クラウドプラットフォーム 総合カタログ - Center

クラウド プラットフォーム
総合カタログ
2015 年 8 月版
クラウド プラットフォーム総合カタログ
2015 年 8 月版
Introduction
3
Microsoft Azure
7
Enterprise Mobility Suite (EMS)
15
Visual Studio 2015
21
SQL Server 2014
36
Power BI
40
Windows Server 2012 R2
43
System Center 2012 R2
49
3
Introduction
クラウド プラットフォームの製品構成
デバイスと ID 管理ソリューション
ユーザー
Enterprise Mobility Suite
P. 15
デバイス
デバイス
すべての開発者に使いやすい開発環境を提供
Visual Studio/Team Foundation Server
P. 21
アプリケーション
ビジネス分析サービス
Power BI
P. 40
ミドルウェア
ハイブリッド クラウド対応のデータ管理基盤
SQL Server
P. 36
クラウドとデータセンター管理ソリューション
OS
System Center
+
Operations Management Suite
オンプレミスとクラウドを融合する Cloud OS
Windows Server
P. 43
P. 49
オープンなクラウド プラットフォーム
ハイパーバイザ
Hyper-V
Microsoft Azure
P. 7
P. 44
プラットフォーム
サーバー ハードウェア
オンプレミス
4
クラウド
マイクロソフトのクラウド プラットフォーム
マイクロソフトは、パブリック クラウドの運用実績に加えて、従来のインフラやレガシ インフラに対する深い知識とノウハウを保有しており、パブリック クラウドに特化したベン
ダーでは難しい、クラウドと既存インフラを組み合わせた適切なソリューションを提供できます。たとえば、オンプレミスとクラウドの特長を兼ね備えたハイブリッド クラウドを利用
する場合、IT チームは既存データセンターの運用スキルをそのまま活かして Azure の運用へと拡張できます。ビジネスを支援するエンタープライズ クラウドに関する実績と
専門知識を有するのは、マイクロソフトだけです。
パブリック クラウド
プラットフォーム
インフラストラクチャ サービス
(Windows Server、Hyper-V、System Center、Azure)
コンピュート
ストレージ
ネットワーク
社内データセンター インフラ
Microsoft Azure Stack
+
クラウド プラットフォーム システム
プラットフォーム サービス
ハイブリッドな運用
クラウド インスパイア インフラ
SaaS (Software as a Service)
O365、CRM、VSO など
+
サードパーティの
SaaS ソリューション
セキュリティと管理
ハイブリッドな運用
セキュリティと管理
プラットフォーム サービス
コンピュート
ストレージ
ネットワーク
Azure のグローバルなデータセンター
Microsoft Azure
パブリックでグローバルなデータセンター
マイクロソフトは、下記すべての Magic Quadrant で Leaders と位置づけ
マイクロソフトはガートナーが発行する下記5つのマジック・クアドラントで「リーダー」クアドラントに位置付けられています。
● Magic Quadrant for Cloud Infrastructure as a Service, Worldwide
● Magic Quadrant for Public Cloud Storage Services, Worldwide
● Magic Quadrant for Enterprise Application Platform as a Service, Worldwide
● Magic Quadrant for x86 Server Virtualization Infrastructure
● Magic Quadrant for Operational Database Management Systems
Source: Gartner,“Magic Quadrant for Cloud Infrastructure as a Service, Worldwide”, Lydia Leong et al, 18 May 2015
Source: Gartner,“Magic Quadrant for Public Cloud Storage Services, Worldwide”, Arun Chandrasekaran et al, 25 June 2015
Source: Gartner,“Magic Quadrant for Enterprise Application Platform as a Service, Worldwide”, Yefim V. Natis et al, 24 March 2015
Source: Gartner,“Magic Quadrant for x86 Server Virtualization Infrastructure”, Thomas J. Bittman et al, 14 July 2015
Source: Gartner,“Magic Quadrant for Operational Database Management Systems”, Donald Feinberg et al, 16 October 2014
Gartner does not endorse any vendor, product or service depicted in its research publications, and does not advise technology users to select only those vendors with the highest ratings or other
designation. Gartner research publications consist of the opinions of Gartner’s research organization and should not be construed as statements of fact. Gartner disclaims all warranties, expressed or
implied, with respect to this research, including any warranties of merchantability or fitness for a particular purpose.
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大規模、グローバルなインフラを実現する Azure
グローバルな 24 リージョンで展開、19 リージョンが稼働中
世界中に大規模なキャパシティを毎年増設中
• 100 以上のデータセンター
• 世界でトップクラスのネットワーク規模
• G シリーズ – 世界で最大の VM : 32 コア、448 GB RAM、SSD など
米国中北部
イリノイ
米国中部
アイオワ
カナダ中央
トロント
米国政府
アイオワ
北ヨーロッパ
アイルランド
中国北部 *
北京
カナダ東部
ケベックシティー
西ヨーロッパ
オランダ
米国東部
バージニア
米国西部
カリフォルニア
米国中南部
テキサス
米国政府
バージニア
日本東部
東京・埼玉
中国南部 *
上海
日本西部
大阪
インド西部
ムンバイ
米国東部 2
バージニア
東アジア
香港
インド中央
プネー
インド東部
チェンナイ
東南アジア
シンガポール
オーストラリア東部
ニュー サウス ウェールズ
ブラジル南部
サン パウロ
オーストラリア南東部
ビクトリア
■ サービス提供中
■ 今後サービス提供予定
* 21Vianet による運用
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無制限のサーバーとストレージを必要な時に、
必要な分だけ利用できるオープンなクラウド プラットフォーム
Microsoft Azure
Microsoft Azure とは
Azure は、Microsoft のクラウド コンピューティング プラットフォームです。分析、コンピューティング、データベース、モバイル、ネットワーク、ストレージ、Web
などを統合した、現在急成長を遂げているサービスのコレクションを提供します。 Azure を利用することで、より迅速なサービスの展開、より多くのビジネス
ニーズへの対応、より効果的なコスト節約を実現できます。
Microsoft Azure の特長
比類のない生産性を提供
オープンかつ高い柔軟性
Azure の統合ツール、事前作成済みのテンプレート、
フレームワーク、
ツール、
データベース、
OS、開発言語、
管理されたサービスを開発者や IT プロフェッショナル
デバイスなどの幅広い選択肢をサポート。 Docker を
が持つスキル、既知のテクノロジと合わせて活用する
統 合した Linux コンテナーの実 行、JavaScript、
ことで、エンタープライズ、モバイル、Web、モノのイ
Python、.NET、PHP、Java、Node.js によるアプリ
ンターネット (IoT) のアプリを簡単かつ迅速に構築し
の構築、iOS、Android、Windows の各デバイス
て管理できます。
のバックエンドの構築を行えます。
既存の IT 環境と統合
データを保護するために構築
セキュアなプライベート接続の大規模ネットワーク、
Microsoft は、欧州連合 (EU) のデータ保護作業部
データベースとストレージのハイブリッド ソリューション、
会から、プライバシー法律に対する承認を受けた最初
データの保存性と暗号化の機能を使用し、既存の IT
のクラウド プロバイダーです。また、米国の公的機関
環境と簡単に統合できるため、必要な場所に必要な
のコンプライアンス要 件を満たすよう設 計された
システムを配置することができます。
Azure Government の立ち上げなど、厳しい保護
要件に対応しています。
どこからも利用可能
あらゆるビジネスに使用可能
Azure は グローバルな 19 のリージョンでデータセン
ターが稼働。世界的な拠点によるアプリケーションの
実行先の選択肢を広げ、優れたパフォーマンスを提供
します。また Azure は、中国本土における初めての
国際的なクラウド プロバイダーです。
経済的でスケーラブル
3M、AccuWeather、Condé Nast、Diebold、
GE Healthcare、HarperCollins、Heineken、
LG、NBC、Pier 1 Imports、Real Madrid、Saab、
Samsung、Trek、Xerox など多数の企業が利用し
ています。 優れた SLA と年中無休のサポート、24
時間体制での正常性監視など、あらゆるニーズで安
心して利用できます。
限りない洞察力を入手
Azure は従量課金のため、必要に応じて簡単にス
ケールアップやスケールダウンでき、使用分だけの支
Azure の Machine Learning 、 Power BI 、
Stream Analytics などを利用すると、構造化データ、
払いで済みます。分単位の請求や、コンピューティン
非構造化データ、モノのインターネット ストリーミング
グ、ストレージ、帯域幅などの一般的なインフラストラ
データに基づいて、より精度の高い意思決定、顧客
クチャ サービスに関する費用は、他のプロバイダーに
サービスの改善、新たなビジネス可能性の発見など、
負けないリーズナブルな価格となります。
優れた洞察力を入手できます。
お客様の大切なデータとプライバシーを守る高い信頼性
セキュリティとプライバシー
• ソフトウェア ライフサイクル全体に
セキュリティ要件を埋め込み
• 運用アクティビティの厳格な
セキュリティガイドライン
• プライバシー保護の組み込み
顧客データの安全維持
• 通信および運用プロセスの
暗号化
• Virtual Network などで
ネットワークを保護
• オンラインの脅威から保護する
マルウェア対策を提供
お客様が所有して管理
• ファイルやソフトウェアなどの
すべてのデータはお客様が所有
• 顧客データの保存場所や
アクセス、削除の方法はお客様
が管理
• お客様の指示や法律の執行を
除き、政府機関による顧客データ
へのアクセスを拒否
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透明性とプライバシー
• Azure がセキュリティ基準を満たし
ていることを確認する第三者による
監査と証明
• ISO 27001、HIPAA、FISC、
SOC 1、SOC 2、その他多様な
コンプライアンス基準に準拠
• British Standards Institute など
の厳格な第三者による監査
Microsoft Azure の注目ソリューション
コンピューティング サービス
Virtual Machines (IaaS 機能)
Cloud Services (PaaS 機能)
Azure のギャラリーや
マーケットプレイスから展開
✔ Windows
✔ SQL Server
✔ SharePoint Server
✔ BizTalk
1 から 1000 インスタンスに
数分で拡張可能
✔ SUSE Linux Enterprise Server
✔ Canonical Ubuntu Server
既存 VM をアップロードして
展開、実行
✔ OpenLogic CentOS
✔ Oracle Database
開発したアプリをデプロイ
• 1 台から数千台まで容易に拡大/縮小
• SSD や大容量メモリを使用できる多様なシリーズ
• Java、Node.js、PHP、Python、.NET、Ruby をサポート
• 組み込みの Virtual Network と負荷分散機能
• 1 分単位の課金で費用を削減
• 自動スケールでコストとパフォーマンスを最適化
• オンプレミスとのハイブリッドな運用の一貫性
• VM あたり最大 32 TB のストレージ、64,000 IOPS の
処理能力を持つ Premium Storage も利用可能
• 数千のインスタンスを数分間でデプロイ可能
• Windows Server、Linux を数分で展開
• 正常性、監視、
負荷分散の機能を統合
• OS、
アプリの修正プログラムの自動適用
データとストレージ
ストレージ
SQL Database
多用なニーズに対応するストレージを提供
● BLOB
非構造化データ向けの低価格なストレージ
● テーブル
構造化 NoSQL ベースのストレージ
大規模な
SaaS アプリの構築
• 数千ものデータベースに拡張可能
• 予測と調整が可能なパフォーマンス
● キュー
信頼性の高いメッセージなどを保存、取得できるストレージ
他のリージョンに複製して
データの安全性を確保
● ファイル
SMB 2.1 を使用するアプリの共有ストレージ
• レプリカおよびアップタイムの SLA によって
可用性を保証
• ペタバイト単位のストレージを管理
• 監査、復元、
および Geo レプリケーションによる
データ保護
• 業界最速のパフォーマンスでクラウド利用時にも生産性を向上
• 地理的冗長オプションにより、数百マイル離れた場所にデータを保管
• 開発運用を効率化する、
プログラムによる
DBA 同等機能
• VM 間で業界標準の SMB ファイルを共有
• 自己管理型サービスにより、管理はほぼゼロ
• REST、.NET、Java、C++、Node.js、PowerShell などをサポート
• 競争力のある価格設定での従量課金制
ネットワーク サービス
Virtual Network
ID とアクセス管理
ExpressRoute
Azure Active Directory
お客様と Azure を
専用線で接続
シングル サインオン
で生産性アップ
• 専用のラック
• 専用のルーター
クラウド内の
プライベート ネットワーク
ExpressRoute 提供会社
• 制御可能なハイブリッド インフラストラクチャを構築
• Azure とのプライベート接続
• 独自の IP アドレス、DNS サーバーを使用
• 信頼性の向上と高速化
• IP セキュリティ VPN または Express Route により
セキュリティ保護された接続
• 待ち時間の短縮
• サブネット間のトラフィック全体を詳細に制御
• 大きなコスト上のメリットを得ることが可能
• 仮想機器により高度なネットワークトポロジーを実現
• アプリケーションのための分離された安全な環境
• パブリック ネットワークを介さない強固なセキュリティ
• WAN からの直接接続
• クラウドやオンプレミスの Web アプリに
シングル サインオン
• Salesforce.com、Office 365、Box、
その他多数の製品との統合
• SaaS での Multi-Factor Authentication の実施
• Windows、Mac、Android、iOS などのデバイスに
対応
• 内部設置型 Active Directory との統合
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分析
Machine Learning
Stream Analytics
人の代わりに、機械が複雑な判断を実行
(販売予測、お奨め商品、機械対戦など)
Data Factory
クラウドにおけるリアルタイムのストリーム処理
多様なデータソースを統合して有益な情報に変換
• 高価な機器の調達が不要、機械学習をすぐに開始可能
• 1 秒間に何百万ものイベントのストリーム処理
• ストレージ、移行、処理パイプラインの構成
• Xbox や Bing の実績ある手法を利用可能
• リアルタイム分析を実行
• 構造化データと非構造化データの変換
• 幅広い分野で活用されている手法を網羅
• 複数のデータ ストリームの関連付け
• オンプレミス データとクラウド データの処理
• 機械学習用データのアップロード、加工、処理の定義、
公開が簡単
• 信頼性の高いパフォーマンス、予測可能な結果
• データ パイプラインの正常性の監視
• セキュリティや性能の設計が不要
• 追加のハードウェアなし
• データ系列の視覚化
• 従来の SQL に類似した言語による高速開発
• アプリケーションに信頼できるデータをフィード
• 統計解析ツール R や Python と連携
IoT (モノのインターネット)
ハイブリッド統合
IoT
Backup
デバイス管理
ストレージ
洞察
イベント処理
Site Recovery
ビッグデータ
分析
信頼性の高いクラウドに統合された
バックアップでデータを保護
既存の資産をつなぎ、
クラウドを使って
IoT の成果を実現
• デバイスの接続性とデバイス資産管理
障害、災害時の回復処理を簡素化
• オンプレミスとクラウドのデータを保護するための
統合されたソリューション
• VM の保護とレプリケーションの自動化
• Machine Learning、Stream Analytics、
HDinsight、Data Factory などのデータ管理と
高度なビッグデータ分析
• 99.9% の可用性を保証
• カスタマイズ可能な復旧計画
• Azure Websites、Power BI、Mobile Services など
による情報活用
• 安全な転送中および保留中の暗号化
• Event Hubs や Service Bus によるデータ収集・処理
• 信頼性の高いオフサイト バックアップのターゲット
• 効率的な増分バックアップ
• geo レプリケーションされたバックアップ ストレージ
• リモートから稼動状態の正常性を監視
• 現場に影響を与えない復旧計画のテスト
• 複数層の複雑なワークロードに対応した復旧調整
• Azure へのレプリケーションと Azure での復旧
管理
Automation
プロセス自動化でクラウド管理を簡素化
IT 環境に関する深い洞察を取得
• 自動化によって時間と費用を節約
• IT 運用チーム向けのサービスとしてのソフトウェア (SaaS) ソリューション
• 時間がかかり、繰り返されるタスクを排除
• データセンター、
クラウドから労力をかけずにログ データを収集、格納、分析
• 信頼性と効率性を改善
• 組み込みのインテリジェンスで、意思決定の基になる洞察を迅速に入手
• Azure とサードパーティのクラウド サービス間で機能する
• インシデントを素早く調査して修正
• PowerShell スクリプトを使用して任意のサービスを統合
• オンプレミスからクラウドにわたる一貫した可視性
• 可用性に優れた自動化エンジン
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Operational Insights
Microsoft Azure のサービス
最新の提供サービスの内容については Web サイトをご確認ください。
http://azure.microsoft.com/ja-jp/
コンピューティング
Virtual Machines
Windows Server や Linux を実行する仮想マシンを数分で起動できます。1 台か
ら数千台規模での利用、オンプレミスとのハイブリッドな運用にも対応します。 SQL
Server、SharePoint、Oracle、IBM、BizTalk など、ほぼすべてのオペレーティン
グ システム、すべてのワークロード、すべての言語を高パフォーマンスでスケーラブ
ルな Azure 上で実行できます。オープンで豊富なオプションが用意されており、
Ubuntu や SUSE などの広い範囲にわたる Linux ディストリビューション、Oracle
Database や Oracle WebLogic Server、Chef、Puppetや Docker などのコ
ミュニティが主導するソリューションを選ぶことが可能です。 Azure の Virtual
Machines は次のような特長があります。
• A シリーズより 60% 速い Dシリーズを提供
• さらに強力な SSD と高速プロセッサ搭載の G シリーズも提供予定
• 40 ギガビット Infiniband ネットワークをサポート (A8、A9)
• ギャラリーから Windows Server、Linux、SQL Server、Oracle を選ぶだけ
で簡単起動
• SAP 製品の実運用環境として Azure を利用可能 (A5 ∼ A9、D11 ∼ D14 で
サポート)
Web Apps
最新の Web サイトや Web アプリケーションを数秒で展開し、ニーズに応じて簡
単に拡張できます。 Azure の Web Apps は、異なる複数のリージョンのそれぞれ
の内部またはリージョン間で、高い可用性を実現できるため、重要なビジネス アプ
リの実行環境として最適です。また、.NET、Java、PHP、Node.js、Python が
動作する環境を提供し、オープン ソース アプリケーション (WordPress/Drupal/
Joomla!/Umbraco など) をギャラリーから容易にインストールできます。 Azure
の Web Apps は次のような特長があります。
• ASP.NET、Java、PHP、Node.js、Python などの言語を利用可能
• WordPress、Drupal、EC-CUBE などを一覧から選ぶだけ
