『新ビジネス発見会議』 - 日経BPクリーンテック研究所

<企画書>
異業種と徹底討論
『新ビジネス発見会議』
2016 年 1 月
主催 : 日経 BP 社
新ビジネス発見会議 企画書
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<< 趣旨 >>
製品/サービスを生かせる新領域を探したい、競争力を生かしつつ新たな事業分野を切
り拓きたい、新たな技術開発のヒントをつかみたい――。こうした思いを抱く企業は、業
種を問わず、数多くあります。経営企画室などでの新規事業の検討はもちろん、新規事業
を模索するための専任部隊を置く企業も少なくありません。
ただ、新たなビジネス、市場を切り拓くには、新たなアイデアが必要です。従来のまま、
社内で模索・検討しているだけでは、必ずしも発想が広がらず、機会を見落としがちです。
自社の技術やノウハウだけでは達成できないと諦めるケースも出てくるでしょう。
重要なのは、異業種、産官学の連携を通じたビジネスの模索です。実際、企業や自治体
からは、こうした連携、ディスカッションの場を求める声が多く聞かれます。そこで日経
BP 社では、異業種の企業、自治体などが集まり、議論する場をつくる「新ビジネス発見会
議」を開催致します。様々な分野から新規事業開発を考えている担当者を集め、必要な情
報を入手・共有するとともに、ビジネスの可能性について議論します。
新ビジネスのポイントは、社会の課題を見つけ、持続可能な解決策を探ることです。そ
の一つが、国が掲げている“まち”づくりです。単なるインフラやビルの建設ではなく、
そこに住む人々、働く人々、そこを訪れる人々にとって、便利で安心な空間をつくり、維
持していくことが、ビジネスになるわけです。必ずしも街全体ではなく、例えば Airbnb や
Uber のように一部の課題を解決するだけで、十分に魅力的なサービスが生まれます。
海外から日本への渡航者の増加、リニアモーターカーの稼働、高齢者(65 歳以上)の人
口比率増と人口減少、グローバルでは TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や ASEAN 共
同体(AEC)のスタートなど。社会は大きく変わっていきます。企業にとっては、様々な
ビジネス機会があるはずです。
日経 BP クリーンテック研究所では、2012 年にスマートシティ・サービス研究会を立ち
上げ、活動を続けてきました。そして 2016 年は、参加する企業の方々が新規事業を発見で
きる場になるよう、
「新ビジネス発見会議」として活動します。具体的には、「にぎわい創
造」
「公民連携」
「センサー社会」という 3 つの研究会を設置し、それぞれに異なるメンバ
ーで研究・議論を進めていきます。各分野の有識者との議論、参加する異業種との議論の
中から、新しいビジネスのヒントを掴んでいただければ幸いです。
これまでの研究会の成果
2012 年から毎年、社会的課題を解決するサービスに主眼を置いた「スマートシティ・
サービス研究会」を開催してきました。2014 年からは「社会イノベーション研究会」
に名前を変えて活動を続けてきました。研究会に参加した企業が協力して、新しいサ
ービスを開始した例が出始めています。参加者からは異口同音に「異業種の方の意見
が聞けて、非常に参考になった」という喜びの声が寄せられています。
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<< 目的 >>
「新ビジネス発見会議」の目的は、大きく変化する世の中の動きを捉え、主に“まちづ
くり”の分野において新しいビジネスを見つけることです。そのために、まちづくり、技
術、サービスなどの最新の動向とともに、それに関わる識者の知見・経験から課題の本質
をつかむ必要があります。様々な視点から新ビジネスを考えるために異業種とのネットワ
ークも必要です。新ビジネス発見会議では、同様の問題意識を持った企業を集め、具体的
なテーマについて継続的に議論します。

