別紙 発表テーマ 概要(発表順) 施設名 テーマ概要 Let’s speak English for the Olympic!『omotenasi mind』 ~『おもてなしの心』でオリンピックに向けて英語を話そう!~ 広尾病院 都 立 東京オリンピック開催が決まり、オリンピック指定病院となった広尾病院において、英語対 応する看護職員を増やすことが必要である。そのために職場内英語研修を推進した。英語対応 資料を作成し実際に英語でのロールプレイングを行い活動を院内に拡大。患者サービスの向上 へつなげる取組を実施した。 「透析とゴミと私」 大久保病院 公 大久保病院の感染性医療廃棄物の処理には年間1,300万円を超える費用が掛かっている。当院 社 における医療廃棄物排出量の比率は、透析関連が53%を占めている。透析に従事する職員の意 識を改革し、医療廃棄物の削減に取り組むと同時に、感染性廃棄物の処理方法を変更し、廃棄 物処理費用の削減に取り組んだ。 待ち時間活用検査案内~受診者の不安をなくしたい!!~ 東京都がん 検診センター 公 検査の情報不足が受診者の不安につながっていると考えた。検査室の集約化で新設された待 社 合所の活用と受診者の不安軽減を目的に検査案内を作成設置した。活動前後に実施したアン ケートで、ニーズに合った検査案内だったことと不安軽減を確認できた。今後は既存の広報モ ニターを用いる等情報の拡充を図る。 みんなで防ごう!耐性菌-防護用具ワゴンの整備とQOLの向上を目指した試み- 府中療育 センター 福 保 当センターに入所している重症心身障害児者の中には、多剤耐性菌の保菌者が多数いる。そ のため、感染防護用具の使用及び保管を工夫し、また保菌者の情報を共有することで耐性菌の 拡大を防止するとともに、利用者のQOLの向上に取り組んだ。 腰痛リスク 視覚で捉えて マネジメント 東大和 療育センター 福 医療・福祉分野での介護者の腰痛が問題となっているが、腰痛発生リスクを的確に把握する 保 方法が確立されていない。施設の特性に対応したリスクを視覚的に捉えられるアセスメント表 を作成し、腰痛予防対策マネジメントのツールとして活用され、推進の一助となればという思 いで取り組んだ。 品格ある医療職を目指そう 東部地域病院 公 社 病院職員の身だしなみは、職員個々の仕事に対する責任と誇りを表すものである。身だしな みを整えることは病院のイメージやサービスに対する心構えを表すことにつながる。院内職員 全体の身だしなみを自己チェックできる基準とチェックリストを作成した。 業務の効率化に向けた診療支援システムの構築; 電子カルテデータの2次利用による腎チャート 小児総合 医療センター 都 立 電子カルテの医療情報の有効活用は重要課題である。腎臓内科において手作業で作成してい た腎チャートを、多職種間連携により電子カルテデータから自動的に作成できるようにした。 蓄積された医療情報を活用した診療支援システムは、業務の効率化や現場の意思決定に有用 で、良質な医療の提供を支援する。 拘束ゼロを越えて~認知症病棟の優しい環境創り~ 松沢病院 都 当認知症病棟では、身体拘束ゼロを実現している。しかしまだ、転倒防止センサー音やス 立 ピーチロックで患者に突然の行動制止をかけている。認知症患者の治療には、音や声や空間認 識が大きく影響する。今回この音に配慮した取組で患者と職員に優しいhappyな療養環境 を生み出した。 コスト・ストックを削減しよう! 大塚病院 都 私たち看護師は、診療材料を使用する処置や、その他様々な業務に携わっており、多くの場 立 面でコスト削減に貢献できる。本取組により、診療材料単価や個人別の必要物品を掲示するな どして、診療材料の適正使用を進めた結果、診療材料費及び定数の削減、職員のコスト意識向 上を実現することができた。 施設名 テーマ概要 食べる機能が低くなった方の食を豊かにするお手伝い -「実例山盛り!