産業財産権研究推進事業民間競争入札実施要項(案)に寄せられた御

産業財産権研究推進事業民間競争入札実施要項(案)に寄せられた御意見の概要及び御意見に対する考え方
番号
対象資料
項番
頁
寄せられた御意見の概要
研究を行うのは委託先事業者ではなく研究
者なのだから、特許庁がそれら研究者と直
接契約すればよいのであって、民間事業者
を間にはさむことにどんな利益があるのか不
明である。特に、産業財産権は、ほぼすべて
の民間事業者が何らかの利害に関係してい
るので、国の責任で研究するべきである。
1
事業全体
実施要項
2
-
御意見に対する考え方
提出者
国の行政機関が自ら実施する公共サービスに関しては、その実施を民間が担
うことができるものは民間にゆだねる観点から、これを見直し、民間事業者の
創意と工夫が反映されることが期待される一体の業務を選定して民間競争入
札に付することにより、公共サービスの質の維持向上及び経費の削減を図っ
ているところです(競争の導入による公共サービスの改革に関する法律第一
条)。
当事業についてみれば、研究者の育成を効率化に進め、かつ研究者がその
能力を最大限に発揮できるための研究環境の提供や研究活動の支援につい
て民間能力を活用し、また、事業者選定にあたっては、一般競争入札(総合評
価落札方式)を導入し、コストの低減を図るとともに提案者の創意工夫を随時
1不明
事業に取り入れる仕組みとしていることで、民間能力活用や行政効率の改善
などのメリットがあります。
また、当事業での研究者の応募にあたっては特許庁が例示し、かつ、研究者
選定にあたっては、産業財産権制度に関し深い見識を有する有識者による選
考委員会において、本事業の目的に沿って、研究テーマ、研究計画などにつ
いて、書面審査及び面接審査によって厳密・公平に審査がなされますので、
本事業の受託事業者が恣意性を発揮することはございません。
研究者の要件「日本国籍を有する者」との記 当事業は、我が国において産業財産分野の研究を担う研究者を育成する目
載では、我が国に帰化した元外国籍の者を 的で実施するものであり、応募のあった中から研究者を選考するにあたって
含むため含まないよう修正すべきである。
は、「研究者の募集と選定 オ」に記載のように、産業財産権制度に関し深い
見識を有する有識者による選考委員会において、本事業の目的に沿って、研
究テーマ、研究計画などについて、書面審査及び面接審査によって厳密に審
2 産業財産権研究推進事業の
査されます。したがって、本事業で選定された優秀な研究者であれば、本事業
詳細な内容及びその実施に当た
における研究活動をとおして得られた成果のみならず、本事業終了後得られ
り確保されるべき業務の質に関
P1-2
た相当程度の長期間に亘って我が国における産業財産権分野の研究に貢献 1不明
する事項
されることが期待されます。我が国に帰化して日本国籍を取得した研究者も、
(2)事業の詳細な内容
我が国において研究を担っていくことが十分に期待されるため、当該部分につ
②研究者の要件
いては変更しないものとします。
修正
なし
なし