自己点検・評価報告書(第六巻)の刊行にあたって 2011 年 10 月に設置された第 6 期自己点検・評価実施委員会では、委員会での点検・評価 の他に 5 つの部会を設け、それぞれの検討課題について個別の検討を行ってきた。その結 果を基に本報告書を纏めるとともに、2014 年 1 月に大学基準協会に対し大学評価の申請を 行った。これは、2007 年に同協会に対し大学評価の申請を行い、2008 年 3 月に「大学基準 協会の大学基準に適合している」との認証を受けて以来、2 度目の申請となる。今回の大学 評価においては、大学における「内部質保証システム」の構築がなされているか、すなわ ち大学が自ら必要な改善・改革を促し、大学の質の維持・向上が図られているかが主眼と されており、第三者評価以前の大学主体の自己点検・評価が実質的に機能しているかが問 われる内容となっている。こうした状況の中で、本学においても 2011 年 4 月に大学評価・ 研究支援室を設置し、自己点検・評価機能のいっそうの強化を図っている。 本学は 2016 年に大学創立 50 周年を迎える。本学建学の精神である「公正な社会観・倫 理観の涵養」は、約半世紀にわたり脈々と受け継がれ、今日においても教育理念の基軸と なっている。本学では、専門的な知識の修得だけでなく、国際性を身につけた、人間的に 優れた人材の育成を掲げ、実践してきた。その集大成として、「現代教養学部」の設置に向 け準備を進めている。こうした大学としての大きな節目に本報告書を刊行し、本学の実情 を広く社会に公表することにより、今後も教育・研究のさらなる発展を目指し、次の時代 に向かって努力を続けていく所存である。 最後に、大学評価の申請にあたり大学基準協会の関係者の方々から貴重な助言及びご指 導を賜ったことに感謝申し上げるとともに、本報告書の作成に携わった自己点検・評価実 施委員会の委員をはじめ、関係者に深甚なる謝意を表する。 2014 年 10 月 中央学院大学学長 佐藤英明 1
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