有機化学Ⅱ成績評価方法 1.本科目は、平常テスト・出席点・レポート減点を総合して成績評価する。 2.約10点満点の平常テストを、毎回の講義開始時または終了前に実施する。約12回を予定し ている。成績評価における平常テストの重みはかなり大きいので、不断の努力が必要である。 なお、学籍番号・氏名の記載漏れは、例外なく『欠席扱い』とする。 3.2~4回レポートを課す。たとえ 10 秒であろうとも締切に間に合わなかったレポートは、受 領しない(採点もしない)。求められた内容を正確に解答したレポートを「0点」とし、不備 の程度に従って「-10点」を限度として減点法で採点する。もちろんレポート未提出は-1 0点である。 4.「出席状況」を加味したパラメータをχとするとき、次式により出席点を与える。ただしnを 欠席回数とするとき、χ=0.15-0.03×n。 【(n=0 or 1):(平常テスト総計)×χ, (n≧2):(平常テスト総計)×χ+(1-n)×2(n-1)】 ex)n=3 のときχ=0.06,従って、 出席点=【(平常テスト総計)×0.06+(1-3)×2(3-1)】=【(平常テスト総計)×0.06-8】 これから分かる通り、平常テストの結果が振るわず漫然と出席しているだけの者は、出席点が 得られない。 5.総合点を以下により算出する。 (平常テスト総合点)+(出席点)+(レポート減点) 6.次により、総合点を基準として最終的な成績評価を行う。 S≧95, 95>A≧80, 80>B≧65, 65>C≧40,40>D 7.上記によらず、次の(1),(2)のいずれかに該当する場合はD評価とする。 (1) 12月末時点での平常テスト総点が20点未満である場合 (2) 平常テストのいずれかの5回分が0点(欠席も0点である)である場合 8.遅刻・欠席について (1) 公共の交通機関の遅延・不通による遅刻・欠席は、その交通機関が発行する証明書を提出す れば出席扱いとする。ただし証明書には、証明日時・遅延時間(遅延の場合)と公印が示され ていなければ無効である。 (2) 四親等(いとこ)以内の親族の冠婚葬祭の場合は、保証人または連帯保証人の署名・捺印の ある理由書を提出。冠婚—事前、葬儀-1週間以内の事後。 (3) 本人の疾病・傷害による場合は、医療機関が発行する領収証またはそのコピー(宛名人・日 付け明記)などを提示。 9.その他 本教員のHP、http://www.tuat.ac.jp/~sigehara/ にて必要な連絡を行う。HPを開いて Lecture Info.のバナーをクリックすると、①10分間テストの標準解答、②講義で用いる各種資 料、③レポート課題、などが掲示されている。1日に1回は確認すること。 採点済み10分間テストは、次週の火曜日頃には採点されて4号館2F231室(重原教員室) 入口のレポート受け箱に入れられている。各自受領すること。受領されていない分は、木曜日昼頃 に処分する。 例年、7.(2)に抵触してしまって講義途中でD評価が確定してしまう諸君らが少なからず出る。 残念ながらD評価になってしまっただけのことであり、それ以降も講義に出席して勉学は続けるべ きである。 次ページへ ⇒ 有機化学Ⅱ履修上の注意 その 1―― 有機材料化学科の最大の特徴は、2年次後期~3年次後期にかけて開講される『高分子化学Ⅰ・Ⅱ, 高分子繊維物理Ⅰ・Ⅱ』の4科目にある。本学科(ないし専修)の卒業生を受け入れる企業・研究 機関は、当然のことながら、これらの領域を履修した有機材料科学者・技術者を求めている。極言 すれば、この4科目を履修しなかった(できなかった)諸君は、本学科で学んだ意味が無い。同時 に、就職・大学院進学のときに、著しく不利になることはやむを得ない。これら4科目の履修には 種々の基礎科目をマスターしていなければならないが、とりわけ「有機化学群」は重要である。 有機化学Ⅰ 物理化学/無機化学 生物化学 有機化学Ⅱ ↓ ↓ 有機化学Ⅲ ------------------------------------→ 有機化学Ⅳ ↑ 有機化学Ⅴ 数学/物理 有機演習Ⅰ・Ⅱ 高分子化学Ⅰ・Ⅱ と 高分子繊維物理Ⅰ・Ⅱ 有機化学群は典型的な「積み上げ科目」である。Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ・・・のように続き数字になっている 科目であっても、相互の内容がほぼ独立している場合もあるが、有機化学は連動している。簡潔に いえば、有機化学Ⅰをマスターしていなければ、有機化学Ⅱ以降の履修は無理である。実は、それ だけではない。 A評価は80点でもらえる・・・・・有機化学Ⅰが80%しか理解できていない ↓ 80%の土台の上に「同じ程度の努力」を重ねたら? ↓ 0.80×0.80=0.64【C評価ですね:有機化学Ⅱ】 ↓ こりずに「同じ程度の努力」しかしなかったら? ↓ 0.64×0.80=0.512【Dですねぇ:有機化学Ⅲ】 その2―― 勉強方法を取り違えないように!! 有機化学Ⅰまでは、高校の遺産と「記憶(丸暗記)に頼った勉強」 でもなんとかなったかもしれないが、有機化学Ⅱからは、絶対に無理。 有機化学反応・・・無限に出てくる(全部覚えられるわけが無い) 理解する 化合物命名法・・・英単語と同じ。覚えるしかない[規則性はあるが・・・]。 有機人名反応・・・発見者の名前と、反応形式のつながり。覚えるしかない。 その3―― 「部分点」をもらおうなどと考えるべからず(受験産業の弊害)。All or Nothing! 分点など無い・・・・99点の書類なんぞは廃棄される。 実社会には部
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