仕様書 - 奈良県

集客施設誘致・設置・運営可能性調査業務委託仕様書
集客施設誘致・設置・運営可能性調査業務委託仕様書
1.業務名
集客施設誘致・設置・運営可能性調査業務(以下「本件業務」という。)
2.委託の趣旨
奈良県では、奈良を魅力ある消費地とするために、意欲ある市町村と連携して、地
域ごとに主要な幹線道路沿いなど、地域をその特性に合ったゾーンごとに分け、その
ゾーンに適した集客施設(商業施設、観光施設、直売所、レストランなど)の立地に
向けた基本的な考え方を整理し、当該ゾーンにおける集客施設の誘致・設置・運営(以
下「誘致等」という。)の可能性を探るため調査を実施します。
なお、ここで得られる成果は、連携する市町村と共有するとともに、継続的に協働
して誘致等に取り組みます。
このたび、この調査業務を、より成果が得られる手法やノウハウ等を有し、より効
果的に実施できる事業者に委託しようとするものです。
3.業務内容
本件業務の内容は、以下のとおり。
なお、県では、集客施設の誘致等に意欲のある市町村と「協議会」を設置し、連携
して取り組むこととしており、本件業務の遂行にあたっては、協議会も有効に活用す
ること。
1)市町村への意向調査
県内の全市町村に対し、集客施設の誘致等に関する意向等について調査を行う。
必要に応じ、担当者へのヒアリングや現地の調査を行う。
・市町村内における商業や消費環境の現況
・誘致等を希望する集客施設の種類、業態
・集客施設の誘致等に係る候補地の状況
等
2)現況調査
上記1)の調査結果を踏まえ、各候補地について、各地域の人口分布、交通網、
消費の実態、他の集客施設の分布などを調査し、どのような業態等の集客施設の
立地が適しているかどうかを詳細に調査する。
3)集客施設の誘致等に係る基本構想の立案
奈良県全体を「魅力ある消費地」にする観点から、上記1)、2)の調査結果
や協議会の意向も踏まえ、地域特性ごとにゾーンを設定(3ゾーン程度)したう
えで、そのゾーンごとに活性化の方向性、ゾーンに適した集客施設の種類、業態、
採算性、誘致等に関する手法などを検討し、基本となる構想を立案する。
4)企業等への立地意向調査及びプロモーション
上記3)の基本構想をもとに、立地に適した集客施設等を運営等する企業等を
リストアップし、その進出にかかる意向や立地に必要な条件等について調査(1
ゾーン当たり10社程度、計30社程度)を行う。
また、立地に興味を示す企業に対しては、協議会と連携して誘致等に向けたプ
ロモーションを行う。
5)「協議会」における情報共有
・情報共有、協働の場である協議会への参加
・必要な資料の提供及び助言 等
4.打ち合わせ回数
県と受託者との打合せを月1回以上行うこと。なお、打合せの日時、場所につい
ては協議のうえ決定する。
5.委託期間等
契約日から平成28年3月25日まで
6.提出する成果物と提出期限
1) 成 果 物
〇 報告書(以下の内容を記載のこと)
・市町村への意向調査の結果
・意向を踏まえた各候補地の現況調査の結果
・集客施設の誘致等に係る基本構想(ゾーン設定、ゾーンごとの活性化の方
向性、ゾーンに適した集客施設の種類、業態、採算性、誘致等に関する手
法等)
・企業に対する進出意向や立地に必要な条件等の調査結果
等
2)提出期限 平成28年3月31日
7.委託条件
1)守秘義務等
県は、受託者が本件業務を遂行する目的にのみ使用することを条件に、これま
で行った検討・研究結果について、必要な限りにおいて提供するものとし、その
際には、受託者は県の指示に従い、適切に情報の接受、管理、廃棄等を行うこと。
受託者は、本件業務の遂行上知り得た情報は、本県業務遂行の目的以外に使用
し、または第三者に提供してはならない。
2)その他
本件業務の終了後、成果品に誤り等が認められた場合には、受託者の責任におい
て速やかにその誤りを訂正しなければならない。
本仕様書に記載されていない事項、不測の事態の対応等については、両者協議の
うえ決定すること。