産経新聞(2016年1月21日掲載)

4◆ 会 打:な どのイ々ll含 む
済む年次体暇など,国の介
護体業をはじめ、 ﹁
介護 一
を学善する制密の利用は低
調ぅだから気付かなか った
函がある。
思いがけず、潜在ニーズ
介護セミナーに参加する社員らc
介護をする社員の割合は、会社の年齢
構成によ って異なる。中央大学大学院の
生謄博樹教授は、各社の人事部が就業構
造基本調査 庁グラフ4を使い、数を割り
出すことを提案する。 ﹁
育児をしている
人の数は実は、企業によ って差がある。
結婚や出産には個々の選択があるからで
す。しかし、介護は本人が選択できな
い。就業構造基本調査の数値を、社員の
年齢別にかけあわせれば、簡単に割り基
すことができます﹂
佐藤教授は 一
介護をしている人は、育
児をしている人よりも既に多いと思う﹂
に気付いたのは、横浜市に
ある日産自動車も同じだ9
同社は 一昨年から、
一般
の社員が使える在宅勤務
︵一般型︶を拡充。特別な
0時間
事情がなくても、月4
までの柔軟な在宅勤務を認
めた。き っかけは、育児を
一
する社員から、
特別扱い
される制度は使いにくい﹂
という声が上が ったこと。
育月や介護の事情がある社
員には、手厚い在宅勤務の
制度がある。だが、職場に
不公平感が生まれていた。
同社は、誰でも利用できる
制度を整えて全体の動き方
を変え、面立支援を進めよ
うとした。
ところが、
一般型痺霊 え
たら、聞こえてきたのほ
﹁
介護との両立がしやすく
な った﹂という声だ った。
介護の事情があるなら、育
児 ・介護型の手厚い制度が
使えるのに、あえて 一般型
を使 って介護をしている様
子が浮かんだ。ダイバーシ
ティディベロップメントオ
フィスの桜井香織課長は
﹁
理曲を申告して使う制度
は使いにくいという表れだ
と思う3介護を理由にした
制度の利用が少ないので課
題が見えていなか ったが、
それを聞いて、潜在 ニーズ
があると思 った﹂と振り返
るっ
実は帝人も国産も、ひと
きわ手厚い介護支援策があ
る。国の介護体業は3
9日ま
でだが、荷人は延べ730
日まで何回でも分割取得が
できる。日産は366日ま
で取終できる。いずれも短
時間勤務や在宅勤務の仕組
みも充実している。だが、
両社は今、制度だけでは十
分でないと考え、管理職や
当事者にセミナーを実施
し、両立のアウハウを提供
する。
帝人の日高室長は、同居
の実母を介護した経験か
ら、離職しなくても、介護
は乗り切れると考えてい
﹁
る。
介護サービスを使 って
環境を整え、医療職や介護
触に勘く側の都合を話すこ
とが大事。介護のパターン
はいろいろだから、会社が
一律にできることには限界
があるが、当事者が情報を
取るのを助け、準備や両立
を支援するのが、会社の役
と話している。
割だと思う﹂
うです﹂c
企業で講演などを行うNPO法人 ﹁
とな
りのかいご﹂の川庵潤代表も ﹁
総務部門の
中には、ま武 個人で解決してほしい﹄
とか
﹃
奥さんにやってもらったら﹄
という雰囲気
のところもある。社員も、介護は個人の関
題と思 っていて、お互いにコミ ュニケーシ
ョンがない﹂とする。だが、介護をする社
実際、介護支援の制度が便われず、企業 員は増えていく。 ﹁
まじめな社員に限 って
劃到 剣 隅 扁 測ヨ 憲 コ 曇 衛
﹁
社員の代わりはいるが、親にとって、子
という。パソナライフケアの高橋康之社長 供は自分だけだ﹂と仕事を辞める。人材の
は、 ﹁
制度を利用しない社員には、と司に 流出は大きな損失になる﹂と訴えている。
とする。今後について、①育児より介護の
方が携わる期間が長い②団塊ジ ュニアが今
後、親の介護をする世代になる③企業は法
5歳まで継続して雇用する必要があ
律上、6
るため、介護の課題がある社員が増える!
などを挙け、 ﹁
多くの会社がまだ気付いて
いないが、ワークライフバランスを考えた
働き方に真剣に取り組まないと、気付かぬ
うちに人が離めていく﹂と警鐘を鴫らす。
人材流出 は大 きな損失
もう1つ、見えたのが、
職場で介護の事情を ﹁
営わ
ャ経験者の選
ない様子﹂だ^
割が職場や上司に話してい
ないぅ利用される制度ば、
一
介護﹂を理由に基さず任
総数
30 40 45 68 55 60 65
,
∫
∫ `
∫ ,
∫
39 44 49 54 59 64 69
ルのほか、伊'介 護 の実態を矢
{lる ための
アンケ ー トのひな型 >セ ミナ ーなどを
実施 した後 のアンケ ー トのひな型 >社
内研修用資料 ,>従 業員に配布する リー
フ レッ ト「 仕事 と弁護の両立準備ガイ
ドJな ど。ダウ ンロー ドして、 自社の
制度 にあわせて修正 し、活用する こと
を想定 して いる。
厚生労働省は、事業主が社員の介護
離職防止 に取 り組めるよう、面立支援
マニュアルを公 開 している。厚労省の
ホ ームペー ジ (、v"v.mhiv.go.lp)か
ら「 企業における仕事とすド
護 の面立支
援実践マニュアル」で検索する。
す
島載されているのは、実践 マニュア
両立支援 を企業 が模索
介護をしながら働く社員
は、予想以上に多いのでは
Ic企業にそんな感触が広
が っている。介護休業など
の利用は低調で、両立が見
えないのが企業の悩み。こ
のままでは離職で気付く事
態も招きかねないっ介護を
しながら仕事をする社員に
どんなサポートをするか
l。セミナーで介護情報や
スキルを示すなど、企業は
取り組みを模索している。
︵
佐藤好美﹀
2月、東京都千代
昨年の1
田区の化学合繊大手 ﹁帝
人﹂の会議室で、 ﹁
仕事と
介護の両立 ・介護基礎セミ
ナト﹂が開かれた。
6テ
魏暇巽睦
8ラ
に分議療望盃天狙馨雰際など
雇用者 に占める介護を している人
す 一と訴えた。
帝人は昨年夏、グループ
の主要 5社 の社員を対象
に、両立についてのアンケ
ートを行 った。結果を見た
ダイバーシティ推進室の日
高乃里子室長は、 ﹁
現在、
介護をしている人﹂の数の
一帝人﹂
多さに驚いた。
と、育児や介護の制度が似
稽人ファーマ﹂の2社
た﹁
で回収分の5カにとったか
らだ。育児を理由に短時間
勤務制度を利用している人
の割合と変わらない。
実は、それより前に、中
央大学大学院の佐譲博樹教
授らが提唱する方法で試算
もしていた。試算結果を見
たときは、 ﹁
そんなにいな
いだろう﹂と思 ったが、ア
ンケート結果は、それとは
ぼ 一致したc ﹁
今、離職し
ている人の理由が介護かも
しれない。本当にまずいと
思櫛ました﹂
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す。仕事を馨めて介護をす
るのではなく、稼ぎながら
介護を続けることが重要で
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