大阪市をなくすな!

大鵬市を鰭くす鰭15・lo市民大集会
住民投票で特別区報竃に反対投棄をI
5月17日に行われ溌民投票は、「大阪都構想」の是非を問うものではありません。大阪市をなくし
て、湾岸康や南区、東区など5つの特別区を設置することに賛成をするのか、大阪市をなくすことに反
対をするのかを問う住民投票です。これから子や孫の時代まで大阪市民として生きるのか、湾岸区民や
南区民などとして生きるのかを選択する極めて重要な住民投票で、第3の選択はありません。5つの特
別区が設置されれば137年の歴史をもつ大阪市はなくなり、権限と財産は大阪府に吸い上げられ、市
民のくらしは破壊されます。
湾岸区などの5つの特別区の設置についてよく分からないのは当然のことです。それは、世界に誇
る日本の大都市である大阪市をなくす必要が全くなく、特別区の設置も大阪市民が望んだものではない
からです0主権者である大阪市民に何の相談もすることなく、橋下市長や維新の会が勝手に決めた「大
阪市の廃止や特別区の設置」を住民投票で決めて下さい、こんな手法は民主主義でも市民自治でも何で
もありません。住民投票では必ず「特別区の設置」に反対投票をお願いします。大阪市をなくす理由が「よ
う分からん」という方は、住民投票で必ず、反対票を投じてください。一旦、大阪市をなくしてしまう
と後戻りはできません。住民投票での棄権は大阪市をなくすという選択です。
5月10日(日)午後1時30分から扇町公園にて、大阪市をなくす特別区の設置に反対する市民大集
会を開催します。多くの皆様の参加をお願いします。
大阪市を5つの特別区に分割
特別区
庁舎所在地
現行政区
人口 (万人)
東区
城東区役所
城東、東成、生野、旭 鶴見
68
北区
大阪市庁舎
北、都島、淀川、 東淀川
63
湾岸区
港区役所
港、此花、福島、大正 西淀川、住之江の一部
34
中央区
西成区役所
西成、中央、西、 天王寺、浪速
42
南区
阿倍野
阿倍野、住吉、東住吉
69
区役所
平野、住之江の一部
大阪市をなくすな!5・10市民大集会
住民投票で特別区設置に反対投票を!
○日時:5月10日(日)午後1時30分
○場所:扇町公田 皿天満駅から徒歩5分 地下鉄堺筋線扇町駅下車徒歩3分
萱主催:集会実行委員会 連絡先血∴00ー4792−8飾1
(集会等についての情報はフェイスブックをご覧ください)
租磨盲は特別区の轍竃に反対電すI
1大阪市をなくさんといてよ!
大阪市政が始まってから137年になりますo大阪は上方文化の象徴である文楽を育んできました。ま
た、1890年(明治23年)のコレラの大流行後、18鉱年に全国に先駆敬下水道建設を始め、翌年には
近代的な上水道の整備に着手し、1933年(昭和8年)には梅田と心意議問の地下鉄を開通させました。
これらは長い歳月に亘って築き上げてきた大阪市民の財産です。こうした文化や都韓盤の整備は大
阪市というひとつの自治体としてのコミュニティ(地域社会)によって成り立っています。
橋下市長“大阪維新の会ば「東の東京都、西の大阪都を作る」と言っていますが、これはうそです。
大阪府は大阪府のままで単に大阪市を消滅させ、5つの特別区に分割するだけです。そして、その特
別区の権限は行政レベルでは4段階も下がり、近隣の市よりもはるかに低い「机位の権限しかありま
せんo市民生活にかかわる事業などはすべて「大阪府」が行うことになります。
2市民財産の25%は大腰府のものに!
大阪都構想では、7兆6・857億円と言われている大阪市の財産の25%に相当する1兆9,113億円を大
阪府にタダで譲渡することになっていますoまた、年間303億円の経常利益(2013年度)を生み出して
いる地下鉄などの市民の財産が「大阪府」に継承されますoさらには市民・法人税、固定資産税などの
基幹税の75%は一旦大阪府に吸い上げられ、その一部を取られた後に特別区に配分されることになるた
め、特別区間での財源配分争いや財源不足が生じることは目に見えています。その結果、市民サービス
は切り捨てられることになります。
3電報効果は年1億円、コストは680億円
橋下市長・大阪維新の会は「大阪都構想による二重行政解消効果は4脚億円」と宣伝してきました
が、うそでしたoこの効果には地下鉄・市バスの民営化や住吉市民病院、スポーツセン久一、市民プ
ールの廃止などが含まれていたのです。こうした「効果」は大阪都構想とは何の関係がありません。橋
下市長が市民サービスの切り捨て政策として進めているものですoこれらを除くと、二重行政解消効果
領は年1億円しかありません。しかし、住民投票にかかるコストは9億円。これっておかしくありませ
んかoさらに、5つの特別区を整備するための初期費用などの再編コストが醐億円もかかることが分
かってきましなこうした新たなコストは大阪市民の負担となり、特別区の設置は全くのムダです。
4市民生活に露接した仕事は「一部事糠組合」へ一一一 _−
「特別区」が設置されると、市民生活にとって重要な仕事を「一部事務組合」で共同処理することにな
っています。具体的には、国民健康保険や介護保険事業、水道事業、住民基本台帳のシステム管理、児
童養護施設などの福祉施設の管理:さらには体育館、プール、テニスコートなどの市民利用施設の管理
ですoこうした仕事は特別区が行うのではなく、新たに作られる別の「役所」が行うことになっていま
す。
ですから、本来自治体ごとで判断できるはずの国民健康保険や介護保険料の引き下げなどの権限が特
別区にはないのですoこれでは「民意の反映」などできるわけがありません。