山形県認知症施策推進行動計画(案)についての意見募集の結果 認知症になっても安心して生活できる地域社会の実現を目指し、認知症施策の具体的 な目標と達成のための工程及び手段を策定する「山形県認知症施策推進行動計画(案) 」 について、県民の皆さまからの御意見を募集したところ、以下のような御意見をいただ きました。貴重な御意見をありがとうございました。 いただいた御意見を十分考慮して「山形県認知症施策推進行動計画」を策定いたしま した。 今後とも、認知症施策への御協力と御理解をお願いいたします。 1 意見募集期間 平成 27 年 11 月 16 日~平成 27 年 12 月 15 日 2 提出された意見の件数 3件(3人) 3 提出された意見の概要及び意見に対する県の考え方 番号 1 分類 意見の概要 県の考え方 基本目標2 ○ 新オレンジプランには、早 ○ 認知症ケアパスは、認知症 医療と介護 期診断・早期対応のための体 の方本人や介護者を主体と 分野の対応 制整備を目的として、 「歯科医 し、状況に応じて、いつ、ど 力の向上及 師・薬剤師の認知症対応力向 こで、どのような医療・介護 び連携の強 上研修(仮称)」の実施が明文 サービスを受ければよいかを 化 化されていることからも、認 示すために保険者である市町 知症ケアパスまたは「認知症 村が作成するものであり、そ の適切な診療に向けた医療機 の内容について県は機会をと 関連携ガイドライン」への歯 らえて助言してまいります。 科医師や薬剤師の参画を検討 また、本計画における「認 してほしい。 知症の適切な診療に向けた医 療機関連携ガイドライン」は、 認知症の適切な診断・治療に 関しての一般医療機関の役割 分担と連携を整理するために 作成したものです。 なお、 「歯科医師・薬剤師の 認知症対応力向上」について は、研修内容も含め、平成 29 年度からの実施に向けて検討 するよう、計画に追加します。 番号 2 3 4 分類 意見の概要 県の考え方 基本目標3 ○ よく噛むことで脳の血流も ○ 認知症の有無を問わず、口 認知症の人 アップし、脳の働きが活発に 腔機能の保持・増進は、健康 と家族にや なり、反射神経や記憶力、集 で質の高い生活を営むうえで さしい地域 中力、判断力などが高まり、 基礎的かつ重要な役割を果た づくり 寝たきりや認知症の予防にも すものと認識しております。 繋がることが期待できる。 ○ 県では第3次歯科口腔保健 ○ また、認知症と診断された 計画において、すべての県民 後も、美味しいという感覚を に向け、ライフステージに応 維持しながら暮らしていける じた歯科口腔保健に関する施 地域を目指すのであれば、普 策を展開することとしてお 段何気なく行っている当たり り、特に、要介護高齢者など、 前の「食べる」という機能に サポートを必要とする方に対 関して、地域で包括的に支援 しては、在宅でも歯科専門職 する仕組みが必要ではない による口腔管理が受けられる か。 よう、連携体制を構築してま いります。 基本目標3 ○ 認知症カフェや高齢者サロ ○ 口腔機能の保持・増進は、 認知症の人 ンなどの集いの場で、参加者 様々な機会をとらえて啓発し と家族にや に対して口腔の状態と認知症 ていくことが重要であると考 さしい地域 の関係などの情報や、地域ケ えております。また、地域ケ づくり ア会議等で抽出された個別の ア会議などを通じて明らかと ケースの課題に関する情報な なる地域課題につきまして どを提供できれば、地域で起 は、関係団体と共有し、解決 きている問題に早期に気付 していく必要があると考えて き、それに対する対応策を事 おります。 前に知ることができ、将来的 に住民にとっての利益になる のではないか。 ○ 軽度認知障がい(MCI) ○ MCI判定のための枠組み その他 の診断と取り組みこそ将来的 は決定されているものの、実 な課題と思われる。健康診断 際の検査内容や、判定のため や自動車運転免許更新の際 の基準は明確にされておら に、MCIの診断テストを取 ず、有効な検査方法も確立さ り入れるなどの取り組みが必 れていないのが現状です。健 要ではないか。 康診断等に取り入れられるか ○ MCIと診断された方が取 どうかについては今後の研究 り組む認知症移行予防のプロ の状況に応じて検討されるべ グラム(教室)や、MCIの き課題と考えます。 診断が難しいのであれば、各 ○ MCIから認知症等への進 市町村で実施されている介護 行予防のため、定期的な運動 予防の体操に認知症予防のプ が効果的であるという研究報 ログラムなどを加え、MCI 告もあるため、県内で広く普 の診断の有無を問わず参加で 及できるプログラムがある場 きるような予防教室があれば 合は、各市町村の介護予防事 いいのではないか。 業で取り組めるよう紹介して いきます。 番号 5 4 分類 その他 意見の概要 ○ 県の考え方 認知症のリスクを高める糖 ○ 医療機関と連携した糖尿病 尿病や高血圧などの診断をし 等の重症化予防は重要である た医師と協力し、治療だけで と認識しております。今後予 はなく予防教室の提案もして 防教室の提案も含め、医療機 いただくような仕組みがあれ 関との連携について検討して ばいいのではないか。 いきたいと考えております。 問い合わせ先 山形県健康福祉部 健康長寿推進課 地域包括ケア推進担当 電話023-630-2197 《公表資料》 (1) 資料1 「山形県認知症施策推進行動計画の概要」 (2) 資料2 「山形県認知症施策推進行動計画」本文 ※ 資料の閲覧方法(次の方法で閲覧できます。 ) ① 県のホームページ ② 行政情報センター(県庁1階)又は各総合支庁総合案内窓口
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