食形態レシピ」を作成- 北療育 医療センター 福 保 摂食機能が低下してもおいしい食事を楽しんで欲しい。その思いで、自宅で好まれる料理 を、自宅で使われている調理器具で簡単に様々な食形態に加工できることを目指した。きめ細 かな調査と利用者の疑問や独自の調理の工夫なども取り入れ、実例豊富な食形態レシピが完 成、調理実演も行い好評を得た。 急性期脳梗塞患者の早期離床を促すための離床アセスメントツール作成 墨東病院 都 今年3月、脳卒中急性期の治療を行うためSCUが開設し、専任理学療法士を中心にリハビリ 立 テーションを実施している。専任理学療法士が不在の日曜・祝日も看護師による離床が安全に 行えるよう、医師、理学療法士、看護師合同で離床アセスメントツールを作成し、安心して離 床が行えるようになった。 医師と管理栄養士・調理師がつくる楽々クッキング教室 ~楽しく学んで楽に実践!Let's クッキング!~ 駒込病院 都 立 患者さんの治療食への関心が高まる中、調理方法を知りたいとの声がある。しかし、病院の栄養指導室 には調理実習室がない。そこで、医師、管理栄養士、調理師が一体となって「病気と栄養、調理方法」の 動画を作成し効果的に活用した。医療連携、在宅医療等にも利用し、都民の健康回復に役立てる。 栄養管理は病棟から~管理栄養士の病棟時間常駐の取り組み~ 荏原病院 公 社 管理栄養士には入院患者の個々の病態に合わせた適切な栄養管理が求められているが、十分 な対応ができていなかった。そこで管理栄養士の病棟常駐を開始した。入院時から退院時まで 関わることで、安全で適切な食事提供、患者の栄養管理を充実させることができた。 一般撮影における待ち時間短縮の取り組み 豊島病院 公 放射線検査の一般撮影(レントゲン)は、長い待ち時間が発生することがあり、放射線科の 社 長年の課題である。今回、①撮影システムの迅速化、②撮影技術のスキルアップ、③撮影患者 集中の緩和を通じて課題解消に取り組んだ。今後はさらなる要因を追求しながら、継続して患 者サービスの向上に努めていく。 災害発生時の心構え…僕どうなるの? 神経病院 都 災害発生時の避難について患者・家族、スタッフより不安の声を聴いた。患者・家族参加型 立 の訓練を実施し災害時の初期行動を明確にした。結果、避難方法が具体的となり不安の軽減に つながった。初期行動の周知と実践できるまで話し合うことが重要であると分かった。今後も 十分な話し合いと訓練を継続する。 時間管理による再滅菌コストの削減 ~事象管理への取組に向けて~ 多摩総合 医療センター 都 滅菌物の有効期限を時間管理から事象管理に変更することが可能となれば、器材を有効的に 立 使用することが可能となるだけでなく、再滅菌に必要なコストを大幅に削減することになる。 これは滅菌に対する大きな変革であり、今後の都立病院運営に大きく寄与するであろう取組で ある。 B型肝炎スクリーニング推進による医療安全の向上 多摩南部 地域病院 公 HBV既往感染患者等については、免疫抑制・化学療法を施行することで劇症肝炎を発症す 社 る恐れがあることから、スクリーニングの実施が求められている。検査の実施率向上のため医 師への情報提供と薬剤師によるスクリーニング確認業務を行うことにより、安心・安全な医療 の提供に貢献した。 子どもが嫌がらずに吸入を受けるための用具の開発 多摩北部 医療センター 公 呼吸器疾患の患児は、治療として吸入を実施している。患児は吸入を嫌がり泣くことが多 社 く、効果的な吸入ができていなかった。そこで、患児が嫌がらずプレパレ―ション効果のある 吸入用具『香るもくもくセット』を開発した。その結果、用具の使用により泣かないで吸入が できる効果が得られた。
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