• 企業サイトやオンライン ショップの展開ニーズに即応
• 自動スケールで負荷のピーク時にも安定したサービスを提供可能
• Visual Studio Online、GitHub などでビルド、テスト、展開を自動化
Mobile Apps
データ保存、ユーザー認証、プッシュ通知、スケジューラなど、モバイル アプリケー
ション用 のバックエンド サービスを提 供します。 Windows ストア アプリ、
Windows Phone 8、iOS、Android、HTML、JavaScript などの幅広いプラッ
トフォームに対応します。
Logic Apps
Cloud Services
簡単な操作でビジネス プロセスおよびワークフローを作成し、Web アプリ、モバイ
開発したアプリケーションを Azure にアップロードし、数分で 1 つのインスタンスか
ル アプリ、API アプリと連携する強力な統合ソリューションを構築できます。また、
ら数千のインスタンスへと拡大できます。プロビジョニング、
負荷分散、正常性監視、
修正プログラム、ハードウェアの障害などは Azure 側で処理するため、お客様は
アプリケーション開発に専念できます。
Batch
クラウド上で 10、100、1,000 台の仮想マシンを使って、大規模なパラレル、かつハ
イパフォーマンスなバッチ処理を実行できます。ワークステーションなどで使用して
いる既存のアプリを実行できるため、使用中の実行可能ファイルやスクリプトを簡
単にクラウド対応化できます。16 コアや 100 コア、
10,000 コア、100,000 コアなど、
必要に応じてさまざまなコア数を利用でき、
ボトルネックや待機時間を回避できます。
Azure RemoteApp
信頼性とセキュリティに優れた Azure のプラットフォーム上に、Windows クライア
ント アプリケーションを展開できます。利用者数やニーズに合わせて規模を変更で
き、Windows、iOS、Mac OS X、Android などの多様なデバイスからアクセス
することが可能です。
Web とモバイル
App Service
Windows、Android、iOS などの任意のプラットフォーム用の Web およびモバ
イル アプリを作成できます。
企業アプリの構築に必要となる一般的な展開環境、管理機能、課金などのツール
を提供し、モバイル バックエンド サービスを含んだビジネス向け機能の統合セットを
はじめ、多様な SaaS や企業システムとの容易に連携できます。また、ビジネス プ
ロセスに基づくワークフローなど、事前に準備されたアプリや API サービスを豊富な
エコシステムから選択することが可能です。
レガシー システム、ERP、ターンキー型オンプレミス、SaaS、Salesforce、Office
365、Twitter、Dropbox、Google Services など、オンプレミスおよびクラウド上
のさまざまなアプリケーションとも接続でき、リアルタイムなデータ アクセスを実現で
きます。
API Apps
コードに変更を加えることなく、既存の独自 API で、API Apps のさまざまな機能を
利用できます。また、ASP.NET、Java、PHP、Node.js、Python を使用して新し
い API Apps を作成することが可能です。 API Apps を利用すると、Salesforce、
Office 365、Twitter、Facebook、Dropbox などの SaaS プラットフォームに簡
単に接続できます。
API Management
数百万規模の API 呼び出しに対応し、認証、レート制限、クォータ、キャッシュなど
の機能により、承認したパートナーや開発者、アプリケーションへの安全な API の
公開と保護を実現します。対話型コンソールとドキュメント生成で導入時間を短縮
できるとともに、API の使用方法やパフォーマンス、エラー率などを把握できる分析
機能も提供します。
Notification Hubs
数百万のメッセージを Windows、iOS、Android、Kindle デバイスに配信できま
す。 .NET、PHP、Java、Node などの幅広いプラットフォームに対応し、ユーザー、
言語、場所に合わせて通知を調整することも可能です。タグ付け機能を使用する
と、アクティビティ、関心事、場所、設定に基づいて対象ユーザーを設定できます。
Mobile Engagement
SaaS で提供されるデータ主導型のユーザー エンゲージメント プラットフォームです。
リアルタイムでの詳細なユーザーのセグメント化、アプリ ユーザーの分析、コンテキ
ストを考慮したスマート プッシュ通知やアプリ内メッセージングなどの機能を提供し
ます。
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Data と Storage
SQL Database
数千ものデータベースに拡張できる、自己管理型のリレーショナル データベースで
す。オンプレミスの SQL Server で使い慣れたツール、データモデル、ロジック、ア
クセス手法などを利用でき、高い可用性と冗長性の提供 (物理的に 3 重複製)、
データ移行、エクスポート、監査、復元などの機能を提供します。
DocumentDB
拡張性が高く完全に管理された NoSQL ドキュメント データベース サービスです。
待機時間が短く、書き込みに最適化された SSD ストレージを利用しており、高速か
つ安定したパフォーマンスを実現し、お客様は快適なスループットで利用できます。
Redis Cache
マイクロソフトが管理するセキュリティで保護された専用の Redis cache にアクセ
スすることができます。オープン ソースの Redis Cache ベースで構築されており、
作成されたキャッシュには Azure 内のあらゆるアプリケーションからアクセスするこ
とができます。高いスループットとデータ アクセスの待機時間短縮により、Azure
アプリケーションを強化できます。
分析
【データ活用・アナリティクス】
Azure は、業務に精通した現場社員自身がデータを活用して、業務やビジ
ネス上の意思決定を導き出すためのフロントツールに加えて、データ統合と
分析のパフォーマンス、データのセキュリティを確保するバックエンドも含ん
だ総合的なデータ分析・解析ソリューションを提供します。 Azure のデー
タ活用・アナリティクスは、次のような特長があります。
•
•
•
•
•
•
どのユーザー部門でも容易に活用ができる、使い慣れた Excel ベースの UI
様々なデータソースと接 続し最 新 のデータを視 覚 化できる「 Power BI
Desktop」
作成した分析結果をクラウド上で共有・ダッシュボード化できる「Power
BI.com」
ドラッグ&ドロップでモデル構築が可能な機械学習環境をクラウドベースで手
軽に利用可能
ビッグデータをクラウド上で高速処理するための Hadoop ソリューションも利
用可能
構造・非構造データや、外部のオープンデータ等を容易に結合できる機能を
提供
Storage
小規模からペタバイト規模に対応する経済性に優れたストレージ サービスです。ス
トレージの容量は必要に応じて簡単に増加および縮小することが可能です。
BLOB、ファイル、ドライブ、テーブル、キューなどの種類が用意されており、さまざま
HDInsight
オンデマンドで膨大なデータを処理できる、クラウド型の Hadoop ディストリビュー
なニーズとアプリケーションに対応します。
ションです。 Web クリックストリーム、
ソーシャル メディア、サーバー ログ、デバイス、
StorSimple
ます。 C#、Java、.NET などの言語で、Hadoop ジョブの作成、構成、送信、監
ストレージ コストを削減しながらデータ保護を強化する、クラウド ベースのストレージ
視を行えます。
ソリューションです。
SSD と HHD の活用で高パフォーマンスとコスト削減を実現するとともに、重複排
センサーなどから得られる非構造化データや半構造化データを処理することができ
Machine Learning
除や圧縮、クラウドへの移動などによってストレージの節約、使用頻度に合わせた
履歴データのマイニングによって、将来の傾向や動向を予測できる強力なクラウド
データ補完を可能にします。また、障害復旧にかかる時間を短縮し、コンプライア
ベースの機械学習機能を提供します。ドラッグ アンドドロップの簡単な操作で予
ンスの強化にも役立ちます。
Azure Search
強力で高度な検索機能を簡単に Web サイトやモバイル アプリケーションに追加
測モデルを開発し、検索エンジン、オンライン レコメンデーション、ターゲット広告、
需要予測、不正検出、スパム フィルターなどの機能を強化できます。
Stream Analytics
できます。検索結果をすばやく調整でき、細かく調整可能な高度なランキング モデ
完全に管理された低レイテンシ、高スループットのストリーム処理ソリューションで
ルを作成して、検索結果をビジネス目標に結びつけることができます。グローバル
す。 1 秒間に何百万ものイベントのストリーム処理能力、複数のデータ ストリーム
な Azure のデータセンターにより、アプリケーションの配置場所に関係なく、検索
の関連付け機能などにより、リアルタイム分析を可能にします。また、ストリーム
の待機時間を短縮できます。
処理ロジックの定義に SQL に似た言語を使用できるため、開発作業を簡略化で
きます。
Data Factory
SQL Server などのオンプレミス データを Azure SQL Database、BLOB、Table
などのクラウド データと一緒に処理できます。データ ソースはデータ パイプラインを
介して、構成、処理、監視を行えます。また、Hadoop (HDInsight) クラスター
の自動管理、一時的な障害の再試行、構成可能なタイムアウト ポリシー、アラート
機能などに加えて、Hive、Pig、C# 処理をサポートします。
Event Hubs
拡張性に優れたパブリッシュ /サブスクライブ モデルのデータ取り込みサービスを提
供します。 1 秒あたり数百万件のイベントを取り込め、接続デバイスおよびアプリ
ケーションが生成する膨大な量のデータ処理と分析を行えます。 収集データは、
任意の分析プロバイダーやバッチ処理アダプターなどを使用して変換および保存
できます。
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モノのインターネット
メディアと CDN
IoT (モノのインターネット)
Media Services
IoT は、製造、小売り・流通、医療・ヘルスケア、社会インフラなどの様々な現場
テレビ、PC、モバイル デバイスにオンデマンドまたはライブでメディアを配信できる
において、生産性の向上、売上高の最大化、ビジネスの変革などの目的達成に
サービスです。ビデオ コンテンツやオーディオ コンテンツのアップロード、保存、エ
貢献します。 Azure は、数百万デバイスからのデータ受信、データ ストリームのリ
ンコード、パッケージ化など、メディア配信に必要な機能を提供します。コンテンツ
アルタイム処理、予測分析、高い信頼性と拡張性など、IoT に求められる機能と
はアップロード時の暗号化、保管中および再生時のデジタル著作権管理 (DRM)
基盤を提供します。 Azure では次のようなサービスで IoT を実現します。
で保護されます。
• Event Hubs : 拡張性に優れたパブリッシュ /サブスクライブ モデルのデータ取
CDN (Contents Delivery Network)
り込みサービスを提供
• Stream Analytics : 完全に管理された低レイテンシ、高スループットのストリー
ム処理ソリューション
• Storage : 小規模からペタバイト規模に対応する経済性に優れたストレージ
サービス
• HDInsight : オンデマンドで膨 大なデータを処 理できる、クラウド型 の
Hadoop ディストリビューション
• Machine Learning : 履歴データのマイニングによって、将来の傾向や動向
利用者に最も近いデータセンターを使用して、
ビデオ、
オーディオ、
アプリケーション、
画像などのファイルを高速かつ高信頼性で配信できます。ダイナミックなメディア
中心の Web、高速かつ高品質、常時接続などに対応し、世界規模のイベント開
催による急激なトラフィック増加や高負荷にも対処できます。
ハイブリッド統合
を予測できる強力なクラウド ベースの機械学習機能
【ハイブリッド データ マネジメント】
ネットワーク
【Secure Network】
「クラウドを利用したいが、社内や社外から接続するとデータやアプリのセ
キュリティが不安」、
「社内ネットワークとクラウドにそれぞれ接続してアプリを
使用するのでは使い勝手が悪い」、
「パブリックなインターネット経由のクラウ
ド接続はセキュリティが心配なうえ、帯域に制限がある」など、クラウドへの
接 続 に不 安を持 つユーザーも少なくありません。 Azure の Virtual
Network と ExpressRoute を組み合わせることで、セキュアかつ効率よく
クラウドに接続できるため、どこからでも安心してクラウドを活用できます。
•
Virtual Network により、サイト間およびポイント間で VPN 接続し、社内や
社外から安全に Azure を利用可能
•
Virtual Network では、資格情報やデータが暗号化で保護されるため、漏洩
•
や流出のリスクが低減
Virtual Network により、Azure を社内ネットワークの一部のように利用でき、
ハイブリッド データ マネジメントは、オンプレミスとクラウドを連携し、データ
管理に関わる機能を統合して提供する DataStore as a Service (DSaaS)
です。 Azure のハイブリッド データ マネジメントは、柔軟かつ迅速なリソー
ス変更を可能にすることで、ビジネスの変化に迅速に対応し、データ保管
ルールを標準化・自動化することでセキュリティやコンプライアンス違反のリ
スクを軽減。障害時の復旧時間を短縮して、ビジネスの継続性を維持しま
す。また、標準化によって管理コストも低減、適正投資を企業にもたらしま
す。ハイブリッド データ マネジメントは次のサービスの組み合わせで提供さ
れます。
•
StorSimple : Azure との自動連携機能を備えたハイブリッド型ストレージ
•
Azure Backup : オン プ レミス の Windows Server / PC 上 デ ー タ、
Hyper-V 仮想マシン、SQL Server データベースのバックアップを自動化
•
Azure Site Recovery : オンプレミス上のプライベートクラウド環境をセカンダ
リサイト、Azure 上へレプリケーションして保護
•
InMage Scout : VMWare プラットフォーム、物理サーバー保護のための
DR ソリューション
ハイブリッドなアプリケーションも展開可能
•
ExpressRoute は、お客様サイトと Azure を専用回線を使ってセキュア、高
い信頼性、高速に接続可能
BizTalk Services
•
ExpressRoute なら、パブリックなインターネットを経由しないので、安心して災
害対策、バックアップ、開発テスト環境、基幹アプリなどにクラウドを活用可能
Business-to-Business (B2B) 機能、エンタープライズ アプリケーション統合
(EAI) 機能、ハイブリッド接続機能を備えたクラウドベースの統合サービスです。取
引先管理や電子データ交換 (EDI) 処理のためのソリューションを提供するととも
に、SAP、Oracle EBS、SQL Server、PeopleSoft などの基幹業務アプリケーショ
Virtual Network
ンを統合できる機能も用意されています。
VPN ゲートウェイ機器を使用することで、Microsoft Azure と社内の環境を
IPSec VPN で結んだネットワーク環境を構築できます。仮想ネットワーク接続後は
完全に連続したネットワーク環境として利用できるため、Azure のサービスが社内
Service Bus
ネットワーク上にあるかのようにアクセスすることができます。
アプリケーション、サービス、デバイスなど、さまざまなものをどこからでも接続するク
ラウド ベースの汎用メッセージング システムです。家電製品、センサー、タブレット、
電話などの多様なデバイスを Azure、オンプレミス、ハイブリッドで稼働するアプリ
ExpressRoute
に接続、あるいはデバイス間で相互に接続できます。
Azure とオンプレミスのインフラ間、または共用環境間にプライベート接続を作成で
Backup
きます。パブリックなインターネットを経由しないため、一般的なインターネット接続よ
りも信頼性、
スピード、
セキュリティに優れた接続環境を実現できます。定期的なデー
Windows Server や System Center などの使い慣れたツールを使って、オンプ
タ移行、業務の継続性のためのレプリケーション、災害復旧などに最適です。
レミスやクラウド内のファイル、SQL Server データベース、Hyper-V などの仮想マ
Traffic Manager
状態で Azure に保存されるため、業務データの機密性が維持されます。
着信トラフィックを複数のサービスやデータセンターに分散することで、アプリケー
Site Recovery
ションのダウンタイムの短縮と応答性の向上を実現します。業務アプリやコンテン
ツ配信などのシナリオに合わせて、フェールオーバー、パフォーマンス、加重ラウンド
ロビンの 3 種類の負荷分散方式から選択できます。
シンをバックアップできます。バックアップは、送信前に暗号化され、暗号化された
仮想マシンの自動複製と正常性監視によって、アプリケーションや業務の継続性
を維持できるサービスです。 お客様の複数サイト間での複製と回復、および
Azure を使った複製と回復に対応しており、障害対策や災害対策を最適なコスト
で実現できます。
13
ID 管理とアクセス管理
【Enterprise Mobility】
Azure の Active Directory と RemoteApp を利用すれば、セキュリティ
を維持しながら、多様なモバイル デバイスを仕事に活用できます。たとえば、
Remote App では、多様な OS のデバイス内に業務アプリを配布できると
ともに、デバイス内にアプリやデータを保存しないのでセキュリティの心配
が不要になります。なお、スイート ライセンスの Enterprise Mobility
Suite (EMS) には、Azure の Active Directory Premium、Rights
Management Premium、Microsoft Intune が含まれるため、次のよう
な機能を利用できます。
•
•
•
社内の Active Directory と ID を同期して、クラウド上の SaaS アプリをシン
グル サインオンで利用 (Active Directory Premium)
ユーザー自身によるデバイス登録、デバイスへのアプリ配布、更新管理、
リモー
ト操作による工場出荷状態へのリセットが可能 (Microsoft Intune)
データやメールを暗号化し、参照、編集、コピー、印刷、転送などの操作を制
限可能 (Rights Management Premium)
管理
プレビュー ポータル
Web アプリ、データベース、仮想マシン、仮想ネットワーク、ストレージ、Visual
Studio チーム プロジェクト、その他のすべてのアプリケーションを 1 つの統合され
たコンソールで構築、管理、監視できます。クラウド サービスの検索、購入、プロ
ビジョニング、セルフサービス方式のサポート、インシデントの記録、トラブルシュー
ティングを行えるとともに、ワークスタイルに合わせてポータルをカスタマイズすること
も可能です。
Scheduler
Azure の内部または外部のサービスを呼び出すジョブをクラウドに作成できます。
今すぐ実行するジョブ、定期的なスケジュールで実行するジョブ、特定の時点で実
行するジョブを選択することが可能です。複雑な要求や実行時間の長い要求、オ
フライン サービスを呼び出す場合には、非同期処理するために Azure Storage
キューにメッセージを送信することも可能です。
Automation
WebApps や Virtual Machines、Storage、SQL Server などのサービスで頻
Azure Active Directory
Office 365 やマイクロソフト以外の SaaS アプリケーションなどへの安全なアクセ
スを実現する、ID 管理とアクセス管理用の包括的なクラウド ソリューションです。
セルフサービスによるパスワードのリセットや多要素認証など、ID 管理の利便性向
上や不正アクセスの防止を強化できる機能も用意されています。
Multi-Factor Authentication
繁に繰り返されるクラウド管理タスクを自動化できます。 Azure リソースやサード
パーティ製アプリケーションの作成、デプロイ、監視、保守などの処理を自動化で
きるため、管理作業の手間とコストを削減できます。
Operational Insights
すべてのデータセンターやクラウドから、Windows Server および Linux ソースの
ログ データを収集、格納、分析し、より高度な情報に基づいた意思決定ができるよ
うに、リアルタイムのオペレーション インテリジェンスに変換します。データセンター
電話、テキストメッセージ、モバイル アプリ通知など、簡単な確認オプションで認証
容量の管理、サーバーの更新や構成変更の追跡、ワークロードの潜在的な構成
を強化し、データやアプリケーションを保護できます。 Office 365、Salesforce な
上の問題、マルウェアへの感染など、利用中の IT 環境についての洞察力を高め
どのクラウドおよびオンプレミスに対応するとともに、SDK を使って多要素認証をア
プリケーションに組み込むことも可能です。
開発者サービス
ることが可能です。
Key Vault
クラウドのアプリやサービスが使用する暗号化キー、およびその他の秘密情報を
ハードウェア セキュリティモジュール (HSM) に格納されたキーで暗号化して保護で
きます。新しいコンテナーとキーを数分でプロビジョニングでき、必要に応じてアプ
Visual Studio Online
リが使用するためのアクセス許可を付与することが可能です。
Team Foundation Server が提供するコードのバージョン管理、タスク管理や情
報共有、ビルド、テストなどの環境をクラウド サービスとして利用できます。 Visual
Studio Online と Azure が提供するサービス基盤を利用することで ALM (
Application Lifecycle Management) を容易に実現できます。
Application Insights
ASP.NET、J2EE サーバー アプリ、iOS、Android、Node.js、PHP、Python、
Ruby、WordPress などに対応する、パフォーマンス、可用性、使用状況の追跡
などを行えるソリューションです。 Visual Studio、Eclipse などと統合でき、迅速な
診断、分析などを可能にします。
今後提供予定のスイート製品
Azure IoT Suite
