20 015 年度 年 能力 力強化研 研修 「公 公共財 財政管 管理(基礎 礎編) 」 7月 7 13 3 日(月 月)開催 催 募集 集要 要項 独立 立行政法 法人 国際 際協力機 機構 国際 際協力人 人材部 はじめに 近年、国際開発コミュニティでは公共財政管理(Public Financial Management、以下 PFM とする)の重要性に対する認識が強まっています。2013 年 1 月には世界銀行を含む 7 つの 二国間・多国間機関で構成する Public Expenditure and Financial Accountability(以下 PEFA とする)が PFM 改革のシークエンスに関するグッドプラクティス・ノートを取り纏めるな ど、新たな展開を見せつつあります。その背景には、途上国がミレニアム開発目標(MDGs) や国家開発計画に掲げられた開発目標を達成する上で、安定的かつ持続的な財政運営が 不可欠であり、そのためには財政規律の維持、戦略的な資源配分、効率的なサービスデリ バリーの実現のための制度・仕組みとして PFM が重要であるとの認識が広がっていること があります。 JICA では、JICA 事業の円滑な実施、援助効果及び開発効果の持続的な発現のため には、有償資金協力、無償資金協力、技術協力などすべてのスキームにおいて、事業実施 関係者が途上国の PFM が制度・仕組みとして適切に構築されているか俯瞰する目を養う 必要があると考えています。また、JICA 事業の円滑な実施や援助効果・開発効果の発現 にネガティブな影響を与える要因として PFM 上の問題が特定された場合、適切な「PFM を 見る目」がなければ、誤った PFM 像を相手国に求めてしまう可能性があり、このようなリス クを避けるためにも、先ずは相手国の PFM をバランス良く、かつニュートラルに俯瞰できる 必要があります。しかし、一つの国の PFM 改革の進度の観察には PFM に関する知識や経 験などが必要とされることから、多くの事業実施関係者にとっては難しい作業となっていま す。 そのため、今後、専門家等として途上国開発における公共財政管理(歳出、歳入、会計 ルール・執行改善、報告/透明性の向上、内部統制/内部監査、外部監査等)1の活動お よび調査を行う案件に携わりたい方々を対象として、途上国の公共財政管理の概念、公共 財政管理診断ツール及び診断の実際への理解を深め、途上国の現場でその国の公共財 政管理の状況を診断し、プロジェクトを形成・実施する能力を身につけることを目的として本 コースを実施します。 皆様のご応募をお待ちしております。 1 広義には、財政の視点を取り入れた地方行政分野も含む。 1 1.応募要件 本研修の応募者は、下記の全ての要件を満たす者とします。 (1)将来、専門家・調査団員等として JICA 事業に携わる意志があること。 (2)研修の全日程に参加可能であること。 (3)専門能力・経験:以下のいずれかを満たすこと。 ・途上国において通算 2 年以上の開発事業の実務経験を有し、公共財政管理分野及び公 共財政管理の視点を必要とする他分野における各種調査又は専門家等の業務に携わる ことを志望する方。(ガバナンスや公共財政管理以外の分野の者も歓迎します。) ・現在、国内にて会計や監査、地方財政など公共財政管理に類似した業務に携わっており、 今後途上国での関連分野業務への参入を考えている方。 ※ 語学力は応募要件とはしませんが、応募者多数の場合、本研修参加者が途上国で の業務に従事することを念頭に置いていることから、選考の判断材料とすることがありま す。そのため、保持している語学力に係る公的資格を、取得年月日が新しい順に必ず履 歴書に記載してください。 ※ 2015 年 12 月 21 日(月)-24 日(木) (※23 日除く 3 日間)に、5 年以上の実務 経験を有する方を対象に、 「公共財政管理(実践編)」を開催予定です。今回募集する 基礎編は PFM の知識を紹介する座学が中心となりますが、実践編はこれまでの業務で 直面した PFM にまつわる課題を持ち寄り、ワークショップ形式を中心に、研修を行う 予定です。ご関心をお持ちの方はそちらへの応募も併せてご検討ください。9 月中旬 を目途に、JICA の HP 上で募集開始します。なお実践編の応募にあたり、本基礎編の 受講を前提としません。 2.