最新の動向・知見・経験を知る

異業種とのネットワークをつくる

社会の課題を理解し、課題解決について議論する

新しいビジネスのヒントを得る
新ビジネスの発見
<< 活動の概要 >>
以下の 3 テーマで研究会を立ち上げ、それぞれ独立して活動を進めます。参加者の方々
は、ご希望のテーマを選んで研究会に出席していただきます。
A) にぎわい創出研究会
B) 公民連携研究会
C) センサー社会研究会
上記の目的に向けて、参加メンバー全員が集まる全体会合と、それぞれ選択したテーマ
に分かれて研究会を開催します。活動は講演会と議論で構成します。必要に応じて、サー
ビスの潜在顧客の意向に関するアンケート調査なども実施します。すべての研究会につい
て議事録を作成し、メンバー全員で情報を共有します。
・講演会
自治体や企業、有識者による講演、調査報告など
・調査
アンケートなどでサービスの潜在顧客の意向を知る
・議論
課題解決のアイデアや提供するサービスについての議論の場
・人脈構築
参加企業によるプレゼンテーションと他メンバーとの意見交換(新ビジ
ネス創出における役割)
、名刺交換会、懇親会
・情報共有
各分科会の議事録
各研究会のゴールはテーマや状況に合わせて決めますが、基本方針は、新しいビジネス
を見つけることです。サービスコンセプトや新たな社会のコンセプトを練り、その先のビ
ジネスに展開するために必要なことを議論します。最後には、新ビジネス発見会議全体で、
各研究会の活動を報告し、情報を共有します。
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研究会の開催頻度は月に 1 回とし、各テーマ並行して活動を進めます。議論を進める上
で必要な講演があればセッティングします。
研究会の活動は、会員各社が能動的に研究活動することを基本とします。そのために、
会員のなかからリーダー、サブリーダーを募り、研究会の方向性やゴールの設定、運営の
方法などを参加企業とともに決め、運営していきます。日経 BP クリーンテック研究所のメ
ンバーが、その活動をサポート致します。
<< 日程 >>
・申し込み締め切り
2016年3月末日
・全体会合
2016年4月21日(木)
・研究会別活動①
2016年5月 A17日(火)
、B18日(水)、C19日(木)
・研究会別活動②
2016年6月 A13日(月)
、B14日(火)、C15日(水)
・研究会別活動③
2016年7月 A22日(金)
、B25日(月)、C26日(火)
・研究会別活動④
2016年8月 A22日(月)
、B29日(月)
、C9月1日(木)
・研究会別活動⑤
2016年9月 A12日(月)
、B26日(月)、C27日(火)
・最終報告会
2016年10月20日(木)
・報告書納品
2016年11月末
<< 研究会全体概要 >>
期 間■2016年3月~2016年10月
費 用■1研究会1社30万円 (税込)
(日経 BP クリーンテック研究所が過去に主催した研究会の参加企業は20万円
(税込))
参加者■1研究会に1社1名
最少開催社数:15社/研究会
成果物■各回の資料、議事録、最終報告書
出席者■討議がありますので、同じ方に毎回ご出席いただけますようお願いします。
会 場■日経 BP 社(東京・白金高輪)
<< 各研究会の活動内容(案) >>
前述した通り下記の 3 つのテーマで分科会を行います。
A) にぎわい創出研究会
B) 公民連携研究会
C) センサー社会研究会
4 月の第 1 回と 10 月の最終報告会は、3 研究会合同で行いますが、5 月から 9 月は、各
研究会が別々に活動します。活動日が異なりますので、複数の研究会に掛け持ちでご参加
いただくことも可能です。
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●「まちづくり新ビジネス発見会議」の活動の流れ
にぎわい創出
公民連携
センサー社会
全体会合
4月
5月
研究会別活動
①
6月
研究会別活動
②
7月
研究会別活動
③
8月
研究会別活動
④
9月
研究会別活動
⑤
10月
研究会別活動
①
研究会別活動
②
研究会別活動
③
研究会別活動
④
研究会別活動
⑤
研究会別活動
①
研究会別活動
②
研究会別活動
③
研究会別活動
④
研究会別活動
⑤
最終報告会
各分科会の活動内容は、参加メンバーで話し合って決めていただきますが、基本的には、
今の社会の課題解決を考えるとともに、未来の社会を想像し、そこから逆算するアプロー
チを採ります。
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●新規ビジネスを考える「未来から逆算する」アプローチ
1.未来の社会を想像する
2.その時に必要なビジネス(サービス)を考える
3.そこへたどり着くまでのプロセスを考える
4.プロセスの各ステップで達成しておくべきことを考える
5.オリンピック開催やインバウンドの増加など外部の影響を考察する
6.今やるべきことは何か、考える
■にぎわい創出研究会
地域の活動を活性化し、交流人口を増やしたり、住民が積極的にイベントに参加したり、