Cortana Analytics Suite
予兆保守や資産管理など、IoT の導入において必要とされる機能を提供するスイート製
品です。主要機能として、IoT Hubs、Event Hubs、Notification Hubs、Stream
Analytics、Machine Learning、Power BI が含まれます。
レコメンデーションや顧客維持など、ビジネス シナリオにあったビッグデータ活用に必要な
機能を提供するスイート製品です。主要機能として、Data Factory、Data Catalog、
Event Hubs 、 Data Lake 、 SQL Data Warehouse 、 Machine Learning 、
HDInsight、Stream Analytics、Power BI が含まれます。
Microsoft Azure
Microsoft Azure の詳細は次の URL をご参照ください。
http://aka.ms/jp/azure
14
サービス カタログ 2015 年 8 月版
多様化するデバイスとワークスタイルに応える
3 つのクラウド ソリューションを統合
Enterprise Mobility Suite
(EMS)
ユーザーと IT 管理者の生産性、情報のセキュリティを高める
クラウド ソリューションをスイート製品で提供
現在のビジネスでは、従来の PC に加えて、スマートフォンやタブレットなどの多様なデバイスが利用されています。こうしたデバイス
の活用によって、移動中や外出先、自宅などでも業務を進められるため、ユーザーの生産性が向上します。
しかしその一方で、ユーザーが個人所有するデバイスの社内持ち込み、業務データの社外持ち出し、社外からのリモート アクセス、
許可されていないクラウド サービスの利用などにより、デバイス、ネットワーク、データのセキュリティ リスクが増えるため、デバイス
管理とセキュリティ制御の対策強化が不可欠となります。
場所に制限されることなく、
業務を進めたい
多様化するデバイスと
ユーザー ニーズと
IT 管理者の悩み
デバイスに左右されずに、
業務環境を利用したい
多様なデバイス、ID とアクセス、
アプリケーションの管理が困難
社外に持ち出されたデバイスや
業務データの盗難、紛失が心配
ユーザー
IT 管理者
Enterprise Mobility Suite (EMS) ならまとめて解決できます
Enterprise Mobility Suite (EMS) は、IT のコンシューマリゼーションやユーザー所有デバイスの利用、データ資産やリモート アクセス
のセキュリティの課題に対応する包括的なクラウド ソリューションを提供します。EMS には、Microsoft Azure Active Directory
Premium、Microsoft Intune、Microsoft Azure Rights Management Premium が含まれており、ハイブリッド ID 管理、モバイル
デバイス管理、データ保護のクラウド ソリューションをまとめて利用できます。
ハイブリッド ID 管理
モバイル デバイス管理
企業データの保護
Microsoft Azure
Active Directory Premium
Microsoft Intune
Microsoft Azure
Rights Management Premium
社内とクラウドの ID、アクセス
の統合を実現
社内外の多様なデバイスに対
する統合管理を実現
社内とクラウドにわたりデータ
資産を強力に保護
ユーザーはどこからでも、
1 つ の ID で社内およびクラウド
上のリソースを利用可能
個人所有デバイスの登録により、
業務への活用を促進
使い慣れた Office ファイルなど
を簡単操作で暗号化
強力なモバイル デバイス管理
機能で生産性とセキュリティを
向上
取引先などの外部ユーザーと
保護されたファイルを共有可能
セキュリティ レポートで
不正アクセスや利用状況を把握
これらのソリューションをスイートで提供
Enterprise Mobility Suite (EMS)
16
Microsoft Azure Active Directory Premium
Enterprise Mobility Suite
ハイブリッド ID 管理でユーザーの利便性と管理性を向上
Azure Active Directory Premium により、社内およびクラウド上のアプリケーションへのシングル サインオンなどで
ユーザーの利便性を向上できるとともに、オンプレミスとクラウドの ID を統合して管理性を向上できます。
社内のさまざまな
Web アプリを簡単かつ
安全に公開可能
Azure Active Directory Premium と社内の Active Directory 間で ID を同期することができます。ID の統合により、
Office 365 やその他の SaaS アプリと社内アプリをシングル サインオンで利用でき、ユーザーの生産性が向上します。
また、ユーザーのセルフサービスによるパスワードのリセット機能を提供し、パスワードの再設定に伴う時間と手間を削減
します。さらに、社内アプリを容易かつ安全に公開できる Web Application Proxy を利用すると、DMZ 上へのリソース
配置が不要になり、DDoS 攻撃に対するセキュリティを強化できます。
• ユーザー自身がパスワードをリセット可能
Azure Active Directory
Premium
• 独自のサインイン ページにカスタマイズ可能
Office 365 などの
SaaS アプリ
クラウド
ID 同期
共通の ID で
シングル
サインオン
社内
Windows Server
Active Directory
ユーザー
社内アプリ
強力な認証と高度な
セキュリティレポートで
不正アクセスを防止
Web Application Proxy による
社内アプリの安全な公開
Azure Active Directory Premium の多要素認証により、従来の ID とパスワードによる認証に加えて、ユーザーが所持
しているデバイスへの通話やテキスト メッセージの送信などの認証を追加できます。業務データや業務アプリケーション
へのアクセスする際の認証を強化することで、不正アクセスによる情報漏えいを防止できます。また、不明なソースからの
サインインや不規則なサインイン、異常なサインインなどを確認できるセキュリティ レポートも用意されており、攻撃や不正
アクセスを検出してすばやく対処することができます。
多要素認証でセキュリティ強化
• 通話による案内応答
ID とパスワードによる認証
ユーザー
Azure Active Directory
Premium
所持デバイスへの通話や
メッセージによる認証
• ワンタイム パスワードの発行
• デバイスの破損や紛失時に
1 回限りのバイパスも可能
高度なセキュリティレポートで
問題を検出
• 不明なソースからのサインイン
• 複数のエラー発生後のサインイン
管理者
不正なアクセスの防止と検出
• 複数ユーザーによる
同一アカウントの利用
• 持続的な侵入の試行
• 不規則、異常なサインイン
• アプリケーション使用状況など
Azure Active Directory
Premium の主な機能
機能名
対応
機能名
対応
オブジェクト数の制限
制限なし
アプリケーション利用状況レポート
○
ユーザー /グループ管理
○
SaaS およびカスタム
アプリケーションへの SSO
○
ユーザー数に制限なし
ログオン ページ
アクセス パネルのカスタマイズ
ディレクトリ同期ツール
○
Web Application Proxy
○
セルフサービス
グループ管理、
パスワード変更、リセット
セキュリティ レポート
基本/ 高度なレポート
多要素認証
○
サービス レベル
アグリーメント (SLA)
○
Microsoft Identity Manager
ユーザー CAL
○
17
Microsoft Intune
デバイスの種類、接続場所に左右されないマルチデバイス管理基盤
Microsoft Intune は、ウイルス対策、構成や資産管理などの Windows PC 管理とモバイル デバイス管理の機能を
オールインワンで提供します。社内、お客様先、自宅、国内・海外の離れた拠点で使用する PC やデバイスをわかり
やすいブラウザー ベースの管理コンソールで一元管理可能です。1 ユーザー ライセンスあたり 5 台まで管理できる
ため、1 人が複数のデバイスを利用する組織は管理コストを節約できます。
モバイル デバイスの
アプリケーション制御まで
を含めた一元管理を実現
Microsoft Intuneは iOS や Androidなどのモバイルデバイスに
対するポリシー設定、アプリケーションや証明書/VPN/Wi-Fi
設定等の各種リソースの配布機能、構成情報収集機能を提供し
ます。また、業務用アプリ (Office アプリや企業アプリなど) と
プライベートなアプリ間のデータ コピー、保存などを制限できる
など、きめ細かなアプリケーション管理および、コンテンツ保護
用の機 能も提 供します。さらに、Microsoft Intune と社内の
System Center 2012 R2 Configuration Manager (SCCM) と
連携させることで、Windows PC や MAC OS などの管理機能を
向上できます。
iOS デバイスなどで利用できるアプリとコンテンツの管理機能を提供
会社のアプリ
業務
アプリ
会社のアプリ間では、コピー、
貼り付け、保存が可能
各クラウドと連携
• Azure Active Directory Premium
• Azure Rights Management Premium
• Office 365 など
Microsoft Intune
個人用アプリへのコピー、
貼り付け、保存を制限
PC やデバイスを一元的に管理
個人用アプリ
連携
System Center 2012 R2 Configuration
Manager との連携で管理機能がアップ
OS の展開を自動化
標準 OS イメージと設定の自動処理により、
多数の PC のセットアップを省力化
OS イメージから
セットアップ
System Center 2012
R2 Configuration
Manager
業務に使用するデバイス
の登録、アプリケーション
のインストールなどを
ユーザー自身で実施
マルチプラットフォームの管理
Mac クライアントや Unix/Linux サーバーも
一元管理可能
Intune の便利な機能
セレクティブ ワイプ機能を提供
個人所有デバイスに含まれる業務
データ、業 務アプリ、接 続 情 報、
証明書、ポリシー設定のみを選択
的に消去可能
使用デバイスの迅速な設定
VPN 設定や Wi-Fi プロトコルの設定、ワークプレース
設定などの配布で安全な接続環境をすばやく提供
Microsoft Intune にはセルフサービス ポータルが用意されており、ユーザー自身が業務に使用するデバイスを登録し、
業務アプリケーションをインストールすることができます。ユーザーは会社用と個人所有のデバイスを使い分ける必要が
なく、普段使い慣れたデバイスを使って業務を進めることが可能です。Intune に未登録のデバイスや定義したセキュリティ
要件を満たさないデバイスは、Office 365 (Exchange Online、OneDrive for Business) へのアクセスを制限できるため、
業務環境のセキュリティを高めることができます。さらに、デバイスを遠隔操作で工場出荷状態に戻せるリモート ワイプ
機能、業務用のデータやアプリなどだけを選択して削除できるセレクティブ ワイプ機能など、デバイスの紛失や盗難、業務
での使用停止時に役立つ機能を提供します。
Office 365
Microsoft Intune
セルフサービス
ポータル
検疫でアクセスを制限
• 未登録デバイス
• セキュリティ要件が
不合格
使い慣れたデバイスを
業務に使用
• デバイスの登録
• アプリケーションのインストール
• 業務データへのアクセス
ユーザー自身で
実施可能
デバイスの
紛失・盗難時、
使用停止時
18
ワイプ機能で情報漏えいを防止
• デバイスを工場出荷状態にリセット
• 業務のデータやアプリだけを選択して削除
Enterprise Mobility Suite
Microsoft Azure Rights Management Premium
オンプレミスとクラウドに展開されたデータ資産を保護
Azure Rights Management Premium を利用すると、Office2013/2010 のアプリケーションや Microsoft Online
Services に展開しているデータやメールなどを暗号化し、アクセスおよび操作に対する制限を付加して情報を保護
できます。
簡単な操作でデータを
暗号化、保護された
データを取引先ユーザー
と共有可能
Azure Rights Management Premium を利用すると、Office や Office 365 のアプリケーションで作成したデータやメール
を簡単な操作で暗号化できます。データやメールの参照、編集、コピー、印刷、転送、使用できる期間などを制限できるため、
機密を含んだ情報の漏えいを防ぐことが可能です。また、Azure Rights Management Premium で暗号化されたデータ
は、社内ユーザー間はもちろん、取引先などの異なる組織のユーザーと保護されたデータを共有できるため、機密性を維持
しながらスムーズにビジネスを進めることが可能です。無償ダウンロードで提供する RMS Sharing Application を利用する
と、iOS や Android などのデバイスでも保護されたテキスト、PDF、画像ファイルなどを閲覧することが可能です。
Azure Rights
Management Premium
登録
取引先などの
異なる組織の
ユーザーと共有可能
簡単な操作でデータやメールを
暗号化して保護
Office 365
簡単な操作で
データやメールを
暗号化して保護
Office 2013/2010
重要なデータを
社内外のシステムで
自動的に暗号化して保護
Azure Rights Management Premium は、Windows Server のファイル サービスをはじめ、Exchange Server、SharePoint、
Office 365 などの社内外のシステムとシームレスに連携し、業務全般において機密情報を保護することが可能です。たと
えば、Windows Server 2012 R2 のダイナミック アクセス制御 (DAC) やワークフォルダーとの連携により、指定した文字
列 (社外秘など) を含んだファイルの自動的な暗号化、登録デバイスに同期されたデータの暗号化などにより、暗号化のし
忘れやデバイスの紛失による情報漏えいを防止できます。暗号化と操作権限が定義されたテンプレートも用意されており、
すぐに情報保護ソリューションの利用を開始できます。
Azure Rights
Management Premium
Office 365
ワークフォルダー機能で
登録デバイスに同期された
データも自動的に暗号化
Exchange Server
SharePoint
Windows Server ファイルサーバー
ファイル情報
作成部門
機密性レベルなど
デバイス情報
設置先の部門
ユーザー情報
所属部門
社内システムやクラウドに保存されるデータやメールの
自動的な暗号化で手間なくセキュリティを強化
高
暗号化有り、管理職のみ
閲覧可・印刷・複製不可
常時管理対象など
中
暗号化有り、管理職はフル操作可、
一般社員は閲覧のみ可
役職など
低
暗号化無し、すべてのユーザーが
フル操作可
DAC により、ファイルサーバーのデータを
定義ルールに基づき自動的に部類、暗号化で保護
19
Microsoft Advanced Threat Analytics
Enterprise Mobility Suite
オンプレミス ID による不正アクセスを検知
Microsoft Advanced Threat Analytics (ATA) は、マシンラーニング (機械学習) の技術を活用して、Active Directory
への認証状況をプロファイリングして動作を予測することにより、社内/社外からの不正なアクセスやサイバー攻撃を
早期に検知することができるサイバー セキュリティのためのソリューションです。
ATA は、組み込みのインテリジェンスによってユーザーやデバイス、リソースの不審な動作を自動的に分析、学習、特定する
ことで、高度な標的型攻撃から企業およびデータを保護します。詳細なパケット検査テクノロジを活用し、セキュリティ情報
やイベント管理、Active Directory などの多様なデータ ソースからの情報を基に Organizational Security Graph を作成
し、高度な攻撃をほぼリアルタイムに検出します。
ネットワークで
発生している事柄を
簡単かつ迅速に把握
Enterprise Mobility Suite のライセンス
Enterprise Mobility Suite (EMS) に は、Azure Active Directory Premium、Microsoft Intune、Azure Rights Management Premium、Microsoft Advanced
Threat Analytics のライセンスが含まれています。既存の IT 基盤に EMS を導入することで、社内とクラウドにまたがるハイブリッドな IT 環境を構築できます。
※ 下記価格は参考価格です。お客様の購入価格は販売店により決定されますので、販売店にお問合せ下さい。
※ 下記価格は EA レベル A の 1 か月の料金です。
Enterprise Mobility Suite の購入に関して
ボリューム ライセンス プログラムの Open、Enterprise Agreement (EA)、Enterprise
Subscription Agreement (ESA)、Enrollment for Education Solutions (EES)、
MPSA (マイクロソフト製品/サービス契約) で購入いただけます。
既存の EA のお客様向けに、お得な Add-On ライセンス
および From SA ライセンスを提供しています。詳細は販売
店までお問い合わせください。
優れた利便性と管理性、強力なセキュリテを備えたハイブリッド クラウドを構築
ユーザーあたり
Enterprise Mobility Suite (5 製品の利用が可能なスイート ライセンス)
既存の IT 基盤
Azure Active Directory
Premium
Microsoft Intune
ユーザーあたり ¥640/月 ※2
ユーザーあたり ¥640/月 ※2
Azure Rights Management
Premium
ユーザーあたり ¥220/月 ※2
Advanced Threat Analytics
ユーザーあたり ¥460/月 ※3
Windows Server CAL
ユーザーあたり ¥230/月 ※4
※1
※2
※3
※4
/月
個別購入
合計
¥2,190/月
EMS の価格は EA Level A、Full USL SKU の場合の参考価格です。Add-On および From SA は割引価格が適用されます。
単体製品の価格は EA Level A の参考価格です。
Advanced Thread Analytics の価格は EA Level A、3years、L+SA を基準にしたおおよその参考価格です。
Windows Server CAL の価格は Select Level A、3years、L+SA のユーザー CAL を基準にしたおおよその参考価格です。
EMS、Office 365 E3、Windows SA* をまとめて購入できる
Enterprise Cloud Suite (ECS)
Enterprise Cloud Suite
EMS は、Enterprise Cloud Suite (ECS) でも購入することができます。
Enterprise Cloud Suite には、Enterprise Mobility Suite、Office 365 E3、Windows
SA per User が含まれており、Enterprise Agreement (EA) または Enterprise Subscription
Agreement (ESA) で購入できます。ECS のユーザー中心のライセンスにより、複数
デバイスを使用する環境におけるアクセスおよびライセンス管理を簡略化できます。
Office 365 E3
Office 365 ProPlus
● Exchange Online
● Lync Online
● SharePoint Online
● Yammer
●
Enterprise Mobility Suite
Azure Rights Management Premium
● Azure Active Directory Premium
● Microsoft Intune**
● Windows Server CAL
● Advanced Threat Analytics
Windows SA (ユーザー単位)
●
** Microsoft Intune には System Center Configuration Manager/
System Center Endpoint Protection の利用権が含まれます。
* ソフトウェア アシュアランス
Enterprise Mobility Suite の評価
無料評価版とリソース
¥950
※1
http://aka.ms/rfkpcx
● Azure Active Directory Premium の詳細 ● Microsoft Intune の 無料評価版 (30 日間) とリソース ● Azure Rights Management Premium 無料評価版 (30 日間) とリソース
Enterprise Mobility Suite の各製品は無料で評価いただけます。
Enterprise Mobility Suite ライセンス認証ガイド
EMS 無料評価版のスタートアップ ガイド
EMS 簡易ライセンス ガイド
http://aka.ms/ems_gettingstarted
http://aka.ms/emsgsg
http://aka.ms/emslsguide
Enterprise Mobility Suite
Enterprise Mobility Suite の詳細や料金は次の URL をご参照ください。
http://aka.ms/jpems
20
サービス カタログ 2015 年 8 月版
使いやすく、高い生産性を実現する
クロスプラットフォーム対応の開発基盤
Visual Studio 2015
使いやすく、高い生産性を実現する Visual Studio を
さらに多くの開発者とプラットフォームに。
Visual Studio 2015 は、Windows 用の高度な IDE (統合開発環境) とクラウド ベースの
チーム開発環境に加えて、Mac や Linux 上でコードを作成できる新しいツールを提供します。
すべての開発者に使いやすい開発環境を提供
多様なアプリ開発
デスクトップ
クロス プラットフォーム
対応
ストア
Windows
モバイル
iOS
基幹業務
Android
個人開発者、学生、小規模チーム開発者
Visual Studio Community
個人向けの無償 IDE
ゲーム ...