開催日時、募集人数 (1)開催日時: 2015 年 7 月 13 日(月)9:30-17:30(予定) (2)募集人数: 20 名 3.研修会場 JICA 市ヶ谷ビル 2 〒162-8433 東京都新宿区市谷本村町 10-5 TEL:03-3269-2911 FAX:03-3269-2054 4.応募方法 以下の(2)に記載されている提出書類を揃え、締切日までに JICA の運営している国際協 力キャリア総合情報サイト「PARTNER」(以下、「PARTNER」という。)から応募してください。 応募書類受付後、応募時に PARTNER で指定した本人連絡用の E メールアドレスに対し、 受領通知と共に受付番号を連絡します。応募後、3営業日以内に受領通知が届かない場 合は、4 ページ「国際協力人材登録に関するお問い合わせ先」までご連絡ください。 (1)PARTNER への登録 応募はすべて「PARTNER」経由で行います。応募にあたっては「PARTNER」に国際協力 人材登録(簡易登録不可)がなされていることが必須ですので、登録されていない方は まず「PARTNER」での人材登録を行ってください。登録手続きには本人確認のための必 要書類の郵送に要する日数も含めて約一週間かかりますので、締め切り直前の登録 は避け、できるだけ余裕を持って登録してください。 「PARTNER」の URL http://partner.jica.go.jp/ 【PARTNER 登録の注意事項】 ① 入力フォーム 4 ページ目「管理用」欄の冒頭に、「2015 年度能力強化研修」と明記してく ださい。 ② 同じく入力フォーム 4 ページ目「プロフィールの公開」欄で「希望する」を選択し、公開先に は必ず「JICA」を選択してください。 ※いずれも登録データの集計のために必要になりますので、忘れずに記入をお願いします (既に国際協力人材登録済みの方についても、「管理用」欄に記載してください。)。 (2)応募書類 以下の書類を JICA ホームページ(http://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html)か ら、各種様式の Word または PDF をダウンロードしてください。 3 ① 履歴書(PARTNER への登録にて代替) 最初の手続きになりますので、上記(1)のとおり、応募受付期間内にできるだけ余裕を もって登録してください。また、国際協力人材への登録後、応募に必要な「専門家履歴 書」を PARTNER 上で作成することができます。(履歴書への写真添付は不要です。) ② 推薦書 所属先のある方は、必ず所属先の研修参加の了承を得てください。推薦書が用意でき ない場合は、その理由を記載してください。自営の方や所属先のない方は不要です。 所属先において応募者ご本人が代表を勤めている方も必要ありません。 ③ 自己申告書 (3)応募 応募期間内に「PARTNER」の応募画面から応募してください。 ① 以下の URL から「PARTER」にアクセスし、画面右上の“ログイン”をクリックして PARTNER にログインします。 「PARTNER」の URL http://partner.jica.go.jp/ ② 上記(2)の応募書類を添付してください。 添付方法の詳細は、PARTNER 活用方法 (http://partner.jica.go.jp/resource/1425033220000/UsagePsnOrg/ForUsers.pdf) の「3.2WEB 応募を利用する」をご参照ください。 【国際協力人材登録に関する問い合わせ先】 独立行政法人国際協力機構 PARTNER 事務局 以下URL、PARTNERホームページの「お問い合わせ」からお願いします。 https://jica-partner.secure.force.com/inquiryEdit 5.応募締め切り 締切日: 2015 年 6月 1 日(月)12:00(正午) 4 6.選考結果の発表 応募書類を審査の上、2015 年 6 月 19 日(金)を目途に、下記の PARTNER のマイペー ジ上で合格者の選考番号を発表しますので、ログインしてご確認ください(書面による通知 は行いません)。なお、選考結果に関する個別のお問い合わせには一切お答え出来ませ んので、あらかじめご了承願います。 7.