平成 27 年度 「計算機アーキテクチャ1」演習 14 解答例 1.(a) 5ステージでクロックサイクルが 400ps のパイプラインと (b) 10 ステージでクロックサイクル が 200ps のパイプラインがある。それぞれで、(1) 5命令、(2)10 命令、(3)100 命令、(4) 10000 命 令を実行した場合の実行時間を求めなさい。 (a) (1) 3.6ns (2) 5.6ns (3) 41.6ns (4) 4001.6ns (b) (1) 2.8ns (2) 3.8ns (3) 21.8ns (4) 2001.8ns 2.教科書の図 4.27(266 頁)に関して、以下の問に答えなさい。 (1) ALU 操作の時間が 25%短縮できるとすると、 それはパイプライン化による速度向上に影響するか。 影響するならば、どのくらいか。影響しないならば、なぜか。 影響しない。他に 200ps 掛かるステージがあり、クロックサイクルが短くならないため、パイ プライン化後の性能は変わらない。 ただし、パイプライン化による速度向上率は、800/200 から 750/200 になる。 (「影響する」と いう解答でもよい。 ) (2) ALU 操作の時間が 25%長くなるとすると、それはパイプライン化による速度向上に影響するか。 影響するならば、どのくらいか。影響しないならば、なぜか。 影響する。クロックサイクルが長くなるため、パイプライン化後の性能は 25%低下する。 パイプライン化による速度向上率は、800/200 から 850/250 になる。
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