高開発生産性を求める開発者
Enterprise /Professional
高度な IDE (統合開発環境)
Mac、Linux 開発者
アジャイル開発、チーム開発
Visual Studio Code
軽量、高速で
高機能なエディター
Mac
Visual Studio Online
Linux
Win
クラウド ベースの
ALM* ソリューション
* ALM: Application Lifecycle Management
22
Visual Studio 2015 の主な機能向上
.NET のオープン化
クロス プラットフォーム対応
IDE のさらなる強化
ALM (開発と運用) の強化
.NET
多種多様なアプリ開発に関わる開発者に無限の可能性を
Visual Studio 2015 を使用することで、開発者はデスクトップやモバイル用のアプリはもちろん、ゲーム アプリや IoT アプリなど、
多種多様なアプリ開発することが可能です。
デスクトップ アプリ
Office アプリ
ALM 機能、.NET Framework やソリューションファ
イルのバージョン指定、CodeLens、依存関係グ
ラフ、テスト影響分析などの機能で開発効率を
向上
IoT アプリ
モバイル アプリ
Office 365 API を 活 用 し、SharePoint 内 の
Excel データの抽出と加工、スケジュール情報
の編集などにより、売上集計や予約管理などの
業務アプリを迅速に開発可能
ゲーム アプリ
スマート オブジェクトに .NET Micro Framework
を組み込み、.NET Gadgeteer を利用することで
一般アプリと同様に IoT アプリを開発可能
Cordova や Xamarin の組み込みにより、モ
バイル アプリのフロント エンドとサーバー サイドを
エンドトゥエンドで開発可能
クラウド アプリ
NuGet による高速化、Azure の国内データセ
ンターによって優れたレスポンスと遅延短縮を実
現、Unity を使ったゲーム開発にも対応
Azure SDK に より、Visual Studio から Azure を
操作しながら開発可能、Visual Studio からク
ラウド アプリをデバッグすることで高速化が可能
本カタログでは、記載機能を利用できる Visual Studio の主要エディションを次のように略称表記しております。
その他の機能およびエディションの対応については、P15 のエディション別機能比較をご覧ください。
Ent
Visual Studio Enterprise 2015
Pro
Visual Studio Professional 2015
VSO Visual Studio Online
TFS
Team Foundation Server
23
あらゆるアプリを "Visual Studio" ひとつで開発
新機能
Ent
新機能
Pro
Ent
Pro
クロス プラットフォーム開発に対応
リッチな Android アプリのデザイン
Visual Studio 2015 は、クロス プラットフォーム開発に対応し、プラットフォー
Visual Studio 2015 には、Android アプリのデザイナーとエミュレート機能が
ムごとに環境やソースを用意することなく、Windows デスクトップ、Windows
用意されており、複数のスクリーン サイズおよび解像度、各 OS バージョンに
ストア、Windows Phone、Andoroid、iOS で実行するモバイル アプリを 1
対応するリッチな Android アプリをネイティブ リソース フォーマットでデザイン
つのソースで効率よく開発できます。
することができます。
C# は Xamarin、HTML は Cordova の組み込みにより、
エンドトゥエンドで開発可能
C#
Xamarin*
HTML/JavaScript/TypeScript
Azure
SDK
Cordova
Azure
SDK
* Xamarin の利用には Starter Edition の利用範囲をこえるものについては
別途 Xamarin 利用の契約が必要になります。
Ent
Pro
Windows アプリを使い慣れた言語で開発
Pro
Web 標準対応のアプリケーション開発
Windows デスクトップ アプリ、Windows ストア アプリ、XBOX など、すべて
Visual Studio 2015 の Web ツールは、HTML5、CSS3、JavaScript、jQuery
の Windows デ バ イスで 実 行 する Windows ア プリを 構 築 できます
などの Web 標準に対応しており、多様なブラウザーに適応する対話型の
(Windows 10 アプリの開 発にも対 応)。C#、Visual Basic、Visual C++、
Web アプリとサービスを容易に作成できます。また、各種ブラウザーで同じよ
HTML/JavaScript の使い慣れた言語を利用でき、開発者の既存スキルを最
うに表示および実行できる Web アプリも容易に開発できます。
大限に活用できます。
24
Ent
Ent
Pro
Ent
Pro
IoT デバイス アプリの開発
Azure SDK による効率的な開発
Visual Studio 2015 に Azure SDK をインストールすると、Azure 管理ポータ
Visual Studio 2015 では、.NET Micro Framework と .NET Gadgeteer に
ルに接 続することなくVisual Studio の 開 発 画 面から Azure 上に Web
より、C# によるコーディングとドラッグアンドドロップによる簡単な操作で、IoT
Apps、SQL データベース、ストレージ、モバイル サービス等を作成し開発した
デバイス アプリを開発できます。コード管理やコラボレーション機能などを利
アプリを展開できます。
用できるため、専門言語や専門ツールによる開発は不要です。
新機能
.NET 2015 のオープン ソース化で、クロス プラットフォームに対応
.NET 2015 では、.NET Framework、.NET Core、.NET コンパイラーなどのオープン ソース化により、Mac OS X や Linux などのクロス プラットフォー
ムに対応します。
開発者は、使い慣れたプラットフォーム上で .NET アプリを開発し、
さまざまなプラットフォーム上で実行できます。また、Visual Studio の使い慣れたソース管
理機能から、GitHub のオープン ソース プロジェクトにアクセスできるため、アプリ開発の可能性が大きく広がります。
.NET 2015
Windows
Forms
WPF
ASP.NET 4 & 5
Universal
Windows Apps
ASP.NET 5
.NET Framework 4.6
.NET Core 5
.NET Native
全機能を網羅した .NET ライブラリと
ランタイムを統合したフレームワーク
Common
.NET Native
モジュールで最適化された
.NET ライブラリとランタイム
ランタイム
コンパイラ
ライブラリ
RyuJIT, SIMD
.NET コンパイラ プラットフォーム
("Roslyn")
.NET Core 5 ライブラリ
C#/F#/VB 言語
.NET Framework 4.6 ライブラリ
25
高機能で使いやすい統合開発環境をさらに強化
新機能
Ent
Pro
アプリ開発の手間と時間を削減
IntelliSense やコードスニペットによるコード補完、コード クローン分析とリファクタリングによるコード整理など、
開発生産性を高める機能を提供します。新たにリファクタリングする変数のインライン表示や、
インラインでコードの修正案を表示する Light Bulbs などの機能を提供し作業効率を向上します。
変数のインライン表示
Ent
Pro
Ent
アプリや画面の設計を支援
コード マップで視覚的に構造を把握
標準モデリング言語である UML やアプリのレイヤー図など、設計作業に役
コード マップ機能により、Visual Basic や C# および Visual C++ のアセンブ
立つ機能を提供します*。また、Web アプリやスマートフォンなどのデバイスで
リやクラス間の依存関係をグラフィック表示できます。修正対象メソッドの
使われるボタンやテキスト ボックス、ウィンドウなどを含む図形テンプレート
呼び出し関係や循環参照の分析など、アプリを構成する既存コードの全体
(PowerPoint アドイン) を提供します。
像を視覚化により、容易に構造を把握できます。
* Enterprise のみ利用可能
26
インラインで問題の特定と解決案を表示
Ent
新機能
Pro
コード レビュー作業を効率化
Ent
Pro
コード上に変更履歴などを直接表示
静的コード分析機能を利用すると、コンパイルやデバッグでは難しい、パフォー
CodeLens 機能は、Team Foundation Server と連携して、コード上にイン
マンスやセキュリティなど、開発アプリの品質面における問題を検出できます。
ラインで変更履歴や関数の参照、単体テスト結果などの情報を表示します。
数万行にわたるコードやセキュリティの問題を半自動的に検出できるため、品
新たに長い変更履歴の表示が追加されるとともに、データベースの利用量と
質を効率よく向上できます。
パフォーマンスが改善されています。
新機能
Ent
Pro
新機能
Ent
Pro
より速く使いやすくなったデバッグ機能
独自のレイアウトいつでも利用可能
新しいコンパイラを採用により、より速くデバッグを実行できるとともに、条件と
開発プロジェクトや開発者が独自にカスタマイズした IDE のレイアウトを保存
アクションの詳細指定によって問題が生じる部分まで効率よくスキップできま
し、ログイン時にメニューなどから呼び出すことができます。使用するデバイス
す。また、IntelliTrace* でイベント、CPU 負荷、
メモリ使用量の履歴を確認し
を定期的に替える場合や、自宅のデバイスなどで作業を継続する場合でも、
ながら診断を行えるため、すばやく問題に対応できます。
カスタムしたレイアウトをいつでも利用できます。
* Enterprise のみ利用可能
どこから Visual Studio に
ログインしても
カスタム レイアウトを利用可能
いつもの IDE レイアウトで開発生産性がアップ
27
スムーズなチーム開発を実現
Visual Studio Online/Team Foundation Server
VSO
VSO
TFS
クラウド ベースの Visual Studio Online
バージョン管理とプロセスの自動化
Visual Studio Online では、Team Foundation Server が提供するコードの
コードのバージョン管理、一元管理、分岐、マージとなどの機能に加えて、
バージョン管理、タスク管理や情報共有、ビルド、テストなどの環境をクラウド
チェックインに連動したビルドやテストなどのプロセスの自動化により、コードお
サービスとして利用できます。Visual Studio Online と Azure が提供する
よびアプリの品質を高めることができます。従来の集中型の形式に加え、分
サービス基盤を利用することで ALM を容易に実現できます。
散型の Git にも対応しています。
リポジトリ
ビルド
テスト
Visual Studio Online
デプロイ
Contoso App
運用管理・監視
コーディング/デバッグ
Azure
Microsoft Azure
開発者
VSO
TFS
VSO
TFS
作業項目と人、時間の管理
ビルドの自動化と品質チェック
タスク、バグ、要件、テスト項目などの多様な作業項目を管理できます。期限、
指定日時でのビルドの起動、チェックインに連動したビルドの起動など、ビルド
担当者、進捗状況、優先度などの基本情報から、作業の履歴、成果物、ソー
を自動化できます。また、ゲート チェックイン ビルド機能では、
ビルドやテストが
ス コード、テスト結果の添付など、作業に関連する項目を関連付けた管理が
失敗した際に、ソース コードをチェックインさせずにブロックできます。失敗した
可能です。
ソース コードは一時的に自動退避させ、開発チームが原因を検証することが
できます。
28
VSO
TFS
多様なツールとの情報共有が可能
VSO
TFS
フィードバックに基づくアプリの改良
単一の高度な統合リポジトリを提供し、開発プロジェクトにおけるさまざまな情
Feedback Client を使用すると、ユーザーはアプリを実行しながらスクリーン
報、成果物を一元管理できます。Visual Studio をはじめ、Java アプリの開
ショットのキャプチャ、画面のストリーミング、音声の録音などで操作や意見を
発で利用される Eclipse IDE、Excel、Project、ブラウザーなどからもアクセス
記録できます。サーバーに保存されたフィードバックに基づき、開発チームは
できるため、複数環境が混在する開発プロジェクトや多様なユーザーとの情
効果的な改良の決定、タスクの割り当てなどを行えます。
報共有ニーズに対応します。
VSO
TFS
プロジェクト チームの情報を
リアルタイムに共有
プロジェクトの開発作業やテストの進捗状況および結果はリポジトリで一元管
理されます。蓄積されたデータからカンバン ボードを表示しチームに共有しな
がら状況をその場でアップデートすることが可能です。
TFS
ドキュメントの管理と情報共有
SharePoint Foundation/SharePoint Server と連携し、開発プロジェクトご
とにカスタマイズされた専用の Web サイトを作成できます。専用の Web サ
イトでは、
ドキュメントの一元管理、プロジェクト関係者全員での情報共有、
ディスカッションや掲示板などの機能を活用できます。
29
すべての開発工程をカバーして開発を高速化
新機能
Ent
Ent
単体テストの機能を強化
重要な負荷テストを低コストで実施
Visual Studio の IntelliTest は、ユニット テスト対象のメソッドを解析し効率
ユーザー数の段階的な増加や、複数 PC からの一斉アクセスなど、本格的な
的と思われる引数および戻り値の、テスト パターンを自動生成する機能です。
負荷テストを実施して、Web アプリやロジックの品質をチェックできます。また、
ユニット テスト作成の工数を削減し、テスト パターンの見落としを削減すること
Visual Studio Online と連携することで、クラウド上の膨大なインフラを活用
が可能となり開発初期フェーズでのテスト効率と品質を向上することが可能と
したクラウド ベースのロード テストを実行できます。
なります。
Visual Studio Online
クラウドの
インフラを活用
現実的な高負荷を与えて
アプリの動作をテスト
アプリ
テストの結果検証して
アプリを修正
Ent
本番コードを変更せずにテスト
UI の回帰テストを効率化
Microsoft Fakes を利用すると、.NET Framework ベースのアプリの単体テ
Windows アプリや Web アプリのユーザー インターフェイス (UI) の操作を記
ストにおいて、擬似モジュール (スタブ) を自動生成できるとともに、本番コード
録して、自動的に再生することができます。アプリ修正後に UI の回帰テスト
を変更せずにテスト コード内で特殊な処理に書き換えることができます。テス
を容易に実行できるため、テストと修正を効率よく繰り返すことが可能です。
ト終了後にコードの修正や本番モジュールに差し替える手間が削減されます。
30
Ent
Ent
テスト手順や状況の情報を自動記録
Ent
Pro
レポーティング機能で中間作業を低減
Test Manager により、自動または手動テストの計画、実施、発生した問題の
品質状況やバグの収束予測などのレポートを Web ページ、PDF、Excel など
追跡を単一ツールで実施できます。また、バグ票への画面キャプチャの添付、
で利用できるため、可視化されたプロジェクト状況に基づき、迅速、適切に判
動画のキャプチャ、IntelliTrace によるデバッグ履歴など、必要な情報を効率
断を行うことが可能です。プロジェクト管理者は多角的な視点で状況を把握
的よく収集できます。
でき、プロジェクト管理にかかる負荷を軽減することができます。
Ent
プレビュー
リリースの自動化
問題検出と診断、使用状況の追跡
リリース管理機能を活用すると、テスト環境や運用環境への展開プロセスを
Visual Studio Online Application Insights* は、ASP.NET、J2EE サーバー ア
自動化できます。事前に設定することで複雑な展開プロセスにも対応できる
プリ、iOS、Android、Node.js、PHP、Python、Ruby、WordPress などに対
ため、手作業での展開を減らすことが可能です。ビルド後の展開を自動化す
応する、パフォーマンス、可用性、使用状況の追跡などを行えるソリューション
ることで時間を短縮し、短いサイクルでアプリを配置することができます。
です。Visual Studio、Eclipse などと統合でき、迅速な診断、分析などを可能
にします。
* 2015 年 7 月現在プレビュー期間中
31
Visual Studio 2015 のエディション構成
Visual Studio 2015 は、開発チームのニーズや役割に応じて 4 つのエディションを提供しています。
また、サーバー製品である Team Foundation Server を組み合わせることで、共同作業の強化、プロセスの適合、導入の効率化など、
チーム開発における課題を解決できます。
Visual Studio 2015
Enterprise 生産性の高い開発環境と高度な DevOps の実現
コード マップ
UML 図
Professional アプリケーション開発の基本セット
コード クローン
分析
呼び出し階層
デバッグ履歴
(IntelliTrace)
.NET メモリダンプ
分析
IntelliTest
コード カバレッジ
スタブ (Fake) の
自動生成
自動 UI テスト
CodeLens
Team Foundation
Server 連携
Community 無償の非企業向けの最強ツール
アプリ開発機能
ストーリー
ボーディング
コード メ
トリクス
リファクタリング
コード分析
単体テスト
負荷テスト
Test Professional 品質管理とコラボレーション
Release
Management
Lab Management
によるテスト環境
の自動化
パフォーマンス
分析
Team Foundation Server
• ソース コード管理、タスク管理、バグ管理、レポーティング
チーム開発とコラボレーションの基盤
• アプリケーション ライフサイクル管理と、運用との連携による DevOps
Visual Studio Online
• チーム開発、ビルドやテストの自動化、コラボレーション
クラウド サービスのチーム開発とコラボレーションの基盤
• オンラインでコーディングやアプリの利用状況の分析 (プレビュー機能)
MSDN サブスクリプション
• Visual Studio Enterprise with MSDN
最新バージョンから旧バージョンまで統合的な開発支援
• Visual Studio Test Professional with MSDN
新提供
Mac や Linux で使える
Visual Studio Code
Visual Studio Code は、Mac OS X や
Linux、Windows 用の軽量、高速で高
機 能 な 無 償 の エ デ ィタ ー で す。
JavaScript、C#、PHP、Java、HTML、
CSS 、 TypeScript 、 LESS 、 JSON 、
Python およびその他の多くの一般的な
言語に対応し、IntelliSense による入力
補完も利用できます。
32
Test Manager
による包括的な
テスト
• チーム開発、ビルドやテストの自動化、コラボレーション
• ソース コード管理、タスク管理、バグ管理、レポーティング
• Visual Studio Professional with MSDN
エディション別機能比較
MSDN サブスクリプション
Visual Studio 2015
Enterprise
Professional
Test Professional
Community
デバッグと診断
実稼働環境での IntelliTrace
●
IntelliTrace (デバッグ履歴)
●
