バレーボール部通信 松戸市立根木内中学校 紫電一閃 ~ 小澤 ~しでんいっせん~ 平成 26 年度第 20 号 翔 選手のインタビュー ~ JT サンダーズ公式 HP 抜粋 http://www.jti.co.jp/knowledge/thunders/index.html 大学入学して 1 年目はずっと雑用ばかりで「もう辞めてやろう」と思ってました(笑)。 試合に出るようになったのは、2 年生の春リーグの途中くらいから。最初は 2 枚替えでの出 場だったんですが、あるときちょうどライトで出ていたスタメンの選手の調子が悪くて。 第 1 セットを取られて、第 2 セットも 6 点差くらいつけられて負けていたんです。そのタ イミングでベンチから呼ばれて「よし、行け」と。当時、東海大学の正セッターだった深 津さん(現 JT セッター深津旭弘選手)にも「翔、お前マジ頑張れよ」みたいなことを言わ れて、「マジ無理です」って感じだったんですけど、結局フルセットで勝っちゃった。「あ れ、もしかして俺、ヒーロー?」みたいな(笑)。もう本当、そんな感じですよ。コートの中ではもう流れを変えるしか ないというか――必死だったですね、はい。そこからだんだん、レギュラーとして出場するようになっていきました。 大学ではやっぱり、キャプテンをやれたのがよかったです。周りを見ることができるようになったので。僕はどちらか というとプレーで示す方。試合中は声をかけるとか、全体に気を配ったりしてましたけど、練習中は何も考えてなかった です。とにかく全力でやる。絶対に手を抜かない。自分が頑張ってやっていれば、周りも ついてくるだろう、という感じでした。 だからガミガミと厳しくあたったりもしないんですけど、練習してるときはよく「怖い」と 言われます。「翔さんがいるところでレシーブに入ると怖くてミスできないです」とか言われま したね。ピリッとさせてるんでしょうね。そういうの、ヘラヘラ笑ってやりたくなかったんで。 練習のときは闘志が全面に出てるタイプだと思います。結構、負けず嫌いっていうのはありますね。 「178cm のスパイカーが V リーガーになるなんて」 。本心からそう思ってたんで、実際、V リーグに入ることはまった く考えていませんでした。最初に JT サンダーズからお話をいただいたときも信じられなくて。バレーボールは大学までに して、今度こそ本当に教員採用試験の勉強をしようと思っていたのに(笑) 。どうしようかな、という気持ちはありました ね。V リーグに入っても多分通用しないし、みんなから期待される分、裏切ったら恥ずかしいし申し訳ないしとか、いろ いろ考えて。でも、JT サンダーズ以外にもいくつかお話をいただいて……、そのうちに、少しずつ「行けるのかな、俺」 と思えるようになったんです。自分でもちょっとは役に立てるのかな、と。 でもあんまり僕のこと、期待しないでください。これはマジです。試合に出てきたら 「あいつ、ラッキーボーイだな」くらいに思っておいてください。僕としては、期待 されない方がモチベーションが上がるんですよね。周りを見返してやる方が性に合っ てるんで(笑) 。試合でも相手に対して「でっかい図体してるくせに、俺らに勝てない のかよ」とか思いながらやってますから。 小澤 翔:生年月日:1989/5/5 出身:静岡県 ポジション:センター、ライト(高校)ウイングスパイ カー(大学から V まで) 身長:178cm 最高到達点:340cm 出身校:東亜学園高校→東海大学 大会出場 歴:春高:2007 年(優勝)インターハイ:2007 年(優勝)国体:2007 年(3 位)全日本インカレ:2009 年(優勝) 、2011 年(優勝)
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