストラリアへの海外研修出発直前
の発表ではありましたが、見事ブロック大
会で優勝し、全国大会出場者に選ばれまし
た。
(岡村 隆)
[受賞者の皆さん、おめでとうございます]
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東海・近畿ブロック農業大学校学生研
究及び意見発表会で本校生が活躍
1月19日(火)、20日(水)に三重県で
平成27年度東海・近畿ブロック農業大学校
学生研究及び意見発表会が行われました。
今年度は、研究発表の部では果樹専攻2
年の古田龍之介君が「ブドウ「ゴルビー」
における環状剥皮と透明袋が果実品質に及
ぼす影響」を、意見発表の部で施設野菜専
攻1年の鈴木一輝君が「将来、先進的な農
業経営者になるための計画について」を発
表しました。
各県代表の素晴らしい発表の中、研究発
表の部で古田龍之介君が見事優勝しまし
た。試験結果の明確さと声が大きくはっき
りとした発表態度が高く評価されました。
また、意見発表の部の鈴木君は将来の夢を
明確に語っていることが評価され3位に入
賞しました。
審査委員会では、「パワーポイントの使
い方が年々向上しており、みんな発表が上
手い」「内容的にも各県甲乙つけがたく今
年は特に審査が難しかった」とのコメント
があり、かなりの接戦でした。
優勝した古田君は、2月22日(月)に東
京で行われる全国農業大学校等プロジェク
ト発表会への出場も決まり、活躍が期待さ
れます。
(坂野 満)
高校生が農業大学校の
冬の実習を体験
農業体験実習を通して農業への関心を深
めてもらうことを目的に、毎年、高校生を
対象に「緑の学園研修」を開催しています。
今年度は1日農業体験を夏季に4回、冬季
に1回の計5回を計画しました。
12月24日(木)に5回目の研修を実施し、
高校2年生を中心に29名が参加しました。
午前に農大の概要説明と校内見学を行い、
午後は参加者の希望する体験区分(花き、
作物・果樹、野菜、畜産)に分かれ、専攻
の学習内容の説明を受けた後、農作物の栽
培や収穫調製作業、牛の給餌作業等を体験
しました。寒い中の実習でしたが、専攻の
指導職員や農大の学生から指導を受けなが
ら、真剣に取り組んでいました。
参加した高校生からは、「優しく教えて
くれて実習が楽しかった。農大に入学した
い。」との感想が聞かれました。
また、当日はNHK―BSプレミアムの
「キズナでチャレンジ」の取材が入り、将
来の職業として農業を志望している高校生
が農大生にトマトの栽培作業を教わってい
る姿などが撮影されました。 (浅見逸夫)
[露地野菜専攻で収穫したキャベツの調製・
箱詰めを農大生から教わる高校生]
[校長室にて優勝盾を持つ古田君]
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経営管理研修(上手な雇用管理)
を実施
当校では、農業者の経営管理能力等の向
上を図るために、経営管理研修を実施して
います。
1月13日(水)に、第4回目の研修を株
式会社マイナビ(厚生労働省の農林業職場
定着支援事業を受託している業者)との共
催で、
「農業経営における上手な雇用管理」
をテーマに実施し、農業法人や法人化を考
えている農業者等30名が参加しました。
藤井校長が、「農業法人に就職する若者
が多くいる中で、せっかく就職しても雇用
条件や労働条件のミスマッチで辞めてしま
うケースがある。経営を永続的に発展させ
るためには、習熟した技能を持つ人材を経
営体の中で育成していく事が重要で、必要
な雇用管理に関する知識を習得し、経営に
活かしてほしい。」と開会あいさつした後、
オーレンス総合経営代表取締役で税理士の
福田直紀氏が、「法人化のススメ」と題し
て、法人化の必要性やメリットとデメリッ
ト等について講演しました。その後、引き
続き同氏が「就業規則の策定と助成金の活
用」と題して、就業規則策定の必要性、賃
金体系の事例、雇用環境を改善するための
助成金の活用方法等について講演しまし
た。
最後に、東海農政局経営・事業支援部
伊東誉維 課長補佐が、雇用就農者の育成
を助成するための「農の雇用事業」の紹介
をして終了しました。
受講者からは、「各種の保険制度や助成
制度、また就業規則や雇用契約の必要性を
実例を交えて話していただき、大変分かり
易く有益な研修でした。」等の感想が聞か
れました。
(中西英人)