IntelliTrace パフォーマンス インジケーター
●
トリックス
コード メ
●
.NET メモリダンプ分析
●
コード マップ デバッガーの統合
●
●
●
テスト ツール
Web ロード & パフォーマンス テスト
●
IntelliTest
●
Microsoft Fakes (単体テストの分離)
●
コード カバレッジ
●
コード化された UI テスト
●
手動テスト
●
探索的テスト
●
単体テスト
●
●
●
●
●
●
統合開発環境
CodeLens
●
コード クローン分析
●
リファクタリング
●
●
●
マルチ ターゲット
●
●
●
JavaScript と jQuery のサポート
●
●
●
Windows デスクトップ/Windows Phone/ストア アプリ
●
●
●
Web (ASP.NET)
●
●
●
Office 365、Office、SharePoint
●
●
●
クラウド (Microsoft Azure)
●
●
●
Apache Cordova
●
●
●
C++ クロス プラットフォーム ライブラリ開発
●
●
●
Python/Node.js
●
●
●
開発プラットフォームのサポート
アーキテクチャとモデリング
アーキテクチャレイヤー図/アーキテクチャの検証
●
ラボ管理
仮想環境の設定 & 終了処理
●
テンプレートからの環境のプロビジョニング
●
Team Foundation Server
●
Web ベースのテストの実行
●
Web ベースのテスト ケース管理
●
アジャイル ポートフォリオ管理
●
●
●
チーム (チャット) ルーム
●
●
●
Release Management
● ※1
ビルドの自動化
●
●
●
●
●
●
Visual Studio Online サービス
クラウド ベースの Web ロード、パフォーマンス テスト
● ※2
Web ベースのテスト ケース管理
●
●
●
● ※3
●
●
● ※3
アジャイル ポートフォリオ管理
●
フィードバックの要求と管理
●
Git ベースのリポジトリを使ったバージョン管理
●
●
●
● ※3
●
●
●
コラボレーション ツール
PowerPoint ストーリーボーディング
●
●
コード レビュー
●
●
Team Explorer
●
●
●
●
Team Explorer Everywhere (サード パーティ製開発ツールのサポート)
●
●
●
●
●
この一覧では抜粋して紹介しています。また、Update リリースにより新しい機能が追加されます。さらに詳細と最新情報は、下記の Web サイトをご覧ください。
https://www.visualstudio.com/products/compare-visual-studio-2015-products-vs
※1 Release Management Client for Visual Studio 2015 を含みます。
※2 月ごとの割り当てを超えて利用した場合は、Microsoft Azure サブスクリプションに対して請求されます。
※3 最初の 5 ユーザーは無料です。
33
Visual Studio with MSDN サブスクリプション
MSDN サブスクリプションはアプリケーション開発に必要な OS、サーバー製品などの開発用ソフトウェア ライセンスに加え、
テクニカル サポートなどのサービスを提供します。ボリューム ライセンスの場合には Visual Studio 2015 のソフトウェア
アシュアランスとして 2 年、
もしくは 3 年単位で、パッケージの場合には 1 年単位の契約として購入することができます。
MSDN サブスクリプションが提供するメリット
1
開発に求められる多様な環境整備が可能
新規開発で求められる最新のマイクロソフトプラットフォーム製品だけで
なく、保守で必要となる古いバージョンの各種ソフトウェアも提供。開発
やテスト環境構築のために、個別にソフトウェアの購入を行ったり準備
をしたりする必要がありません。
複数エディションの
OS
古いバージョンの
アプリケーション
開発用ソフトウェアの調達コストを削減
M
の SD
場 N
合
2
古いバージョンの
OS
開発用途に限定したライセンスのため、個別にソフトウェアを購入する
よりも低価格で入手いただけます。さらにボリューム ライセンスでは複
数年まとめられるため、都度購入における稟議申請などの手間を軽
減することができます。
の 通常
ケ
ー
ス
年単位の支払いが可能で稟議申請は 1 回だけ
都度発生する業務が面倒
M
の SD
場 N
合
ライセンス管理にかかる手間を軽減
ボリューム ライセンス サービス センターの MSDN 管理サイトを使用して、
購入済みライセンスとその利用者の情報を一括管理が容易に行え
ます。インストール イメージは、MSDN サブスクリプションが提供し
ているダウンロード サイトで入手することができます。ダウンロード サ
イトでは、カテゴリー分けがされ検索もでき、ユーザーが入手したプロダ
クト キーの一覧も確認できます。
「利用者数 ×ライセンス数」で管理するため管理が容易
の 通常
ケ
ー
ス
3
「PC × 利用者 ×ライセンス数」で管理するため管理が大変
MSDN
サブスクリプションのライセ
ンス ルール
MSDN サブスクリプションは、
デバイス単位ではなく利用者単位で
ライセンスが付与されます。
複数台にインストールすることは
できますが、ライセンスを持たない方は
使用することができません。
34
ライセンスを持っていない
開発者は、開発ツールや
ソフトウェアを
利用できません。
開発者ライセンスは、
開発業務以外では
利用できません。
設計、開発、テスト、デモンストレーション
提供製品の一部を分離して
他者に譲渡したり、
他者に貸与することは
できません。
開発以外
最新の必要システムについては Web サイトをご確認ください。
新しい OS のリリースなどに伴い、Visual Studio 2015 のシステム要件が変わる可能性があります。
システム要件や最新の製品情報は、Visual Studio のホームページをご確認ください。
https://www.visualstudio.com/
MSDN サブスクリプションで使用できる製品とサービス
Enterprise
with MSDN
Professional
with MSDN
Test Professional
with MSDN
Visual Studio
Enterprise
Visual Studio
Professional
Visual Studio
Test Professional
Team Foundation Server
●
●
●
●
Team Foundation Server ユーザー CAL
●
●
●
●
Visual Studio Online ※1
●
●
●
●
Office Professional Plus 2013
●
Visual Studio Deployment Standard
●
MSDN Platforms
運用環境で使用可能なソフトウェアとサービス
Visual Studio
開発とテストのためのソフトウェアとサービス
Windows、Windows Server
●
●
●
●
Microsoft SQL Server
●
●
●
●
●
クレジット 15,500 円/月
●
クレジット 5,500 円/月
●
クレジット 5,500 円/月
●
クレジット 10,500 円/月
Windows Embedded
●
●
Microsoft Office
●
Microsoft Dynamics
●
●
その他すべての Microsoft サーバー製品
(SharePoint、Exchange など)
●
●
Microsoft Azure ※2
● ※2
●
その他の特典
Windows ストア開発者アカウント
●
Office 365 開発者向けサブスクリプション
●
テクニカル サポート インシデント
E ラーニング
●
●
4
2
2
2
2
1
1
2
この一覧では抜粋して紹介しています。また、MSDN サブスクリプションは随時新しいサービスが追加されます。さらに詳細と最新情報は、下記の Web サイトをご覧ください。
https://www.visualstudio.com/products/compare-visual-studio-2015-products-vs
※1 Visual Studio Online は、ユーザーのライセンスの種類によってアカウントに追加できるユーザー数に上限があります。
MSDN のライセンスで Visual Studio Online を使用する場合は、ユーザー数に上限なく追加することができます。
※2 月額クレジット額を超えた場合には、MSDN 向け割引金額で超過分を購入することができます。
※3 一部の古いバージョンは含まれません。
Visual Studio に関する最新情報は次の URL をご参照ください。
https://www.visualstudio.com/
製品カタログ 2015 年 8 月版
35
高速なインメモリ機能と多彩な BI 機能を利用できる
ハイブリッド クラウド対応のデータ管理基盤
SQL Server 2014
SQL Server 2014 は、業務処理とデータ分析のさらなる高速化を実現し、
ハイブリッド クウドによる柔軟性の高いソリューションを提供します
SQL Server 2014 は、組み込みのインメモリ機能、使い慣れたツールであらゆるデータを分析できる Power BI、そしてデータ管理基盤の利便性と
可能性を大きく広げるハイブリッド クラウドにより、あらゆるデータ処理の高速化と柔軟なデータ活用を実現し、場所や拡張性の制約を受けない新
たなデータ管理基盤ソリューションを提供します。
ミッションクリティカルな
パフォーマンス
処理されるデータの総量は年々増加しており、データベースには増加するデータを予測可能なパフォー
マンスで処理できる性能が求められています。株式会社 ITR の国内企業対象の調査レポートによると、
データの増加や処理能力をデータベースの課題として選択する回答が多く、OLTP 用途および DWH
用途の両方で上位に入っています。また、こうしたパフォーマンスを劇的に改善するインメモリ機能へ
の懸念として、コストの増大や可用性の低下などが挙げられています。
現状のデータベースに対する課題 (複数回答)
OLTP 用途
DWH用途
順位
選択率
1位
41.5%
トランザクション性能
2位
32.0%
データベース数の増加
インメモリ データベースに対する懸念 (複数回答)
課題
3位
31.5%
データ ボリュームの増加
4位
30.5%
セキュリティ対策
5位
27.5%
クエリ (検索) 性能
順位
選択率
課題
1位
31.0%
データ ボリュームの増加
2位
30.0%
セキュリティ対策
3位
27.0%
クエリ (検索) 性能
4位
24.5%
データベース数の増加
5位
22.5%
運用管理コストの増加
ハードウェア コストの増加
35.0%
ソフトウェア コストの増加
33.0%
利用可能なデータ量の制限
25.5%
可用性/耐障害性の低下
23.5%
インメモリ化するデータベースの選択基準が不明確
22.5%
既存のアプリケーションとの互換性
21.5%
バックアップなどの運用管理業務の増加
21.0%
パフォーマンス チューニングの方法選択の複雑化
17.5%
一般的な RDBMS 製品に比べ汎用性が劣る
利用用途が不明確である
運用管理コストの増加
あてはまるものはない
データ統合/連携
※ ITR Research Paper (C13110057) –普及が予測される
インメモリ・データベース~ユーザー調査に見る現状と今後~ から引用
36.5%
10.0%
3.0%
10.0%
(N=200)
※ ITR Research Paper (C13110057) –普及が予測される
インメモリ・データベース~ユーザー調査に見る現状と今後~ から引用
SQL Server 2014 は組み込みのインメモリ機能で OLTP と DWH の高速化を実現します
SQL Server 2014 は、インメモリ機能を搭載することで、
ミッション クリティカルな OLTP および DWH に要求される高速なパフォーマンスを実現します。
パフォーマンスへのニーズに応えるメモリ最適化 OLTP エンジン
▼
▼
▼
▼
トランザクション処理で頻繁に使用されるテーブルをメイン メモリ上に配置できるため、従来のディスク ベースの仕組みと比べて、平均で
メモリ最適化 OLTP エンジンにより、
10 倍以上パフォーマンスを向上できます。さらに次のような特長によってインメモリに対する懸念を解決します。
標準機能として利用でき、通常の Transact-SQL ステートメントを利用してインメモリ
の操作を行えるため、追加必要や専門のハードウェア、
トレーニングが不要、既存資
産とスキルを有効活用し、コストを最小化します。
従来のディスクベース
高可用性を実現する SQL AlwaysOn 可用性グループへの対応し、耐障害性と業
務の継続性を向上します。
ゲーム
アプリケーション
ゲーム
アプリケーション
15,000
250,000
要求/秒
管理コンソールに統合された AMR (分析、移行、
レポート) ツールにより、インメモリ
に適したテーブルの識別を支援します。
メモリ最適化列ストアは、列単位のセグメントをメモリ上に格納することで、DWH の膨大
なデータに対する検索・集計処理を高速化します。また、
メモリ最適化列ストアは、オン
ラインのまま更新が可能です。更新中もクエリを実行できるため、分析を中断することなく、
担当者の生産性が向上します。さらに、高度な圧縮によって、記憶域容量を大幅に節
約できるため、より多くのデータをメモリ上に格納して高速に処理することが可能です。
SSD ストレージへのバッファプールでクエリを高速化
SQL Server 2014 では、SSD (ソリッド ステートドライブ) などの高速なストレージを二次的
なバッファプールとして利用することで、搭載物理メモリが少ないサーバーでもパフォーマ
ンスの向上を実現します。SSD が、HDD に対しての大きなバッファとなるため、HDD へ
のランダム アクセスの頻度が低減され、検索処理のパフォーマンスが大幅に向上します。
16
倍
高速に
要求/秒
インメモリを搭載した
SQL Server 2014
Transact-SQL によるストアド プロシージャのネイティブ コンパイルにより、ビジネス ロ
ジックを高速に駆動できます。
DWH の高速化と容量節約を実現するメモリ最適化列ストア
インメモリ OLTP
bwin 社事例 (マイクロソフト社調べ)
容量削減の比較
( 1 億 100 万行のテーブル領域 + インデックス領域)
20
15
10
91
%
の節約
5
0
通常の
通常の
インデックスが インデックスが
列ストア
クラスター化、
インデックスを インデックスを
ない
ない
インデックスを 更新可能な
保持する
保持する
テーブル
テーブル
保持する
列ストア
(ページ圧縮)
テーブル
テーブル
テーブル
インデックス
(ページ圧縮)
37
あらゆるデータからの
迅速な洞察
SQL Server 2014 は、ユーザーが使い慣れた Excel を使って、社内はもちろん、社外のデータも容易に
活用できる Power BI を提供します。高価な BI ツールの導入や新しいツールの習得が不要なため、全
社員がデータ活用を通して業務の効率化、および現場の意思決定の精度を向上することができます。
使い慣れた Excel で高速にデータを分析できる PowerPivot
▼
▼
インメモリによる高速な分析処理
数百万行を超える膨大なデータの高速な多次元分析
データソースのデータとデスクトップのファイルを
関連付けた分析が可能
多様なデータソースとの接続に対応
• リレーショナル データベース
• 多次元データベース
• クラウド上のサービス
• データフィード
• Excel 形式ファイル
• テキストファイル
• Web データ
ピボット テーブル、スライサー、データ バー、スパークライン、
インジケーター、3D グラフなどの使い慣れた機能で分析
結果を可視化
Power Map
▼
分 析 結 果をデ ータ、
チャート、グラフなどでイ
ンタラクティブに表現し、
PowerPoint へ の エク
スポートも可能
データを地図 (Bing Map) に
マッピング
Excel 上の地理と時間に関するデータを 3 次元処理
▼
Excel が不要、ブラウザーで
PowerPivot を参照、操作
時系列に沿ってデータを地図上にレンダリング可能
時系列のアニメーション
により、データの変化を
視覚的に確認可能
Power QA
▼
インターネット上のデータや購入した
外部データの取り込みが簡単
検索機能による関連データの探索 ▼
Power Query
複数データソースの結合と変換
ブラウザーから PowerPivot に対して
自然言語検索で結果を抽出
▼
▼
▼
Power View
検索結果は PowerView 形式でブラウザーに自動描画
▼
▼
Excel の分析機能でデータを可視化
デバイスに依存せず、PC、タブレット、スマートフォンなどで閲覧可能
ブラウザーから取り込み
URL から Excel に取り込み
マルチデバイス対応
ハイブリッド クラウド向け
プラットフォーム
SQL Server 2014 は、社内システムはもちろん、パブリック クラウドやハイブリッド クラウドの構成に対
応します。クラウド環境の活用により、バックアップや復元、データ処理の柔軟性を高め、ハードウェア
および運用にかかわるコストを削減できます。
Microsoft Azure の 低コストな BLOB ストレージにバックアップ
SQL Server 2014 では、SQL Server のバックアップ機能を使って、データベースを低コストな
Microsoft Azure BLOB ストレージにバックアップできます。また、Microsoft Azure のスト
レージのデータは、自動的に物理的に異なるディスクに 3 重化で保存されるため、安全性が向
上し、
さまざまなロケーションでデータベースを復元することが可能になります。
Transact-SQL などで
BLOB へにバックアップを実行
SQL Server バックアップ機能
AlwaysOn を使って、Microsoft Azure に非同期でレプリカを作成
SQL Server AlwaysOn を利用して、Microsoft Azure の仮想マシンで実行する SQL Server
に非同期でレプリカを作成できます。バックアップ サイト用ハードウェア費用を節約しながら、災
害対策用のデータベースをクラウド上に用意できるため、業務の継続性を強化できます。
38
AlwaysOn を使って
非同期でレプリカを作成
社内
Microsoft Azure
BLOB ストレージ
Microsoft Azure
仮想マシン
Microsoft Azure の仮想マシンで実行する
SQL Server への容易な移行
99.95% の SLA を提供する
Microsoft Azure SQL Database
SQL Server 2014 では、Microsoft Azure の仮想マシンで実行する SQL Server
にデータベースを簡単に移行できるウィザードを提供します。本番環境や新規ア
プリの構築はもちろん、使用期間だけ費用が発生するクラウドのメリットを利用でき
るため、テスト環境や開発環境の展開先として理想的です。
Microsoft Azure SQL Database は、SQL Server と同じツール、データ アクセス、
Transact-SQL を利用できる、クラウド用データベースシステムです。データベース
の動的なスケール アウト、社内 SQL Server との同期に対応し、急激なアクセス
増加時にも安定したサービスを提供できる、ハイブリッド アプリケーションを容易に
構築できます。
Microsoft Azure SQL Database
Microsoft Azure
社内の SQL Server と片方向や
双方向同期型のハイブリッド
アプリケーションに対応
仮想マシン
• 高い可用性と冗長性の提供
(物理的に 3 重複製)
• 世界各地の任意の
データセンターに配置可能
わずか 5 ステップでクラウドに SQL Server を展開可能
Microsoft Azure の仮想マシン ギャラリーを利用すれば、サインインしてわずか 5 ステップでクラウド上に SQL Server の仮想マシンを展開できます。使用する Windows
