里地里山地域における持続可能なまちづくりモデル調査研究

別紙1
里地里山地域における持続可能なまちづくりモデル調査研究業務仕様書
1.目
的
自然と人間社会が共生する持続可能な社会を実現するため、地域資源を活かしたエネル
ギーの地産地消等による低炭素社会の構築及び地域の活性化を目指す。
2.施行場所
静岡市内
3.施行期間
契約日から平成 28 年3月 18 日(金)
4.業務概要
里地里山(中山間)地域における再生可能エネルギー等の普及を促進するため、先進事
例や技術革新、固定価格買取制度などの国の動向を踏まえ、住民発意による地域振興を軸
とした導入モデルを構築する。
5.業務内容
住民発意による再生可能エネルギー等の導入を促進するため、以下の業務を実施するこ
と。
(1)住民に対する説明会の実施(全2回)
説明会の実施に当たっては、全国各地のエネルギーの地産地消に係る最新の取組事例
等を紹介し、住民の再生可能エネルギー等の導入に対する意識醸成を図ること。
なお、事例等の紹介に当たっては、設備導入に伴うメリット(売電に伴う地域活性化、
地域の特産物への付加価値など)のみならず、デメリット(高額な設備導入費用、水利
権等の調整など)についても説明に含めること。
また、電力システム改革などエネルギーに関する最新の動向等についてもあわせて説
明するものとし、専門知識のない者でも分かりやすい説明とすること。
※
説明会の会場確保及び出席者の調整については、本市で行うものとする。
(2)モデル地区の選定支援
本業務の推進に当たっては、再生可能エネルギー等の導入に対し意識が高い地区を3
~5地区選定することを想定しているため、申請書類及び選定基準等の作成について支
援すること。
(3)モデル地区住民との打合せ(1回目)
導入モデルの検討に当たり、モデル地区内の意向を確認するため、モデル地区内の住
民との打合せを実施し、地域の目指すべき方向性を示すこと。
(4)モデル地区における賦存量調査の実施
(3)実施後、地域の目指すべき方向性を踏まえ、必要な賦存量調査等を実施するこ
と。
(5)導入設備等の検討
(4)実施後、固定価格買取制度などの国の最新動向を踏まえ、導入する設備の検討
を行うこと。
なお、設備導入の検討に当たっては、モデル地区の意向を踏まえること。
(6)資金調達及び推進体制等の検討
(5)実施後、設備導入に伴う資金調達の方法及び推進体制の検討を行うこと。
(7)モデル地区住民との打合せ(2回目)
(6)の内容を基に、モデル地区住民との打合せを実施し、導入モデル策定に伴う最
終調整を行うこと。
(8)導入モデルの策定
これまでの検討内容を踏まえ、翌年度以降の導入スケジュール、推進体制等を含めた
導入モデルを策定すること。
(9)打合せ・協議
本業務の実施に当たり、4回の打合せ・協議を行うものとする。
ただし、業務の遂行に当たり打合せ・協議が必要となる場合は、適宜実施するものと
する。
(10)その他
(3)及び(7)のモデル地区住民との打合せについては、モデル地区内で行うこと
とし、適宜実施するものとする。
6.スケジュール
別紙「スケジュール(案)
」のとおりとする。なお、スケジュールで示す期間については、
現時点での想定となっているため、打合せ等により変更となる場合がある。その場合は、
適宜スケジュールを変更するものとする。
7.成果品
(1)報告書(キングファイル形式) 2部
※ 報告書には、本市やモデル地区住民との議事録を含むものとする。
(2)電子データを収めたCD 2枚
8.その他
本仕様書に定めのない事項については、本市と協議の上決定する。