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[経営管理研修で講演する福田直紀講師]
けん引免許研修を実施しました
1月18日(月)から21日(木)にかけ
てけん引免許研修を実施しました。
公道において、コンバインをほ場へ運
ぶための専用トレーラーをトラクターでけ
ん引したり、堆肥を散布するマニュアスプ
レッダーをけん引したりするためには、大
型特殊免許だけでなく「けん引免許」が必
要になります。今回の研修は作物生産農家
を中心に14名が受講しました。
2月3日(水)に実施されるけん引免
許試験(農耕車限定)に向けて、研修では運
転練習を繰り返し行いました。けん引の運
転において、前進時は内輪差が非常に大き
くなるため注意が必要ですが、研修生の運
転技量が高く、S 字コースの中も脱輪する
ことなく運転できていました。
一方で、けん引免許試験の難所とされ
る後進での右左折は、乗用車やトラクター
単体での後進とはまったく勝手が違いま
す。すぐに後進の感覚をつかめた研修生が
いれば、なかなか感覚をつかめず、最初の
うちは後進では行きたい方向へ進めなかっ
た研修生もいました。しかし、何十回も繰
り返し練習することで、全員が上手に運転
できるようになりました。特に20日(水)
は初雪が降り、厳しいコンディションの中
での研修となりました。研修用トラクター
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には暖房が付いていませんが、研修生はけ
ん引免許取得に向けて、暖かい休憩所を利
用しながら、熱意と集中力を持って研修に
挑んでいました。
(本庄弘樹)
激励の言葉を述べ、閉講式は終了しました。
(岡田雄司)
[後進の練習を繰り返し行う研修生]
[閉講式での藤井校長の式辞]
(農大ちょっといい話)
農業者育成支援研修が終了しました
雪景色の農大
昨年の5月25日(金)から始まった平成27
年度の農業者育成支援研修が、1月22日
(金)の閉講式をもって終了しました。
新たに農業を始めようと志す方12名が、
8か月にわたって露地野菜づくりを学びま
した。夏野菜としてナス、ピーマン、キュ
ウリ、ミニトマト、スイカ、ラッカセイを、
秋冬野菜としてキャベツ、ブロッコリー、
ハクサイ、レタス、ジャガイモ、ダイコン、
ニンジンを栽培しました。夏野菜ではナス
等の整枝・剪定の仕方を学び、秋のかなり
遅い時期までたくさん収穫ができたことに
研修生は驚いていました。秋冬野菜の植え
付けや播種が、多雨の影響で遅れましたが、
その後順調に生育し、立派な野菜がたくさ
ん収穫できました。天候に左右される農業
ですが、管理の仕方で良い野菜が作れるこ
とを研修生は学び取っていました。
今後目指す農業は一人ひとり違います
が、野菜づくりに向けての基本的な知識・
技術を学び、これから自分がどのような農
業をしていくかという抱負を述べ、修了証
書を受領しました。藤井校長がねぎらいや
1月20日(水)午前8時頃の農大岡崎キ
ャンパスの雪景色です。
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農大シンボルの「並松」も水墨画のよう
な風景になりました。
教室棟もいつも見慣れた風景とは違った
冬景色です。
[雪化粧の松並木]
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を有すると知事が認める者
年齢制限 ありません
※会場は全て農業大学校岡崎キャンパス
問合せ 教育部学務科 電話0564-51-1602
[雪化粧をした教室棟の遠景]
農大からのお知らせ
◇今年度の主な日程
・実習販売ごよみ
平成28年2月の生産物販売日をお知ら
せします。(販売日は毎週水曜日です)
2月3日、10日、17日、24日の午後3
す。
なお、第2水曜日の10日には、袋入り
堆肥を第2機械倉庫前で販売します。
○入試日程
・農学科一般二次入試
募集専攻及び募集人員
養豚・養鶏専攻 若干名
試験月日 平成28年2月15日(月)
受付開始 平成28年1月18日(月)
受付終了 平成28年2月5日(金)
試験科目 ①数学Ⅰ(基礎的学力を問
うもの)
②小論文(800字以内)
③面接試験
受験資格 学校教育法による高等学校
を卒業した者、若しくは平
成28年3月卒業見込みの者
又はこれと同等以上の学力
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