Server と SQL Server のイメージを選択し、仮想マシン名やサイズ (CPU 数やメモリ量) の設定、DNS 名、データセンターの場所などの簡単な設定を行うことで、すばやく
SQL Server のインスタンスを作成できます。
Step
2. OS と SQL Server のイメージを選択
1. 仮想マシンを新規作成
3. 仮想マシン名やサイズを設定
4. 地域や可用性などを設定
用途に合わせて Microsoft Azure 仮想マシンのサイズを選択可能
Microsoft Azure の仮 想マシンでは、アプリケーションの実 行に最 適なコン
ピューティング、
メモリなどのセットを提供してします。標準のインスタンスに加えて、
高いスループットが要求されるデータベース アプリケーションを快適に実行できる
ように、
メモリ集中型インスタンスである A5 ∼ A7 インスタンスや、高速なプロセッサ
を搭載した A10/A11 インスタンス、SSD を搭載した D/DS シリーズ インスタンスも
利用いただけます。
5. 構成やセキュリティの拡張を選択して完了
サイズ
CPU コア
メモリ
最大データ ディスク数
A5
2
14 GB
4
A6
4
28 GB
8
(各ディスク 1 TB)
A7
8
56 GB
16
A10
8
56 GB
16
A11
16
112 GB
16
D11
2
14 GB
4
D12
4
28 GB
8
D13
8
56 GB
16
D14
16
112 GB
31
Microsoft SQL Server
SQL Server 2014 の詳細や製品ラインアップは次の URL をご参照ください。
http://aka.ms/jp/sqlserver
製品カタログ 2015 年 8 月版
39
クラウド ベースのビジネス分析サービス
Microsoft Power BI
社内やクラウド上のデータを統合して可視化できる、
クラウドベースのビジネス分析サービス
Microsoft Power BI は、利用可能なすべてのデータを横断的に統合してリアルタイムで表示できる、
クラウドベースのビジネス分析サービスです。オンプレミスの SQL Server Analysis Services 内のデータをはじめ、
Office 365、Dynamics、Azure のデータ サービス、Azure 上で実行しているパートナー ソリューションなどの
マイクロソフトのクラウド、
さらに連携可能な他社クラウドのデータを Power BI に接続して利用することが可能です。
Microsoft クラウド
他社クラウド
• Azure データ サービス
• パートナー ソリューション
Office 365
Dynamics
他社クラウド
• SaaS アプリ
• IOT シナリオ
• データ ストリームなど
Power BI
収集、蓄積したデータを
リッチなビジュアルで可視化
オンプレミス
• SQL Server
• その他のデータソース
居場所や使用デバイスに左右されず、
いつでもリアルタイムでビジネスの状況、傾向を把握できることで、意思決定の速度と精度が向上
使いなれたビジネス分析ツール
Web ブラウザーで分析
多様なモバイル用のアプリを提供
• Windows
• iOS
• Android
Excel
Power BI Desktop
社内でデータ活用
社外でデータ活用
41
Power BI の特長
単一のユーザー インターフェイスですべてのデータを参照
Power BI ダッシュボードでは、オンプレミスとクラウドなどのデータの置き場所に
関係なく、ビジネス全体を横断する統合的なビューを提供します。ユーザーは、
1 つのユーザー インターフェイスでビジュアル化された KPI を参照でき、潜在的な
レポートのドリルスルーを通して新しい洞察を調査、発見できます。
多様な SaaS 環境のデータを収集、統合が可能
Salesforce.com、Marketo、Quickbooks Online など、16 の一般的なサービス
のデータを容易に収集できる Content Pack を提供します。収集したデータから
インタラクティブなレポートを Power BI ダッシュボードに表示し、データを分析する
ことが可能です。Content Pack は今後さらに多くのサービスに対応する予定です。
各種モバイル デバイス向けのネイティブ アプリを提供
Windows、iOS、Andoroid の各デバイス向けのネイティブ アプリを提供し、
ユーザーは使い慣れたデバイスでデータを分析できます。また、データに重要な
更新が発生した際にはアラートによる通知を受け取れるため、どこにいても最新
データを意思決定に役立てることが可能です。また、PC では、Excel を使って
自由かつ高度な分析を行えます。
無償で使える使いやすいレポート作成ツール
Power BI Desktop は、ビジュアル データの探索やインタラクティブなレポートを
作成できる無償ダウンロード提供のツールです。フリーなキャンバス画面にドラッグ
アンドドロップでレポートを作成でき、Power BI サービスへのレポート公開も簡単
に行えます。
Power BI の機能比較
機能名
Power BI (無料)
Power BI Pro (1,090 円/1 ユーザー 1 ヶ月*)
データ容量制限
1 GB/1 ユーザー
10 GB /1 ユーザー
1 日ごと
1 時間ごと
スケジュールされたデータ更新
ダッシュボードとレポートに利用できるストリーミング量
10,000 件/時間
1,000,000 件/時間
完全にインタラクティブなライブ データソース
ー
●
データ接続ゲートウェイを使用したオンプレミス データ アクセス
(Personal Gateway および Data Management Gateway)
ー
●
Office 365 のグループを使ったコラボレーション
ー
●
組織の Content Pack の作成、公開、表示
ー
●
Active Directory のグループによるアクセス制御と共有
ー
●
Data Catalog によるデータクエリーの共有
ー
●
* Volume License Open の参考価格です。
Power BI
Power BI の詳細は次の URL をご参照ください。
https://powerbi.microsoft.com/
42
サービス カタログ 2015 年 8 月版
クラウド技術を取り入れた、最新のプラットフォーム基盤
Windows Server 2012 R2
System Center 2012 R2
オンプレミス システムとクラウド インフラを 1 つに融合する
Microsoft Windows Server 2012 R2 が新登場
Windows Server 2012 R2 は、従来の社内設置型サーバー、プライベートクラウド、マイクロソフトやプロバイダー各社の
パブリック クラウドを 1 つに融合する一貫性のあるプラットフォームを提供。仮想化機能やストレージ機能、ハイブリッド クラウドの構築、
リモート アクセス機能などが強化されており、管理者や開発者の生産性を高め、ユーザーの利便性をさらに向上します。
Microsoft Azure との
組み合わせにより、
ハイブリッド クラウドを構築可能
エンタープライズ クラス
の仮想化機能
最新の
ワークスタイルを実現
管理性の向上と
クラスター機能強化
柔軟なストレージ機能
エンタープライズ クラスの仮想化機能
ハイパフォーマンスなマルチテナント
環境を提供する Hyper-V
R2
新機能
Windows Server 2012 R2 Datacenter/Standard は仮想化テクノロジである Hyper-V を標準搭載。
32 ビットおよび 64 ビットの Windows Server、Windows クライアント、Linux など、さまざまな OS を
仮想化環境上で同時に実行することが可能です。
マルチテナント環境のシームレスなネットワーク接続を実現
マルチテナント VPN ゲートウェイ機能を利用することで、プロバイダーのクラウドと複数
の外部企業ネットワークをシームレスに接続できます。共有ネットワーク インフラ上の
仮想ネットワークをテナントごとに分離できるため、顧客ごとにゲートウェイを用意する
必要がありません。マルチテナント VPN ゲートウェイは、物理および仮想ネットワーク
間、企業データセンターとサービス プロバイダー間の接続に利用でき、ハイブリッド
クラウドに求められる Software-Defined Networking (SDN) の構築を実現します。
さらに進化したスケーラビリティにより安定したクラウド環境を実現
新しい Hyper-V は、最大 320 基の論理プロセッサ、4 TB の物理メモリ、仮想マシン
ごとに最大 1 TB のメモリ、64 基の仮想プロセッサをサポート。圧倒的なスケーラ
ビリティが安定したパフォーマンスを実現します。また、1 つのクラスターで最大 8,000 台
の仮想マシンを実行できます。さらに、大容量対応の新しい仮想ハード ディスク
フォーマットである VHDX の採用、オーバーヘッドを抑えながら仮想マシンを移動できる
オフロード機能、仮想ファイバー チャネル、強化された動的メモリなどにより、要件が
厳しいプライベートクラウドに対応します。
192.168.0.0/24
192.168.0.0/24
企業 A
企業 B
サイト間 VPN
サイト間 VPN
マルチテナント対応
VPN ゲートウェイ
http://webmail.red.com
14.1.1.100
http://webmail.blue.com
14.1.1.100
プロバイダーのクラウド
仮想マシンの移行によるダウンタイムを削減
ライブ マイグレーションにより、仮想マシンのサービスを停止せずに、実行先の物理ホストを移行できるため、ダウンタイムを削減できます。クラスター内の複数の仮想マシンを同時に
移行できると共に、ファイル共有を使ったホスト間での移行、ローカルな記憶域を使ったスタンドアロン ホスト間での移行など、幅広いシナリオに対応します。さらに、仮想マシンを実行
したまま、接続中の仮想ハード ディスクを移動できるため、配置や運用の柔軟性がさらに向上します。
R2
新機能
44
ライブ マイグレーション時に圧縮および Remote Direct Memory Access (RDMA) で転送処理をハードウェアにオフロードする 2 つの移行機能を提供します。移行速度の
大幅な向上により、データセンター間で共有なしライブ マイグレーションを利用する場合にもダウンタイムなしで移行することが可能です。
ビジネスの継続性を強化
Hyper-V レプリカにより、遠隔地の Hyper-V サーバーに非同期で仮想マシンの複製を作成し、電力障害や自然災害などへの対策を強化できます。運用サイトに障害が発生した
際には、手動でバックアップ サイトにフェールオーバーし、業務への影響を最小限に抑えることが可能です。さらに、更新された部分だけをコピーできる仮想ハード ディスクの増分
バックアップ、SMB 透過フェールオーバー、クラッシュ回復機能、NIC チーミングなど、ダウンタイムの削減に役立つ機能を提供します。
R2
Hyper-V レプリカが強化され、複製タイミングを 30 秒から 15 分までの間隔で指定できると共に、運用サイトからハードウェア構成が異なる 2 つのバックアップ サイトに複製
することが可能です。
R2
Linux ゲスト OS の対応強化でサーバー集約率をアップ
新機能
新機能
Linux ゲスト OS の対応が強化され、動的メモリをはじめ、オンライン バックアップをサポートします。Linux ゲスト OS で動的メモリを利用することで、より多くの Linux サーバーを
Hyper-V 上に集約できるため、運用管理やハードウェアに関わるコストを削減することが可能です。また、主要な Linux ディストリビューションでは、Hyper-V 用最適化モジュール
である Linux Integration Services (LIS) を標準搭載する予定のため、別途ダウンロードすることなく、LIS の機能を利用できます。
Microsoft Azure との組み合わせにより、
ハイブリッド クラウドを構築可能
ハイブリッドに対応する
柔軟なプラットフォーム
Windows Server 2012 R2 は、オンプレミス、クラウド、または、その両方に存在するデータとアプリケーション
に対しても、コンピューター、ブラウザー、携帯電話、タブレット PC などのさまざまなデバイスから利用できる
柔軟なプラットフォームを提供します。
Azure によるハイブリッドな災害復旧
Microsoft Azure のクラウド環境で Active Directory を活用
Azure Site Recovery は、オンプレミス (社内設置型) の業務データやワークロードを、
Azure上で継続的に保護するハイブリッドな災害復旧 (DR) ソリューションです。オン
プレミスのサイト間で仮想マシンのレプリカ作成と同期を行い、運用サイトに障害が
発生した際に事前に指定した手順で仮想マシンを自動的に回復できます。Azure Site
Recovery は、Hyper-V だけでなく VMware サイト間や物理マシンと Azure の間の
複製、復旧にも対応しています。
Microsoft Azure の Virtual Machines (IaaS 機 能 ) を利 用することで、Active
Directoryドメイン コントローラーがインストールされた仮想マシンを Microsoft Azure
上で実行することができます。クラウド ベースのユーザー、デバイス、アプリケーション
の認証と接続を迅速、かつ容易に行えます。また、社内と Microsoft Azure にそれ
ぞれ展開されたアプリケーションに対するシングル サインオン環境も構築できるため、
ユーザーの生産性と ID の管理性を向上できます。
サイト間複製
サイトと Azure 間複製
制御
制御と複製
共通のツールでシステムを管理
Microsoft Azure と Windows Server 2012 R2 は、共通の管理ツールとして System
Center が使用できるため、管理・監視を統一化し、クラウドをまたいだ運用の自動化
を実現できます。
Microsoft Azure を利用したオンライン バックアップ
Microsoft Azure Backup サービスを使用すると、社内の Windows Server 2012 R2
に格納されたデータやフォルダーを Microsoft Azure にバックアップできます。クラウド
サービスへのバックアップにより、バックアップ用機器の購入や管理が不要になると
共に、クラウドに接続可能なさまざまなロケーションの Windows Server 2012 R2 への
復元が可能になり、データ復旧の時間と手間、コストを削減できます。
複製
プライマリ サイト
バックアップ サイト
プライマリ サイト
• Windows Server
• Windows Server
• Windows Server
Microsoft Azure
管理ポータル
専用クライアント コンポーネント
(エージェント)
• バックアップ エージェント
• 管理用ユーザー インターフェイス
サインアップ
課金登録
Microsoft Azure の IaaS 機能で
ハイブリッド クラウドを簡単に構築
Microsoft Azure と Windows Server 2012 R2 を利用すれば、ハイブリッド クラウドを
簡単に構築できます。たとえば、Microsoft Azure の Virtual Machines (IaaS 機能)
により、社内の Hyper-V で検証した Windows Server、Linux の OS を含んだ各仮
想 マシンを Microsoft Azure に 移 動し、実 行できます。また、社 内と Microsoft
Azure をセキュアに接続する VPN サービスである Virtual Network により、データ
ベースやドメイン コントローラーなどのアプリケーション、サービス、
リソースなどが同じ
ネットワーク上にあるかのように利用できます。さらに、Service Bus により、パブリック
クラウドと社内システムにまたがる、ハイブリッド アプリケーションも容易に構築できます。
バックアップ/
リストア
管理者
Windows Server
2012 R2
Microsoft Azure
Backup サービス
45
管理性の向上とクラスター機能強化
単一およびマルチサーバー環境の
管理を効率化
Windows Server 2012 R2 のシンプルな管理機能により、複数のサーバーを 1 つのサーバーから
管理できるため、システム管理にかかるコストと手間を削減できます。
マルチサーバー対応のサーバー マネージャー
グラフィカルな管理コンソールであるサーバー マネージャーでは、単一のインターフェイスから構成と
機能、バックアップ、イベント、パフォーマンスなどを集中管理できます。また、ローカル サーバーに加え
て、
リモート サーバーやオフラインの仮想ハード ディスクに対しても役割と機能の追加が可能。日常の
管理タスクを効率化し、ニーズに応じた展開と構成を迅速に行えます。
管理タスクを自動化できる Windows PowerShell
Windows PowerShell は、対話的なシェルと強力なスクリプトで構成された管理ツールで、複雑な管理
タスクをスクリプト コマンド ラインから簡単に行えます。ネットワークの停止やシステムの再起動時でも
スクリプトを完了可能。また、高度な編集ツールと初心者用のツールを提供します。
R2
新機能
サーバーの役割管理や管理タスクの自動化に対応する 3,000 以上のコマンドレットを提供。
手軽な単機能、シングル サーバーとしても利用可能
Windows Server 2012 R2 は、デスク サイドに設置する手軽なサーバーとしても利用できます。チームや部署で使用するファイル & プリント サーバー、Web サーバーなどを容易
に構築できます。
ビジネスの継続性を強化する
高可用性を提供
Windows Server 2012 R2 は、フェールオーバー クラスタリングの機能などを強化し、
さらなる高可用性を実現します。
高可用性に不可欠なフェールオーバー クラスタリング
クラスター ノードの更新作業を自動化
Datacenter と Standard の両エディションでは、最大 64 ノードのフェールオーバー
クラスタリングにより、
ファイル サーバー、電子メール、データベース、基幹アプリケーション
などの可用性を向上できます。グラフィカルなコンソールやコマンド ラインからクラスター
の管理を行えると共に、ボリューム シャドウ コピー サービスへの対応によって、迅速に
バックアップおよび復元を行えます。また、ウィザードによる事前検証、複数のノードに
対する一括設定などにより、クラスターの導入作業を大幅に簡素化します。
クラスター対応更新 (CAU) により、クラスター ノードの更新適用プロセスを自動化でき
ます。更新適用時の人的ミスや予定外のエラーを防止できると共に、自動的な再起動
と透過的なフェールオーバーによってダウンタイムが削減されます。
R2
新機能
ゲストクラスタリング構成時の選択肢として、共有 VHDX ファイルが利用でき
ます。共有 VHDX は、スケールアウト ファイル サーバーや CSV (クラスター
共有ボリューム) に格納できます。
管理者
クラスターに
更新を適用
Orchestration
更新を適用
機能を実行する
サーバー
クラスター共有ボリュームの利用範囲を拡大
次のノードの
更新処理を開始
ノード 1
複数のノードが同時に同じ LUN (論理ユニット番号) にアクセスできる CSV (クラスター
共有ボリューム) を搭載。クラスター接続の可用性を向上しながら、LUN の設計と
管理を簡略化できます。また、共有名前空間によるノード間での構成情報の共有、
SMB ダイレクトと SMB マルチパスとの統合などにより、ファイル サーバーのクラスター
化にも対応します。
1 つのノードを
オフライン化
ノード n
オフライン システムの再開と
フェールバック
Windows Server フェールオーバー クラスター
適正な導入と障害に強いクラスター構築を支援
スムーズな構築と運用後のトラブルを防止するために、クラスターに使用するハード
ウェア、OS、ストレージ、ネットワークの適合性を検証できるツールを提供します。また、
共有ディスクと各ノードがクォーラム リソースを格納することで、特定のノードや共有
ディスク上のクォーラムリソースを破損した場合でもクラスターを継続的に運用すること