研修概要 (1)目的 ① 公共財政管理支援に関するポジションペーパー(JICA の公共財政管理支援に関す る JICA の現状認識、これまでの協力実績、協力コンセプト、今後の課題などを取り まとめたもの)を通じて、JICA の公共財政管理支援の現時点での基本的考え方を理 解する。 ② 実務的観点から、開発援助の国際場裏で議論される公共財政管理の概念及び構成 要素(歳出、歳入、会計ルール・執行改善、報告/透明性の向上、内部統制/内部 監査、外部監査等)を理解する。その際、「ハンドブック:途上国の公共財政管理 (PFM)を見る目」(2014 年 2 月)を使用した簡易に途上国 PFM 改革の進度の測り方 を紹介する予定。) ③ 途上国における公共財政管理支援の事例を理解する。特に実施中プロジェクトの枠 組み(Project Design Matrix (PDM)に代表される各種目標・指標の設定、投入、Plan of Operation、実施体制)、成果の具体的内容、技術移転の実際及び工夫を理解す る。 (2)研修日程 講義日時 講義・演習名 09:30-09:40 開講挨拶 09:40-10:00 自己紹介/プログラムオリエンテーション 10:00-10:30 JICA の公共財政管理支援の考え方 10:40-12:00 公共財政管理の概要 12:00-13:00 昼食 13:00-14:30 事例紹介 14:45-16:30 パネルディスカッション「PFM 改革を俯瞰するために何が必要か」(仮)* 16:45-17:15 意見交換・評価会 17:20-17:30 閉講挨拶 5 *パネリストとして、JICA 課題部、地域部の職員、プロジェクト専門家、三菱UFJリサーチコ ンサルティング坂野 太一主任研究員を予定しています。 ※ 講義時間は 9:30 ~ 17:30 を予定していますが、本日程は、暫定版のため変更の可 能性があります。 8.修了証の発給 全日程の研修を修了された受講者へ、研修修了証書をお渡しします。 9.資料代 資料コピー代として 2,000 円を徴収させていただきます。支払い手続きにつきましては、選 考結果発表後に受講者へご連絡します。 10.留意事項 (1)研修期間中の盗難、紛失、事故等については、JICA は一切責任を負いません。予めご 了承ください。 (2)円滑な研修運営に支障を来す恐れがあり、受講者本人や他の受講者の不利益になる と JICA が判断した場合は、その後の研修参加をお断りする場合があります。 (3)研修修了一定期間の後、研修後の国際協力事業へのかかわり等に関するフォローアッ プ調査をアンケート形式で実施しますので、回答にご協力願います。 (4)受講のため必要な経費は自己負担となります。また、宿泊先の紹介および斡旋は行っ ていないのであらかじめご了承願います。 以上 別紙: 様式 1 推薦書 様式 2 履歴書 様式 3 自己申告書 6 ―ご提出頂く応募書類の取り扱いについて― 提出書類は、選考の結果にかかわらず返却しませんので、あらかじめご了承願います。 【個人情報の利用目的】 当機構が収集した応募者の個人情報は、以下の目的で利用させていただきます。当機構 は、ご本人の同意を得ないで、この利用目的の達成に必要な範囲を超えて応募者の個人情 報を利用いたしません。 1.当機構が能力強化研修の受講者の選考を行うため 2.当機構の研修実施にかかわる、各種情報(セミナー・イベントやホームページの案内等)の 提供や連絡等を行うため 3.応募者についての統計、データ分析を行うため 4.研修の修了後、研修修了者へ能力強化研修の成果の活用状況について照会し、この結果 を統計データとしてまとめ、将来的な研修カリキュラム改善に活かすため 【個人情報の取扱いについて】 当機構は収集した個人情報を当機構の責任のもとで適切に管理し、研修の受講に至らなか った場合は、当機構の責任のもとで適切に廃棄致します。この場合、書類の返却は致してお りませんのでご了承ください。 【応募に関する問い合わせ先】 独立行政法人国際協力機構 国際協力人材部人材養成課(研修管理室) 〒162-8433 東京都新宿区市谷本村町 10-5 JICA 市ヶ谷ビル TEL: 03-3269-3471 E-mail: [email protected] 7
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