地域の中のネットワークを構築して、スマートコミュニティを形成するための事業を考え
ます。子育て世代が集まる場所や商店街の活性化のためのイベント、大学との連携やアク
ティブシニアの活用、空き家・空き地の再利用を念頭に置いたビジネスも考えられます。
高齢者やその家族が対価を支払う場合、社会保障の一環として自治体が払う場合などビジ
ネスが成立する条件を明確にし、サービスのコンセプトを考えます。
主な議題・活動内容(案)
:
研究会別活動① コミュニティの広場・イベントの始め方(経験者による講演)
研究会別活動② 移住・交流人口を増やすための試み(CCRC 担当者による講演)
研究会別活動③ 空き家の再活用とコミュニティ形成(自治体担当者による講演)
研究会別活動④ 利益を得るための仕掛けづくり
研究会別活動⑤ 最終報告書に向けた議論
主な対象業種:
住宅、流通、小売り、交通、教育、建築、情報通信、金融、広告、メディアなど
関連テーマ:
地域活性、観光、交流人口、イベント、空き家活用、少子化/人口減少ほか
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■公民連携研究会
自治体の抱える課題は、社会保障費負担の増加、少子高齢化への対応、庁舎の老朽化、
空き家・空き地の増加、耕作放棄地の増加、継承者不足など増える一方です。これらを解
決するためには、民間の力を借りなくてはならない状況になっています。研究会では、自
治体と上手く連携し、公民連携によって事業が継続的に運営できるように、新しいビジネ
ス・サービスを検討します。
主な議題・活動内容(案)
:
研究会別活動① 自治体の目指している社会
研究会別活動② 自治体が民間企業に期待すること
研究会別活動③ なぜ自治体だけではうまくいかないのか
研究会別活動④ 税金か受益者負担か
研究会別活動⑤ 最終報告書に向けた議論
主な対象業種:
ICT、公共交通、自動車、自治体、金融、広告、メディアなど
関連テーマ:
公共施設、庁舎、エネルギー、公共交通、子育て、安心・安全ほか
■センサー社会研究会
あらゆる場所にセンサーが配備され、多様な情報を収集できるセンサー社会がやってき
ます。安心・安全の向上、生産性の向上、遠隔操作や自動化による利便性の向上、データ
分析に基づく新たな生活体験の創造など、いろいろな効果が期待されます。そこに、今ま
でにない新しいビジネスを生み出すとしたら、どのようなものが考えられるでしょうか。
センサーやアクチュエータの素材やサイズが変わり、思いもよらない場所にセンサーを埋
め込めたら、世界が変わるかもしれません。もちろん、負の側面もあります。プライバシ
ーを守るには?
センサー情報の信憑性は?
インフラが止まってしまったら?
異業種
で議論することで発想を広げ、来るセンサー社会における新ビジネスの機会を探ります。
主な議題・活動内容(案)
:
研究会別活動① 近未来のセンサー素材
研究会別活動② センサー社会で変わるもの/不要になるもの
研究会別活動③ センサー社会だからこそ必要なものは何か
研究会別活動④ センサー社会を 10 倍楽しく過ごすには
研究会別活動⑤ 最終報告書に向けた議論
主な対象業種:
流通、交通、ICT、医療・ヘルスケア、金融、不動産、エネルギー、観光・娯楽、その他
サービス、土木・建築、製造(電機、自動車、化学ほか)など
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関連テーマ:
物流、自動走行、スマートファブリック、ヘルスケア・介護、FinTech(金融)ほか
※対象業種は、あくまでも代表例です。記載した業種以外でもご参加いただけます。
<< 注意事項 >>
本研究会では、会員メンバー間で情報を共有することを前提にしています。議論を進め
るに当たり、また最終報告書をまとめるに当たり、秘密情報は持ち込まないようにお願い
致します。なお、討議した内容を具体的に展開する場合は、別途、秘密保持契約などの契
約書を交わす予定です。
<< 配布物・成果物 >>
・議事録 分科会ごとにメール配信/PDF ダウンロード方式
・最終報告書
2016年11月 納品
目次案 1.研究会の概要
2.各分科会の活動内容
3.各分科会の最終発表内容
4.今後の課題と提言
<< 体制 >>
本研究会の事務局は日経 BP クリーンテック研究所が担当します。議事録や報告書などの
実務はすべて弊所にて行いますので、メンバーの方々に割り振ることはございません。議
事録や報告書をまとめるに当たり、事前・事後にご意見をお伺いする場合がございます。
日経 BP クリーンテック研究所 所長
河井保博
メンバー
同
マネージャー 主席研究員
神保重紀
〃
同
主席研究員
藤堂安人
〃
同
主席研究員
林
〃
同
主任研究員
菊池珠夫
〃
同
主任研究員
金子憲治
〃
同
主任研究員
中西清隆
●責任者
哲史
<< お問い合わせ先 >>
ホームページ記載のお問い合わせフォーム( http://nkbp.jp/cti9 )からご連絡ください。
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