ができます。
ネットワーク トラフィックの可用性を高める NIC チーミング
複数の NIC を 1 つの NIC として扱える NIC チーミングにより、NIC 間でトラフィック
のフェールオーバーや負荷分散を行えるため、仮想マシンの通信の可用性とパフォー
マンスを向上できます。
柔軟なストレージ機能
低コストで高可用性を実現する
ファイル ベースのストレージ機能
Windows Server 2012 R2 は、ハイパフォーマンスと高可用性を兼ね備えたファイル ベースの
ストレージ機能を提供。業界標準のハードウェアを活用できるため、増え続けるデータに合わせて
追加されるストレージのコストを削減します。
複数の物理ドライブを 1 つにまとめて大容量化
記憶域プールにより、複数の物理ドライブの記憶域を 1 つの大きな記憶域として集約し、物理および仮想化環境のストレージとして利用できます。
また、実際の物理ドライブの総容量よりも大きなサイズを仮想ディスクとして利用できるなど、柔軟にストレージを管理および活用できます。
46
R2
新機能
仮想マシンのダウンタイムなしで VHDX のサイズを変更
R2
新機能
仮想マシンを実行中に、VHDX のサイズを動的に拡張および縮小することができます。リサイズ操作
に伴うダウンタイムを気にする必要がなく、ストレージ管理の効率がアップします。
継続的に使用できる高パフォーマンスなストレージを実現
ファイル サーバーのクラスター化と透過的なフェールオーバー機能により、障害によるノードの停止や
更新プログラムの適用に伴う計画的な停止などを行う際にも、利用者のセッションを切断することなく、
継続的にファイル サービスを提供できます。さらに、Hyper-V のストレージとして、スケールアウト
ファイル サーバーを構成することで、すべてのノードをアクティブ化して複数のサーバーから同時に
ファイル サービスを提供することができます。
R2
新機能
SSD と標準的な HDD で
ストレージのパフォーマンスとコストを改善
ストレージの仮想化では、高速で低容量の Solid State Drives (SSD)
と、低コストで大容量のハード ディスク (HDD) を同じ記憶域プールに
集約します。最も頻繁にアクセスされるファイル (ホット データ) を高速
な SSD に、そうでないファイル (コールド データ) をハード ディスクに自動
的に再配置することで、I/O スループットを向上します。
記憶域プール
SSD (高速、高コスト、低容量)
すべてのノードがアクティブなスケールアウトファイル サーバーでは、自動的に負荷が分散され
るため、パフォーマンスが向上します。
使用頻度 "高"
階層化された
記憶域スペース
重複データを除去して記憶域の容量を節約
記憶域に保存されたデータの重複を検出し、そのデータの正確さや整合性を損なうことなく重複部分を
削除します。これにより記憶域容量を効率的に利用できます。
使用頻度 "低"
最新のワークスタイルを実現
どこからでも、どのデバイスからでも
アクセスできる業務環境を提供
HDD (低速、低コスト、大容量)
Windows Server 2012 R2 は、ブランチ オフィスやパブリック スペース、自宅など、どこからでも会社の作業環境
やデータにシームレスにアクセスできる環境を提供することで、多様化するワークスタイルに対応します。
アプリケーションとデスクトップを集中管理できるリモート デスクトップ サービス (RDS)
RDS により、サーバー上で実行しているアプリケーションをクライアントからローカルなアプリケーションのように利用でき
ます。アプリケーションを個別に展開する必要がなく、更新作業も一元的に行えます。また、デスクトップの仮想化
(VDI) にも対応すると共に、アプリケーション ウィンドウのみの転送、ユーザー公開用の Web ページ、ゲートウェイなど、
遠隔地からの利用に必要な機能を提供します。さらに、セッションおよびデスクトップの仮想化に必要なサービスを
展開シナリオ ベースでインストールできます。
R2
新機能
マルチデバイスに対応し、Windows、iPad、Mac OS X、Android を接続元端末として利用できます。
簡単、セキュアにリモート アクセスできる DirectAccess
DirectAccess は、VPN を使用せずに、社外からセキュアに社内ネットワークに
接続できる環境を提供します。初回設定後は、クライアント起動時に社内との
接続が確保されるため、毎回手動でログオンする必要がありません。通信の暗号
化、クライアントの検疫の対応などにより、強固なセキュリティを実現します。
また、
リモート アクセス管理コンソール、IPsecトンネルの構成などの展開作業
の簡略化、IPsec ハードウェア オフロードのサポートなどの強化によって、
DirectAccess の利便性とパフォーマンスがさらに向上しています。
社内リソース
R2
新機能
社内アプリケーションを安全にユーザーへ公開できる
Web アプリケーション プロキシ
新しいサーバーの役割である Web アプリケーション プロキシを利用すると、安全に社内ネット
ワーク上のアプリケーションを社外ネットワークに公開することができます。ユーザーは、PC や
タブレット、モバイル端末などのさまざまなデバイスを使って、社外や自宅などからアクセスが
許可されたアプリケーションを利用できるため、居場所に関係なく業務を進めることが可能
です。また、管理者は、ユーザー、デバイス (ドメインで管理されたデバイスおよびユーザー所有
などの非管理デバイス)、ロケーション、アプリケーションなどに基づき、社外アプリケーション
および社内リソースへのアクセスをきめ細かく制御できるため、セキュアなリモート アクセス環境
を提供できます。
アプリケーション
DirectAccess を
実行するサーバー
通信の
暗号化で
保護
アプリケーション
社内アプリケーションを
社外に公開し、AD FS との
連携でアプリケーションへの
シングル サインオンを提供
Active
Directory
Active Directory
フェデレーション サービス
(AD FS)
Active Directory
ドメイン サービス
起動時に
社内に自動接続
Web アプリケーション プロキシ
(Windows Server 2012 R2)
• スマート カード認証に対応
R2
新機能
社内
ネットワーク
アクセスが許可された
ユーザー
インターネット
多様なデバイスを利用可能
•ドメインで管理されたデバイス
• 非管理デバイス (ユーザー所有デバイスなど)
BYOD を実現する新しいリモート アクセス機能を提供
ワークプレイス ジョイン機能により、ユーザーは任意のデバイスを Active Directory に登録し、登録
したデバイスを使ってそれまでドメインに参加している PC 以外からは使用できなかった企業リソースに
アクセスすることが可能になりました。管理者はセキュリティ ポリシーなどを使って、アクセスをきめ細
かく管理することができます。また、ワークフォルダー機能では、社内ファイル サーバーと登録デバイスを
同期できるため、いつでも最新の業務データを利用できます。Active Directory Rights Management
サービスとの統合により、同期されたデータを保護できます。
Windows 8 のマルチタッチに対応する RemoteFX
Windows Server 2012 R2 は WAN 用の RemoteFX により、帯域幅
に制限のある回線でも、サーバー側で処理されたグラフィックを最適な
パフォーマンスで利用できます。また、RemoteFX はマルチタッチおよび
ジェスチャのリモート処理にも対応しており、ユーザーは Windows 8
搭載のタブレット デバイスを使って、タッチによる入力でアプリケーション
をリモートから操作できます。
47
VDI (仮想デスクトップ インフラストラクチャ )
Windows Server 2012 R2 では、容易に VDI 環境を構築することができます。
さらに、System Center による運用管理、アプリケーションの仮想化などを
組み合わせることで、より柔軟性の高い VDI 環境を実現できます。
に最適な基盤を提供
いつものデスクトップをどこからも利用可能
VDI により、仮想化された Windows デスクトップとアプリケーションを集中管理し、自宅や出張先での業務、テスト環境の構築などのニーズに応じて、迅速にクライアントを展開でき
るようになります。ユーザーはどこからでも業務環境を利用できるため、多様なワークスタイルに対応できます。また、更新などのメンテナンス、セキュリティ管理に伴う作業を軽減でき、
費用対効果に優れたクライアント環境を構築できます。
R2
新機能
重複データ除去で VDI ストレージを節約
仮想ハード ディスク (VHD/VHDX) ファイルの重複データ
除去により、VDI ストレージのスペースを節約できると共に、
ファイルの読み込みと書き込みを最適化して高速化を図る
ことができます。
仮想マシンの展開と更新を簡略化
1 つのマスター イメージを仮想マシン プール内のすべてのユーザーで共有できます。管理対象のイメージが 1 つに
なるため、記憶域の容量と管理負担が最小化され、展開と更新に伴うコストを削減できます。また、ユーザーごとに
別個の仮想マシンを提供することも可能です。個人用仮想マシンでは、ユーザーごとのデスクトップ環境が保存
されるため、物理マシンと同じようにユーザーが管理できます。
マイクロソフト VDI
アクセス デバイス
ユーザー接続管理
• Windows クライアント
• シン クライアント
仮想デスクトップ OS
Windows Server 2012 R2
リモート デスクトップ サービス
VDI を補完する製品
アプリケーション管理
システム管理
Microsoft Application Virtualization
ユーザー認証基盤
Windows Server 2012 R2
Active Directory
System Center
より簡単なセキュリティとコンプライアンス
仮想化プラットフォーム
Windows Server 2012 R2 Hyper-V
Windows Server 2012 R2 は、ID 管理とアクセス制御に関連する各種サービスを統合した
Active Directory サービスを搭載。また、クライアントに対する検疫、ハード ディスクの暗号化
などにより、組織のシステムとデータ資産を守ります。
ID とアクセスを制御できるドメイン サービス
管理タスクが集約された Active Directory 管理センター
Active Directoryドメイン サービスは、ID の一元管理、強固な認証機能、構成や
電力設定などの集中管理を実現するグループ ポリシーなどのセキュリティ管理基盤を
提供します。また、既存のドメイン コントローラーをコピーするように、物理および仮想
化上に追加のドメイン コントローラーを展開できるため、クラウドやハイブリッド環境への
スケールアップも容易に行えます。
Active Directory 管理センターは、組織単位 (OU)、ユーザー、グループなどの追加と
削除、パスワードのリセットなどの操作が集約されており、頻繁に使用する管理タスクに
すばやくアクセスできます。選択したオブジェクトに関連する管理タスクを表示すること
で管理作業を簡略化します。
さまざまな関連サービスを Active Directory に統合
Active Directory には、
ドメイン サービスを中心に、電子証明書を管理できる証明書
サービス、デジタル情報に対する操作を制御できる Rights Management サービス、
組織を越えた ID とアクセス管理基盤の連携を行えるフェデレーション サービス、軽量
な LDAP ディレクトリ サービスであるライトウェイト ディレクトリ サービスが統合されており、
相互に連携させながら展開することが可能です。
社内とクラウドにシングル サインオンでアクセス
BitLocker でドライブ全体を暗号化で保護
BitLocker は、システム ファイルやデータを格納するドライブ全体を暗号化できる情報
保護機能です。アプリケーション データが保存されたハード ディスクが持ち出された際
にも、データの機密性を維持できるため、情報漏えいのリスクを低減できます。また、
暗号化操作をハードウェアにオフロードすることで、パフォーマンスを高めると同時に、
CPU 使用率と電力消費を低減します。
高い拡張性と順応性に優れた
アプリケーション基盤を提供
Windows Server 2012 R2 は、オープン ソース ソフトウェアと複数の言語をサポートする、
拡張性と順応性に優れたオープンなプラットフォームを提供します。
強力かつオープンな
Web プラットフォームを搭載
48
Active Directory フェデレーション サービスにより、クラウドシステムで利用される ID
を、社内で利用している Active Directory に統合できます。社内とクラウドのアプリ
ケーションをシングル サインオンで利用できると共に、複数の ID とパスワードの使い
分けが不要になり、パスワードの紛失や漏えいによる不正アクセスのリスクを低減でき
ます。また、社内で利用しているパスワード ポリシーを利用できるなど、クラウド システム
でも社内と同様のコンプライアンスを維持することが可能です。
Windows Server 2012 R2 は、オープン ソース ソフトウェアと
ASP.NET に対応する Internet Information Services (IIS) 8.0 を
搭載。Web 開発者は、.NET をはじめ、PHP、Node.js、Python
などのプログラミング言語を使って開発することが可能です。また、
IIS 8.0 は ASP.NET 4.5、HTML 5 標 準、マネージド WebSocket
プロトコル アプリケーションなど、最新テクノロジをサポートし、強力
かつオープンな Web プラットフォームを提供します。
堅牢なホスティング環境の構築に役立つ機能を提供
Windows Server 2012 R2 は、メモリ内 分 散キャッシング、Pub/Sub メッセージング、Server Name
Indicator (SNI)、IIS CPU スロットル、NUMA のサポートなど、マルチテナント対応アプリケーションの
スケーラビリティと順応性の向上に役立つフレームワーク、サービス、ツールを提供し、ホスティング環境の
構築、プロビジョニング、管理を支援します。
R2
新機能
Windows Web App Gallery を利 用すると、グローバルに公 開されている Windows プラット
フォーム用のオープンな Web アプリケーションを容易に探索、発見、インストールすることができ
ます。ユーザーの評価やレビューから有用なソフトウェアをすばやく見つけことができると共に、開発
者は簡単に最新バージョンのソフトウェアを配布できます。
データセンター、プライベートおよびパブリック クラウド、そして多様な
クライアントを統合管理できる Microsoft System Center 2012 R2
System Center 2012 R2 は、Windows Server 2012 R2 に対応し、オンプレミス環境、ホスティング サービス プロバイダー、
Microsoft Azure をカバーする包括的なクラウドおよびデータセンター管理ソリューションを提供します。
System Center 2012 R2 は、従来のデータセンターに加えて、プライベートクラウドや
ハイブリッド クラウドの運用管理に必要な機能を備えており、管理のコストを削減しながら
対象の環境にアプリケーションやサービスを迅速に展開、運用することができます。
ハイブリッド • パブリック クラウド
• パートナー クラウド
な運用
● クラウド管理
● マルウェア対策
System Center
App Controller
● 仮想環境一元管理
System Center
Endpoint Protection
データセンターとクラウドの管理
System Center
Virtual Machine Manager
物理環境
● 構成管理/更新管理
従来型
データ
センター
仮想化
環境
プライベート
クラウド
● IT サービス管理
クライアントとセキュリティの管理
System Center
Configuration Manager
PC
VDI
(デスクトップ
仮想化)
マルチ
デバイス
System Center
Service Manager
マルウェア
対策
● 稼働監視/ログ収集
● IT プロセス オートメーション
System Center
Operations Manager
System Center
Orchestrator
● バックアップと復元
System Center
Data Protection Manager
System Center 2012 R2 を構成する各製品の特長
System Center Virtual Machine Manager
仮想環境一元管理
System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) は、仮想化ホスト、ネットワーク、ストレージなどのリソース (ファブリック) の構成と管理、仮想マシンやサービスの
作成と展開など、仮想化環境を統合管理します。また、ファブリック管理に加えて、仮想マシンの配置や電源管理の最適化、プライベート クラウドの管理権限の委任、更新
プログラムの展開、アプリケーションの動的な配布など、クラウド コンピューティングに求められる機能とサービスを提供します。
SCVMM の特長
プライベート クラウドを容易に構築
Hyper-V のベアメタル展開
混在する仮想化テクノロジーを統合管理
仮想ハード ディスクからホストを起動。Hyper-V をベアメタルで展開し、
SCVMM の管理する仮想化ホストとして追加可能
• Hyper-V • VMware vSphere • XenServer
仮想マシンの迅速な作成と展開
Hyper-V ホスト、ネットワーク、ストレージ、仮想マシンの
配置、電源管理などをファブリックとして管理
• テンプレートからの
仮想マシン展開
• 仮想マシンの
テンプレート化
仮想化環境の集中管理
• 複数のサーバーに格納された仮想マシン、テンプレート、
スクリプト、ISO イメージをライブラリで管理
マルチテナント インフラの提供
R2
新機能
• 仮想ネットワークによるテナントの分離
• マルチテナント エッジ ゲートウェイのプロビジョニング
管理権限の委譲
• 許可された仮想マシンのみの表示とリソース配分
• ユーザー自身による仮想マシンの作成
ハードウェアの使用率を向上
• ホストの性能と使用率に合わせた展開
• ハードウェア使用率の傾向を分析できるレポート機能
SCVMM
仮想マシンの動的な再配置、動的な節電に対応
Dynamic Optimization (DO)
リソースの使用状況に応じた仮想マシンの動的配置
※ PRO (Performance and Resource Optimization) 機能も利用可能
Power Optimization (PO)
利用率が低い時間帯にサーバーの電源をオフ
49
System Center Service Manager
IT サービス管理
System Center Service Manager (SCSM) は、ITIL (IT Infrastructure Library) および MOF (Microsoft Operations Framework) に基づく IT サービス管理のベスト
プラクティスの導入を支援し、問題解決、構成変更、資産のライフ サイクル管理に必要なプロセスを提供します。Service Manager のスキーマ拡張が容易な CMDB (構成
管理データベース) により、Operations Manager、Configuration Manager、Active Directory のデータを自動的に連携させることができます。
SCSM のセルフサービス ポータルにより、
トラブルの報告と申請、自己解決に必要な情報を提供可能
SCSM のコンソールでは、リクエストとインシデントの管理、追跡、
技術担当者へのエスカレーションなどが可能
SCSM
インシデント処理
お知らせ
ヘルプデスク
リクエスト/インシデントの処理、
担当者へのエスカレーション
システム停止の連絡など
管理者からの通知
リクエスト管理
自分のリクエスト
インシデント管理
問い合わせの
進捗状況を確認
問題管理
変更管理
サポート関連記事
ナレッジ管理
FAQ などで問題の
自己解決を促進
構成管理
構成
データベース
問題管理
(CMDB)
自動的にデータ連携
SCO
IT サービスの
自動化
SCVMM
Active
Directory
仮想マシンの
プロビジョニング
SCCM
技術担当者
システム障害の調査を
サーバー管理者へ
エスカレーション
SCOM
構成情報
エラー イベント
ID とアクセス管理
System Center Orchestrator
IT プロセス オートメーション
System Center Orchestrator (SCO) は、さまざまなタスクを相互に接続することで、IT プロセスの自動化と標準化を実現します。SCO によって、繰り返し行う単純作業を
減らして運用コストを節約できると共に、作業の定型化によって人的ミスを削減しサービスの品質を向上できます。SCO は、多様な IT ベンダー製のソフトウェアとハードウェア
に対応しており、混在ベンダーで構成されたシステムも、IT サイロを超えてプロセスの自動化と標準化を図ることができます。また、統合パックと Runbook Designer により、
OS やミドルウェア、管理製品ごとに個別の開発を行うことなく、
ドラッグ アンドドロップによる直感的な操作で、タスク連携やプロセスの統合に必要な処理を定義できます。
さらに、Service Provider Foundation (SPF) を利用することで、プロバイダーや自社が提供する IaaS 機能をセルフサービス ポータルに組み込めるため、IT サービスの処理
を容易にカスタマイズできます。
既存の IT サービス
問題選別
7分
診断
20 分
エスカレーション
10 分
修復
レポート
7分
3分
SCO のセルフサービスによる仮想マシンの展開例
3分
SCO
セルフサービス
ポータルから申請
SCO で IT サービスを自動化すれば、作業時間が大幅に短縮
問題選別
1分
1分
アラートの
取込み
診断
サービス
状態の
チェック
既存の
CI の
確認
エスカレーション
1分
変更予定
の確認
数秒
サービス アラート
チケット ステータス
オープン
更新
修復
3分
サービス
再起動
レポート
1分
サービス
状態の
チェック
アラート
クローズ
数秒
サービス
チケット
クローズ
Runbook Designer では、
ドラッグ &ドロップで個別処理の
コンポーネントを接続できるため、
直観的にワークフローをデザイン可能
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SCSM
SCVMM
SCCM
SCOM
新規作成の
申請と承認
仮想マシンの
作成
ソフトウェアの
展開
仮想マシンの
監視
Microsoft Azure 統合パックで
ハイブリッド環境に対応した IT サービスを実現
Microsoft Azure 統合パックを利用すれば、Microsoft Azure 上の
仮想マシンやストレージのプロビジョニング、仮想マシンの開始や停止などの
管理操作を Runbook に組み込むことができます。 System Center Data Protection Manager
バックアップと復元
System Center Data Protection Manager (SCDPM) は、ディスク ベースおよびテープベースのバックアップ/復元を実現する、Windows 環境において最も費用対効果
の高いデータ保護ソリューションです。マイクロソフトのサーバー製品からクライアント PC まで、ビジネス基盤を包括したデータ保護対策に対応。組織内の物理環境だけ
でなく、仮想化環境やリモート接続にも、高速なバックアップと復元機能を提供し、大切なデータ資産とシステム環境を保護します。
• 高速なディスク ベースのバックアップ/復元
• 自動的な整合性チェック
Exchange Server
• ウィザード形式で簡単バックアップ
• オンライン バックアップでダウンタイムを削減
保護したデータの安全性を強化
Microsoft Azure Backup (D2D2C)
SharePoint Server
クラウド環境へのバックアップで災害対策
SCDPM
遠隔地の SCDPM に複製
SQL Server
バックアップの冗長化と災害対策
仮想ホスト
(Hyper-V/Virtual Server)
テープ バックアップ (D2D2T)
バックアップの長期保管と災害対策
ファイル サーバー
(Windows Server)
ネットワークトラフィック調整機能
クライアント
拠点システムを WAN 経由でバックアップ/復元
(Windows 8/7/Vista/XP)
リモート ユーザーのクライアントを保護
VPN 経由のバックアップ
System Center Operations Manager
稼働監視/ログ収集
System Center Operations Manager (SCOM) は、障害やパフォーマンスの監視、問題を未然に防ぐプロアクティブな管理、ログ監査など、IT 基盤を統合的に管理、
監視、運用するための機能を提供します。運用管理ノウハウが集約された管理パックにより、専門的な知識がなくても、物理および仮想環境、各種プラットフォーム上の
アプリケーション、ネットワーク機器、ハイブリッド クラウドを監視し、問題の検出から解決までの時間を短縮できます。
管理パック
SCOM
アプリケーション・OS を
運用管理するためのノウハウ
運用管理の効率化
• アラート
• 監査・パフォーマンス
レポーティング
• 監査・監視データベース
大規模環境への対応
管理の操作性、レポーティング
• 冗長性
• 拡張性
• 信頼関係のない
ドメインを越えた監視
• 応答・タスクの自動化
• Windows PowerShell
• Web ベースの管理レポート
サーバー /クライアント/ネットワーク機器/
仮想環境/アプリケーションの監視・管理
• サービス指向型監視
• マシンの稼動状態監視
• イベント収集
• セキュリティイベント ログ収集
• パフォーマンス収集
• 適切なアラート
• ナレッジを活用した対処法の提供
R2
新機能
業務システム/ネットワーク機器/
独自開発アプリケーション
(.NET, J2EE) の監視
Unix/Linux の監視に対応
サーバー、クライアント PC の監視
ハイブリッド クラウドに対応
HP-UX、Oracle Solaris、
Red Hat Enterprise Linux、
IBM AIX サーバーなど
• OS、アプリケーション例外を監視
• Microsoft Azure の仮想マシンと
ストレージの可用性とパフォーマンス
を監視
• 対処法を提供することで
ユーザーの自己解決を支援
• エージェントレス監視に対応
• Microsoft Azure 管理パックで
ビューを追加可能
GSM
(グローバル サービス モニター )
Operations Manager 経由で
グローバルな Microsoft Azure の
データセンターから Web テストを
実行可能
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System Center Configuration Manager
構成管理/更新管理
System Center Configuration Manager (SCCM) は、OS とアプリケーションの展開、ハードウェアとセキュリティに関する構成情報の収集、更新プログラムの管理、
マルウェア対策など、デバイスの導入から運用まで、ライフ サイクル全体にわたり運用管理を効率化します。また、ユーザー中心のサービス管理により、会社 PC、自宅 PC、
一時的に使用する PC など、ユーザーの利用形態に合わせて、アプリケーションを柔軟に配布することが可能です。
管理対象
• 構成情報の収集
• インベントリ情報
• セキュリティ設定
Microsoft Update
SCCM
更新管理
ソフトウェア開発元
管理対象の
ライフサイクル全体を管理
ユーザーの状況に最適化された
アプリケーション配信
OS の展開を自動化
• OS イメージを展開
会社の PC
通常のインストール用
アプリを配布
• OS のマスター イメージに更新を適用
モバイル デバイス
モバイル用
アプリを配信
更新プログラムの適用
• プッシュ型の強制インストール
• ユーザーによるプル型インストール
電源管理
• クライアントの電源関連項目を一括設定
System Center Endpoint Protection
一時使用の PC
自宅の PC
サーバー側で実行する
アプリを配信
(RDS Remote App)
インストールが不要な
App-V アプリを
ストリーミング配信
マルウェア対策
System Center Endpoint Protection (SCEP) は、ウイルス、スパイウェア、ルートキットなど、既知および未知の脅威からデスクトップとサーバーを保護するマルウェア対策
ソリューションです。System Center 2012 では、SCEP と SCCM の統合によって、デスクトップ管理とセキュリティ管理を 1 つに集約しています。デスクトップ管理者は、単一
のコンソールを通して、デスクトップ構成とマルウェア対策を制御し、セキュリティとコンプライアンスの状態をすばやく改善できるため、クライアント管理に費やすコストと時間を
削減できます。
Microsoft Update
ウイルス検知などのイベント
SCEP
最新の定義ファイル
SCEP で
エンドポイントを保護
SCCM と統合されたマルウェア対策
• 定義ファイル
• クライアント管理とセキュリティ対策を一元化
• 設定情報 (スキャンや
更新のスケジュールなど)
•ドメイン非参加のコンピューターも保護可能
• マルウェア検出時のアラートの高速化、レポート機能を強化
• 定義ファイルやエージェント設定などの自動配信
• セキュリティ管理に限定した権限を付与
システムをマルウェアや脆弱性から保護
• ウイルス、スパイウェア、ルートキット、
トロイの木馬などのマルウェアからシステムを保護
• 脆弱性検査により、セキュリティ更新プログラム適用漏れや危険な設定を検知
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System Center App Controller
クラウド管理
System Center App Controller (SCAC) は、プライベート クラウドと Microsoft
Azure パブリック クラウド、そしてサービス プロバイダーのクラウドを一元管理できる、
アプリケーション オーナー向けの統合管理環境を提供します。アプリケーション
オーナーは App Controller のシンプルなセルフサービス ポータルを使って、多様な
クラウドの構成を透過的に設定、管理できます。アプリケーション オーナーは、IT 管理
者が用意したサービス、仮想マシン テンプレート、および開発者が用意したアプリケー
ション パッケージをセルフサービス ポータル上で構成することが可能です。
単一のコンソールから統合管理
• 社内と Microsoft Azure の環境を単一のコンソールからまとめて参照
• 社内と Microsoft Azure のサービスの起動、停止も可能
• 事前定義済みのテンプレートを使用して、サービスのデザイン、構築、構成、
展開が可能
Microsoft Azure Pack
Microsoft Azure Pack で は、Windows Server 2012 R2 と System
Center 2012 R2 、さらに低コストな業 界 標 準のハードウェアと
マイクロソフト自身が提供する Microsoft Azure の技術を組み合
わせ、マルチテナントに対応する費用対効果の高いクラウド インフラ
サービスを実現できます。
サービス プロバイダーや大規模な組織は、Microsoft Azure Pack を
利用することで、Microsoft Azure のテクノロジとスケーラビリティ
を容易に自社のデータセンターおよびビジネスに取り込むことができ
ます。
管理ポータル/API
セルフサービス エクスペリエンス
Web サイト
仮想マシン
サービス バス
高いスケーラビリティと
信頼性を備えた
Web アプリケーション基盤
インフラストラクチャ
サービス (IaaS)
高い信頼性を備えた
メッセージ配信、
パブリッシュとサブスクライブ
Microsoft Azure と同じリッチなエクスペリエンスやセルフサービス ポータルを利用可能
Microsoft Azure のテクノロジを凝縮
Microsoft Azure Pack
インストール (無償ダウンロードで提供)
データセンター
テナント用の管理ポータル画面例
仮想マシンの管理画面例
Microsoft Azure の管理ポータルと同様に、ユーザーは
アイテムの状態の確認、新しいアイテムのプロビジョニング
などをセルフサービスで行えます。
Microsoft Azure の仮想マシン サービスと同様に、ユーザー
が仮想マシンのテンプレートを作成し、ライブラリに保存する
ことができます。また、仮想マシンのギャラリーから、新しい
仮想マシンを簡単に作成できます。
• サービス プロバイダー
• 大規模企業
Windows Server 2012 R2
System Center 2012 R2
53
システム要件
● Windows Server 2012 R2 Datacenter/Standard
コンポーネント
要件
プロセッサ
1.4 GHz (64 ビット) 以上のプロセッサが必要
メモリ
512 MB 以上
注: 仮想マシンを最小構成 (1 プロセッサ/512 MB メモリ) で作成する場合は、インストール時のみ 800 MB メモリを割り当てる必要があります。
その他、
メモリ要件の詳細は下記 URL をご覧ください。
空きディスク容量
32 GB 以上
注: ネットワーク経由でインストールする場合、および 16 GB 以上のメモリを搭載したコンピューターにインストールする場合、
ページング、ハイバネーション、ダンプ ファイル用にさらにディスク スペースが必要になります。
その他
ギガビット イーサネット アダプター (10/100/1000 baseT)、DVDドライブ、Super VGA (1024 × 768) 以上の解像度を持つモニター キーボード、
Microsoft mouse (または互換性のあるポインティング デバイス)、インターネット接続 Internet access (別途料金が発生する場合があります)
実際のシステム要件は、お使いのコンピューターのシステム構成およびインストールするアプリケーションや機能によって異なります。
プロセッサのパフォーマンスは、プロセッサのクロック周波数だけでなく、コアの数とプロセッサのキャッシュ サイズの影響も受けます。システム パーティションに必要な空きディスク領域のサイズは目安です。
● Windows Server 2012 R2 のシステム要件は次の URL を参照してください。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn303418.aspx
● System Center 2012 R2 のシステム要件は次の URL を参照してください。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn281925.aspx
Windows Server 2012 R2 と System Center 2012 R2 の単体ライセンス
Windows Server 2012 R2 および System Center 2012 R2 をそれぞれ単体で購入する場合、プロセッサ単位でライセンスを購入します。両製品とも 1 ライセンスごとに
2 プロセッサまで使用することができます。なお、Windows Server 2012 R2 にアクセスするユーザーまたはデバイスには、Windows Server 2012 CAL (クライアント アクセス
ライセンス) が必要です。
仮想化の活用とクラウドを構築するなら
Datacenter エディション
物理環境での利用と単機能の仮想化なら
Standard エディション
共通の機能と性能
Server 2012 R2
■ Windows
Datacenter
Server 2012 R2
■ Windows
Standard
• 1 ライセンスで無制限の仮想インスタンスを
利用可能
• 3 プロセッサから追加のライセンスが必要
• 1 ライセンスで 2 つの仮想インスタンスを利用可能
• 3 プロセッサから追加のライセンスが必要
• ライセンスごとに 2 つの仮想インスタンスを追加で
利用可能
Center 2012 R2
■ System
Datacenter
• 1 ライセンスで無制限の OSE を管理可能
Center 2012 R2
■ System
Standard
1 ライセンス
2 CPU まで
• 1 ライセンスで 2 つの OSE を管理可能
• 3 プロセッサから追加のライセンスが必要
• ライセンスごとに 2 つの OSE を追加で管理可能
※パブリック クラウド環境では最大 8 つの OSE を管理可能
• 3 プロセッサから追加のライセンスが必要
Windows Server と System Center が
セットになったお得なスイート ライセンス
CIS (Core Infrastructure Server Suite) は、Windows Server と
System Center がセットになったプライベートクラウド、および大規模な
仮想データセンターに最適なスイート ライセンスです。単体ライセンス
よりも、お得な価格でご購入いただけます。
• CIS は、1 ライセンスから購入可能。1 ライセンスあたり 2 CPU まで使用いただけます。
利用環境の CPU 数に合わせてライセンスを購入ください。詳しくは、マイクロソフトの
ボリューム ライセンス ホームページをご覧ください。
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/
規模で選べる 2 つのエディション
CIS Datacenter
CIS Standard
ライセンスが割り当てられた
物理サーバーにおいて
無制限の仮想 OSE の実行と管理が可能
ライセンスが割り当てられた
物理サーバーにおいて
2 つの仮想 OSE の実行と管理が可能
Microsoft Windows Server 2012 R2
Datacenter
Microsoft Windows Server 2012 R2
Standard
Microsoft System Center 2012 R2
Datacenter
Microsoft System Center 2012 R2
Standard
Microsoft System Center
Windows Server 2012 R2、System Center 2012 R2 の詳細は次の URL をご参照ください。
http://aka.ms/jp/windowsserver
http://aka.ms/jp/systemcenter
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製品カタログ 2015 年 8 月版
●記載されている、会社名、製品名、ロゴ等は、各社の登録商標または商標です。●製品の仕様は、予告なく変更することがあります。予めご了承ください。
製品に関するお問い合わせは、次のインフォメーションをご利用ください。
■ インターネット ホームページ http://www.microsoft.com/ja-jp/
■ マイクロソフト カスタマー インフォメーションセンター 0120-41-6755(9:00∼17:30
■ マイクロソフト ボリューム ライセンス コールセンター 0120-737-565(9:00∼17:30
土日祝日、弊社指定休業日を除きます)
土日祝日、弊社指定休業日を除きます)
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
ご購入に関するお問い合わせは、マイクロソフト認定パートナーへ。
■ マイクロソフト認定パートナー
http://www.microsoft.com/ja-jp/partner/
〒108-0075 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー
5901-NOC1